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7/31ばんえい大賞典回顧

マルミゴウカイがタイトル奪取!

 31日(日)は重賞・ばんえい大賞典(3歳オープン)が行われ、単勝4番人気のマルミゴウカイが優勝。重賞初挑戦・初制覇を果たし、3歳戦線の主役に名乗りを上げました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.プレザントウェー 28.7
  2.マルミゴウカイ 8.8
  3.サクラダイチ 24.5
  4.ツルイテンリュウ 10.1
  5.アアモンドヒューマ 38.9
  6.ホワイトドラゴン 75.4
  7.ムサシブラザー 2.2
  8.キタノリュウキ 4.3
  9.グレースゴールド 40
 10.アラワシキング 4.2

 もともと波乱傾向にある一戦ですが、今回は重賞勝ち馬が1頭もいないメンバー構成となり、混戦に拍車をかけました。ヤングチャンピオンシップ4着で、とかちダービーを勝ったムサシブラザーが1番人気に推されましたが、どの馬にもチャンスがありそうというのがオッズからも見てとれます。三冠初戦を制すのはどの馬か、馬場水分1.9%のなか、注目のゲートが開きました。

 第1障害でグレースゴールドが多少もたつく場面もありましたが、道中は各馬ともゆったり運んで横一線。中間点過ぎからアアモンドヒューマがマイペースで進んだものの、他馬はほとんど差なく第2障害を迎えました。
 ひと息入れたのちに動いたのはホワイトドラゴンとキタノリュウキ。それを合図に、各馬が一斉に登坂を開始します。最初に抜け出したのは前記2頭で、やや遅れてマルミゴウカイ、サクラダイチ、ツルイテンリュウが続きました。
 そのなかからマルミゴウカイが抜群の末脚を発揮。一気に他馬を突き放し、残り20メートル付近で独走態勢を築きます。ツルイテンリュウ、ホワイトドラゴン、キタノリュウキは横並びの状態でこれを追い、残り10メートル付近でキタノリュウキが抜け出して2番手に浮上。ただ、そのころ先頭のマルミゴウカイはすでにゴール寸前。そのまま先頭でゴール線を突破し、圧勝で初タイトルを手にしました。7秒7差の2着にキタノリュウキ。さらに3秒3差の3着にはツルイテンリュウが入りました。

 マルミゴウカイは6月から6連続3着以内を続けていましたが、その充実ぶりを示す圧巻の勝ちっぷりで、三冠戦線に期待をつなぐ一戦となりました。父ダイエイヒーローは10歳まで息長く現役を続けただけに、今後の成長も見込めるでしょう。さらなる活躍が期待できそうです。

成績はこちら
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藤本匠騎手「思っていたよりずっと動きが良かった。初騎乗ですが癖を見ていたので、障害に重点を置きました。降りてからは大丈夫だと思っていました。まだ成長途中の3歳なので、これから体も大きくなるし楽しみですね」

7/31ばんえい大賞典予想 山崎エリカ

2016年7月31日(日)

過去の傾向から、ムサシブラザーが有力

 今年のばんえい大賞典は、フウジンライデンやホクショウディープ、ブルーオーシャンなど2歳シーズンの重賞ウイナーが不在。確かにこのレースは、実績馬よりもカイシンゲキやシリウスのようなとかちダービーの勝ち馬や、コウシュハクィーンやシリウスのようなハンデが軽い牝馬の活躍が目立つレースです。しかし、重賞ウイナー不在となると、それらを狙っても何の配当妙味もないです(´・ω・`)。

 これまでの傾向を踏襲するならば、とかちダービーの勝ち馬か、牝馬ということになります。昨年のシリウスのように、とかちダービー勝ち馬が牝馬だったらかなり信頼できるのですが、今年は紅一点で、とかちダービーでは障害で崩れたグレースゴールドのみが出走。となればとかちダービーの勝ち馬を信頼するしかないでしょう。

