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馬券おやじは今日も行く(第43回) 古林英一

雪やこんこん、狙った馬も来ん来ん?

 小生の住まいする札幌は雪でも十勝方面は十勝晴れということが多いのであります。今開催から第2障害が10センチ高くなり、もとの170センチに戻っています。真冬ですから、馬場水分は3%とか4%ですけど、夏の同じ馬場水分に比べると馬場はぐっと重くなっているようです。

 ということで、障害得意の馬が健闘している昨今ですが、昨日から北海道は大荒れ。全道的に雪マーク。念のために週間天気予報を確認したら、明日には雪はあがりそうで、21回後半(1/25~27)はどうやらあまり雪は降りそうにありません。

 悩むところですなあ。この大雪がどの程度馬場に影響しているのか。いずれにせよ、それなりに軽くはなっていそうなので、ここしばらくとは違った傾向のレースになるかもしれません。雪はコンコン、狙った馬は来ん来んとなりそうな気配がします。

     *     *     *

 話はがらっと変わります。一昨年まで、ばんえいは4場開催でした。かつては様々なローテーションでしたが、21世紀に入ってからは、旭川→岩見沢→北見→帯広というスケジュールになっていたように思います。

 なかでも岩見沢は、開催日数も多く、さらに札幌からも近いことから、小生が最も頻繁にでかけた競馬場でした。岩見沢競馬場の駐車場は丘の上にあり、駐車場から階段を下ったところに競馬場の入口があります。で、入口を入った右側に「競馬資料館」という建物があったのをみなさん覚えておられますでしょうか?

 今さら岩見沢市がばんえいを見捨てたことをつべこべ言う気はありません。言いたいこともありますが、ここではグッと堪えましょう。ただ、この資料館についてはかなり気になっておるのです。何が収蔵されていたのか、小生も何度か入ったのですが、恥ずかしながら何があったのかを正確に思い起こすことはできません。

 このたび岩見沢市は厩舎施設を取り壊しました。安全管理上の理由とのことでしたが、これはまあやむを得ないでしょう。残りの施設についてはどうなるのか? たいへん気になるところです。

 そこで、競馬場を管理している岩見沢市農政部に電話して尋ねてみました。担当者にとっては、さぞ迷惑な問い合わせだったろうと思います。できたらこっそり全部処分したかったんじゃないですかね。そうは問屋が卸さんぞと、「貴重な文化的資料もあろうかと思うので、資料館の収蔵物を確認させてもらいたい」と申し入れたところ、「今は閉鎖しており、見せることはできない。今後どうするかも決まってない」とのこと。では「新年度には決まるのか」と聞いたら、「そうなると思う」との返事。

 小生、岩見沢市当局は、収蔵品をこのままこっそり廃棄ということもやりかねないと思ってます。そうなる前に何とかせねばと思うのですが、全国のばんえいファンのみなさん、何かいいアイデアはないでしょうか?

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