
山本翔が執念の追い込みで優勝を決めた!
0ハン単騎の田中崇はスタートを残し、ハイペースの逃げに入っていた。10線からは矢野が追撃したが、射程に入ることができず、次に山崎が2番手に立ち田中崇を追ったが、差を詰めることができないでいた。そんな中、単独最後方から番手を上げていたのは山本翔。山崎を交わして2番手に付けると、最終3コーナーで田中崇のインに突っ込み先頭を奪取。見事に5車を交わしてみせた。
ミッドナイトの時間帯ではあったが、この時期にしては上がり3・403と好タイムをマークした。優勝戦は展開がバラけたこともあって、持ち味のスピードを遺憾なく発揮できた。山本翔は今年7回の優出の内、優勝は2回。通算では7度目の優勝となった。34期生としてデビューした山本翔は順調な成長を見せている。記念タイトルはまだ保持していないが、いつでも獲得できるぐらいの技量は身に付いている。2節後にはG2小林啓二杯が待っているので、そこを良い形で迎えたいところ。