
栗原佳祐が今年4度目の優勝
優出7名の中で試走1番時計の黒川京介が人気を集めた。試走で4号車の長谷晴久に詰まったようにも見えた5号車の栗原佳祐は人気をやや下げるオッズとなったが、レースが始まると黒川京介のカマシを突っ張って20線から先手を奪った。その勢いで1周回バックストレッチではハンデ位置が20メートル前だった0ハン長谷、2周回ホームストレッチでは同じく0ハンの早津圭介まで捌いて素早く3番手まで駆け上がった。
そのとき前方では、同ハン牧野竜人に伸び勝ってトップスタート行った岡谷美由紀が逃げていて、3周回で仕掛ける射程まで追いついてきた栗原佳をブロックする奮闘ぶりを示したが、今回が3節連続の優出と充実度に優る栗原佳は5周回1コーナーでそのインをこじ開けて先頭へ進出。今年9度目の優出で4度目、通算では7度目の優勝を果たした。
レース序盤に黒川とのつばぜり合いを制した佐藤貴也も、レース終盤は岡谷に抵抗されたが、最終回3コーナーで内へ突進して2着へ浮上。結果的に地元の最重ハン2名が黒川の進攻を喰い止める形となった。
文/鈴木