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2008年1月 アーカイブ

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レース回顧(1/26~1/28)

2008年1月29日(火)

 26日(土)に行われたのは氷柱特別(4歳以上オープン混合)。ここはホクトキングが制してコブライチが2着となり、岩瀬和幸厩舎のワンツーフィニッシュとなりました。
 持ち前の登坂力を発揮して第2障害を先頭で越えたホクトキング。一気に後続とのリードを広げると、残り20メートル付近からわずかに脚いろが鈍りましたが、それでも後続の追撃を完封。そのまま逃げ切り、今季2勝目を挙げました。ヤマノミントが2番手から粘り込みを図るところ、障害6番手から追い込んだコブライチが交わして2着入線。ヤマノミントは3着に敗れています。

 この日の第10レースは白嶺特別(4歳以上300万円未満)が行われ、コブラダイオーが優勝しました。
 第2障害はホワイトオーザンが先頭で下り、差なくコブラダイオーとホシタロウが続く展開。残り30メートル標識のさらに手前で、早くもコブラダイオーが先頭に立つと、終いまでしっかりした脚取りを披露。そのまま先頭ゴールを果たしました。コブラダイオーには交わされたものの、ホワイトオーザンが粘りきって2着。ゴール前、鋭く追い上げてきたエビスソルジャーが、ホシタロウをわずかに交わして3着で入線しました。

 さらに、第9レースには4歳以上オールカマーが行われ、ハマナカキングが勝利。2着サダエリコで、人気サイドでの決着となりました。
 エメラルド、ハマナカキング、サダエリコがほとんど差なく第2障害をクリアし、これにハヤテショウリキが続く展開。そこから抜け出したのはハマナカキングで、軽快な脚取りのままゴール目指して一直線。完勝といえる内容で、決勝線を通過しました。以下、サダエリコ、エメラルド、ハヤテショウリキの順で入線。

 27日(日)はウインターカップ(4歳以上オールカマー)が行われ、3番人気のタカラオーシャンが優勝。これで3戦連続連対となり、好調ぶりをアピールしました。
 実力馬トカチプリティーが先頭で障害を越え、タカラオーシャンとキョクシンオーが2番手。後続も続々クリアして、混戦模様を呈しました。トカチプリティーの脚いろが若干鈍り、タカラオーシャンが並びかけて残り10メートル。結局しぶとく脚を伸ばしたタカラオーシャンが、トカチプリティーをかろうじて交わして先頭ゴールを果たしました。0秒8差2着にトカチプリティーで、4番手集団から伸びたメダマが3着を確保しました。

 第10レースに行われたのは柏林馬事公苑特別(4歳以上600万円未満)。ここはコマタイショウが制し、6月以来久々の勝利を挙げました。
 ミスターハヤサキ、バンゼン、コマタイショウが並んで障害を下り、残り30メートルでも3頭が横一線。しかし残り20メートルでコマタイショウが前に出ると、追いすがる2頭を振り切ってゴールイン。追撃及ばずミスターハヤサキが2着で、終いに力尽きたバンゼンが3着で入線。

 28日(月)のメインレースはマディソン市長賞(4歳以上500万円未満)。ここはニシキユウ-タケトップクインで決まり、牝馬のワンツー決着となりました。
 各馬やや障害に手間取りましたが、これを先頭で抜けたのはニシキユウ。ブランドボーイ、フクノカミカゼ、タケトップクインも差なく続き、ヒロノドラゴンなどもこの圏内。ニシキユウの脚取りは、必ずしもいいとは言えませんでしたが、重馬場もあって各馬も同様。ばんえいらしい力勝負が演じられた結果、ゴール線を先頭で越えたのはニシキユウ。3頭横並びの2着争いはタケトップクインに軍配が上がり、以下フクノカミカゼ、ブランドボーイと続きました。

 この日の第10レースは若駒特別(3歳オープン)が行われ、ニシキボスが勝利。特別戦初勝利となり、世代のトップクラスに名乗りを上げました。
 第2障害はニシキボスが先頭でクリアし、軽快な脚いろでリードを広げる展開。これに2番手クリアのウメノタイショウが迫り、残り20メートルで先頭へ。ところがゴール前でウメノタイショウの脚いろが鈍り、ニシキボスが並びかけたところへ、さらに外からオレワスゴイが急襲。カイセテンザンも加わり、4頭が並んでゴール線を通過。わずかにニシキボスが先頭で荷物を運びきり、0秒7差でオレワスゴイが2着。そこからさらに0秒3差でカイセテンザンとウメノタイショウが同タイムで並び、結果カイセテンザンがわずかに先着して3着となりました。

