青山周平が強烈な差しで決着を付ける!
SG第40回オールスターオートレースは優勝戦のメンバーが出揃った。準決が10Mオープン戦や0、10Mのハンデ戦だった事もあり、これまでにない顔ぶれになった。その優勝戦も10Mオープン戦。近年のSG優勝戦とは違うレース展開が見られそう。
並びは最内から岡谷美由紀、春本綾斗、鈴木宏和、黒川京介、佐藤摩弥、永井大介、鈴木圭一郎、青山周平となった。この中でSG初優出は岡谷、春本、鈴木宏。岡谷にいたってはGII以上で初の優出。黒川はSG2度目の優出。佐藤摩はSG4度目の優出。いかにフレッシュな顔ぶれかが分かる。
10Mオープン戦となった優勝戦だが、まずはスタート想定。いずれもスタート力はあるが、3枠の鈴木宏が単純なスタート力ではトップと見ている。ここはその鈴木宏が先行しそうだ。これに乗って行くのは佐藤摩。永井と青山も3、4番手には出そう。他は枠ナリ発進か。
いきなり逃げに入りそうな鈴木宏のペースだが、10周戦は未知数な面があるし、元々スタミナは不安な面がある。最後まで自力で逃げ切れるかは疑問。追って行く一番手になりそうな佐藤摩だが、鈴木宏にジカ付けできればインに突っ込んで行くことも可能。鈴木宏のペースやコース取り次第では先頭に踊り出るチャンスがありそう。
しかし、当ブログでの本命には青山を挙げる。8枠に置かれたが、スタートで内枠勢を何車か置いて出る可能性がある。レース序盤で4番手に付けられれば、そこからは10周回をかけて追い上げて行ける。今の青山は、前を走る車のインに少しでも隙があれば入っていける状態。強烈な走りに期待したい。
相手は鈴木圭。準決は勝ち切れず完全優勝の夢は絶たれたが、今節はいい時の動きが戻ってきている。3日目などは絶望的なレース展開から巻き返して白星。気合が感じられた。スタートで五分に出ることができれば優勝のチャンスが倍増する。次に佐藤摩。2番手発進から鈴木宏を早めに交わせそう。そこからはコースを守って逃げ粘るシーンも十分。そして鈴木宏。トップスタート切りそうだし、後続が激しく競り合うようなら、そのまま押し切りもあるか。最後に永井。準決ではさすがの走りを見せた。SG優勝からは遠ざかっているが、メンバーが手薄な今回は復活Vの絶好の機会。
◎青山周平
○鈴木圭一郎
△佐藤摩弥
△鈴木宏和
▲永井大介
当日は雨の予報が出ており、重走路での想定もしておきたい。
優出メンバーの中で雨実績が低いのは岡谷、春本、鈴木宏、黒川。この4者は展開が向いても厳しくなりそう。レース序盤は佐藤摩が先頭を走りそうだが、外枠3車の方が実績は断然。その中でも鈴木圭と青山は連対率が高い。この両者が競り合いながら先頭争いを演じそうだ。永井はスタートで先行して、この両者が競り合う間にリードを作れれば可能性が広がる。佐藤摩にしてみれば、外の3車が大激戦にならないと厳しくなるだろう。
雨予想
◎青山周平
○鈴木圭一郎
△永井大介
△佐藤摩弥
▲黒川京介
大外でも青山周平が猛攻見せる!
第2回GI令和グランドチャンピオンカップも優勝戦のメンバーが出揃った。準決の4日目は第1Rから重走路で始まった。徐々に走路は乾いていったが、準決が始まっても完全な良走路にはならず、一部が濡れているブチ走路での戦いになった。
そんな厳しいコンディションを克服し、優勝戦に駒を進めたのが、0Mオープンの優勝戦の内枠から丹村飛竜、渡辺篤、浦田信輔、岩崎亮一、重富大輔、丸山智史、中村雅人、青山周平。
優勝戦は良走路で行われそう。シリーズ中にエンジンが良かったのは青山。ここまでオール連対できており、上がりタイムも39をマークしている。同様に渡辺も上がり39を叩き出しており、シリーズ中は全て車券に絡む安定感を見せている。重富も初日に上がり39を出しており、エンジンの仕上がりではこの3者が上位。他はそこまで差がない。
0Mオープンで肝心のスタート争いは、最もスタート力があるのは青山だが、大外ではトップスタートまでは望めないか。最内から丹村が先行し渡辺が乗って行きそう。これに青山がカマシ気味に出るか、岩崎や浦田が突っ張って出るか。重富、丸山、中村は厳しいレースの序盤になりそう。
逃げる丹村のペースだが今節、良走路では4着が一杯で、どこまで逃げ粘れるかは疑問。8周戦になる事を考えると、なおさら最後まで先頭を守るのは苦しそう。渡辺が代わって逃げに入るか、青山が仕掛けてくるか。
当ブログでの本命には青山を挙げる。レース序盤で3~4番手には付けられそうで、先頭を走る選手がペースを上げる前に早めに仕掛けていきそう。先頭に立ったらコースを抑えつつ、ペースを上げる走りで後続を寄せ付けない。後ろにじか付けされても変幻自在の走りで抜かせないだろう。
相手は丹村。レース道中のペースには不安あるが、スタートで先行できそうな強みは大きい。地元走路のアドバンテージもあるので、自身2度目のGI優勝も十分。次に渡辺。丹村のスタートに乗って行くか、もしくはトップスタートを切るようならハイペースの逃げに持ち込める。記念での優勝はまだないが、今回は初制覇の大チャンス。そして浦田。3枠ならバックストレッチでインに潜り込めるかも。競り合いに強い面を見せて優勝争いを演じるか。最後に中村。レース展開は楽ではないが、8周戦なら後半に番手を上げて行ける。
◎青山周平
○丹村飛竜
△渡辺篤
△浦田信輔
▲中村雅人
青山周平がスタート一気で逃げ切るとみた!
