フクイズミの復活に期待
詳細はオッズパークのブログをご覧ください。
◎(9)フクイズミ
○(2)エンジュオウカン
▲(7)トカチプリティー
△(3)ニシキユウ
△(10)ワタシハキレイズキ
馬単
9→2,7 各1500円
9→3,10 各1000円
« 2010年12月 | メイン | 2011年2月 »
フクイズミの復活に期待
詳細はオッズパークのブログをご覧ください。
◎(9)フクイズミ
○(2)エンジュオウカン
▲(7)トカチプリティー
△(3)ニシキユウ
△(10)ワタシハキレイズキ
馬単
9→2,7 各1500円
9→3,10 各1000円
1月28日(金)~30日(日)には、「第48回おびひろ氷まつり」(会場:帯広市緑ヶ丘公園一帯)が開催されています。これと連動し帯広競馬場でも、29日(土)、30日(日)には、「競馬場冬まつり」(入場無料)としてさまざまなイベントが行われます。この2日間は、氷まつり会場と競馬場を結ぶ無料のシャトルバスが運行されます。
30日のメインには4歳以上牝馬による唯一の重賞・ヒロインズカップが組まれています。ぜひ競馬場にもお出かけください。
※オッズパークでは、ばんえい競馬観戦ツアーが当たるキャンペーンを実施中(2月7日まで)です
1月29日(土)のメイン第11レースは帯広氷まつり特別(A2・B1組決勝混合・17:05発走予定)。1月22日第10レース(A2級-1組)と23日第9レース(B1級-1組)の上位馬による一戦ですが、22日第10レースの1~3着馬と、23日第9レースの勝ち馬が不在で、混戦模様です。
23日第9レースは、上位5頭が10、5、7、2、8番人気と人気薄が上位を賑わしました。ここは、2番人気で4着だったカネサテンリュウに注目します。持ち前の決め手は発揮できており、近走大崩れが少ないのも魅力です。
1~3着馬が不在の22日第10レース組からは、4着キョウワテンリュウに期待。4走前のB1級-1組特別でカネサテンリュウに競り勝った実績があります。
23日第9レースで2着のインフィニティーは、今回、見習い騎手の減量がなくなるのは痛いですが、近走しぶとい走りを披露しています。
22日第10レースでは掲示板に載れなかったキョウエイボーイ、トウリュウらも、半数が格下のここなら上位進出を狙える力がありそうです。
1月30日(日)のメイン第11レースには第21回ヒロインズカップ(4歳以上牝馬・17:10発走予定)が行われます。クラス別定重量で、オープン馬は本年度の収得賞金80万円につきさらに10キロ増、トップハンデは800キロのフクイズミ、最軽量は760キロのワタシハキレイズキで、最大40キロ差つきました。
11月14日に行われたレディースカップ(4歳以上牝馬オープン)のメンバー中、7着馬を除く9頭がここにも出走してきました。
注目は、唯一そこに不出走だったエンジュオウカン(790キロ)。06、10年のこのレースや、09、10年とカーネーションカップを連覇するなど牝馬限定戦では安定した成績を残しています。今季はなかなか順調に使えませんが、1月2日の帯広記念から中2日で臨んだオープン特別で2着、1月15日のオープン-2組戦で勝利するなど近況は元気いっぱいです。連覇が濃厚といえるでしょう。
相手は、牝馬戦線の常連でレディースカップでも1、2着のトカチプリティー(790キロ)、ニシキユウ(780キロ)が有力。
ワタシハキレイズキは、レディースカップでは逃げの手に出て4着に粘りました。ここも最軽量を生かしたいところでしょう。
同5着フクイズミは前走の白馬賞(芦毛馬選抜)で豪快に差し切って久々の勝利を挙げています。今季重賞で2勝しているように実力上位は明らかですが、障害に不安がつきまとう近況で、しかもトップハンデでは強く推せません。
1月31日(月)のメイン第11レースはアリス賞(5歳牝馬選抜混合・16:55発走予定)。