映像はこちら。またこれらを含め2カ月前までの映像は、すべてオッズパークにてご覧いただけます。

今週の見どころ(1/26~1/28)

2008年1月25日(金)

 1月25日(金)~27日(日)の3日間、第45回おびひろ氷まつり(会場:帯広市緑ヶ丘公園)が行われます。大雪像・氷彫刻の制作、展示や、雪の迷路、夜空を彩る冬の花火のほか様々なアトラクションで盛り上がる毎年恒例の一大イベントです。
 これに合わせ帯広競馬場でも、26日(土)・27日(日)に、おびひろ氷まつりin帯広競馬場 馬の冬まつりが開催されます。馬とのふれあいやその他盛りだくさんの企画が予定されています。またイベント期間中氷まつり会場から帯広競馬場までバスが運行します。ぜひ競馬場にも足をお運びください。
 ところで27日にミサキスーパーの引退式が行われます。ミサキスーパーといえば、04年の帯広記念など重賞4勝を挙げた名馬ですが、04年から3年連続でばんえい記念2着の記録を思い起こす方も多いでしょう。ファンには最後のお披露目となりますので、帯広競馬場スタンド正面(15時30分ころより開始予定)にお集りください。

 1月26日(土)のメイン第11レースは氷柱特別(オープン混合)
 注目は、近7走のオープン(混合戦含む)で5連対と好調なホクトキング。前走ニューイヤーカップでは、勝ったホシマツリとコンマ4秒差の2着。とはいえ第2障害で大きく体勢を崩して、なおこの着順だけに近走の充実ぶりがうかがえます。今回は混合戦で相手が楽になっておりチャンスでしょう。
 相手筆頭は近走末脚が安定しているアンローズ。ニューイヤーカップで3着などなかなか勝ち切れないものの、昨年11月以降重賞を除くオープン(混合戦含む)で4戦して2着1回、3着2回と健闘しています。展開次第では帯広初勝利の可能性もあります。
 追い込みにかけるホクショウダイヤや、障害さえスムーズならホクショウファイトもそれほど差はありません。

 この日の第10レースに白嶺特別(300万円未満)が組まれています。
 コブラダイオーはこのクラスに昇級後6戦2勝、2着2回、4、5着各1回の安定ぶり。今回は重量が700キロに加増されますが、障害力で勝負するタイプだけに心配いらないでしょう。
 相手筆頭はキクスイホマレ。ここまでコブラダイオーとは5戦4勝と抜群の相性をみせています。しかし今回はその5走より5キロ重量差が縮まる点が不安。さらに特別戦の重量増は持ち前のスピードを殺してしまう心配もあります。今回は底力に期待です。
 このクラスの安定勢力エビスソルジャーも有力。昨年3歳牝馬三冠で活躍したペガサスプリティープリンセスモモはこのクラスでは力上位ですが、他馬との重量差を考えると強気にはなれません。

 この日の第9レースは4歳以上によるオールカマーです。
 20日のオーロラ特別(オールカマー)で障害先頭から悠然と逃げ切ったのがサダエリコ。その再戦となった今回も有力馬には違いありません。しかしその前走が約1年7カ月ぶりの勝利ということが示すように、近況からは2走続けて勝ち切るほどの勢いは感じられません。
 それなら同レース2着で今年に入って3戦連続して3着以内と堅実なハマナカキングに期待する手もありそうです。前走3、4着の軽量牝馬センコウラブリイエメラルドの再度の上位食い込みもありえるでしょう。

 1月27日(日)のメイン第11レースはウインターカップ(オールカマー)。19日第10レース(オールカマー)のメンバーがそのまま出走してきました。
 そのレースを逃げ切ったギャンブラークインは、障害さえまともならこれくらいは走ってもおかしくはありません。今回も有力馬の1頭には違いないものの、減量騎手起用の10キロ減がなくなるのは痛いところ。
 前走好位追走からしっかり2、3着を確保したタカラオーシャントカチプリティーに逆転の目が十分ありそうです。実績上位のエビスオウジャの巻き返しも考えられます。

