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今週の見どころ(8/2~8/4)

2014年8月 1日(金)

 8月10日(日)に行われる今季最初のBG1競走・ばんえいグランプリファン投票結果が発表されました。今年3月のばんえい記念を制したインフィニティーが中間発表時の順位を守り1位で、以下、オイドン、キタノタイショウ、クロフネオーザン、トレジャーハンター、アオノレクサス、ニュータカラコマまでの上位7頭に、ファン選出馬を除いた番組賞金上位3頭(ホッカイヒカル、フジダイビクトリー、ホクショウユウキ)を加えた10頭が出走権を獲得しました(回避馬が出た場合はファン投票次点の馬が繰り上がり)。夏の頂上決戦にご期待ください。

帯広競馬場でのイベントはこちら

 8月2日(土)のメイン第10レースは、とかちえぞまつ特別(オープン・A1級混合・20:10発走予定)。オープン4頭、A1級5頭が争います。
 オープンの4歳馬オレノココロは2走前に、こと座特別(オープン・A1級混合)で勝利。第2障害を降りたのは3番手でしたが、前を行くトレジャーハンター、アオノレクサスを鮮やかに差し切って、力の違いを見せつけています。続く前走の重賞・はまなす賞(3歳・4歳混合)は4着でしたが、最大60キロ差のトップハンデながら2秒7差は負けて強しという印象を残しました。今回は2走前と同条件なので、巻き返してくるでしょう。
 オープンの5歳馬ニシキエーカンは今季2度重賞に出走し、旭川記念2着、北斗賞4着と善戦しています。前走のオッズパーク賞サマーカップ(オープン)でも4着でしたが、軽馬場(馬場水分4.6%)で、詰めに課題があるアオノレクサスが2着に粘るなど追い込み馬には厳しい流れながらも、5秒2差まで押し上げてきました。勝ち切れない面はありますが、A1級混合の今回は主役を張れる1頭です。
 ホリセンショウは、ばんえい十勝オッズパーク杯、旭川記念、北斗賞がいずれも7着でしたが、特別戦のほうが安定した成績を残しています。障害巧者でもあり、格下相手のここは大崩れなくまとめてくるでしょう。
 A1級の5頭では、こと座特別3着のナナノチカラが有力。ゴール前が混戦になれば決め手が生きるかもしれません。

 8月3日(日)のメイン第10レースは、デネブ特別(A2級-1組・20:10発走予定)
 前開催のA2級特別は、A1級との混合だったルビー特別。そのレースで第2障害3番手クリアから抜け出し勝利を収めたセイコークインに引き続き注目できそう。賞金別定5キロを課せられていましたが、まったく問題にしませんでした。同2着クロフネオーザンは次週の重賞・ばんえいグランプリへ出走予定のためここには不在だけに、連勝が濃厚といえます。
 クインフェスタはルビー特別ではセイコークインから4秒0差の3着でしたが、続く前走A1・A2級決勝混合では障害2番手から長くいい脚を使い差し切っています。相変わらず障害ではもたつく面が見られますが、いざ越えてしまえば、決め手で突き抜けるシーンもあるかもしれません。
 グランドペガサスは前開催のビッグウエイトカップ(3歳以上重馬体重馬選抜)で逃げ切って勝利。近5走が1、9、1、8、1着と安定感を欠きますが、障害さえすんなり抜ければ、前走の再現もありそうです。
 ルビー特別では8着と敗れたホンベツイチバンですが、本来は障害巧者だけに立て直しを期待したいところでしょう。

  8月4日(月)のメイン第10レースは、北海道競馬記者クラブ特別(B2級-1組・20:10発走予定)
 前開催のしし座特別(B2級-1・2組決勝)でも強烈な末脚を見せつけたキタノサムライが3連勝を目指します。3走前の文月特別(B2級-1・2組決勝)での2着は、第2障害で体勢を崩してしまい末脚の切れだけで連対を果たした格好でしたが、近2走は障害もしっかりこなしており、完勝といえる内容。賞金別定5キロ増もさほど影響ないはずです。
 相手探しが難解ですが、その筆頭はイワキでしょう。B2級平場戦で3連勝中と絶好調。特別戦には久々の出走となりますが、障害巧者だけにいきなり好勝負が望めそうです。
 ハイセイウンは今回がB2昇級初戦ですが、このところ障害が安定してきており、特別戦でも上位争いできそう。
 文月特別の勝ち馬ジャングルソングは、キタノサムライが障害で崩れたときには頭も考えられます。
 フクミツメンコイワタシらは特別戦では割引きが必要かもしれませんが、好調さは侮れません。

