1月14日(祝・月)のメインは、4歳以上8歳以下牝馬による第18回ヒロインズカップ。オープン(770キロ)からひと格付下がるごとに10キロ減となるクラス別定重量で争われる一戦です。なおオープン馬は本年度収得賞金150万円につき10キロ加増の条件がついており、今回の5頭のなかではフクイズミが対象となります。
出走10頭中、タケトップクイン、イナノプリンセス以外の8頭が11月11日のレディースカップ(牝馬オープン)に出走していました。
注目はそのレースで障害3番手から差し切ったフクイズミ。当時と重量差がそれほど変わらない今回も当然期待で、このレース2連覇の可能性は高いといえます。
逆転候補筆頭はイナノプリンセス。7カ月ぶりの前走混合500万円未満(1月2日)は先頭で難なく障害を越えると駆け脚で後続を突き放す圧勝劇でした。休養前には、フクイズミ、ニシキユウを除く8頭が参戦していたカーネーションカップ(5月13日・牝馬オープン)で好位から楽に抜け出すと2着に12秒5差もつけて勝っており、秘めた実力は底知れません。今回がフクイズミとは初対戦となりますが、すんなり先行できれば新女王誕生のシーンも十分でしょう。
カーネーションカップ、レディースカップともに2着のトカチプリティーは、昨年8月以降フクイズミ以外の牝馬には一度も先着を許していません。今回は早めの仕掛けからフクイズミの末脚を封じたいところです。
今季は未勝利ですが牝馬限定戦ならサダエリコも上位に食い込んでくる力を持っています。エメラルド、ニシキユウの5歳2頭も昨年夏以降の活躍ぶりからは軽視できない存在。フクイズミとはレディースカップより10キロずつ重量差がひらくことで有利になった印象です。
またギャンブラークイン、トミサトクイーンの2頭もレディースカップよりフクイズミとの重量差が10キロずつ広がっており、そこに活路を見出したいところです。
ほか、レディースカップ5着スターエンジェル、カーネーションカップで3着のタケトップクインが出走します。
出走表はこちら
【参考レース】
5/13カーネーションカップ(勝ち馬:イナノプリンセス)
11/11レディースカップ(勝ち馬:フクイズミ)