 この日の第10レースは柏林馬事公苑特別(600万円未満)。前開催の同条件戦・愛国特別のメンバー中6頭が出走予定です。
 注目はバンゼン。600万円条件では最上位に格付されるなどここでは実績上位の存在。他馬との重量差も許容範囲となれば、巻き返す可能性は十分でしょう。
 愛国特別では逃げて2着に粘ったコマタイショウや、同3着ミスターハヤサキも有力。別路線組では、今季混合700万円未満で7戦3勝、2着1回のニシキセンプーの先行力も軽視できません。

 1月28日(月)のメイン第11レースは姉妹都市締結記念マディソン市長賞(500万円未満)
 ここは、前々開催(12月30日)と前開催(1月5日)の同条件戦で1、2着を分け合ったミスターセンプーストロングペガサスに、好調な5歳勢ツジノコウフクヒロノドラゴンニシキユウらが挑む構図になりそうです。
 ミスターセンプーは今季25戦して掲示板を外したのが1度だけと安定感抜群、ストロングペガサスは登坂力では上位で、ともに早めの仕掛けからの粘り込みを狙います。
 勢いがあるのはツジノコウフクヒロノドラゴン。前々走の5歳重賞・天馬賞ではそれぞれ4、2着、前走のポプラ賞(4・5歳オープン)では1、2着と好勝負を繰り広げました。ツジノコウフクが今季500万円未満で6戦して2、3着各1回、4着2回と好走していることから、この条件初出走のヒロノドラゴンにも同様の活躍が期待できます。
 牝馬のニシキユウは相手なりに走れるのが強み。重量差を生かして上位をうかがいます。
 また先行力あるブランドボーイなども侮れず、見ごたえのある大熱戦が期待できるでしょう。

 この日の第10レースは若駒特別(3歳オープン)。前開催の同条件戦・ジャニュアリー特別のメンバー中6頭が出走を予定しています。
 注目はそのジャニュアリー特別で逃げ切ったウメノタイショウ。決め手上位のオレワスゴイ、重量有利なニシキボスも争覇圏です。

馬券おやじは今日も行く(第43回) 古林英一

雪やこんこん、狙った馬も来ん来ん?

 小生の住まいする札幌は雪でも十勝方面は十勝晴れということが多いのであります。今開催から第2障害が10センチ高くなり、もとの170センチに戻っています。真冬ですから、馬場水分は3%とか4%ですけど、夏の同じ馬場水分に比べると馬場はぐっと重くなっているようです。

 ということで、障害得意の馬が健闘している昨今ですが、昨日から北海道は大荒れ。全道的に雪マーク。念のために週間天気予報を確認したら、明日には雪はあがりそうで、21回後半(1/25~27)はどうやらあまり雪は降りそうにありません。

 悩むところですなあ。この大雪がどの程度馬場に影響しているのか。いずれにせよ、それなりに軽くはなっていそうなので、ここしばらくとは違った傾向のレースになるかもしれません。雪はコンコン、狙った馬は来ん来んとなりそうな気配がします。

     *     *     *

 話はがらっと変わります。一昨年まで、ばんえいは4場開催でした。かつては様々なローテーションでしたが、21世紀に入ってからは、旭川→岩見沢→北見→帯広というスケジュールになっていたように思います。

 なかでも岩見沢は、開催日数も多く、さらに札幌からも近いことから、小生が最も頻繁にでかけた競馬場でした。岩見沢競馬場の駐車場は丘の上にあり、駐車場から階段を下ったところに競馬場の入口があります。で、入口を入った右側に「競馬資料館」という建物があったのをみなさん覚えておられますでしょうか?

