鈴木圭一郎がファンの期待に応える!
第39回SGオールスターオートレースも優勝戦のメンバーが出揃った。初日の12Rは不成立になるアクシデントがあったが、それ以降はオールスター開催に相応しい競争が展開された。さて、優勝争いの行方は...。
優勝戦は当然、0Mオープン。最内から荒尾聡、鈴木圭一郎、青山周平、篠原睦、佐藤摩弥、浦田信輔、中村雅人、金子大輔となった。
肝心のスタート争いだが、まず単純にスタート力評価をすると、現段階では鈴木圭と佐藤摩が最上位。それに荒尾、青山と続くか。次に篠原。浦田、中村、金子は差のない争い。ここに枠順を加味した先行想定をすると、鈴木圭のトップスタートが有力。これに荒尾と青山が乗って行きそう。佐藤摩も5枠なら2番手発進くらいは望めそう。鈴木圭次第ではトップスタートまであるか。篠原が5番手で、外枠3車は枠なりか。
レース展開は鈴木圭が先行なら、そのまま序盤からグングンとペースを上げて逃げ切り。後続を引き離すだけの横綱相撲の様相となりそう。準決でもトップスタートを決めると、その後は一人旅状態。上がり329はファイナリスト8人の中でも断然のトップ。エンジンの仕上がりは圧倒的で、1人で走る展開になったら誰も追いつけない。そこで当ブログでの本命には鈴木圭を推す。
相手は荒尾。今節は特に気合が入っている様子で、3日目のスーパーライダー戦では青山を難なく差している。準決でもスタート先行した佐藤摩をインから迷いなく交わしており、今シリーズへのモチベーションの高さを感じさせている。仮に、最内からトップスタートを切るようなら後続を抑えつつ、ペースを上げる走りで昨年に続きオールスター連覇もあり得る。
次に挙げるのは青山。青山は今節、連日試走タイムが出ており、スタートの切れも悪くない。3枠ならトップスタートの可能性もなくはない。内枠2車を包んで出れば、展開的にはチャンスが倍増。ここ一番での勝負強さは折り紙つきで、先頭を走るようなら高いブロック力で押し切りもある。そして、佐藤摩。今や全選手が警戒するスタート力を武器に、5枠からダッシュを決めるようなら女子レーサー初のSG優勝が見えてくる。近況は独走力も上がっており、SG優勝戦の大舞台でも十分通用するパワーがある。最後に中村。0Mオープンの7枠からでは厳しいレースになるが、SGの優勝戦で周回が10になるのは好材料。前団で走っている選手がタレてくるようなら、その隙を逃さずインに車を向けてくる。
◎鈴木圭一郎
○荒尾聡
△青山周平
△佐藤摩弥
▲中村雅人
青山周平がプレミアム初制覇へダッシュ!
飯塚オートで行われている特別GIプレミアムカップも優勝戦のメンバーが出揃った。ランク上位者から選出されるこの大会に相応しく、優勝戦はまさにオートレース界のトップ争い。この激戦を制するのは...。
今節は2日目に発走合図機の故障があり、手旗によるスタートのトラブルはあったものの、天候に関しては恵まれ、良走路で競争が展開されてきた。優出した中で、準決の上がり一番時計は青山周平の384。次いで荒尾聡が394。他はそこまで差のない数字。エンジンの仕上がりとしては青山が良い。
0Mオープンのスタート争いだが、2枠から永井大介が先行か、もしくは3枠の青山が飛び出すか。4枠から地元の荒尾のトップスタートもありえる。大外に置かれた鈴木圭一郎は先行までは厳しいが、1周バックストレッチではある程度の位置に付けてきそうだ。
当ブログでの本命には青山を推す。ここはトップスタートか2番手発進が望める。先行すればそのままスピードを活かして逃げ切り十分。2~3番手のスタートになっても早い段階で先頭に立ちそう。仮に後続にプレッシャーをかけられても、インコースをしっかりと抑えつつ車速を増す走りでトップゴールを切りそうだ。青山は今まで、この大会とは相性が良くなかったが、ここにきてようやくチャンスが訪れた。
対抗は永井。エンジン的に好調時の仕上がりとは言えないが、そこは豊富な経験でカバーできる。準決でも鈴木圭の強攻に対し、冷静に対処してみせた。これまで走ってきたレース数が違う。イレギュラーなレース展開になっても対応できる力を持っている。独走に入ってもペースが上がらないようなら、抜かせない走りにシフトチェンジができる。
3番手は鈴木圭。0Mオープンの大外では苦しくなるが、序盤で3番手~4番手の位置に付けられれば、8周回になることも考慮して猛烈に追い込んでこれるかもしれない。車の直線の行き方は悪くなさそうだった。そして荒尾。地元開催なのもあるかもしれないが、今節は気合が満点。3日目も良い走りを見せていたし、本来のスタートを決められれば優勝争いに加われる。最後に高橋貢。0Mオープンの最内でスタート後の位置取りに注目されるが、もしもトップ旋回を果たすようなことがあれば簡単には抜かせないだろう。若井友和、丹村飛竜、中村雅人の3者は、今回は劣勢とみるが、レース序盤の展開次第では見せ場を作れるかも。
◎青山周平
○永井大介
△鈴木圭一郎
△荒尾聡
▲高橋貢
高橋貢が連覇を狙って激走!
