青山周平が山陽スピード王初制覇へ!
山陽オートで行われている第56回GIスピード王決定戦は優勝戦のメンバーが出揃った。予選道中は不安定な走路状況の時もあったが、優勝戦まで進出した選手はさすがの顔ぶれ。地元勢は松尾啓史のみで、飯塚勢の奮闘が目立った。
優勝戦のハンデ構成は10Mオープン。最内から森本優佑、岩見貴史、篠原睦、浦田信輔、松尾啓史、荒尾聡、鈴木圭一郎、青山周平となった。
良走路では実質2走しかしていないのでエンジン評価は難しいが、準決で最もいいタイムを出したのは岩見。次いで鈴木圭。そこからは青山、荒尾、松尾啓、篠原、森本と浦田が同タイムとなった。ただし、岩見と鈴木圭は最終12Rでの数字。走路温度の低下などを加味すると、エンジンにそこまでの差はないか。
10Mオープンで大事になるスタート争いは、最内の森本が飛び出すケースも考えられるが、ここは2枠に入った岩見が先行しそう。これに篠原が乗って出るか、6枠から荒尾がカマシ気味に行くか。更に外の鈴木圭と青山もダッシュを乗せていく。
まずは逃げに入る岩見のペースだが、準決で上がり一番時計を出したように、そのまま逃げ切りも考えられる。しかし、荒尾が乗って出て鈴木圭や青山が好位に付けると、そこまで逃げ展開は楽ではない。現況で最も際どい攻めができるのは青山。岩見や他に先頭を走る選手が態勢を作る前に、インに切り込んでいくとみた。早い段階で先頭に踊り出そう。そこで当ブログの本命には青山を挙げる。
相手は岩見。絶好の展開に持ち込めそうだし、外枠の3者がレース序盤で好位を奪えないようだと、展開はだいぶ有利になる。仮に、すぐ後ろにジカ付けされても、変則的なコース取りで最後まで封じ込めてしまう可能性もある。次に荒尾。スタートで2~3番手には出そうで、レース序盤で鋭い攻めを繰り出せれば優勝のチャンスが広がる。そして鈴木圭。準決で岩見を交わし切れなかった点は気になるが、記念の優勝戦で2周延びるのは鈴木圭にとって好材料。最後に松尾啓。スタート争いはやや不安だが、枠ナリ発進を保てれば、地の利を生かして道中で番手を上げていけるかも。
◎青山周平
○岩見貴史
△荒尾聡
△鈴木圭一郎
▲松尾啓史