 今さら岩見沢市がばんえいを見捨てたことをつべこべ言う気はありません。言いたいこともありますが、ここではグッと堪えましょう。ただ、この資料館についてはかなり気になっておるのです。何が収蔵されていたのか、小生も何度か入ったのですが、恥ずかしながら何があったのかを正確に思い起こすことはできません。

 このたび岩見沢市は厩舎施設を取り壊しました。安全管理上の理由とのことでしたが、これはまあやむを得ないでしょう。残りの施設についてはどうなるのか? たいへん気になるところです。

 そこで、競馬場を管理している岩見沢市農政部に電話して尋ねてみました。担当者にとっては、さぞ迷惑な問い合わせだったろうと思います。できたらこっそり全部処分したかったんじゃないですかね。そうは問屋が卸さんぞと、「貴重な文化的資料もあろうかと思うので、資料館の収蔵物を確認させてもらいたい」と申し入れたところ、「今は閉鎖しており、見せることはできない。今後どうするかも決まってない」とのこと。では「新年度には決まるのか」と聞いたら、「そうなると思う」との返事。

 小生、岩見沢市当局は、収蔵品をこのままこっそり廃棄ということもやりかねないと思ってます。そうなる前に何とかせねばと思うのですが、全国のばんえいファンのみなさん、何かいいアイデアはないでしょうか?

レース回顧(1/19~1/21)

2008年1月21日(月)

 19日(土)のメインレースに行われたのは氷雪特別(4歳以上430万円未満)。ここは1番人気のコーネルが勝利を挙げ、前走5着から巻き返しました。
 第2障害はイチショウリを先頭に、差なくコーネル、ヒカルヨシウメが続く展開。先頭のイチショウリは残り20メートル付近で脚いろが鈍り、代わってコーネルが先頭へ。これに障害4番手から脚を伸ばしたカネミセンショーが迫りますが、交わすには至らず。コーネルが粘りきって先頭ゴールを果たしました。2着はカネミセンショーで、障害6番手から追い込んだヒロノタキオンが3着。

 この日の第10レースは4歳以上によるオールカマーが行われ、ギャンブラークインが9月以来の勝利を挙げました。
 ギャンブラークインが第2障害を先頭で越え、やや遅れてキョクシンオーとトカチプリティー。タカラオーシャンもこの圏内でクリアしていきました。しかし船山蔵人騎手起用でハンデに恵まれたギャンブラークインはスイスイ逃げ、後続に大差をつけて楽勝しました。2着は、しっかりとした脚取りで押し上げたタカラオーシャン。1番人気のトカチプリティーが3着を確保しています。

 20日(日)は睦月特別(4歳以上オープン)が行われ、カネサブラックが優勝。前走の霧氷特別に続き連勝を果たしました。
 障害巧者ミサイルテンリュウとナリタボブサップ、これにカネサブラックも加わって、3頭が並んで第2障害をクリア。ここからカネサブラックが即座に抜け出し、一気にリードを広げました。そこへ障害6番手から豪脚を見せたフクイズミが襲いかかって、残り10メートル。しかしカネサブラックも渾身の二の脚を見せ、かろうじてこれを振り切りました。障害4番手からきっちり歩いたスーパークリントンが3着。

 この日の第10レースはオーロラ特別(4歳以上オールカマー)。ここはサダエリコが制し、06年旭王冠賞以来、実に1年7カ月ぶりとなる勝利を挙げました。
 第2障害を先頭で越えたサダエリコは、一気に後続とのリードを広げました。遅れてエメラルド、センコウラブリイなどもクリアしましたが、サダエリコの逃げ脚は快調。そのままゆうゆうとリードを広げ、久々に勝利の美酒を味わいました。2着は障害5番手から脚を伸ばしたハマナカキング。しっかり歩ききったセンコウラブリイが3着入線。

 21日(月)は銀嶺特別(4歳以上360万円未満)が行われ、ユウシテンザンが勝利。前走2着に続く好走で、好調ぶりをアピールしました。
 ひと腰で第2障害を越えたユウシテンザンは、後続との差を広げて逃げ込み態勢。これをキタノイチオクが追いますが、差はいっこうに詰まらず。ゴール直前でユウシテンザンも脚いろが鈍りますが、結局そのままの順位でゴールを迎えました。第2障害で派手にヒザ折りしながら3番手でクリアしたカゲタカラヒメが、終いまで脚を伸ばして3着を確保しました。

映像はこちら。またこれらを含め2カ月前までの映像は、すべてオッズパークにてご覧いただけます。

今週の見どころ(1/19~1/21)

2008年1月18日(金)

 先週のヒロインズカップで年末・年始の重賞ラッシュも一段落。次回の重賞は3月2日のチャンピオンカップとなります。今週末から始まる第21回開催では、クラスの枠を超えて出走メンバーが編成されるオールカマー戦が4レース組まれています。オープン馬vs下級条件の上がり馬など、面白い組み合わせも期待できます。ぜひご注目ください。

