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青山周平が山陽スピード王決定戦初制覇!
山陽オートで行われていた第56回GIスピード王決定戦は、伊勢崎の31期・青山周平の優勝で幕を閉じた。好スタートから3番手に付けるレース展開で、しっかりと前2車を交わして先頭ゴールを決めてみせた。
試走タイムは鈴木圭一郎が一番時計で26。次いで浦田信輔と青山周平が27、篠原睦が28、岩見貴史と松尾啓史、荒尾聡が29、森本優佑が30だった。
10Mオープンで行われたレースのスタート争いだが、2枠の岩見がダッシュを決め先行発進。すぐ外の篠原が乗っていく。大外から青山もカマシ気味に出ていった。鈴木圭は最後方からのレース展開になった。
いきなり逃げ展開になった岩見は自分の走りで周回を重ねていく。篠原はピタリと続いて岩見の隙をうかがって走るが、仕掛けのタイミングをなかなか見出せない。そうこうしている間に、3番手に付けた青山がまずは篠原を差し2番手を奪取。そこからは岩見との車間を確認しながらインに突っ込む。
青山は8周回をフルに活かして先頭ゴールを決めてみせた。最後に岩見を抜く所では、ややコーナー流れ気味ではあったが、しっかりと車が返ってきて自分のコースを走る事ができた。今の青山の強みは仕掛けの強さ。前を走る車に隙があれば、インから突っ込んで交わしていける。逃げに入っている選手のペースが上がっていようがいまいが、抜けるタイミングなら攻撃を仕掛けていく。このメンタルが青山の最大の強みであろう。この後に続くスーパースター王座決定戦での走りに注目したい。