10月に行われた4歳牝馬重賞・クインカップの勝ち馬ホクショウマドンナに期待します。同世代の収得賞金順で上位のワタシハスゴイ、ワタシハキレイズキが前日のヒロインズカップにまわったため、今回はトップハンデを課せられましたが、1月3日の重賞・天馬賞(5歳定量)で牝馬最先着を果たすなど、地力アップが見てとれます。ここはトップハンデとはいえ最大20キロ差なら克服可能でしょう。
相手もクインカップ上位組が有力。2着ヒマワリカツヒメは堅実な末脚が武器で、3着カツタカラヒメは障害巧者。ともに当時は、ホクショウマドンナと同重量でしたが、今回は10キロ差つくことで逆転まで視野に入ります。
テンに速いコマクインもこのメンバーなら逃げ残りを警戒したいところです。
1月22日(土)より、第2障害の高さがこれまでより10cm高い170cmへと変更になります。これにより、ばんえい競馬らしいよりパワフルなレースが期待されます。
また、ロータリーハローによる走路整備(第1障害後~第2障害手前、第2障害後~ゴール)も従来の金曜夕方に加え、土曜の最終レース終了後、日曜の最終レース終了後の週3回へと増やされます。ロータリーハロー後の馬場はやや時計がかかる傾向がありますが、使い込まれるうちに徐々に砂が締まってタイムが出やすくなるようです。
※帯広競馬場でのイベントはこちら
※オッズパークでは、ばんえい競馬観戦ツアーが当たるキャンペーンを実施中(2月7日まで)です
1月22日(土)のメイン第11レースは能取湖特別(A1級-1組・17:05発走予定)。
前走1月16日のオープン決勝混合で2着のフクドリに期待します。前走は普段より100キロ以上軽い負担重量と、持ち前のスピードが生きる舞台だったこともありますが、勝ったライデンロック(23日のオープン-1組特別に出走予定)と10キロ差で2着に踏ん張ったのは収穫でした。A1級-1組特別には初挑戦ですが、A2級(A1級との混合含む)では力上位の存在だっただけに、ここでも通用する可能性十分といえます。
相手筆頭はシベチャタイガー。第2障害が10cm高くなったのは、障害巧者のこの馬に有利でしょう。
ほか、A1級-1組で上位実績のあるミサキスペシャル、アアモンドヤマト、トモエエーカンらも争覇圏です。
1月23日(日)のメイン第12レースには雌阿寒岳特別(オープン-1組・17:40発走予定)が行われます。カネサブラックが回避して9頭立てとなりました。
前開催の睦月特別(オープン-1組)の1、2着馬マルミシュンキ、ホクトキングがここにも出走してきました。当時と2頭の負担重量差は変わっておらず、一騎打ちを演じそうです。
前走1月16日のオープン決勝混合で7カ月半ぶりの勝利を挙げたのがライデンロック。オープン-1組とはいえこのメンバーなら割って入るシーンがあるかもしれません。
決め手鋭いホクショウダイヤ、ニシキセンプーも追走がスムーズなら上位争いに顔をのぞかせそうです。
1月24日(月)のメイン第12レースは厚岸湾特別(オープン-2組混合・17:25発走予定)。
前開催の睦月特別(オープン-1組)で4着(10番人気)に健闘したツジノコウフクに注目します。第2障害でふた腰めがスムーズに入ると、最後までしっかり伸びました。勝ち切れない面はありますが、状態はよさそうなだけに、相手が下がった今回はチャンスといえます。
相手も睦月特別組が有力。6着オレワスゴイは控える競馬から障害ひと腰。4着ツジノコウフクとの差は5秒以内で、十分巻き返せるでしょう。同5着ウメノタイショウは積極策のぶん最後に辛抱できませんでしたが、ツジノコウフクとは同タイムでした。こちらも差は感じません。
ホクショウバンクは近2走のA級戦で1、2着と好調です。今回がオープン-2組特別初挑戦ですが、5歳馬の勢いは侮れないものがありそうです。
若くして頂点に シマヅショウリキ
96年ばんえい菊花賞 Photo●OPBM
近年のばんえい記念(97年までは農林水産大臣賞典)の勝ち馬一覧を見ると、2度以上制している馬がいかに多いかに気づく。特に1997年のフクイチ以降は、2010年が初勝利だったニシキダイジンを別とすれば、いずれの馬も2年以上連続でばんえい記念の勝ち馬となっている。ごく限られた一部の馬しか勝つことができない、1トンという酷量を曳くばんえい記念は、ある意味でそうした特殊なレースなのだろう。