好天の下、行われていた特別GIプレミアムカップだが、4日目は3Rあたりから降雨。準決は重走路での戦いになった。その恩恵を大いに受けた選手や、逆に力を出し切れなかった選手など悲喜こもごも。優勝戦の日はお昼に雨が上がる予報で、優勝戦の時間帯は良走路にまで回復しそう。
エンジンの仕上がりが良さそうなのは青山周平。予選3日間の良走路はオール連対で突破していた。持ちタイムで言えば佐々木啓も同じ数字を出しており、調整が合えば機力は互角。他はそれほど差のない状態。
0Mオープン戦で肝心のスタート争いは、青山が先行するとみた。これに荒尾聡が続いて行く。西原智昭も今節はスタートの切れが良く、3番手発進まで望める。他はスタート力ある有吉辰也、木村武之がまずまずの位置に付けるか。金子大輔、佐々木、丹村飛竜は苦しくなりそう。
レース展開だが、トップスタートを切るとみている青山の逃げから始まる。今節の仕上がりから言って、青山を追って行ける選手は不在。仮に当日、青山のエンジンが仕上がりを多少欠いても、コースを守っての抜かせない走りで後続を封じ込めるだろう。よって、当ブログでの本命には青山を挙げる。
相手は荒尾。もしかしたら青山より先に出るかもしれない。そうなった場合は走り慣れている地元走路で軽快な逃げを見せる。そうでなくても近況の荒尾は、レース道中に巻き返して行くシーンが何度も見られているので、先頭を走る青山の隙を突いて、インに潜り込んでいくかも。
次に木村。今節は全てのレースで車券に絡む安定感を見せており、スタート後の位置取り次第では大駆けもありそう。そして佐々木。佐々木の場合はレース序盤で好展開を望みにくいが、エンジン状態は上位。8周回になる優勝戦は佐々木にとって有利に働くだろう。最後に有吉。かつての勢いを取り戻しつつあり、枠順不問の強烈スタートが決まるようだと、川口GIに続いて今年2度目の記念制覇があるかも。
◎青山周平
○荒尾聡
△木村武之
△佐々木啓
▲有吉辰也
鈴木圭一郎が完全優勝を狙う!
