
佐藤励が完全V
今回が初優出となった38期の藤井真弘は試走から上々な気配で、車券オッズ穴人気の支持に応えようと懸命に逃げたが、浜野翼を連れて追撃した30線の片岡賢児が4周で捕えて先頭へ立った。
50線3名は枠ナリに発進し、浦田信輔を捲って中村杏亮が前へ出ると、佐藤励の追撃をしのぎながら30線勢を追うが、仕掛ける距離までなかなか近づけず、4周目に佐藤励が中村杏の内へ切り込むと、5周目に2番手の浜野翼、6周目に先頭の片岡賢を捌いて首位に立った。
これで今年14度目の優出で3度目の優勝。通算では21度目のVとなった。走路温度が50度を越えて追いが効きにくい条件でスタート最後方になっても冷静沈着に走る姿が印象的だった。次節はお盆の伊勢崎ナイターSG『オートレースグランプリ』へ向かう。
文/鈴木