シマヅショウリキも、高重量戦でこそ力を発揮する馬だった。それゆえか、2歳シーズンは24戦して5勝と、ごくごく平凡な成績しか残していない。
しかし3歳シーズンを迎えて一変。6戦3勝、2着2回と好成績で迎えたのが、重賞初挑戦となった3歳一冠目のばんえい大賞典(96年7月)。牡馬ではもっとも軽い670キロ、トップハンデの馬とは30キロ差という軽ハンデ生かしての重賞制覇となった。
定量のばんえいダービー(96年10月)は、この世代で早くからトップの存在と目されていたキタノビッグエースの4着。そして同じく定量のばんえい菊花賞(96年11月)でもキタノビッグエースが断然の人気になったが、シマヅショウリキは、その世代ナンバー1ホースに14秒3もの大差をつけて圧勝。一躍注目の存在となった。
シマヅショウリキは、4歳シーズンにも3・4歳限定のポプラ賞(97年12月)を1番人気にこたえて堂々の勝利。その勝利によって出走権を得たチャンピオンカップ(98年2月)には、前年(3着)に続いて2度目の挑戦となった。
この年のチャンピオンカップは、ばんえい記念が終了したあと、シーズン最後の重賞として行われた一戦。シマヅショウリキは軽ハンデながら、ばんえい記念の1、2着馬、フクイチ、ダイヤキャップという、当時の高重量戦では無敵を誇っていた2頭を相手に勝利し、古馬の一戦級が相手でも互角に勝負できるまでに成長した姿をアピールした。
シマヅショウリキが最も輝いたのは、5歳シーズンに明け6歳で初挑戦となった、ばんえい記念(99年2月)だろう。
このときは、すでにばんえい記念3勝を挙げているフクイチの引退レース。そのフクイチには、ばんえい記念3連覇に加え通算4勝という、いずれも史上初(当時)となる大記録がかかっていた。
当時のばんえい競馬では、オープン馬といえども定年があり、フクイチにとっては最後の1年と覚悟して臨んだシーズン。岩見沢記念は4着、旭王冠賞は7着に敗れたものの、1月の帯広記念を圧勝し、まだまだ力は衰えていないことを示し、断然人気で臨んだ最後のばんえい記念だった。
しかし4歳年下のシマヅショウリキが圧倒的な強さで世代交代をアピールする結果となった。
初めて経験する1トンという酷量にもかかわらず、シマヅショウリキは先頭で第2障害をクリア。2番手のフクイチが障害を越えたとき、すでにシマヅショウリキは直線の半ばまで達していた。フクイチも懸命に追い上げたが、シマヅショウリキは17秒4という決定的な差をつけ、ばんえい記念初挑戦での勝利となった。
6歳シーズンのシマヅショウリキは高重量戦で圧倒的な強さを発揮した。岩見沢記念(99年9月)は、同期のライバル・キタノビッグエースに、なんと27秒7もの大差をつけて圧勝。トップハンデで臨んだ帯広記念(00年1月)こそサカノタイソンの2着に敗れたものの、ばんえい記念(00年2月)では2着のサロマオーカンに9秒4差をつける完勝で、連覇を果たした。
99年岩見沢記念 Photo●OPBM
しかしこの年がシマヅショウリキのピークだった。7歳シーズンは、好走すれども勝ち切れないレースが続き、帯広記念(01年1月)こそ得意の高重量でサカノタイソンとの一騎打ちを制したものの、これが結果的に現役最後の勝利となった。
7歳、8歳になってピークを迎えることが多いと言われるばんえい競馬にあって、シマヅショウリキは6歳シーズンをピークに、その後は引退レースとなる9歳シーズン(明け10歳)の03年1月までは苦しいレースが続いた。それは、やはり5歳シーズンという若い時期に、1トンという酷量が課せられるばんえい記念を制した反動であったのかもしれない。
ばんえい記念をもっとも若くして制したのは、79年10月のキヨヒメ、88年11月のニユーフロンテヤ、翌89年12月のイエヤスが、いずれもに5歳。しかしこれは年が明ける前にばんえい競馬の開催が終了していた頃のことで、そういう意味では、明けて6歳、いわば5歳シーズンにばんえい記念を制したシマヅショウリキも、もっとも若くして同レースの覇者になった1頭といえる。