川口オートで行われている第69回GI開設記念グランプリレースも優勝戦のメンバーが出揃った。好天の下、競走が続いており、冬場らしい好タイムのレースが多かった。準決は強豪がしっかりと力を見せ、豪華な優勝戦になった。ハンデ構成は10Mオープンで内から黒川京介、有吉辰也、佐藤摩弥、若井友和、早川清太郎、中村雅人、鈴木圭一郎、青山周平となった。優勝戦の日も天気は良さそうで、良走路での競走になりそう。
まず10Mオープンのスタート争い。ここはスタートが苦手な選手は不在で、ほぼ枠なり発進になりそう。あるいは有吉や佐藤摩がダッシュを決めるか。鈴木圭や青山がカマシ気味に出るか。
まずは逃げに入る黒川。準決でも素晴らしいタイムをマークしており、そのまま逃げ切りも十分考えられる。ただし、8周戦での経験にはやや不安が残る。全ての周回を同じペースで走れればいいが、途中で滑らせたりコースを外してしまうことも考えられる。その後ろの競り合いはどうか。有吉や佐藤摩はインをしっかり走れる方でブロック力は高いが、準決のタイムを見ると黒川がミスなく走った場合、先頭に立つ事は難しそうだ。捕える仕上がりにあるのは早川、青山、鈴木圭か。
仕上がりが一番いいのは青山だが、一つ内枠の鈴木圭が先行すると展開は楽でなくなる。鈴木圭が待ったなしの攻めで中団を先に交わせば、黒川と一対一の態勢に持ち込める。ここでも黒川をすんなり交わせば独走に入り、ペースを上げる事ができるだろう。当ブログでは、鈴木圭が序盤で速攻を決め、早めに抜け出すとみて本命に推したい。完全優勝で、2016年以来の同タイトル奪取を狙う。
相手は青山。スタートでどこまで好位置に付けられるかが大きなポイント。8番手発進になるとかなり苦しくなるが、内枠勢を何車か置いて出る事ができれば、優勝のチャンスは倍増する。青山も厳しい攻めを見せて先頭に踊り出るか。この大会は2014年に制しており、2度目の制覇も十分ある。次に黒川。独走でのスピードはかなりのものがある。しっかりとスタートを決め、車速に乗った逃げができれば自身2度目のGI優勝もあるだろう。
そして中村。ここまでオール連対できており、エンジンの仕上がりは悪くない。10Mオープンで、やはりスタートでどこまで行けるかがカギ。ある程度の位置には付けておきたい。周回が伸びる事は、スタミナがある中村にとって有利に働くはず。最後に早川。スタートで外枠勢に行かれない事が絶対条件だが、中村と同様に追撃能力はかなり高いので、レース後半まで楽しみはありそう。
◎鈴木圭一郎
○青山周平
△黒川京介
△中村雅人
▲早川清太郎
青山周平がSGグランドスラムに挑む!
SG全日本選抜も優勝戦のメンバーが出揃った。ファイナリスト8人はそうそうたる顔ぶれ。SGの優勝戦に相応しく、激しいファイナルバトルが展開されそうだ。
ここまで負けなしの4連勝で優出したのは鈴木圭一郎と青山周平。どちらもさすがの走りを披露し、エンジンが仕上がり切らないレースでも、技を駆使して白星を取りこぼさなかった。現状の仕上がりはほぼ互角。
そして、オール連対で優出したのは荒尾聡、伊藤信夫、佐々木啓の3者。荒尾はスタート力を武器に着をまとめ、伊藤信は近況の好リズムを維持したまま、佐々木は今節、折り合いの良さを誇示しての優出。
木村武之は大舞台で強さを発揮し、2節連続優勝中の中村雅人は得意の走路で勢い持続、若井友和は気合の走りで優出をもぎ取った。
0Mオープンの優勝戦は内から鈴木圭、青山、荒尾、伊藤信、木村武、佐々木、中村雅、若井となった。
肝心のスタート争いだが内の3者が優勢とみている。最も切れている感あるのは青山だが、鈴木圭と荒尾もほぼ互角の評価。6枠の佐々木も準決ではスタートで踏ん張れており、優勝戦の4枠から外は枠ナリに発進しそうだ。
まず先頭を走りそうなのは青山。熾烈なスタート争いを制して主導権を握る。続くのは荒尾か鈴木圭。逃げる青山のペースだが、準決の動きを見る限り、安心して見ていられる状態ではなさそう。準決では木村武に分が悪かった。SGの優勝戦で10周回になることを考えると楽ではない。序盤は2、3番手を走りそうな鈴木圭と荒尾は、道中回り出すとエンジンにそこまで差はない。4番手以下は伊藤信、木村武、それに中村雅が競り合いそう。
当ブログでの本命には青山を挙げる。エンジン状態は万全ではないが、抜かせない走りは随一。後ろでは鈴木圭と荒尾が激しくやり合いそうで、展開が大きく向くとみた。リードを作れればチャンスが増すし、そうでなくても競り合う後続を尻目に自分のコースを守って走りそうだ。
相手は鈴木圭。トップスタートを切ってしまえば青山や荒尾が後続を抑えてくれそう。そうでなくても独走ならペースを上げて走る事ができる。この大会5連覇へ向けてスタートから気合を入れてくる。次に荒尾。今はスタート力に頼らないレース運びができており、10周回はむしろ好材料に働く。先行すればペースを上げて逃げる事ができるし、2、3番手発進でも前を走る選手に隙が生まれればインに突っ込んでいける。そして伊藤信。近況のエンジンの仕上がりは素晴らしく、レース序盤で好位置を奪えれば優勝争いに参加も可能。最後に木村武。準決では青山に対し、仕掛ける態勢を何度も作れた。地元の声援をバックに、大駆けがありそうだ。他にも展開向けば中村雅もチャンスはある。
◎青山周平
○鈴木圭一郎
△荒尾聡
△伊藤信夫
▲木村武之