青山周平がプレミアムカップ連覇へ!
山陽オートで行われている特別GIプレミアムカップは優勝戦のメンバーが出揃った。準決では鈴木圭一郎や永井大介が敗れる波乱はあったが、優勝戦のメンバーは大舞台に相応しい顔ぶれ。8周回、4100メートルで戦いが行われる。
優勝戦のハンデ構成は0Mオープン。最内から青山周平、早川清太郎、加賀谷建明、篠原睦、伊藤信夫、佐藤貴也、藤岡一樹、前田淳となった。
肝心のスタート争い。純粋なスタート力はいずれも巧者だが青山が上位とみている。次いで篠原、佐藤貴。そして早川、加賀谷、伊藤信、藤岡、前田は同じぐらい。枠順を加味した実戦では最内から青山が先行しそうだ。これに早川が乗っていく。篠原と佐藤貴が3番手争いで、加賀谷と伊藤信が続いていく。地元の藤岡と前田は外枠で苦しくなりそう。
レース展開はトップスタート切りそうな青山が序盤から独走。準決で最もタイムが良かったのは青山。その青山を捕まえられる選手はいない。そこで、当ブログでの本命には青山を推す。スタート先行して最後まで先頭を走り、ゴールを迎えるとみた。今年3月に行われた同大会の連覇を目指す。
相手は早川。スタートで2番手には出られそうだし、道中の動きも良い。準決の上がりタイムは青山に次ぐ3・400を出している。先行する青山に付いて行ければ、道中で隙を突いて先頭に踊り出るシーンも十分。仮にトップスタートを切れれば、序盤からペースを上げて押し切りも可能。青山を負かす一番手はこの早川だ。次に伊藤信。優勝戦のスタート争いはどこまで出られるか分からないが、今節は道中の動きが素晴らしい。準決は2着に敗れたとはいえ、中盤では足に余裕がありそうだった。スタートで3番手までに出られれば十分チャンスは巡ってくる。
そして佐藤貴。0Mオープンの6枠は、通常なら楽ではない印象だが、佐藤貴は枠不問で好スタートを切るケースが多い。内枠勢を抑え込んで1コーナーに飛び込めれば、ライバル達を失速させる事ができるので、序盤で大きなリードを作りやすい。最後に加賀谷。やはりスタートがポイントになるが、先頭を走る展開を作れればスピードを存分に発揮できる。大駆けがあるタイプだ。篠原もスタート力を活かして見せ場を作れそうだが、8周回になるのはデメリット。レース後半は動きが苦しくなる傾向があるので、先頭を走っても最後まで粘れるかどうか。藤岡、前田の両者はこの枠からでは持ち味を出しにくい。
◎青山周平
○早川清太郎
△伊藤信夫
△佐藤貴也
▲加賀谷建明
自身初優勝をGIで成し遂げるか吉田恵輔!
伊勢崎オートで行われているGIムーンライトチャンピオンカップは最終日を迎えた。3日目までは良走路だったが、4日目は第1Rから重走路。準決も重走路での戦いになった。そんな準決は波乱が続出。4個レース中、3つで3連単は万車券。レース展開にも特徴が見られた。
レース序盤で大方の態勢が決まってしまう傾向が強かった。スタート行った者勝ち。コースを押さえた者勝ち。とにかくレース道中で番手の入れ替わりが少ない状況が起こっていた。10Mオープン戦となると当然、内枠勢が有利。スタートで先手を取れる利点を活かして、早々と先頭に立ち、しっかりとコースを守って逃げるレースが多かった。これは優勝戦を占う上でも大きなポイントになる。
まず優勝戦のハンデ構成だが、10Mオープン戦で内から吉田恵輔、小林瑞季、谷津圭治、高橋義弘、笠木美孝、木村武之、松尾啓史、青山周平。スタート争いが大事になる。
おそらく吉田は最インを主張できるだろう。本来、最重ハンの選手ではないが、スタート力には定評がある。いつも並んでいる選手層とは違う優勝戦のメンバーだが、10Mオープンの最内ならスタートは持たせてみせるだろう。そこに続くのは2枠の小林。近年では記念レースでも、同ハンからスタート先行するシーンが多く見られる。うまく切れればトップスタートまで望める。外枠勢に対してはしっかりと張っていけるだろう。そこから外はほぼ枠ナリ。可能性があるとすれば木村武や青山のダッシュ。
レース展開は天気予報を考慮して重走路で想定していく。トップスタートを切るとみている吉田は雨巧者。ここ何年も重走路に関しては高い連対率を保っている。本人も自信を持って乗れていることだろう。今回は地元走路なのに加え、序盤の展開がレース結果に大きく影響を与えるコンディション。スタート先行して、いきなりの逃げ展開に入る。そこからはコースをしっかり守りつつ、ペースを上げて逃げ切りそう。これまで優勝の経験がない吉田だが、初優勝がGIだとしてもおかしくはない。過去に、そういった選手は存在している。
相手は青山。10Mオープンの大外では展開的に楽ではないが、スタートで内枠を何車か置いて出ることは可能。その数が多ければ多いほど、その後の展開が楽になる。準決で追い込みができていた選手は青山くらいだった。次に挙げるのは小林。吉田に続いて2番手発進が望めそうで、ゴールするまでの間に吉田を交わす可能性もある。有利な2枠を活かして結果につなげたい。そして谷津。最近では重走路で好走が目立っている。ここ数年では重走路での優勝もある。3枠なら展開的にもチャンス十分。そして、木村武。序盤の位置取りがカギになるが、それをこなせば相性のいい当地で栄冠を掴むかも。
◎吉田恵輔
○青山周平
△小林瑞季
△谷津圭治
▲木村武之
鈴木圭一郎がキューポラ初制覇へ意欲!