伊勢崎オートで行われているGIIレジェンドカップも優勝戦のメンバーが出揃った。地元からは2名、川口から3名、山陽から2名、そして飯塚から1名。ハンデ構成は0Mオープンで内枠から浦田信輔、高橋貢、池田政和、五所淳、岩崎亮一、森且行、永井大介、内山高秀となった。
8人の機力ランキングをするなら高橋貢がトップ。次いで岩崎。3番手に池田、浦田、森、永井が並び、内山と五所はやや評価が落ちる。単純なスタート力で言えば永井がトップ。そして森、高橋貢、五所、岩崎が並び、次のグループで池田、浦田、内山となるか。
枠番も考慮してのスタート争いは、高橋貢の先行とみた。そこに五所と岩崎が乗って行くか、もしくは7枠から永井がダッシュ付けるか。浦田と池田は内枠の利を活かし、バックストレッチでインに潜り込みたい。森は6枠だとどうか。内山は大外では苦しくなるだろう。
レース展開だが、2枠からトップスタートを決めそうな高橋貢が押し切るとみた。エンジンの仕上がり一番で、いきなりの独走に入れそうなのだから、そのままの逃げ切りが濃厚。地元のレースでいつも以上の力が出る高橋貢なので、その信頼度は倍増される。しっかりと地元ファンの期待に応えて、同大会の連覇を決めそうだ。
相手には池田を推す。近年のスタート力はやや見劣るが、3枠なら位置は悪くないし、エンジンも乗り手も好調な今ならそれなりのスタートを決めてこれそう。高橋貢のスタートに乗って行き、逃げ態勢を作られる前に捕えることができれば、今年のGIシルクカップに続き、当地で記念を連覇する可能性も高まる。次に浦田。最内で包まれる恐れもある状況だが、1周バックストレッチで強引にインに切れ込みそう。序盤で悪くない位置取りができれば、優勝争いにも参加できる。
4番手に永井。エンジンの仕上がりには一抹の不安があるし、7枠は楽ではない位置だが、エンジン急上昇や爆発的スタートが決まると一気に首位争いに参加してくる。最後に森。レース後半の伸びや、混戦時の仕掛けに甘さを残しているが、序盤で先頭に立てるようだとペースを上げられる選手。スタートを含めて序盤の位置取りがカギになってくる。
◎高橋貢
○池田政和
△浦田信輔
△永井大介
▲森且行
佐藤摩弥が先行逃げ切りを図る!
