
丹村飛竜が完全優勝を狙って激走!
山陽オートで行われているGIIミッドナイトチャンピオンカップは、優勝戦のメンバーが出揃った。ファイナリスト7人は全て最重ハンの選手。ハンデ構成は10Mオープンで、内から西村龍太郎、緒方浩一、中山光、岡部聡、久門徹、田中茂、丹村飛竜となった。
まずはスタート争いだが、最内の西村はしっかりと枠を主張して先行しそう。続くのは緒方。中山と岡部は、ややスタートに不安があって後手を踏むかも。久門、丹村がカマシ気味に出て行く。田中茂は丹村に行かれてしまうかも知れないが、岡部や中山よりは先に行けるか。
逃げる西村はペースを上げて逃げそうだが、準決で丹村に捕まってしまっているように、最後まで押し切るのは難しい。記念の優勝戦で周回が延びる事も考えると尚更、逃げ切りまでは厳しいとみた。
西村を追う一番手は緒方。緒方は2日目から連勝中で、エンジン状態は問題ない。早い段階で西村を交わせれば、ハイペースの独走に持ち込める。しかし、西村も簡単には抜かれないように抵抗するだろう。久門は1周目で3番手に付けそうだが、前を走る西村や緒方の動きを見ながらの走りになりそう。丹村はスタートで内枠勢を何車か包んで出て好位置に付ける。
当ブログでの本命には丹村を挙げる。今節はここまでオール1着。エンジンの仕上がりは一番良い。3日目に行われた選抜予選でも、2着だった田中茂を大きく引き離して勝っている。準決では逃げに入っていた西村をしっかりと捕えていた。攻めの方も差しに自信が見られている。前を走る選手が誰であれ、エンジンを信じてインに突っ込んでいきそう。スタートである程度の位置に付けられそうな事や8周戦になるのも好材料。完全優勝に期待したい。
相手は西村。いきなり独走に入れるのは大きな魅力。エンジンを準決以上の仕上がりにして、後続が競り合うような展開になれば押し切りもあるか。次に緒方。2枠なら2番手発進は必至で、もしかしらたトップスタートまである。独走は得意な選手なので、とにかく早めに先頭に踊り出たい。そして中山光。準決ではスタートで遅れ、最後方からのレースになったが、そこから怒涛の追い込みを見せていた。8周戦ならスタートの不安を多少はリカバリーできるか。最後に久門。好ダッシュを見せそうで、トップスタート、もしくは2番手発進を決めるようだと、渋太い走りで粘り込む事ができる。
◎丹村飛竜
○西村龍太郎
△緒方浩一
△中山光
▲久門徹
久門徹が速攻を決めてV狙う!
伊勢崎オートで行われているGIIレジェンドカップは優勝戦のメンバーが出揃った。準決からハンデが重くなった押田和也だが、力走を見せ優出。その結果、優勝戦のハンデ構成は0ハン単騎で押田、10Mは内から久門徹、田中茂、篠原睦、伊藤信夫、若井友和、高橋貢、荒尾聡となった。
スタート想定だが、0ハン押田はやや不安定な面あるものの、ここはしっかりと残して出るか。10Mは最内の久門が先行。それに篠原と伊藤信が乗って出る。高橋貢と荒尾もカマシ気味に出て行く可能性ある。
まずは逃げに入る押田。今節は初日から良い走りを見せており、準決でも上がり397と悪くない数字。スタートさえ残せば、レース序盤はいい引っ張りを見せそうだ。これを追って行く一番手は久門。今節はオール連対の安定感を見せている。準決では上がり392の好タイムをマークしており、エンジンの仕上がりは十分。道中で押田を交わせそうだ。
10Mから2番手発進しそうな篠原も状態は良い。早めに久門と押田を交わせればいいが、手間取るようなら後続の攻めを食らってしまう。高橋貢と荒尾がある程度のスタートを決めると直撃してくる。篠原が優勝するには、とにかく待ったなしの攻めが条件。若井も今節は堅実な走りを見せており、スタート次第では上位争いに参加できる。
当ブログでの本命には久門を挙げる。絶好の位置から先行しそうで、道中で押田を交わして逃げ展開を作れる。今節はエンジンが徐々に上向いており、8周戦でも逃げ切れる機力はあると見ている。相手は篠原。外枠勢が来る前に速攻が決まれば、優勝チャンスは十分。当地伊勢崎では昨年にSG初優勝を決めて良いイメージがある。
次に高橋貢。準決の上がりタイムはそこまでではなかったが、その内容は良かった。2番手に立つと一気に田中茂を差す流れの良い攻めを見せていた。巧腕を発揮して上位進出を図る。そして荒尾。この位置は、いかにも厳しい印象を受けるが、武器のスタートが炸裂すれば序盤で好位置につけるかも。現況のオート界で全国3位の座を堅持している。最後に若井。スタートで外の2車に行かれない事が条件になるが、それが叶えば気合入った走りができるエンジン状態だ。
◎久門徹
○篠原睦
△高橋貢
△荒尾聡
▲若井友和
木村武之が好枠を生かして力走する!