はまなす賞 予想結果

2014年7月28日(月)

斎藤:3連単4-8-6 100円的中! 収支-2,670円
須田:ハズレ 収支-6,000円
矢野:ハズレ 収支-6,000円
山崎:ハズレ 収支-6,000円

【ここまでの集計】
投資額 6,000円×5R=30,000円

須田 -12,240円
矢野 -19,160円
斎藤 -24,050円
山崎 -30,000円

7/27はまなす賞回顧

コウシュハウンカイ4歳の意地を見せる!

 27日(日)は重賞・はまなす賞(3、4歳オープン)が行われ、2番人気の4歳馬コウシュハウンカイが優勝。ばんえい菊花賞以来となる重賞2勝目を挙げました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
1.ホクショウメジャー 62.4
2.ダイコクパワー 9.4
3.カンシャノココロ 78.8
4.コウシュハウンカイ 3.4
5.キサラキク 24.5
6.コウシュハクィーン 3.9
7.ブラックニセイ 65.0
8.カイシンゲキ 3.3
9.オレノココロ 4.9
10.ソウクンボーイ 85.2

 地力にまさる4歳馬か、ハンデが魅力の3歳馬か。どちらに主眼を置くか判断に迷うメンバー構成となりましたが、結局は11戦連続3着以内の3歳馬カイシンゲキ(670キロ)が1番人気。ほとんど差なく4歳馬のコウシュハウンカイ(710キロ)が続き、やや離れて4歳牝馬のコウシュハクィーン(680キロ)というオッズに。この重量差が、馬場水分4.8%という軽めの状態でどのように影響してくるかが焦点となりました。

 軽い馬場もあって、道中は息の入らない展開。障害中間点を過ぎてようやく脚を止める馬も出てきましたが、半数近くの馬がノンストップで第2障害下までたどり着きました。
 ひと呼吸入れて仕掛けたのはコウシュハウンカイで、ほぼ同時にカイシンゲキ、オレノココロも登坂を開始。それを見て、他馬も動き始めます。しかし、カイシンゲキとコウシュハウンカイが抜群のかかりを見せて突破。1度ヒザを折ったオレノココロもすぐに立て直し、この3頭が横並びで障害を下っていきました。やや離れてコウシュハクィーンもクリアし、勝負の行方はこの4頭に絞られました。
 軽量にモノを言わせてカイシンゲキが逃げ切りを図りますが、コウシュハウンカイも4歳馬の意地を見せるかのように食い下がります。そして残り20メートル付近から徐々にカイシンゲキの脚いろが鈍り、一歩ごとにコウシュハウンカイが差を詰めると、残り5メートルで完全に併走状態に。こうなれば底力にまさるコウシュハウンカイ。最後はきっちり1秒差をつけて、2つめのタイトルを手にしました。障害を下りてからジワジワと脚を伸ばしたコウシュハクィーンが2着から1秒1差の3着に入り、人気サイドでの決着となりました。

 最後はまさに底力。4歳世代を牽引してきたコウシュハウンカイが、小差で敗れた前走・柏林賞のうっぷんを晴らすかのように快勝しました。トップハンデではなかったものの、今回もそれなりに課せられた中での快勝劇。軽い馬場ながら軽ハンデ馬をきっちり捕らえきった内容も良く、レース運びに安定感が出てきた印象も受けました。今後もその安定感を武器に、重賞戦線で好勝負を演じてくれることでしょう。

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藤本匠騎手「ハンデもあって苦しい展開でしたが、最後はなんとか交わしてくれました。切れを生かすというより、ジワジワと力強く歩くタイプですので、あまり雨は降ってほしくなかったですが、今日はうまく時計を出してくれましたね。次からオープンの格付けになります。急いで結果を出すというよりは、オープンの中で勝ち進めるよう成長させていきたいと思っています」

