ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
カレンダー
リンク
おすすめコンテンツ

« 2013年 | メイン | 2015年 »

2014年 アーカイブ

<<前へ 1112131415161718192021

9/14銀河賞予想 矢野吉彦

セイコークインから総流し

 天高く馬肥ゆる秋。ばんえい競馬はいよいよこれからおもしろくなっていきます。重賞予想合戦も中盤戦に突入。ただし当分は、順位云々より、赤字解消を目指して頑張らなきゃいけませんね。

 さて今回は、混戦続きの4歳馬限定戦、銀河賞。柏林賞の時にも書きましたが、とにかくこの路線では1番人気馬が苦戦しています。ここは、堅実味のあるコウシュハウンカイがオレノココロと並んでトップハンデになったこと、絶好調のクインフェスタが10番枠に入ったこと、ホクショウサスケやイッキフジが勢いに乗って臨んできたことなどが相まって、ますます混戦に拍車がかかっているようです。うまいこと柏林賞を当てた私ですが、どうやって買ったらいいか、ふだん以上に頭を悩ませています。
 いろいろ考えると、バッサリ消せる馬がいないんですよ。柏林賞の時のようにボックス馬券を買いたいのですが、どうにも絞りきれません。そんな時は、思い切って軸馬を決めての総流し作戦。柏林賞で勝手に「1番人気候補」の1頭に挙げたセイコークインから流してみます。
 負けるときはサッパリの馬ですが、それ以外はとても堅実。このところ7戦続けて連対を果たしています。この馬を買うなら、コウシュハクィーンを買ったほうがいいんじゃないの?という方もいらっしゃるでしょうが、なんとなくこっちのほうが分がいいような気がしているもので。
 ということで、まずはセイコークインからの馬複総流しを400円ずつ。それに、同馬を頭にした馬単を200円ずつ流します。残った600円で同馬の複勝を押さえておきましょう。
 ◎は付けたけれど、〇や▲がいないレース。でも、敢えて印を付ければ、以下の通りです。では、今回はこのへんで。

 ◎8セイコークイン
 〇5コウシュハクィーン
 ▲9オレノココロ
 △4ダイコクパワー
 △2ナナノチカラ
 △10クインフェスタ

 馬複
 8-総流し 400円 計3600円
 馬単
 8→総流し 200円 計1800円
 複勝
 8  600円

今週の見どころ(9/13~9/15)

2014年9月12日(金)

 9月14日(日)のメインには、4歳シーズン三冠の二冠目・銀河賞が行われます。昨年は、一冠目・柏林賞、前哨戦の山鳩賞とも勝っていたホクショウユウキが快勝。2着テンカムソウも、柏林賞3着、山鳩賞2着の実績がありました。しかし今年は、柏林賞ではいずれも馬券外に敗れた牝馬3頭が山鳩賞で上位を独占したことで、予想が難しそう。高配含みの一戦といえるかもしれません。

帯広競馬場でのイベントはこちら

 9月13日(土)のメイン第10レースは、銀河の森特別(B1級-1組・20:10発走予定)
 前開催のB1級-1組は平場戦(8月31日)として実施され、2着キュートエンジェル、3着トモエエーカン、5着アアモンドヤマトは、白露特別(A2級混合)と2走使いされました。その3頭はここにも出走していますが、注目は前走の白露特別で5着だったキュートエンジェル。相変わらず障害のキレもよく好位で第2障害を越えると、離れた5番手から追ってきたトモエエーカンに差し切り勝ちを許したものの、4秒7差なら悪くありません。今回は両馬のハンデ差が前走よりさらに5キロひらくことで逆転も十分でしょう。
 3歳馬ハクタイホウは、前開催のB1級-1組戦で障害2番手から差し切って勝利。トップで障害を抜けたキュートエンジェルはやや決め手を欠く面はありますが、末脚上位のトモエエーカンを最後は突き放した走りは圧巻でした。白露特別は回避しましたが、6月にはB1級-1・2組決勝混合特別で逃げ切り勝ちを収めている実績を考えればこちらを上位に取る手もありそうです。
 もちろん、決め手あるトモエエーカンや、前開催のB1級-1組戦4着で障害巧者のコサカコブラも押さえが必要でしょう。