川口オートで行われている第70回GI開設記念グランプリレースは優勝戦のメンバーが出揃った。ハンデ構成は10Mオープンで最内から大木光、小林瑞季、加賀谷建明、木村武之、中村雅人、永井大介、鈴木圭一郎、青山周平となった。
スタート巧者が揃い、ほぼ枠ナリ発進になりそうだが、外寄りから好ダッシュがありそうなのは永井や青山。しかし、最内の大木はしっかりとインを主張し、1コーナーには先に飛び込んで行くか。小林瑞、加賀谷もスタート切り慣れている地元の利で枠順通りの発進は十分。
ここまでオール連対で来ているのは鈴木圭だが、準決の動きは苦しそうに見えた。外寄りに置かれ、スタート後の展開は微妙なので、優勝を狙うとなるとエンジンの底上げが必要か。準決で最も良い上がりタイムをマークしたのは永井。2日目の重走路以外はオール1着で、エンジンは仕上がっている。準決で目を見張る走りをしたのは木村武。先行していた青山を道中で見事に差し返して見せた。
レース展望だが、先行しそうな大木はそのまま押し切りもありそうな仕上がり。ただし、準決で勝ち切れなかったように、8周戦になるGI優勝戦ではレース後半苦しくなるか。同様に小林瑞と加賀谷も8周回を先頭で走るのは難しい。各車、枠ナリ発進の条件付きだが、当ブログでは木村武を本命に挙げる。
5枠から外には強力な車が控えているが、先に内の3車を交わせば十分勝機はある。準決の上がりタイムでは不足気味だが、そこはレース展開が厳しかった点も加味しなければならない。早めに先頭を走れるようならもっとタイムは出る。そこで、木村武の速攻に期待する。
相手は永井。今節は永井らしい走りが決まっている。スタートで内枠勢を何車か包んで出れば、優勝も十分可能。木村武にとって永井が最も怖い存在になるだろう。次に青山。準決の状態では明らかに足りないが、優勝戦になるとエンジンをしっかりと仕上げてくるシーンは何度も見ている。そして鈴木圭。準決では苦しいエンジン状態ながら、しっかりと勝ち切ったのはさすが。今節はオール連対で来ている流れの良さもある。最後に中村。今節は動きが軽快で、中村の本来の走りができている。レース序盤の位置取り次第では優勝争いに参加できるだろう。
◎木村武之
○永井大介
△青山周平
△鈴木圭一郎
▲中村雅人
鈴木宏和が記念初優勝へ向け激走!