7/27はまなす賞予想 山崎エリカ

2014年7月27日(日)

カイシンゲキの快進撃に期待

 3歳馬vs4歳馬のはまなす賞。当然、経験豊富な4歳馬優勢の傾向にありますが、今年は柏林賞の3着馬ナナノチカラが回避。また、柏林賞の勝ち馬ダイコクパワーは前走で見どころのない10着大敗。また、柏林賞の2着馬コウシュハウンカイも1開催休ませてからの出走となることから、目標はおそらくこの先のはず。8分のデキでも通用するほど甘い相手でもないので、今年は3歳馬でも十分チャンスがあると見ました。

 ◎は、イレネー記念の上位2頭回避で、出走権を手に入れたカイシンゲキ。この馬は2歳時の成績がイマイチで特別戦にも出られませんでしたが、今ジーズンは絶好調で初戦3着のあとは8連対とまさに快進撃。苦手な障害を克服して、急激に力をつけました。重賞未経験のこの馬を本命にするのは、ばんえい競馬を知らないような初心者くさい行為ですが、軽馬場の重量670㎏ならばアッサリ克服しても不思議ではありません。

 ○は柏林賞4着のコウシュハクィーン。柏林賞では障害を降りるまでセフティリード出来なかったために1番人気を裏切りましたが、前走成績もまずまずで巻き返しに期待したくなる馬です。▲はトップハンデ720㎏を背負いますが、その重量が示すように一番格上のオレノココロ。柏林賞は5着でしたが、前走のオープン戦で1着と完全復調を示す内容でしたので3番手評価としました。

 △にイレネー記念の3着馬キサラキク。この馬は徐々に調子を取り戻しているし、重量もメンバー中でもっとも軽い660㎏。大レースは得意舞台なので、穴馬として馬券に大いに仕込みたい一頭です。他では柏林賞の勝ち馬ダイコクパワー。前走は柏林賞で激走した疲れもあったのでしょう。トップスピードは抜群の馬だけに、障害さえ手間取らなければ上位争いが可能です。あとはナナカマド賞を勝ったときと同じ1コースで、自分のペースの競馬が出来れば面白いホクショウメジャー。近走成績もまずまずで、コウシュハウンカイを買わない前提で馬券を組み立てたら、ホクショウメジャーに行き着きました。

 ◎ (8)カイシンゲキ
 ○ (6)コウシュハクィーン
 ▲ (9)オレノココロ
 △ (5)キサラキク
 △ (2)ダイコクパワー
 △ (1)ホクショウメジャー

 馬複
 6-8 1500円
 8-9 1000円
 8-5,2,1 500円 計1500円
 3連複
 8-6,9,5,2,1 200円 計2000円

7/27はまなす賞予想 須田鷹雄

2014年7月26日(土)

雨のやや軽でコウシュハクィーン

 簡単そうで難しい世代限定戦。現4歳馬については丸2年予想しているわけだが、その間にコウシュハウンカイとコウシュハクィーンの二択だけでもさんざん間違えてきたような気がする......。

 それはそうと、天気予報は土日とも雨。降水確率は控えめなのでそれほど量は降らないのかもしれないが、ある程度馬場は軽くなるだろう。

 軽めの馬場というと、「コウシュハ二択」では◎コウシュハクィーンのほうだろう。この馬の場合、丸っきりの軽馬場というより「やや軽」くらいがちょうどよいようにも思え、いまの予報だとそのくらいになってくれる可能性もある。

 相手は今回人気になりそうな○コウシュハウンカイに加え、3歳ならこの馬だろうと思える▲カイシンゲキ、穴っぽいところで最軽量+先行力もある☆キサラキク。

 ◎とこの3頭で3連単の1,2着部分を組み、柏林賞より重量が増える△ダイコクパワーとその柏林賞を見てもハンデが厳しい△オレノココロは3着までの前提とする。

 ◎6コウシュハクィーン
 ○4コウシュハウンカイ
 ▲8カイシンゲキ
 ☆5キサラキク
 △2ダイコクパワー
 △9オレノココロ

 3連単
 6→4,5,8→2,4,5,8,9 300円 計3600円
 4,5,8→6→2,4,5,8,9 200円 計2400円

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