 9月14日(日)のメイン第10レースは、4歳シーズン三冠の第2弾・第22回銀河賞(20:10発走予定)。重量格による別定重量戦で、オープン・740キロからA2級の牝馬・700キロまで最大40キロのハンデ差がつきました。
 注目はホクショウサスケ。B1格付で牡馬としてはいちばん軽い710キロでの出走です。前走のB2級-1組特別(670キロ)では、第2障害ひと腰4番手クリアから先行3頭を次々と交わし、残り30メートルで先頭に躍り出てからは島津新騎手も手綱を抑えたままという楽勝でした。710キロは初ですが、今年3月のB2級-1組戦では695キロで僅差2着に追い込んでおり、こなせないことはないでしょう。障害で苦戦しても、10メートルくらいの差であればすぐに逆転できるくらいの世代屈指の決め手を生かし、初重賞制覇を狙います。
 前哨戦の山鳩賞(4歳オープン)は、1着クインフェスタ、2着セイコークイン、3着コウシュハクィーンとA2級の牝馬3頭が上位を占めました。いずれも先行タイプの障害巧者で、展開次第で着順は入れ替わりそう。ホクショウサスケが障害で手こずるようなら、再び上位独占もあるかもしれません。
 前述の牝馬3頭が引っ張る速めの流れが予想されるだけに、4歳一冠目・柏林賞を制したダイコクパワー(720キロ)や、同3着の牝馬ナナノチカラ(710キロ)らの追い込み馬にも警戒が必要かもしれません。

 この日の第9レースは、いちい賞(2歳牝馬オープン・19:30発走予定)。1着馬には10月12日に行われる重賞・ナナカマド賞への優先出走権が与えられます。
 2歳牝馬のオープン特別は、8月10日に白菊賞が行われており、第2障害を5番手で降りた5番人気のタキニシサンデーが差し切り勝ちを収め、9番人気のアスリートが2着に逃げ粘る波乱となりました。
 白菊賞は雨中のレースとなり、1番人気だったホクショウモモは障害2番手クリアから5着。同馬は前走の2歳A級-1組(9月7日)でも2番人気で8着と思わぬ大敗を喫していますが、牡馬の強豪ホクショウキズナが大逃げを打ったレース。ともに障害はひと腰でこなしており、ハイペースを苦にするのかもしれません。2走前の1組戦では、ホクショウキズナを2着に下し勝利しており、実力上位なのは確か。今回も展開次第ということになりそうです。
 白菊賞では3着だったウィナーエミはその後も4、1着と崩れなく走っています。ここも先行策から上位をうかがいます。
 白菊賞4着で前走3組戦での勝ちっぷりが圧巻だったワタシハサクランボや、前走1組戦で2着に好走したコムギも牝馬同士であれば好勝負が期待できるでしょう。

  9月15日(祝・月)のメイン第10レースは、ポテト特別(オープン・20:10発走予定)。9月28日に行われる重賞・岩見沢記念を睨む9頭が集結しました。
 前開催のマロニエ賞は、オイドンが第2障害3番手から差し切って、2開催前のJRAジョッキーDAY特別からのオープン特別2連勝を決めました。引き続き730キロで臨めるここはオイドンの3連勝が濃厚といえます。
 ニシキエーカンは、前開催では5歳オープンの朱雀賞を使われ、逃げ切って快勝しています。2走前のJRAジョッキーDAY特別では、オイドンに残り10メートル手前まで食らいついて2秒9差の2着。当時は同重量だったオイドンと今回は5キロ差つくことで、さらに接戦が予想されます。
 キタノタイショウは、マロニエ賞ではこの馬らしい末脚を披露して2着。障害のキレもよく、ここでも引き続き上位争いできそう。
 JRAジョッキーDAY特別、マロニエ賞とも3着だったニュータカラコマも大崩れは考えられません。

今週の見どころ(9/6~9/8)

2014年9月 5日(金)

 9月に入って、2歳戦がいよいよ本格化。来週14日には牝馬限定のいちい賞、再来週21日には牡馬限定の青雲賞が組まれており、両レースの1着馬には2歳シーズン三冠の初戦・ナナカマド賞(10月12日)への優先出走権が与えられます。三冠路線で有力となりそうな馬をチェックするためにも、今週6日(土)第5レースの2歳A級-2組、7日(日)第5レースの2歳A級-1組は、見逃せません。

