今開催にオープン馬が出走できるレース(世代限定戦を除く)は、5月29日(日)の大雪賞と、6月5日(日)のスタリオンカップのふたつ。ともに次開催の6月19日に実施される重賞・旭川記念の前哨戦となります。ぜひご注目ください。
【第4回開催1日目】
5月28日(土)のメイン第10レースは、旭岳特別(B2級-1組・20:10発走予定)。出走9頭中に、前開催のつつじ特別(B2級-1組)を使われていた馬が7頭(1頭出走取消)おり、ほぼ再戦です。
つつじ特別の勝ち馬◎フクミツに引き続き期待します。5番人気と案外人気になりませんでしたが、鮮やかに逃げ切って、前々走のB2級-3組戦から2連勝を決めています。前走の再戦模様だけに、ここも勝ってB1昇級を決めそうです。
○アグリナデシコは、つつじ特別では第2障害離れた5番手クリアから猛追し、混戦の3着争いを制しました。B2昇級初戦でこれだけのレースができたのは自信になったはず。決め手を生かしてここも上位争い必至でしょう。
▲スピードフジはつつじ特別の2着馬。障害をさほど差のない4番手で越えただけに、この馬の能力を考えれば、差し切ってほしかったところ。雪辱なるでしょうか。
好位で流れに乗れさえすれば同7着△キタノオーロラの巻き返しも。アグリナデシコからコンマ7秒差4着だった△メトーイチバンも差はありません。
【第4回開催2日目】
5月29日(日)のメイン第10レースは、大雪賞(オープン・A1級混合・20:10発走予定)。前開催の五月雨特別(オープン混合)から6頭が参戦しておりほぼ再戦ですが、1、3着馬は不在となっています。
五月雨特別で今回のメンバー中最先着の2着◎コウシュハウンカイに注目。第2障害をほぼ同時に先頭で越えたニュータカラコマには徐々に引き離されたものの、今回不在の3着フジダイビクトリーには5秒6、4着トレジャーハンターには12秒9もの差をつけていることを考えれば、ここは負けられないところ。昨年9月以来となる、久々勝利のチャンスといえます。
○トレジャーハンターは、五月雨特別では障害ひと腰3番手クリアから詰めを欠いて4着とはいえ、悪くない走りでした。今回は同1、3着馬がおらず、相手関係が楽になるだけに、着順を上げてきそうです。
五月雨特別8着△オイドンは障害次第で巻き返してきそう。同6着△ホクショウユウキは障害のキレはよかっただけに、もう少し前で運べれば馬券圏内も可能でしょう。
【第4回開催3日目】
5月30日(月)のメイン第10レースは、黒岳特別(B2級-2組・20:10発走予定)。
◎ヒカルジャイナーは、シーズンをまたいで11戦連続連対中。今季初戦の前走B2級-4組混合戦(5月21日)では、第2障害を先頭で越え2着でしたが、格上B1級のコサカコブラに交わされてからも、しぶとく歩き切りました。2015年3月にはB1級-2組の特別戦で745キロで僅差3着がある戦歴を考えれば、特別戦の重量も不安なし。B2級限定の今回、主役の座は譲れません。
○ファイトガールは、前走のスーパートレーナー賞(5月23日・B級選抜)では結果5着でしたが、オープンからの降級馬アサヒリュウセイ(B1級)を負かしにいっての競馬で、むしろ評価を上げた印象。今回はB2級同士の戦いなら逃げ切りも視野に入りそうです。
▲ホクショウマックスは、前走のB2級-1組戦(5月23日)では1番人気に推されたものの、テンカムソウ(今開催からB1昇級)に競り負けて2着。勝ち味に遅い面は否定できませんが、特別戦に替わって、変わり身があるかもしれません。
△ホンベツイチバンは、スーパートレーナー賞で3着。詰めの甘さも見せず、障害を降りたポジションを守りました。もともとB級の特別戦では善戦傾向があるので、B2級の特別戦なら軽視は禁物でしょう。