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8/28はまなす賞予想 矢野吉彦

復調気配、主戦に戻ってキンメダル

 「私らしくない予想」でばんえいグランプリが的中。やっぱり買い方に工夫を凝らすことは必要なのかな、と思っているところです。今回のはまなす賞も"脱・矢野流"で行ってみます。

 本命はキンメダル。今季はまだ連絡みしていませんが、前走の山鳩賞はまずまずの内容で3着。復調の兆しがありました。主戦の鈴木騎手が手綱を取るからには、それ以上の成績を期待したくなります。
 一方、バウンティハンターは今季好調。今回は端枠を引きましたが、雨が降って軽馬場になれば極端な不利はなくなる傾向にあり、軽視は禁物です。
 馬券はキンメダル1頭軸の3連複流し。全部で6頭に印を付けましたが、相手はバウンティハンター、タキニシサンデー、マルミゴウカイ、コウリキの4頭に絞って6点にまとめました。ウイニング競馬の"吉沢流"作戦です。人気が偏ると、結果によっては元が取れない可能性もありますが、これでいいでしょう。では、今回はこのへんで。

 ◎キンメダル
 〇バウンティハンター
 ▲タキニシサンデー
 △マルミゴウカイ
 △コウリキ
 △シリウス

 3連複1頭軸
 2-9,4,1,3 1000円 計6000円

8/28はまなす賞予想 斎藤修

2016年8月26日(金)

4歳の好調馬バウンティハンター

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 今シーズンここまでの重賞では、古馬ではばんえい十勝オッズパーク杯こそ6番人気のオイドンが3着に入ったが、その後の旭川記念、北斗賞、ばんえいグランプリと、すべて3着以内は4番人気以内での決着。人気馬を絞ってどう組み合わせるかという選択で、その狙いはまったく当たっているのだが、ちょっとのところが狂ってここまで的中なし。
 一方で、世代限定の重賞では、柏林賞は断然人気のセンゴクエースが勝ったものの、最低人気のイノリノチカラが3着。ばんえい大賞典も1、2番人気馬が馬券にからまずという波乱の結果。そしてセンゴクエースが出てこないここも荒れると見て、ばんえい穴狙いの定石、3連単1頭軸のマルチで。

 ◎9バウンティハンター
 ◯2キンメダル
 ▲1マルミゴウカイ
 △7サクラダイチ
 △4タキニシサンデー
 △8キタノリュウキ

 3連単1頭軸マルチ
 9→1,2,4,7,8 100円 計6000円

今週の見どころ(8/27~8/29)

 8月28日(日)のメインには、3歳・4歳混合による重賞・はまなす賞が組まれています。3歳と4歳でハンデ差は基礎重量の10キロしかなく、キャリアで勝る4歳が断然有利かと思いきや、過去5年では、3着以内に入った15頭中、3歳が6頭と健闘を見せています。今年は、昨年3歳でこのレースを制したコウリキが1993、94年のコーネルトップ以来となる連覇なるのか注目です。

帯広競馬場でのイベントはこちら
DASH心斎橋場外発売所(8/29)でのイベントはこちら

【第10回開催4日目】
 8月27日(土)のメイン第10レースは、不知火特別(A1・A2級決勝混合・20:10発走予定)。A1・A2級-1組混合(8月22日)、A1・A2級-2組混合(20日)の両予選上位馬による一戦です。
 注目は1組混合予選で2着と好走した◎ダイコクパワー。台風の影響で馬場水分3.2%の軽馬場が懸念されたか、ブービー人気でしたが、悠々と逃げると、ホクショウサスケにこそ差されたものの連対を確保しました。軽馬場の平場戦でこれだけの走りができたのは収穫。3走前のしし座特別(8月8日・A1・A2級-2組)4着など善戦傾向があるA1・A2級混合の特別戦なら、勝機ありとみます。
 ○カイシンゲキは、1組混合予選では4着。障害で後手を踏み離れた7番手クリアながら鋭く伸びてきました。今季、A1・A2級混合の特別戦では、5戦してすべて4着以内。特別戦のペースは歓迎といえます。
 ▲フェアリードールは、しし座特別2着、2組混合予選3着を含む近4走すべて勝ち馬からの差は1秒台という惜敗で、ひと踏ん張りきけば久々の勝ち星を手にする可能性も十分。障害力に加え、スピードもあるので軽めの馬場も向く印象です。
 △アオノレクサスは、1組混合予選では障害2番手クリアから詰めを欠き5着。得意の軽馬場で結果が出なかったのは残念でしたが、ペース次第で前残りがありそうです。