 よって、◎には3連勝で今年のとかちダービーを制したムサシブラザーを推します。近2走では5着、4着に敗れていますが、障害で崩れたわけではないので、大きく割り引く必要もないでしょう。重賞を勝つには必要な先行力と障害力を兼ね備えているので、ここは連対確保は濃厚と見ました。

 ○は、とかちダービーの2着馬キタノリュウキ。同馬はヤングチャンピオンシップとイレネー記念でともに3着の実績馬。障害は全く問題はないのですが、ペースが速くなると後方に置かれて前を捉えるのが難しい位置になってしまうのがネック。ただ、容易にはバテない強さがあり、高重量戦では崩れないので対抗にしました。

 ▲は、とかちダービーでは端コースでスムーズな競馬が出来ずの5着でしたが、目下3連勝中で勢いはナンバー1のアラワシキング。同馬はイレネー記念2着の実績馬で、字面の成績だけならば本命に相応しいかもしれません。ただ、これまでの重賞やオープンでは先行して結果を出せていないことや、今回もまた端コースというのが不安要素です。とかちダービーの上位馬を相手に先行策で挑んだ場合にどうか? また、位置取りが後ろ過ぎれば、前の馬が捉えられなかったり、他の後方勢の決め手に屈する可能性があります。やってみなければわからないグレー要素があるので3番手評価までとしました。

 あとは△に初めての重賞挑戦になりますが、勢いは上位のマルミゴウカイ。スピードタイプなので、馬場が軽いほうがいいタイプ。ただ、障害も悪くありません。前走が圧勝でしたが、ダメージがなければ一発あっても不思議ないでしょう。

 他では前走で復調の兆しを見せたヤングチャンピオンシップの2着馬ツルイテンリュウ。同馬は先行するようになってから好結果が残せていませんが、今回は伏兵の立場。ヤングチャンピオンシップのようにムサシブラザーを先に行かせて切れ味を生かす競馬ならば面白そうです。

 ◎ (7)ムサシブラザー
 ○ (8)キタノリュウキ
 ▲ (10)アラワシキング
 △ (2)マルミゴウカイ
 △ (4)ツルイテンリュウ

 馬複
 7-8,10 2000円
 7-2,4 1000円 計6000円

7/31ばんえい大賞典予想 荘司典子

2016年7月30日(土)

混戦で高配当狙い。軸はキタノリュウキ

 ばんえい大賞典はなかなか人気通りに決まらないレース。ちなみに過去5年の1番人気馬の成績を調べてみたところ2011年はニュータカラコマで3着、2012年ニシキエーカン4着、2013年ダイコクパワー4着、2014年ハクタイホウ2着、2015年キンメダル4着という結果。3連単もカイシンゲキが勝った2014年以外はすべて万馬券という波乱傾向にあります。そこに加えて今年はフウジンライデン、ホクショウディープ不在でますます混戦模様。高配当ゲットで逆転を狙いたいと思います。。

 軸は◎キタノリュウキ。重賞・ヤングチャンピオンシップ、イレネー記念ともに3着。フウジンライデン、ホクショウディープとの対戦成績を考えると当然浮上。とはいえ3連勝中のアラワシキングや、とかちダービーを勝ったムサシブラザーあたりがこのレースで受難の1番人気になりそうなので、勝ち切れないレースが続いているこの馬をあえて中心に。
 とかち皐月賞でキタノリュウキの3着だった○ムサシブラザー。その後、とかちダービーでは逆転勝利。ここを目標に調整しているということで、初重賞制覇も目の前。
 ▲はアラワシキング。鈴木恵介騎手とのコンビで3戦3勝。現在3連勝中の勢いは重視。イレネー記念ではフウジンライデンの2着の実績馬。大外10番枠がどうか?
 △プレザントウェーの前走は障害で膝を折ったのが敗因。とかち皐月賞では1番人気に推され、キタノリュウキの2着。
 △サクラダイチは2歳時ナナカマド賞でフウジンライデンの2着。近走の安定した成績は好材料。さらに前走の勝ち方が良かった△マルミゴウカイまでおさえて。
 北斗賞の予想は的中しましたが3連複370円という配当で取りガミ...。そろそろ大きく当てたいところです。◎○▲で決まるよりも、なるべく人気薄の△の馬たちが絡んでくれることを願って。

