
岩見貴史が篠原睦を振りきった
初優勝を狙う軽ハン37期2名のはるか後方に銘柄級が5名並ぶ珍しい形のスタート展開。
50メートルに大人数が並ぶと角度的に外枠になるほどスタートを切りにくくなるが、先手を奪ったのは外から2番目の6号車・岩見貴史。追いすがる久門徹を防御し続けながら3周目に2号車の石橋啓士を交わすと、5周回3コーナーで先頭の1号車・滝谷圭を捕えて先頭まで到達した。
カマシ発進を得意技とする篠原睦は、やはり角度が厳しかったか速攻不発。それでも1番人気の長田稚也や久門を捌いて番手を上げていき、6周回ホームストレッチで2番手まで浮上。そこから2コーナーの立ち上がりで岩見に対する切り返しを狙ったが、直線の伸び良かった岩見には通じず1車身弱の着差で2着ゴール。
5周目に入るまで最後方7番手にいた木山優輝が、6周回3コーナーで久門・長田稚・滝谷の3名をまとめて突っ込んで3着まで追い上げた。
岩見は5月5日の伊勢崎ナイター以来となる通算17度目の優勝。今月17日から始まる川口ナイター『G1キューポラ杯』へ勢いに乗って遠征できそうだ。
文/鈴木