11R...SSシリーズ優勝戦
佐藤励が池田政和を破って2年連続の制覇
試走タイムの優劣と枠の有利さもあり1枠の佐藤励が1番人気。2枠の池田政和も上位人気を集めて、他6名を首位に採った3連単はすべて万車券というオッズ。
佐藤励がすんなり先行して逃げ態勢。5枠から丸山智史が鋭発して2番手発進。池田政にとっては丸山智に抵抗されてリズムを掴むまで時間のかかったことが結果的に敗因になった印象だ。
佐藤励はレース後半は池田政に捌く態勢を作られるシーンもあったが、付け入るスキを与えずに押し切った。これで2024年10度目の優勝。SSシリーズ優勝戦は2023年に続く連覇となった。しかしこの勲章は真に欲しいものではない。2025年からはSSトライアルそしてSS王座決定戦へ乗ることが毎年の目標であり使命となる。
12R...スーパースター王座決定戦
鈴木圭一郎の頭上に3度目の栄冠が輝いた
スタートラインに魔物が潜んでいた。1枠の青山周平と4枠の黒川京介がタイヤから白煙を噴いて大きくスタート遅れてしまった。それでも青山周は2周回で4~5番手、3周回では3番手付近まで追い上げていったのはさすがだったが、有吉辰也や鈴木宏和との先行争いを制して先頭に立った鈴木圭一郎の逃げペースは速かった。10周回をゆうゆうと逃げ切って、SGは15度目、グレードは41度目、トータル83度目の優勝ゴールを飾った。
そして2024年の賞金王も獲得。11月のSG日本選手権を終えた時点で青山周と1千万円以上の差が開いていた2位からの大逆転となった。
文/鈴木
石橋啓士が自身初優勝を狙う!
昼間に川口で開催されているスーパースターフェスタと同じ日程で、夜の時間帯にオートレースを盛り上げている飯塚ミッドナイトもいよいよ優勝戦の日になった。0ハン単騎に置かれた石橋啓はスタートを残して出そう。花元は石橋啓の逃げを追うのは厳しく、後続を抑えるのでいっぱいになりそう。桜木も伸びは微妙で、車を押し上げられるかは疑問。花元と桜木が重なって走ると、重ハン勢は抜くのに時間がかかりそう。その間に石橋啓がリードを保って逃げ切るとみた。
石橋啓のペースが上がらないようだと後方から篠原が浮上してくるか。優勝戦メンバーの中では唯一のS級選手。確かなさばきで中団を突破してくるだろう。辻は外枠に置かれているが、竹谷に対してスタート先行しそうなので速攻を決めやすくなる。その竹谷は車の伸びが上々。スタートで内から突っ張っていければ十分勝負になる。高宗はエンジン上昇している。さらなる上積みがあれば番手を上げていける。
◎ 1 石橋啓士
○ 7 篠原睦
△ 5 辻大樹
△ 4 竹谷隆
▲ 6 高宗良次
おすすめの買い目
1=7-456
穴なら スタート先行時の竹谷
4-1567
通算V6に王手をかけた青山周平(SS王座決定戦)/池田政和と佐藤励の全勝対決(SSシリーズ優勝戦)
12R...スーパースター王座決定戦
いったんは鈴木圭一郎に奪われたトライアル得点1位の座を4日目の対戦で奪還した青山周平が、枠番選択で1枠を手に入れた。同じく1枠から逃げて鈴木圭を完封した初日のトライアル第1戦の走りを再現しよう。
黒川京介が4日目に自己最高タイムを更新して圧勝。機力・出足とも高いレベルに達しており、内枠勢を抑え込むスタートが決まれば逆転Vまでありそう。
大外8枠では人気を集めることの考えにくい佐藤貴也が思いきったスタートを放つと、上位争いに喰い込む可能性は十分。
◎ 1 青山周平
○ 2 鈴木圭一郎
△ 4 黒川京介
▲ 3 有吉辰也
穴 8 佐藤貴也
おすすめの買い目
1-2=438
穴なら
1=8-243
11R...SSシリーズ優勝戦
上昇曲線を描き続けている成長度と勢いから佐藤励のSSシリーズ連覇も大いにありうるが、この8名の中では圧倒的な実績を誇る池田政和が射程に入ればきっちり捌く。丸山智史の現状のエンジンも最高水準と評価したい。山田真弘や西原智昭は武器であるスタート力を最大限に活用したいところ。
◎ 2 池田政和
○ 1 佐藤励
△ 5 丸山智史
▲ 3 山田真弘
穴 4 西原智昭
おすすめの買い目
2=1-534
穴なら
4=1-253
文/鈴木
7R...池田政和が4連勝を決める
10線内枠の川口29期による主導権争いへ池田政和が射程へ入って攻撃。大木光も早めに動きそう。丸山智史が機力と乗り手のバランスが良く、狭い所へでも入って行ける。
◎ 8 池田政和
○ 5 丸山智史
△ 7 大木光
▲ 3 森谷隼人
穴 2 青木治親
おすすめの買い目
8-5=732
穴なら
2=8-1573
8R...仕上がりの良さで阿部剛士を指名
予選中よりもハンデ重化しているが10線の最内枠なら阿部剛士は先制攻撃を仕掛けられる。浅倉樹良も同様にハンデ差が縮まってスタートの懸念は残るが、道中のスピードは10線6名の強豪にも負けていない。
◎ 3 阿部剛士
○ 4 山田真弘
△ 6 山田達也
▲ 8 高橋貢
穴 2 浅倉樹良
おすすめの買い目
3ー4=682
穴なら
2=3-468
9R...永井大介でスンナリ捌けそうな相手だ
10線7車はほぼ枠ナリにスタート出そうだが、序盤の周回から永井大介が大外を伸びて番手を上げそうだ。発走からしばらくは新井日和と武藤博臣による先頭争い。平田雅崇が強気に仕掛けて追い上げる。
◎ 8 永井大介
○ 3 新井日和
△ 7 平田雅崇
▲ 2 武藤博臣
穴 5 西原智昭
おすすめの買い目
8=3-725
穴なら
5=8-723
10R...前年覇者の佐藤励が今年も決勝戦へ
2日目、3日目と攻撃の切れ味を増し続けている佐藤励が7車抜き。内寄り枠の早船歩と、速攻力ある三浦康平がスタート飛び出すか。中山光はスピード、山本翔は自在性が優秀で、中盤以降に追い込んできそう。
◎ 8 佐藤励
○ 3 早船歩
△ 6 三浦康平
▲ 4 山本翔
穴 5 中山光
おすすめの買い目
8-3=645
穴なら
5=8-364
文/鈴木
試走一番時計の佐々木啓が華麗な走りを見せた!
0ハン単騎の吉松憲は、試走タイムが圧倒的劣勢だったがレースでは渋太く逃げ粘っていた。20線最内から先行した山本将は、交わすどころか追走がいっぱい。そんな中、枠ナリにスタート出た佐々木がまずは岡部を攻略。その後も山本将と吉松憲を落ち着いて交わすと、後続を引き離してゴールを迎えた。丹村飛は岡部の走りに終始苦しみ3着止まり。岡部が準優勝となった。
佐々木は今年、これまで6回の優出があったが優勝はなかった。今回は7度目の優出にして今年の初V。スタートやスピード、捌きや重走路への対応などこれといって死角のないオールラウンダーであっても、なかなか優勝を決めるのが難しい状況にある現在のオートレース界ではあるが、今回は試走一番時計を出して優勝したように、エンジンさえ仕上がれば十分そのチャンスは巡ってくる。