 ◎8キタノリュウキ
 ○7ムサシブラザー
 ▲10アラワシキング
 △1プレザントウェー
 △3サクラダイチ
 △2マルミゴウカイ

 3連単1頭軸マルチ
 8→1,2,3,7,10 100円 計6000円

7/31ばんえい大賞典予想 目黒貴子

とかちダービーを制したムサシブラザー

 なかなか難しい一戦である。この世代の重賞勝ち馬であるイレネー記念のフウジンライデン、ヤングチャンピオンシップを勝ったホクショウディープがともに回避で、さてどの馬からいけばいいのかしばらく悩んだ。
 ◎にはムサシブラザー。ここ2戦こそ5着、4着と馬券に絡んでいないが、差は2戦とも4歳以上の格上相手に小差。しかしその前は3連勝、特に3走前のとかちダービーを制しているのが心強い。あえて上のクラスの馬たちと戦ってきたのだとしたら(そしてその内容も上々なら)目標であるはずのこのレースは是が非でも結果を出したいところだろう。一気の斤量増加も克服可能とみる。
 勢いからいえば現在3連勝中の○アラワシキングだろう。しかし端枠。とかちダービーでも9番の端枠で5着と力を発揮できなかった感がある。そこからこの3戦でどれだけ力をつけたかがポイントでそれは実績からも力を肯定したいがなにせ端枠、どうしても◎は打てない。対抗まで。
 ▲はキタノリュウキ。こちらはとかちダービー2着、以降も格上相手に小差で好走している。また8走前のとかち皐月賞では1着となっており3歳限定のここでは自信をもっての出走となる。それ以降の勝ち星がないことは気になるが、実力的には充分戦えるのではないか。
 とかちダービー7着以降は4戦とも馬券に絡み好走を続けているサクラダイチ△、前走こそ障害で膝を折ってしまったがそれまでは安定した成績のプレザントウェー△、そして前走勝って勢いに乗りたいツルイテンリュウ△まで。

 ◎ムサシブラザー
 ○アラワシキング
 ▲キタノリュウキ
 △サクラダイチ
 △プレザントウェー
 △ツルイテンリュウ

 3連複
 7-1,3,4,8,10 600円 計6000円

7/31ばんえい大賞典予想 矢野吉彦

馬体も充実してアラワシキング

 北斗賞のフジダイビクトリー、もう1頭抜いてくれればよかったんですけどねぇ~。今イチ足りない私の勝負運を象徴するような結果でした。ウーム・・・・。

 さて、今週はばんえい大賞典。フウジンライデンとホクショウディープがいないので、ハッキリ言って混戦です。
 とかちダービーを完勝したムサシブラザーが有力候補なんでしょうが、920㎏台の小柄な馬。これから先の増量にどれだけ耐えていけるでしょうか? そのへんを考えて、別の馬に本命の印を打ちます。
 大外10番枠は不利かもしれませんが、ここはそれを承知の上でアラワシキングにしました。このところの連勝は充実の証し。前走では馬体重が1トンを超えてきましたから、今の状態なら増量も克服してくれると思います。
 相手は馬格のあるキタノリュウキ。とかち皐月賞を勝っているので、力はあるはずです。
 あとはムサシブラザー、プレザントウェー、サクラダイチ、ツルイテンリュウの順。もう1頭、マルミゴウカイもマークしておきます。
 馬券は、アラワシキングとキタノリュウキを1、2着にした3連単フォーメーション。3着の相手が5頭なので、1点600円での勝負です。

 ◎アラワシキング
 〇キタノリュウキ
 ▲ムサシブラザー
 △プレザントウェー
 △サクラダイチ
 △ツルイテンリュウ
 △マルミゴウカイ

 3連単
 10,8→10,8→7,1,3,4,2 600円 計6000円

 私にしては思い切った買い方でしょう? さぁ、これが吉と出るか凶と出るか。では、今回はこのへんで。

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