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2011年1月 アーカイブ

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今週の見どころ(1/8~1/10)

2011年1月 7日(金)

 ばんえい十勝に、4名の新人ジョッキーが誕生。1月8日(土)第1レースで島津新騎手(20歳・岩本利春厩舎)、同日第9レース(第8レースは出走取消)で赤塚健仁騎手(20歳・久田守厩舎)が、翌9日(日)第1レースで井上真司騎手(23歳・今井茂雅厩舎)、同日第6レースで西将太騎手(21歳・西康幸厩舎)が、それぞれデビューを迎えます。ばんえいに新しい風を吹き込む活躍に期待したいところです。

帯広競馬場でのイベントはこちら

 1月8日(土)のメイン第11レースは屈斜路湖特別(B2級-1組・17:05発走予定)。1月2日に行われたB2級-1組平場戦のメンバー9頭中7頭がここにも出走してきました。
 中心はその前走を含め5戦連続して2着のトモエブラックでしょう。決め手勝負になるとキツイものがありますが、障害も安定しており、ここも大崩れはないはずです。
 決め手といえばキタノカイザー。同じ前走では7着(1番人気)に敗れましたが、12月26日のB2級-1組平場戦では豪快な差し切り勝ちを収め、トモエブラックを2着にしりぞけています。障害さえまともなら圧勝があって驚けません。
 同じ前走で3着グランドペガサス、同4着キタノストロングも流れひとつでチャンスがありそうです。

 1月9日(日)のメイン第11レースはゴールデンジョッキー賞(オープン混合・17:05発走予定)。ファン投票で選ばれた10騎手による腕比べです。
 オープン(重量区分)の実績馬に条件クラスの上がり馬が挑みます。
 上がり馬の筆頭は、320万円未満格付のキンノカミ(尾ヶ瀬馨騎手)。近5走が4勝、2着1回で、前々走のオープン・A1級決勝混合特別では、マルミシュンキらとの叩き合いを制して勝利しています。今回はさらに相手が強化されますが、期待十分といえそうです。
 400万円未満格付のフクドリ(松田道明騎手)も目下4戦連続連対と好調持続。前走の5歳重賞・天馬賞では勝ち馬キタノタイショウにはちぎられたものの2着でした。やや腰が甘いところがありますが、近走を見る限り心配なさそうです。
 これらを相手に、ナリタボブサップ(鈴木恵介騎手)、キタノタイショウ(大河原和雄騎手)、ホクショウダイヤ(大口泰史騎手)らオープン勢がどんな戦いをみせるでしょうか。

  1月10日(祝・月)のメイン第11レースは白馬賞(芦毛馬選抜・17:05発走予定)。ばんえい十勝では、夏に白夜賞、冬にはこのレースと、年に2回、芦毛馬選抜特別戦が行われています。
 昨年夏の白夜賞を制したキョウワテンリュウが芦毛馬選抜特別連勝を狙います。なかなか成績が安定しない馬ですが、平場戦よりは、流れが落ち着く特別戦のほうが好走のタイプ。追走がスムーズだった近2走(2、1着)の再現がありそうです。
 唯一のオープン馬フクイズミは近走、精彩を欠いていますが、格下相手のここできっかけをつかみたいところです。
 アオノレクサスは近走内容がイマイチですが、過去、芦毛馬選抜特別では5、2、3着といずれも好成績。今回、一変があっても不思議ではありません。
 このレース連覇を目指すドラゴンスーパー、障害巧者のトウリュウも争覇圏でしょう。

1/3天馬賞回顧

2011年1月 4日(火)

キタノタイショウが不動の世代チャンプに!

 3日(月)は重賞・天馬賞(5歳オープン)が行われ、単勝1.2倍と圧倒的支持を集めたキタノタイショウが優勝。重賞5勝目を挙げました。

 道中は700キロ台の荷物を曳き慣れたキタノタイショウが先導役を務め、2番手をフクドリが追走。以下はほぼ横一線の状態で、各馬2度3度息を入れながら、第2障害を迎えました。
 息を整えて真っ先に第2障害に挑んだのはキタノタイショウ。圧巻の登坂を見せ、ひと腰で天板に脚をかけます。フクドリもそれに続いて障害に挑みますが、登り切る頃にはキタノタイショウが障害を下りており、独走態勢を築いていました。
 キタノタイショウはギャロップで一気に突き放し、楽勝ムード。フクドリが懸命に追撃するも脚いろはほぼ一緒で、そのままキタノタイショウがゆうゆうと先頭でゴールを果たしました。フクドリが続き、障害4番手からしぶとく脚を伸ばしたホクショウバンクが3着。

 キタノタイショウはイレネー記念、ばんえい菊花賞、ばんえいダービー、銀河賞に続く重賞制覇。主要な世代限定戦をことごとく制しており、この世代では一枚も二枚も力が抜けている印象です。この前走、ドリームエイジカップで一線級を相手に3着した内容からも、さらなる飛躍が期待できる一頭。今後も要注目です。
 フクドリはこれまで目立つ実績がありませんでしたが、今回のレースぶりからも力をつけていることは確か。単に相手が強かっただけという印象もあり、今後のレースぶりで真価が問われるでしょう。

成績はこちら
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大河原和雄騎手「馬に感謝したいですね。きょうはキタノタイショウの邪魔をしないように、それだけを心がけて騎乗しました。世代の大将として、着実に育ってほしいですね。今後も馬と相談しながら頑張ります」