GI第44回キューポラ杯は優勝戦のメンバーが出揃った。準決では青山周平や永井大介、荒尾聡、中村雅人らが敗れるなど4個レース中、3つのレースで万車券が飛び出し、GIの優勝戦としてはやや異例の顔ぶれとなった。8周戦になるとはいえ、レース前半の位置取りが大きなカギを握りそう。
優勝戦は10Mオープンになった。最内から岩田裕臣、森谷隼人、中村友和、藤岡一樹、木村武之、松尾啓史、早川清太郎、鈴木圭一郎。
肝心のスタート争いだが、先行力には定評ある岩田が最内ならトップスタートを切れそう。近況乗れている森谷が続こう。中村友は以前よりはスタート良くなっているが、この並びになるとどうか。その外は枠ナリ。もしかしたら松尾が後手を踏むかも。
逃げる岩田のペースだが、準決でもそこそこのタイムが出ており、レース前半で捕まることはなさそう。追走する森谷は近況好調だが、岩田を抜くには展開待ちになるか。藤岡もスピード面では仕上がりを欠いているので追走一杯。外枠勢の誰かが浮上してきそうだ。
当ブログでの本命には鈴木圭を推す。10Mオープンの大外からではカマシ切るまでは行かないだろうが、バックストレッチである程度の位置まで潜り込むのは可能。1周を回る頃には好位置に付けていそうだ。そこからは速攻ではなく、じっくりと追い込んでいく戦略。GIの優勝戦で8周回になるので、追い込む距離は長くなる。冷静に1車ずつパスして最後には先頭に立つとみた。
相手は木村。準決では鈴木圭に敗れ2着だったが、レース内容は悪くなく、ここ一番での勝負強さは抜群。鈴木圭が序盤でもたつくような事があれば、先に抜け出して大きなリードを作るかも。次に早川。遠征先でのエンジン仕上げに課題があった早川だが、今節は初日から折り合い十分。タイム比較でも引けをとっておらず、レース序盤の仕掛けが決まればアタマまで。そして岩田。トップスタートを切れそうなアドバンテージは大きく、後続の進み方がイマイチならそのまま押し切りも。最後に中村友。不安視されているスタートさえこなしてしまえば、豊かなスピードで記念初制覇も見えてくる。
◎鈴木圭一郎
○木村武之
△早川清太郎
△岩田裕臣
▲中村友和
永井大介にチャンスが到来!
