26日(土)に行われたのは氷柱特別(4歳以上オープン混合)。ここはホクトキングが制してコブライチが2着となり、岩瀬和幸厩舎のワンツーフィニッシュとなりました。
持ち前の登坂力を発揮して第2障害を先頭で越えたホクトキング。一気に後続とのリードを広げると、残り20メートル付近からわずかに脚いろが鈍りましたが、それでも後続の追撃を完封。そのまま逃げ切り、今季2勝目を挙げました。ヤマノミントが2番手から粘り込みを図るところ、障害6番手から追い込んだコブライチが交わして2着入線。ヤマノミントは3着に敗れています。
この日の第10レースは白嶺特別(4歳以上300万円未満)が行われ、コブラダイオーが優勝しました。
第2障害はホワイトオーザンが先頭で下り、差なくコブラダイオーとホシタロウが続く展開。残り30メートル標識のさらに手前で、早くもコブラダイオーが先頭に立つと、終いまでしっかりした脚取りを披露。そのまま先頭ゴールを果たしました。コブラダイオーには交わされたものの、ホワイトオーザンが粘りきって2着。ゴール前、鋭く追い上げてきたエビスソルジャーが、ホシタロウをわずかに交わして3着で入線しました。
さらに、第9レースには4歳以上オールカマーが行われ、ハマナカキングが勝利。2着サダエリコで、人気サイドでの決着となりました。
エメラルド、ハマナカキング、サダエリコがほとんど差なく第2障害をクリアし、これにハヤテショウリキが続く展開。そこから抜け出したのはハマナカキングで、軽快な脚取りのままゴール目指して一直線。完勝といえる内容で、決勝線を通過しました。以下、サダエリコ、エメラルド、ハヤテショウリキの順で入線。
27日(日)はウインターカップ(4歳以上オールカマー)が行われ、3番人気のタカラオーシャンが優勝。これで3戦連続連対となり、好調ぶりをアピールしました。
実力馬トカチプリティーが先頭で障害を越え、タカラオーシャンとキョクシンオーが2番手。後続も続々クリアして、混戦模様を呈しました。トカチプリティーの脚いろが若干鈍り、タカラオーシャンが並びかけて残り10メートル。結局しぶとく脚を伸ばしたタカラオーシャンが、トカチプリティーをかろうじて交わして先頭ゴールを果たしました。0秒8差2着にトカチプリティーで、4番手集団から伸びたメダマが3着を確保しました。
第10レースに行われたのは柏林馬事公苑特別(4歳以上600万円未満)。ここはコマタイショウが制し、6月以来久々の勝利を挙げました。
ミスターハヤサキ、バンゼン、コマタイショウが並んで障害を下り、残り30メートルでも3頭が横一線。しかし残り20メートルでコマタイショウが前に出ると、追いすがる2頭を振り切ってゴールイン。追撃及ばずミスターハヤサキが2着で、終いに力尽きたバンゼンが3着で入線。
28日(月)のメインレースはマディソン市長賞(4歳以上500万円未満)。ここはニシキユウ-タケトップクインで決まり、牝馬のワンツー決着となりました。
各馬やや障害に手間取りましたが、これを先頭で抜けたのはニシキユウ。ブランドボーイ、フクノカミカゼ、タケトップクインも差なく続き、ヒロノドラゴンなどもこの圏内。ニシキユウの脚取りは、必ずしもいいとは言えませんでしたが、重馬場もあって各馬も同様。ばんえいらしい力勝負が演じられた結果、ゴール線を先頭で越えたのはニシキユウ。3頭横並びの2着争いはタケトップクインに軍配が上がり、以下フクノカミカゼ、ブランドボーイと続きました。
この日の第10レースは若駒特別(3歳オープン)が行われ、ニシキボスが勝利。特別戦初勝利となり、世代のトップクラスに名乗りを上げました。
第2障害はニシキボスが先頭でクリアし、軽快な脚いろでリードを広げる展開。これに2番手クリアのウメノタイショウが迫り、残り20メートルで先頭へ。ところがゴール前でウメノタイショウの脚いろが鈍り、ニシキボスが並びかけたところへ、さらに外からオレワスゴイが急襲。カイセテンザンも加わり、4頭が並んでゴール線を通過。わずかにニシキボスが先頭で荷物を運びきり、0秒7差でオレワスゴイが2着。そこからさらに0秒3差でカイセテンザンとウメノタイショウが同タイムで並び、結果カイセテンザンがわずかに先着して3着となりました。