天馬賞 予想結果

須田:馬複2-6 2,000円的中! 収支+1,200円
斎藤:馬単2→6 1,000円的中! 収支-1,200円
山崎:馬複2-6 1,100円的中! 収支-1,590円
矢野:馬複2-6 1,000円的中! 収支-1,900円

【ここまでの集計】
矢野 吉彦 - 4,300円
山崎エリカ -21,360円
斎藤  修 -30,250円
須田 鷹雄 -35,500円


※編集部より

当初斎藤氏の買い目が下記のように間違ってアップされていましたが、

 馬単
 2→1 2000円
 2→1,7 1000円
 2→3,10 500円

買い目が重なっていること、また印の順番から間違いであることは明らかであるため、途中で訂正しました。

 2→1 2000円
 2→7,6 1000円
 2→3,10 500円

1/3天馬賞予想 山崎エリカ

2011年1月 3日(月)

定量戦ならキタノタイショウから

 ◎にはばんえい菊花賞とばんえいダービーを勝利し、今シーズンの銀河賞も勝利しているように、明け5歳世代トップの実績を誇るキタノタイショウを推します。前走のドリームエイジカップでも各世代のトップクラスを相手に連対圏内に到達する力をつけていると見て◎を打ちましたが、残念ながらの3着。しかし昨日の帯広記念で2着、3着のナリタボブサップやカネサブラックと差のない競馬ができたのは力があればこそで、今回の出走メンバーの中でその成績で走れる馬が見当たりません。ですから定量戦のここは素直に◎を打ちます。

 実績のある馬が近走不振で、キタノタイショウからの相手混戦レースと見ていますが、○には崩れぬ成績を評価してフクドリ。フクドリは今年の銀河賞ではキタノタイショウの5着に敗れたものの、その後力をつけました。相手が強化されますが、近走の勢い評価で一応の○とします。

 ▲には今シーズン9勝を挙げている馬で、クインカップを制して牝馬世代トップの座に輝いたホクショウマドンナ。前走のA1クラスではフクドリに敗れたものの、着差はわずか1.9秒差。12月5日のイルミネーションカップでは重量に恵まれたとはいえ、そのフクドリ、ホクショウバンク、キタノタイショウ、ジャングルスマイル、アアモンドヤマト、アオノレクサス、ワタシハスゴイを下して勝利しています。その実績を考慮すると今回で巻き返してくる可能性は十分あるでしょう。

 △には11月21日のオータムカップで2着に好走しているように、障害で先に仕掛けることができれば自分の力を発揮することができるワタシハキレイズキ。高重量戦のここは逃げられる組み合わせで、740㎏というのも好ましいです。

 他ではばんえい菊花賞2着、ばんえいダービー3着の実績馬で、近走着順ほど悪い内容ではないアオノレクサス。近走地味ながらも調子を上げてきているようなので、巻き返し一発を警戒します。

 あとはばんえい菊花賞3着、ばんえいダービー2着の実績馬で、イルミネーションカップでもキタノタイショウと重量20kg差で先着(3着)のホクショウバンク。前走のとかち白鳥賞は1番人気を裏切っての6着で調子落ちを感じさせる内容でしたが、これまでの実績を考えて一応押さえます。

 ◎ (2)キタノタイショウ
 ○ (6)フクドリ
 ▲ (3)ホクショウマドンナ
 △ (4)ワタシハキレイズキ
 △ (8)アオノレクサス
 △ (1)ホクショウバンク

 馬複
 2-6,3,4,8 各1100円
 1-2 600円

1/3天馬賞予想 矢野吉彦

2011年1月 2日(日)

素直にキタノタイショウから

 正月の重賞第2弾は5歳馬限定の天馬賞。過去3回、いずれも牡馬が優勝しています。定量戦なら実績ある牡馬が上位。だったら、この世代のチャンピオンホース、キタノタイショウを素直に買えばいいでしょう。
 イレネー記念、ばんえいダービー、銀河賞と、3シーズン連続で同世代限定の重賞を制覇。さらに、世代別選抜戦のドリームエイジカップで強い8歳馬2頭に次ぐ3着に健闘しました。今回、あえてこれにあらがうことはないと思います。
 相手は、これまでの同世代限定重賞で好走経験のある牡馬ということで、アアモンドヤマト、ホクショウバンク、アオノレクサス、トモエエーカンをピックアップ。この中には、最近の成績が今イチの馬がいますが、同世代戦だったら変わり身があっても不思議ではありません。むしろ人気が落ちて高配当が望めるので、巻き返しに期待してみました。
 逆に、近走好調の馬は押さえなきゃいけないので、フクドリと、牝馬のホクショウマドンナ、ワタシハキレイズキも買っておきます。
 ここはまず、キタノタイショウからアアモンドヤマト、ホクショウバンク、フクドリへ馬複を1000円ずつ。あとはアオノレクサス、トモエエーカン、ホクショウマドンナ、ワタシハキレイズキに馬単を500円ずつ流します。馬複の相手にした馬は、ひょっとしたらキタノタイショウを負かすことができるかもしれないと見ました。

 馬複
 2-7,1,6 各1000円
 馬単
 2→8,10,3,4 各500円

 去年4月から12月までの予想で黒字収支をマークした私。当然ながら、今年3月までの1年間で黒字になることを目標としています。正月の重賞2連戦で黒字分を増やし、今後に向けて"余裕"を残しておきたいものですが。では、今回はこのへんで。

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