【第10回開催5日目】
 8月28日(日)のメイン第10レースは、重賞・第28回はまなす賞(3歳・4歳混合・20:10発走予定)。3歳、4歳世代で唯一のオープン馬センゴクエースの登録はなし。A2、B1、B2、B3級の混合戦で、ハンデ差は最大30キロとなっています。
 4歳の前哨戦・山鳩賞(8月7日・4歳オープン)は断然人気のセンゴクエースが第2障害で転倒し最下位に敗れる波乱の結果。同レース3着の◎キンメダルに注目します。4歳一冠目・柏林賞(7月3日)9着など今季は障害で苦戦するレースの連続。しかし近4走では立て直され、前走山鳩賞が3着と復調は明らかでしょう。3歳三冠のばんえい菊花賞、ばんえいダービーとも2着という実績を考えれば、そろそろ勝ち星をつかむかもしれません。
 ○バウンティハンターは、山鳩賞では第2障害2番手クリアから先頭に立ちかけたところ、決め手あるアスリートの強襲に遭いましたが、同じく2着だった柏林賞(勝ち馬はセンゴクエース)と同様、障害はひと腰で切っていた巧者。今回は両レースの勝ち馬が不在なら、巻き返して当然でしょう。
 ▲コウリキは、柏林賞、山鳩賞とも8着と精彩を欠く走り。とはいえ、3歳三冠ですべて3着、昨年のはまなす賞では、強烈な決め手を発揮し勝利している実力は確か。ここも障害次第ということになりそうですが、一発を秘めています。
 △タキニシサンデーは、柏林賞、山鳩賞とも障害を2番手以内で越え4着に善戦。終いの踏ん張り次第では前残りに警戒が必要でしょう。
 3歳の前哨戦・ばんえい大賞典(7月31日)は、△マルミゴウカイが障害3番手クリアから楽に抜け出して、重賞初挑戦での制覇を果たしました。ただ、同レースには2歳シーズンの重賞勝ち馬が1頭も出走していなかったことを考えると、4歳のトップクラスが相手のここで強気にはなれません。

【第10回開催6日目】
 8月29日(月)のメイン第10レースは、H2Oフレンドシップ特別(B1級-1・2組決勝・20:10発走予定)。B1級-1組(8月21日)、B1級-2組(22日)の両予選上位馬による一戦です。
 直近のB1級特別である前開催のデネブ特別(B1級-1・2組決勝)は、ホクショウサスケが長くいい脚を使い完勝していますが、同馬は今開催からA2へ昇級。それなら同2着で1組予選3着の◎マゴコロが注目を集めそう。今季、B1級の特別戦には2度出走してともにホクショウサスケの2、2着。早めに障害を越えながら、ひと押し不足で勝利を逃していますが、その強敵不在の今回は勝ち星をつかむでしょう。
 ○コウシュハクィーンは、2組予選では、逃げるカツオーカンを、第2障害2番手クリアから早めに捕えて完勝。降級による相手緩和と、障害で腰の入りがよくなったことで、昨季まであった勝ち味の遅さを払拭しています。マイペースの逃げに持ち込めれば、連勝も十分。
 ▲ファイトガールは、1組予選の1着馬。逃げるサカノテツワンを2番手から追いかけ、ゴール線上で捕えての今季B1級初勝利。軽馬場が向いた感はあるものの、ひと押し不足の近況を打破する価値ある勝利でした。ここは逃げの一手でしょう。
 2組予選の2着馬△カツオーカンは、詰めに課題がありますが、デネブ特別で3着と好走。押さえには必要です。

今週の見どころ(8/20~8/22)

2016年8月19日(金)

 8月22日(月)には、今年で区切りの10回目となる「JRAジョッキーDAY」が実施されます。当日は、JRA現役騎手が帯広競馬場へ来場し、エキシビションレースへの騎乗や、レース協賛などで盛り上げます(詳細はこちら)。

川崎競馬場(8/21・22)でのイベントはこちら
琴似駅前場外発売所(8/21)でのイベントはこちら

【第10回開催1日目】
 8月20日(土)のメイン第10レースは、ベガ特別(B2級-1組・20:10発走予定)。今週は、B2級の特別戦が2鞍組まれていますが、こちらは好調馬揃いの1組です。
 直近のB2級-1組特別戦・ユリウス特別(7月23日)の勝ち馬フクトクは回避したものの、7頭中4頭が同レースを使われていました。
 注目はユリウス特別6着の◎ウメノスピード。B2昇級初戦がいきなり1組の特別戦と見込まれましたが、障害もスムーズで着順ほど悪くないレースでした。続く前走のB2級-3組戦では障害3番手クリアから抜け出して楽勝。このクラスの特別戦も2度目なら変わり身がありそうで、障害力を生かす積極策で上位をうかがいます。
 ○オレモスゴイは、5連勝でB2へ昇級して以降勝ち切れなくなり、4走前のルビー特別(7月16日・B2級-1・2組決勝)は3着で、3走前のユリウス特別が4着。しかし、続くB2級-1組、2組戦を連勝して、クラス慣れを感じさせます。決め手はあるが、障害次第というタイプ。特別戦に替わることがプラスとは言えませんが、連勝の勢いを買います。
 ▲カネサエイショーは、今季B2級の特別戦に2度出走して、ルビー特別が5着で、ユリウス特別では3着。勝ち切るまでの凄味はありませんが、ひと押しきけば連争いに加わってきそうです。
 △ヨシノイチバンヒメは、ユリウス特別で8着。テンに置かれる面が出てしまい見せ場がありませんでした。しかし、特別戦の流れのほうが合うはずで、巻き返しがあるかもしれません。