今回のSGオートレースグランプリは初日から衝撃が走った。連戦連勝を続けていた青山周平が、まさかのスーパーハンデ。近年のSG競争の常識を覆すハンデ構成でシリーズが展開されてきた。3日目までは白星がなかった青山だが、準決では会心の走りを見せ1着。見事に優勝戦までたどり着いてみせた。
準決では波乱が続出。9Rこそ永井大介と高橋貢で順当に決まったが、10Rでは8枠の内山高秀が先頭を奪取すると、追走する佐藤貴也をシャットアウトして快勝。3連単では88万円台の高配当を付けた。11Rは早川清太郎が4着止まりで、伊藤信夫と有吉辰也の決着で3連単15万円の配当。SGの準決でここまで荒れるのは珍しいのではないか。
優勝戦は0、10のハンデ構成。0ハンは内から内山高秀、有吉辰也、金子大輔、佐藤貴也、伊藤信夫、高橋貢、永井大介。そして、単独10線に青山周平。
まずレースのカギになるのは0ハンのスタート争い。ここは全盛時の切れ味が戻った有吉がトップスタートを切りそう。これに乗って行くのが佐藤貴、そして永井。他は差のない争いだが、外寄りの高橋貢は永井に抑え込まれると厳しい序盤争いになるか。青山は前を叩いて行くまではなさそう。
有吉の逃げでレースが展開されそう。準決でもそこそこのタイムが出ており、簡単に後続に抜かれる事はないだろう。それでもエンジンにちょっとでも差があれば、インから突っ込んでいく選手は表れる。2、3番手に付ける佐藤貴や永井が隙をうかがう。準決のタイムでは永井が上位で、先に有吉を交わしていくのは永井とみた。そこで当ブログでの本命には永井を推す。
相手は青山。SGの優勝戦でスーパーハンデからの競争になるのは近年にないケース。同大会は3連覇がかかっており、本人も意識せざるを得ないだろう。10周戦になるのが好材料となるのは青山のみ。最後まで諦めない走りで、奇跡を起こして見せるか。次は同体で有吉と佐藤貴。レース序盤は有利に進められそうだし、どちらもインコースを締め上げて走るのは得意。永井や青山が序盤でもたつくようなら、そのまま押し切りも十分。最後に伊藤信。日に日にエンジンは上向いており、独走に入れる展開になれば大駆けも十分。
◎永井大介
○青山周平
△佐藤貴也
△有吉辰也
▲伊藤信夫
荒尾聡が2006年以来のダイヤモンドVを目指す!
梅雨らしい天候で競争が行われているGIダイヤモンドレースも優勝戦のメンバーが出揃った。初日から重走路でのレースが多く、エンジン評価をしづらい状況だが、優勝戦まで進んだ選手はそうそうたる顔ぶれ。どのようなファイナルバトルが展開されるのか。
4日目は1Rが重走路で行われ、そこからは徐々に走路が回復するかに見えたが、7R前には降雨。しかし、その後は走路が急激に乾いて良走路。まさに目まぐるしく状況が入れ替わる中、準決を迎えた。ちなみに準決は全て良走路。
9Rでは、いきなりアクシデント。人気の篠原睦と鐘ヶ江将平がフライング。3度目の発走は中尾貴志が軽快に逃げるも田中茂が猛追で捕えた。10Rは順当決着。佐々木啓と有吉辰也で2連複160円のガチガチ配当。11Rでもフライング。前田淳が失権になった。レースは荒尾聡が速攻決め、粘っていた竹谷隆を岩見貴史がゴール前でチョイ差し。12Rは久門徹が東小野正道を速攻で差す。浦田信輔は追い及ばず、浜野淳が食い込んだ。
優勝戦は10Mオープン戦。スタート争いがポイントになる。10Mの角度があると内枠が断然有利になるが、単純なスタート力では荒尾や有吉が上位。次いで岩見、久門、中尾。浜野と佐々木は同レベルで、田中茂はやや劣勢になるか。先行は枠の利もある岩見とみた。これに有吉や荒尾が乗っていく展開か。
岩見の逃げだが、元々スピードを上げて回る方ではなく、コースをしっかりと守って粘るタイプ。8周戦となると自分との戦いになるが、最後まで逃げ粘れるかは疑問。有吉や荒尾が襲いかかってくる。ここは準決で上がり一番時計を出した荒尾が先頭に踊り出そう。そこで当ブログでの本命には荒尾を挙げる。
対抗は有吉。荒尾よりも先に抜け出せば、高いブロック力で後続を封じ込めるかもしれない。3番手には岩見。荒尾や有吉が激しく競り合うような展開になれば、その間に少しでもリードを作れる。そして佐々木。レース展開は楽ではないが、8周戦になるのが一番有利に働くのは佐々木だろう。他の選手がタレてくるようなら、変わらぬ推進力で番手を上げていく。最後に久門。ここ一番でのダッシュ力は特筆すべきモノがある。人気薄になるようなら狙ってみたい一人。最内の中尾はスタート先行が絶対条件。その後は後続の展開次第。浜野は機力面で不安を残す。田中茂は序盤でどこまで好位に付けられるかがカギ。
◎荒尾聡
○有吉辰也
△岩見貴史
△佐々木啓
▲久門徹