 1月19日(土)のメイン第11レースは氷雪特別(430万円未満)
 中心は3開催前(12月18日)のキリンビール賞(430万円未満)で好位追走から差し切ったコーネル。前々開催、前開催は世代限定戦にエントリーしたためこの条件には不出走でした。しかしそのキリンビール賞まで今季このクラスでは4戦2勝、2着1回と、勢い、実績ともに上位の存在だっただけに今回も注目できるでしょう。
 展開にかかわらず差し脚を繰り出せるカネミセンショー、近走安定した成績を残しているコトブキライアンも有力視できます。

 この日の第10レースは4歳以上のオールカマー。オープンから360万円条件までの10頭が顔を揃えました。
 実力では前走、牝馬重賞・ヒロインズカップを制したトカチプリティーが最右翼ですが、ここは600万円条件のキョクシンオーに期待します。昨年10月21日のオータムカップ(オールカマー)、同28日のオープン勝入混合別定では、トカチプリティーと同重量で差のない競馬をしていた実績があります。このところの自己条戦件でも着順ほど負けておらず、近走より格段に重量が軽くなった今回は、メンバー中随一の末脚が炸裂する可能性が高いでしょう。
 もちろんトカチプリティーや、この相手関係ならエビスオウジャも有力。軽ハンデの好調馬タカラオーシャン(430万円条件)、キングシャープ(360万円条件)の上位食い込みも警戒したいところです。

 1月20日(日)のメイン第11レースは睦月特別(オープン)。前開催の霧氷特別(オープン)のメンバー中6頭がここに駒を進めてきました。
 その霧氷特別はカネサブラックが障害2番手から、残り35メートルで先頭を行くニシキダイジンを並ぶ間もなく交わすとあとは突き放す一方の横綱相撲。5走連続2着惜敗にピリオドを打ちました。しかし今回は、その5走中3走で先着されていたナリタボブサップが出走しており勝ち切るまでは微妙なところです。
 中心はナリタボブサップ。ひと開催自重してここに臨んできたのは好感触。トップハンデでも最大20キロ(牝馬フクイズミとは25キロ)差ならまったく問題なく今回も障害巧者ぶりを発揮してくれるでしょう。
 相手はこちらもトップハンデでもカネサブラックや、前走牝馬重賞・ヒロインズカップで追い込んで2着だったフクイズミが有力。霧氷特別2着を含め近3走のオープンで複勝圏を外していないタケタカラニシキもこの時期は得意だけに侮れません。

 この日の第10レースはオーロラ特別(オールカマー)。オープンから300万円条件までの幅広いメンバーが出走予定です。
 注目は600万円条件のハマナカキング。今季はオープン混合で3戦してすべて2着と実績では上位の存在です。近走障害も安定しており、好位追走からの押し切りが期待できるでしょう。
 相手は、今季混合700万円未満や600万円未満でハマナカキングと好勝負を繰り広げているハヤテショウリキ(600万円条件)や、実力牝馬エメラルド(500万円条件)が有力。上がり馬センコウラブリイ(300万円条件)も軽量を利して上位をうかがいます。
 オープンのサダエリコは昨年7月の重賞・北斗賞で2着に入った実績があります。とはいえ今季の連対はこの1回だけで、近走もひと息の成績だけに中心視はできません。。

 1月21日(月)のメイン第11レースは銀嶺特別(360万円未満)。前々開催(1月2日)の同条件戦・新春特別のメンバー中7頭が出走予定で再戦模様となりました。
 注目は、近11走の同条件戦で掲示板を外したのが1回だけという安定感が魅力のユウシテンザン。新春特別は先頭で障害を越えたものの、3番手に続いたビッグファイヤーに残り20メートルで差し切られ、ゴール前では好位から差を詰めてきたキングシャープ、キタノイチオクとの横一戦の2着争いにも残れず4着でしたが、早め障害クリアからの前残りが期待できます。
 相手は、このクラスの安定勢力のキヨマサブライトダンサー、牝馬限定戦ながら前走混合360万円未満を楽勝したキタノパワーらが有力。
 ビッグファイヤーは強烈な決め手がありますが、障害次第のところがあり強くは推せません。

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