【第10回開催2日目】
 8月21日(日)のメイン第10レースは、アルタイル特別(B2級-2組・20:10発走予定)。前走がB2級戦だった6歳以上の6頭と、山鳩賞(4歳オープン)組の4歳馬3頭が争います。
 6歳牝馬◎アグリナデシコに注目します。競走除外明け初戦こそ9着でしたが、続くB2級-2組、2組戦とも障害をひと腰クリアから1、2着。負けた前走も、末脚切れるオレモスゴイと互角の追い比べの末、コンマ1秒先着されただけという、勝ちに等しいレース内容でした。B2級の特別戦では3着が最高ですが、2組と相手が手ごろな今回は、勝機も十分ありそうです。
 山鳩賞組の4歳馬では、○イノリノチカラに期待します。格上馬も相手だった前走こそ6着でしたが、それまでB2級-3組、1組戦と2連勝していた実力馬。B2級の特別戦へは初出走ですが、山鳩賞から20キロ軽くなる660キロで、しかもB2級でも2組なら勝っても驚けません。
 ▲ライデンティダは、アグリナデシコと同じ前走B2級-2組戦(8月15日)が5着。とはいえ、変わらず障害での腰の入りもよく、上位馬との差は仕掛けが遅れた分でしょう。前々走で今季初勝利を挙げ、体重も増加傾向。調子は上向きの印象を受けます。
 △レインボーライデンは、B2昇級後が6、4着ですが、決め手の差が出ているだけで、内容は悪くありません。障害力が生かせる特別戦で変わり身があるかもしれません。
 △ユウトウセイは、前走B2級-1組戦で4着。平場戦でも特別戦でも勝ち切れませんが、相手が楽になったことで上位食い込みが期待されます。

【第10回開催3日目】
 8月22日(月)のメイン第10レースは、第10回JRAジョッキーDAY記念(オープン混合・20:10発走予定)。前開催で重賞・ばんえいグランプリ(8月14日)を使われた馬が5頭いますが、1、2着馬は不在となっています。
 注目は別路線組でA1級の◎トレジャーハンター。昨季はオープン-1組の特別戦で勝利し、準重賞・ウィナーズカップでも2着があるバリバリのオープン馬でした。前走のA1・A2級決勝混合戦(8月14日)では断然人気に推されながら2着も、逃げて、勝ち馬にわずかコンマ4秒差されただけの惜敗。トップハンデでもこの馬のレースはできていました。今回は相手強化ですが、ハンデが楽になります。今度こそ逃げ切りがあるかもしれません。
 ○オイドンは、ばんえいグランプリの5着馬。障害次第の面があるため、前走より100キロも負担重量が軽くなることが何よりの好材料です。出走機会で3戦連続3着以内と安定している特別戦なら巻き返しがありそうです。
 ▲コウシュハウンカイは、ばんえいグランプリでメンバー中最先着の3着。逃げたものの、ややオーバーペースだったか、詰めを欠きました。今回はトップハンデの730キロで、楽な展開は望めませんが、この馬の地力を考えれば軽い評価は禁物です。
 ばんえいグランプリ4着△フジダイビクトリーが続きます。重賞でも特別戦でも善戦続き。ややズブい面が出てきた印象もありましたが、前々走のオッズパーク賞サマーカップ(オープン)では、逃げて2着し今季初連対。調子は悪くありません。
 △ソウクンボーイは、オープンからの降級馬。B2スタートの今季はやはり力が違い、13戦8勝、2着4回、3着1回の快進撃で、A1までクラスを戻してきました。ただ、オープン-2組で善戦止まりだった昨季を考えると、相手強化となるここが試金石になりそうです。

ばんえいグランプリ 予想結果

2016年8月15日(月)

矢野:3連複6-7-8 2000円的中! 収支+3,000円
目黒:3連複6-7-8 600円的中! 収支-3,300円
須田:ハズレ 収支-6,000円
山崎:ハズレ 収支-6,000円
荘司:ハズレ 収支-6,000円
斎藤:ハズレ 収支-6,000円


【集計】投資額 6,000円×6R=36,000円

矢野  -11,500円
須田  -25,650円
山崎  -30,800円
目黒  -31,080円
荘司  -31,920円
斎藤  -36,000円

紅組 -93,800円
白組 -73,150円

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