イルムふかがわでのイベントはこちら
琴似駅前場外発売所でのイベントはこちら
アプスポット網走でのイベントはこちら

 9月6日(土)のメイン第10レースは、オッズパーク杯長月特別(B2級-3・4組決勝・20:10発走予定)。B2級-3組(9月1日)、B2級-4組(8月30日)の両予選上位馬による一戦です。
 競走除外を挟んで3走連続連対と好調なサクラリュウに期待します。490キロだった2走前の稲妻賞はホクショウバトルの2着に鋭く差してくると、前走のB2級-3組予選では一転、逃げ切って勝利。ただの障害巧者というわけではなく、スピードとゴール前での二枚腰も大きな武器です。勢い、実力ともここでは上位だけに、連勝を決めてくれるでしょう。
 ピカイチも2連勝中と調子が良さそう。前走B2級-4組予選では、障害を降りてからゴールまで続いたサカノゴウケンとの追い比べをコンマ5秒差で制しています。障害で安定感が出てきており、特別戦のここでも主力視ができます。
 4組予選で3着のシンエイタカラフジは、7月12日の文月特別(B2級-1・2組決勝)で僅差の4着。同レースを制したジャングルソングと3着アアモンドヤマトは現在B1級で活躍中、2着キタノサムライもその後B2級-1・2組決勝特別を快勝とメンバーレベルが高く、4着でも評価可能でしょう。末脚の生きる流れなら勝利までありそうです。
 4組予選で最後までピカイチを苦しめたサカノゴウケンも上位争いが見込めます。

 9月7日(日)のメイン第10レースは、フォーマルハウト特別(A1級混合・20:10発走予定)。オープンのフクドリとA1級の9頭が争います。
 トレジャーハンターに注目。前開催のオーガスト特別(A1・A2級-1組混合)は第2障害4番手クリアから4着でしたが、続く2走使いのA1・A2級決勝混合では逃げ切って、今季13戦目にして初勝利を挙げています。3走前の重賞・ばんえいグランプリでも障害をひと腰2番手で越えて見せ場を作った障害巧者だけに、特別戦の今回は巻き返してきそうです。
 ウメノタイショウは、オーガスト特別、A1・A2級決勝混合とも2着と堅実。障害巧者ですが詰めが甘いというのはトレジャーハンターと同タイプといえるので、どちらが先に障害を越えるかが勝ち負けを大きく左右しそうです。
 スギノハリアーは、オーガスト特別で逃げ切り勝ちを収めて、今回がA1昇級初戦。実力的に十分通用しそうですが、同レースには不出走だった4歳馬が2頭おり、ペースが速くなるようであれば、障害で手こずる可能性も。とはいえ、決め手が生きる展開なら侮れません。
 同じく決め手比べとなれば最軽量の4歳牝馬ナナノチカラも浮上してきそう。障害巧者のシベチャタイガーアアモンドマツカゼも3着争いには加わってきそうです。

  9月8日(月)のメイン第10レースは、白露特別(A2・B1級決勝混合)。A2級(8月30日)、B1級-1組(8月31日)の両予選上位馬による一戦です。
 注目は、A2級予選の1着馬コウシュハクィーンでしょう。今季、A2級特別では、6月14日の層雲峡特別(A1級との混合)で第2障害2番手から抜け出して勝利し、4走前のデネブ特別(8月3日)でも僅差3着に入っています。今回はデネブ特別、A2級予選とも2着だった強敵セイコークインが回避したことで、連勝が狙えそうです。
 A2級予選で4着だったクロフネオーザンも障害巧者だけに、特別戦の今回は着順を上げてきそう。
 B1級-1組予選組では、先行策から2着に入ったキュートエンジェルが筆頭格。同3着トモエエーカンは引き続き西謙一騎手を起用してきたとあれば、ここも侮れません。

今週の見どころ(8/30~9/1)

2014年8月29日(金)

 ばんえい競馬の古馬路線重賞は、7月以降は11月まで毎月実施されており、9月は28日(日)に岩見沢記念が行われます。同レースまでには、8月31日(日)のマロニエ賞、9月15日(祝・月)のポテト特別と、オープン特別が2鞍組まれています。これらのレースを使いつつ重賞へ向けて仕上げていくのか、ハンデなどを考え厩舎で調整していくのか。有力馬の陣営の考えは様々でしょうが、いざ出走してくるからには好勝負を期待したいところです。