フレッシュな闘争心が交錯するGII若獅子杯争奪戦。初日から激しいバトルが展開されていたが、準決でも大きな波乱が待っていた。
まず11R。全国ランク1位の鈴木圭一郎が圧倒的な人気を背負っていたがが、1周バックストレッチでの他者の落車の影響があり、厳しい状況に。そこから追い込みを見せたが、健闘むなしく4着。そして、12Rでは試走後に降雨。一番人気は青山周平だったが、急なコンディションの変化に対応できず、3着入線。優出を逃してしまった。
優出したのは地元から丸山智史、丹村飛竜。伊勢崎から新井恵匠と吉原恭佑。川口から佐藤摩弥と小林瑞季。浜松から渡辺篤。飯塚から岩見貴史となった。
準決の上がりタイム1位は地元の丸山だ。元々持っていたスピード力に、近況は捌きもプラスされ、総合戦力は大幅に高まっている。今回も初日から全てのレースで車券に絡む活躍。優勝戦でも人気になりそう。しかし、当ブログでの本命には佐藤摩を推す。
優勝戦のメンバーの中で最もスタート力を有しているとみるのは佐藤摩。次いで岩見や吉原。あとは差のない争い。優勝戦は佐藤摩がトップスタートを決めそうだ。準決ではそこまでスピードに乗らなかったが、2日目の若獅子ドリームでは上がり371の好タイムをマークしている。仮にペースが上がらなくても、インを抑える走法にシフトチェンジして最後まで抜かせない。佐藤摩が2つめのGIIタイトルを獲得するか。
相手は丸山。今節はここまで好リズムで来れている。準決の上がりタイムを再出させる事ができれば、初めての記念レース制覇も不可能な事ではない。地元の声援を全身に受け、レーサー人生で最高の走りを見せてくれるかもしれない。次に新井恵。新井は今回、初日からオール連対で来ている。安定感がだいぶ高まっており、道中の走りにも余裕が感じられる。あとはスタートでどこまでの位置に付ける事ができるかどうか。
4番手には渡辺を挙げる。準決は2着になったが、先頭を走る佐藤摩を追い回す勢いがあった。優勝戦で8周回になる事は、渡辺にとって有利に働くだろう。最後に丹村。今回出場している若獅子杯争奪戦は、29期以降の選手による戦い。丹村は岩見と同じくで29期で最年長の期。豊かな経験と、地元走路でのアドバンテージを味方に付けての力走も十分。
◎佐藤摩弥
○丸山智史
△新井恵匠
△渡辺篤
▲丹村飛竜
鈴木圭一郎が完全優勝へリーチ!
第63回GI開設記念レースも大詰めを迎えた。予選準決の4日間、おおむね好天の下でレースが行われていた。優出メンバーの中で最も成績が良いのは鈴木圭一郎。ここまで負けなしで来ている。この勢いのまま優勝をもぎ取ってしまうのか。
0Mオープンとなった優勝戦の枠は、選択順に内から鈴木圭、松本やすし、重富大輔と埋まっていったが、4番目の東小野正道は5枠を選択。5番目の池田政和が4枠に入り、6番目の荒尾聡からは鈴木宏和、永井大介と再び選択順に埋まっていった。
純粋なスタート力評価をすると、今一番切れているのは鈴木宏和。今節も連日同ハンからトップスタートを決めている。2番手は鈴木圭か荒尾。そして永井。以下松本、東小野、池田、重富となるか。
枠順を加味したスタート争いだと、最内の鈴木圭が有利か。鈴木宏はこのメンバーで7枠だと、さすがにトップスタートまでは厳しくなりそう。荒尾の抵抗も十分ある。永井はスタート先行を狙うより、1周バックストレッチで好位を奪う作戦に出るか。あとは2枠から5枠までの選手がどこまで好スタートを切れるかどうか。
当ブログでの本命には鈴木圭を推す。スタート巧者が外枠に入っており、先行しやすい条件が整っている。いきなりの独走となれば、序盤からグングンとペースを上げて後続を引き離しにかかる。今節のエンジンの仕上がりと本人のスピード力を考えれば、誰も追ってこれない計算。アタマ固定で狙いたい。
相手は鈴木宏。鈴木圭が少しでもスタートでもたつくようなら、先行までありそうで絶好の展開に持ち込める。8周戦になると中盤以降のペースに不安はあるが、序盤で大きなリードを作れれば目一杯の残り目もある。記念レース初優勝へ向け全力疾走に注意。次に荒尾。全国一と言われたスタート力は色褪せておらず、今回は地元走路なので気合の面でも倍増してくるだろう。先頭に立ってしまえばブロック走法で後続を翻弄する。
そして池田。準決では鈴木圭に抜かれたとはいえ、上がり363の好タイムをマークしている。前節は伊勢崎でGIを勝ったばかりで、そのリズムは継続している。スタートである程度の位置に付けられれば勝負圏内に入ってくる。最後に重富。池田と同様にスタート後の位置取りに注文は付くが、3~4番手までに出ることができれば、道中はスピードある走りで巻き返してこれる。
◎鈴木圭一郎
○鈴木宏和
△荒尾聡
△池田政和
▲重富大輔