浜松オートで行われている第63回GIスピード王決定戦は、優勝戦のメンバーが出揃った。準決からハンデが重くなった松山茂靖が優出した関係で、優勝戦のハンデ構成は10Mオープン。スタートや序盤の展開がポイントになる。
最内には松山。そこから外へ山田達也、丹村飛竜、鈴木宏和、伊藤信夫、木村武之、荒尾聡、鈴木圭一郎となった。
まずはスタート争いだが、10Mオープンとなると内枠が断然有利。松山の先行が考えられる。そうでない場合は、スタート力ある鈴木宏が4枠から飛び出すか、丹村が内寄りの利を生かして先行するか。外枠勢もスタートは巧い方だが、10Mに全車が並んでいるので、1コーナーまでは遠い。トップスタートまでは厳しいとみている。
逃げに入るのは松山か鈴木宏。松山が逃げに入った場合だが、そこそこの逃げを見せると思われるが、準決の走りを見る限りでは8周回逃げ切るのは厳しいか。レース道中で誰かに交わされてしまいそう。どちらかと言うと鈴木宏の方が、独走での押し切りチャンスがある。
実力上位は鈴木圭だが、レース序盤の展開はどうか。荒尾より先にスタート行く事ができないと、荒尾を突破するのにかなり手間取りそう。仮に突破した後でも先頭を走る選手は、はるか前の可能性がある。荒尾にしてみれば、優勝するとなると鈴木圭に先行は絶対条件。そこからも常に先手先手の攻めが要求される。今シリーズの荒尾の動きを見ていると、エンジンが仕上がっているとは言えない。優勝戦では苦戦が想定される。伊藤信と木村武は枠ナリ発進が最低条件。それが叶えば、優勝争いにまで参加できる。
当ブログでの本命には鈴木宏を挙げる。スタート力は全国屈指。ここは2番手発進、もしくはトップスタートを決めてくる。どちらにしてもレース序盤で先頭に立ちそう。そこからはマイペースの逃げに入る。後続は競り合いそうで、すぐに直撃してくる選手は不在。展開も味方に記念競争で初優勝を目指す。
相手は鈴木圭。今節の上がり一番時計は鈴木圭。スタートを含めてレース序盤の位置取りに注文は付くが、8周回になるのは鈴木圭にとって好材料。強烈な追い込みを見せる。次に木村武。準決の動きだと、エンジンに上積みが必要な状態だが、ここ一番では乗り手のキレが増す木村武。スタートである程度の位置に付けて進撃を開始する。そして松山。優出メンバーの中では力量がやや見劣るが、10Mオープンの最内は大きな魅力。スタート飛び出して、そのまま押し切りも一考。2007年以来、15年ぶりの同大会Vを狙う。最後に伊藤信。序盤の位置取り次第にはなるが、スピードが生かせる展開になれば車速を乗せて登場するかも。
◎鈴木宏和
○鈴木圭一郎
△木村武之
△松山茂靖
▲伊藤信夫
永井大介に優勝チャンス到来!
飯塚オートで行われているGIIオーバルチャンピオンカップは優勝戦のメンバーが出揃った。準決では鈴木圭一郎や地元エースの荒尾聡が3着一杯で優出を逃す波乱があったが、優勝戦まで進んだ顔ぶれは記念レースに相応しい面々。
0オープンの優勝戦は1枠から浦田信輔、有吉辰也、永井大介、辻大樹、加賀谷建明、篠原睦、若井友和、高橋貢となった。
まずはスタート争いだが、ここは巧者で2枠の有吉が先行とみた。これにすぐ外の永井が乗って行く。浦田はやや包まれる恐れがある。辻や加賀谷もしっかりとスタート切る。外の3車もスタート巧者だが、枠順を考慮すると序盤で好位置には付けられないか。
先行する有吉でレースが始まりそう。機力的に悪くない有吉は、ブロック力も高く簡単には抜かれない技術を持つ。そのままの押し切りも十分考えられるが、8周回を集中して走り切れるかどうか。後続を引き離せればリラックスして走れるかもしれないが、ピタリとジカ付けされるとプレッシャーがかかる。それができる候補は2番手発進がありそうな永井。
準決で圧倒的なタイムをマークしたのは永井。1周で先頭に立てたレース展開もあるが、エンジンの仕上がりは最高潮。優勝戦では有吉をマークしながら走り、道中でインに車を向けていきそう。今の状態の永井なら、先頭を走れば誰も追いつけない。そのまま後続を寄せ付けずゴールするとみた。
相手候補は加賀谷。準決では永井に次ぐ上がりタイムをマークした。エンジン状態は良好。フライングが多発し、一時期は封印していたスタートも今は解禁。5枠からトップスタートを決めるようなら2017年以来、同タイトル2度目の優勝も見えてくる。とにかく早めに独走に入れるかがカギ。次に有吉。順当ならトップスタートが望めそう。すぐ後ろにプレッシャーをかけてくる選手がいなければ、自分のコースを回ってペースを上げてくる。先頭の座を狙う選手が現れても、インコースを締め上げて抜かせないかも。そして浦田。最内は魅力だが、スタートで包まれる恐れもある。その重圧をはねのけられれば逆にチャンスが舞い込んでくる。スタートを踏ん張りたい。最後に篠原。スタートが早い篠原は6枠なら十分勝負圏内。トップスタートを決め、後続が競り合うようなら残り目が出てくる。
◎永井大介
○加賀谷建明
△有吉辰也
△浦田信輔
▲篠原睦