札幌競馬場でのイベントはこちら

 8月30日(土)のメイン第10レースは、不知火特別(B2級-1組・20:10発走予定)
 B2級-1組は、前開催では平場戦(とかち渓流賞)として実施され、4頭出走していた4歳馬が4着までを独占しました。ここには1~3着馬が参戦していますが、なかでも注目は、2走使いのB2級-1・2組決勝と2連勝したイッキフジ。両レースとも余裕たっぷりの逃げ切りでした。ただ、他馬に早めに並ばれると走る気を失くす面も見られるので、ここも障害力を生かして単騎逃げに持ち込みたいところです。
 ホクショウサスケは、とかち渓流賞が3着で、B2級-1・2組決勝が2着。ともにイッキフジには離されましたが、障害を降りた順番よりは着順を上げています。障害次第の面はありますが、イッキフジには今回から賞金別定5キロが課されることで、決め手を生かし差を詰められる余地はありそうです。
 とかち渓流賞2着のカツオーカンは、イッキフジと甲乙つけがたい障害巧者。先に障害を越えてイッキフジのペースを乱せれば勝機もあるでしょう。
 同じく4歳のキタノサムライは前走(2開催前)の北海道競馬記者クラブ特別(B2級-1組)では障害で苦戦し伸びきれませんでした。障害3番手クリアから差し切った前々走のしし座特別(B2級-1・2組決勝)のあとからは、賞金別定5キロの加増があり、小さな重量の変化を気にするタイプなのかもしれません。今回も賞金別定5キロ増は変わりませんが、規定重量が10キロ増えており、果たして、すんなりと巻き返せるでしょうか。

 8月31日(日)のメイン第10レースは、マロニエ賞(オープン・20:10発走予定)
 前開催のJRAジョッキーDAY特別(オープン)は、第2障害を2番手で越えたオイドンが抜け出して快勝し、みごと1番人気に応えています。ニュータカラコマは障害4番手から残り30メートル手前ではオイドンより前に出ようかというレースぶりで、結果3着でも負けて強しという印象を残しました。前走よりオイドンとの重量差が5キロ縮まるここは逆転も十分でしょう。
 コウシュハウンカイは、4歳限定の柏林賞2着、3歳混合のはまなす賞1着と重賞で連続して好走するなど、めきめきと力をつけています。ここは賞金別定10キロ増となりますが、ニュータカラコマとの15キロ差を生かしてどこまでやれるか注目です。
 もちろんオイドンや、JRAジョッキーDAY特別では障害のキレもよく4着だったキタノタイショウも馬券絡みが期待されます。

  9月1日(月)のメイン第10レースは、朱雀賞(5歳オープン・20:10発走予定)
 5歳限定のオープン戦は、6月下旬に牡馬・牝馬それぞれ特別が組まれ、牡馬の瑞鳳賞はニシキエーカン(オープン)が、牝馬の白鳳賞はフレグランス(B2級・今回は不出走)が勝ちました。
 注目はニシキエーカン。重賞・旭川記念で2着に健闘すると、続く瑞鳳賞では最大40キロ差のトップハンデをものともせず圧巻の逃げ切り勝ち。その後も古馬オープン戦で善戦を続けています。今回は、出走9頭中、瑞鳳賞組が6頭(1頭競走除外)を占めるメンバー構成。牡馬同士では当時とハンデ差が変わらないだけに、勝機も十分といえそうです。
 瑞鳳賞ではニシキエーカンと2着フクトクの差こそ7秒6とひらきましたが、2~4着はコンマ9秒+1秒4差で、展開次第では着順が変わりそう(3着馬は不出走)。4着ヤマノウンカイは瑞鳳賞もその後のレースでも障害のキレは良好。近4走中、3着が3度と勝ちきれませんが、ゴール前でのひと押しが効けば、連に絡んできそうです。
 瑞鳳賞が1番人気で6着ホクショウユウキも巻き返しが期待されるところ。今季、古馬重賞を除けば、障害のキレは悪くなく、4歳シーズン三冠を制している実績を考えると、やはり軽くは扱えません。
 瑞鳳賞こそ7着と大敗したテンカムソウですが、世代限定戦では善戦傾向があります。もともとは障害巧者で鳴らしただけに、立て直しを期待したいところです。

ばんえい大賞典 予想結果

2014年8月25日(月)

山崎:馬複2-9 2000円的中! 収支-2,400円
矢野:ハズレ 収支-6,000円
須田:ハズレ 収支-6,000円
斎藤:ハズレ 収支-6,000円

【ここまでの集計】
投資額 6,000円×7R=42,000円

矢野 -10,060円
須田 -24,240円
斎藤 -36,050円
山崎 -38,400円

<<前へ 1112131415161718192021
Copyright (C) OddsPark Banei Management Corp. All Rights Reserved.