5歳シーズンにばんえい記念を制したのは、歴代でもわずか5頭。シマヅショウリキが最後となっている。
1トンのソリを曳くばんえい記念というレースが、いかに過酷なレースであるかを示す記録でもある。
文/斎藤修
(馬齢は、現在と同じ新年齢で表記)
シマヅショウリキ
1993年4月27日生 半血 牡 青毛
父 半血・ヒカルタイシヨオ
母 半血・クインダイヤ
母の父 半血・トヨサカイ
北海道中川郡池田町 金岡恒司氏生産
通算成績/154戦32勝(1995~2003年)
収得賞金/82,860,000円
重賞勝鞍/96年ばんえい大賞典(岩見沢)、ばんえい菊花賞(北見)、97年ポプラ賞(帯広)、98年チャンピオンカップ(帯広)、99年ばんえい記念(帯広)、北斗賞(北見)、岩見沢記念(岩見沢)、00年ばんえい記念(帯広)、01年帯広記念(帯広)
1月8日~10日の開催でデビューを飾った4名の新人ジョッキーのうち、島津新騎手が初勝利一番乗りを果たしました。しかも初騎乗(8日第1レース)での勝利という快挙。ばんえいで初騎乗・初勝利を果たしたのは、09年1月の長澤幸太騎手以来となります。なお島津騎手は、8日第9レース、9日第3レース、10日第7レースも勝ち、早くも4勝をマーク。今後の飛躍が期待されます。
※帯広競馬場でのイベントはこちら
※オッズパークでは、ばんえい競馬観戦ツアーが当たるキャンペーンを実施中(2月7日まで)です
1月15日(土)のメイン第12レースは摩周湖特別(B1級-1・2組決勝・17:40発走予定)。1月9日第12レース(B1級-1組)と10日第12レース(B1級-2組)の上位馬による一戦ですが、10日第12レースの勝ち馬マックスセンプーが出走取消で9頭立てとなりました。
前走9日第12レースを含め2連勝中と勢いに乗るトレジャーハンターに期待します。B1級戦(B2混合戦含む)では、7戦4勝、2着1回の安定感を誇ります。
マックスセンプーが出走取消なら単騎逃げが叶いそうなギャンブラーキング、3戦連続して3着と近走崩れのないヒマワリカツヒメが相手でしょう。
1月16日(日)のメイン第11レースは睦月特別(オープン-1組・17:05発走予定)。今季、古馬重賞勝ちがある2頭カネサブラックが別定30キロ増、ニシキダイジンが同25キロ増と、重いハンデを課せられています。
それなら、別定10キロ増のマルミシュンキに勝機到来といえそう。オープン-1組に入ると勝ちきれませんが、目下4戦連続連対と地力強化が見てとれます。ハンデ的には有利なだけに、今度こその意気込みでしょう。
同じく別定10キロ増のギンガリュウセイも楽しみ。前走帯広記念では4着でしたが、基礎重量が軽くなってスピードが生かせそうです。
ホクトキングは、前走のオープン特別で勝ち馬マルミシュンキからコンマ4秒差の3着。前走は同重量だったのが、今回は5キロ差つくことで、逆転のチャンスもありそう。障害のカカリも好調期の水準にあります。
1月17日(月)のメイン第11レースは柏林馬事公苑特別(A1・A2級決勝混合・16:45発走予定)。1月9日第9レース(A2級-1組)と10日第10レース(A1級-1組)の上位馬による一戦です。
10日第10レースで4着だったシベチャタイガーの巻き返しに期待します。近7走では勝ち星こそないものの、勝ち馬から5秒差前後に健闘しています。10月から11月にかけてはオープン・A1級混合特別、A1級-1組特別と連勝するなど実績上位。9日第9レースを制したエメラルドが回避しただけに、逃げ切り濃厚といえます。
決め手勝負になれば同じ前走で2着トモエエーカンにも出番がありそうです。
9日第9レース組では3着スギノハリアーが筆頭格。障害巧者で、牡馬では最軽量なのが魅力です。
同2着ホクショウマドンナは牝馬らしい切れ味が武器。前走も離れた障害クリアからエメラルドをコンマ3秒差まで追い詰めるなど見どころ十分でした。