鈴木圭一郎が大会連覇を狙う!
川口オートで行われているG1キューポラ杯も優勝戦のメンバーが出揃った。ナイター開催ながら走路温度が高く、軽ハン勢の活躍が目立った今節。優勝戦はオープン戦ではなく0ハン3車、10線に5車並んだハンデ戦になった。
0ハン内から高石光将、君和田裕二、石井大輔。10線は内から泉田修佑、加賀谷建明、早川清太郎、永井大介、鈴木圭一郎となった。
0ハンのスタート争いは難解。誰が先行してもペースが上がりそうなだけに、スタート想定は大きなポイント。連日切れているのは石井だが、最内から高石が突っ張るか。10線はいずれもスタート巧者で、枠ナリ発進になるとみた。紛れがあれば鈴木圭が大外からダッシュを決める場合か。
0ハン3車は同じような仕上がりだが、少しでも優劣を付けるなら石井がややリードか。ただし、それでも記念の優勝戦で8周戦となると逃げ切りまでは考えづらい。高石と君和田も同様だ。
10線から追って行く誰かが0ハンを捕まえにかかる。泉田はスタート行けてもエンジン不足。今節の加賀谷なら0ハンを楽に交わせそう。早川は悪くないが、優勝争いをするとなるとエンジン上積みが必須。永井も本来の走りが出てきており、0ハンを追撃する態勢を作るだろう。しかし、当ブログでの本命には鈴木圭を挙げる。
大外からカマシ気味に出れば展開は一気に楽になるし、そうでなくても8周回あれば追って行ける機力がある。今節の上がり一番時計は鈴木圭の3・375。12Rで走る機会が多く、セッティング面でのアドバンテージもある。相手は永井。鈴木圭に先行されないスタートを決めれば、先手先手の攻めで先に抜け出すかも。独走に入れば鈴木圭を振り切れるスピードがある。
次に加賀谷。外枠勢が道中でもたつくようなら、早めに0ハンを突破して大リードを作れる。そして石井大輔。0ハンから先手を奪うようなら絶好の展開に持ち込める。内の2車が重なって走り、10線勢を苦しめてくれれば更にチャンスが広がる。最後に早川。枠ナリ以上のスタートが条件になるが、ここ一番での勝負強さはあるので要注意だ。
◎鈴木圭一郎
○永井大介
△加賀谷建明
△石井大輔
▲早川清太郎
高橋貢が稲妻賞連覇を目論む!
大会4日目は良走路で始まったが、第11Rの試走後から降雨があり、そこからは重走路での競争になった。それでも、その11Rは高橋貢と荒尾聡が勝ち上がり順当な決着。最終12Rも青山周平が勝って優出を決めた。
オール連対で優出を決めたのは高橋貢のみ。2日目には上がり一番時計をマークしたようにエンジン状態は最も良い。次に充実しているのが早川清太郎。ここまで1着3回に3着1回。全て車券に絡めている。全国ランク1位の青山はシリーズ序盤こそ勢いが付かなかったが、3日目から連勝で優出。調子を上げてきた。この伊勢崎3強が優勝戦のキーマンになる。
10Mオープンで肝心のスタート争いは、最内の田村治郎か2枠の西原智昭が先行か。3枠の田中茂は位置こそ魅力だが、このメンバーに入るとスタートにやや不安が残る。4枠から外は枠ナリか。
序盤でリズムを掴むのは田村か西原。しかし、今節の仕上がりを見ると、最後まで逃げ切るのは難しそう。早めに高橋貢や早川がやってくる。高橋貢が早川を抑えながら西原と田村を追う展開。レース中盤で高橋貢が先頭に踊り出るとみた。そこで、当ブログでの本命には高橋貢を挙げる。同大会5度目の優勝を目指す。
相手は早川。高橋貢の攻めに付いて行き、道中で差し込むポイントを見つければ、迷わずインに突っ込んで行くだろう。仮にスタートで高橋貢に先行するようなら、その手間は省けるので展開はグッと楽になる。次に青山。総合力では青山が断然だが、今節は良走路での動きがハッキリしない。それでも試走一番時計を出したり、大外からカマシて行くようだと優勝のチャンスが高まる。そして田村と西原。10Mオープンの内枠は断然有利。機力アップがうまくいけば、ペースを上げて走る事ができる。丹村飛竜と荒尾聡も総合力は高いが、この枠となるとよほど好スタートを切らないと優勝争いに参加するのは厳しくなる。
◎高橋貢
○早川清太郎
△青山周平
△田村治郎
▲西原智昭
久門徹が速攻勝負でミッドナイトチャンピオンへ!
飯塚オートで行われているGIIミッドナイトチャンピオンカップは優勝戦のメンバーが出揃った。予選、準決の4日間を戦い終え、しっかりとエンジンを仕上げた7人は全て最重ハンの選手。優勝戦は0Mオープンで内枠から鐘ヶ江将平、岩見貴史、久門徹、森本優佑、桝崎陽介、木山優輝、篠原睦となった。
まずはスタートだが各選手、準決では好ダッシュを決めており、優勝戦のスタート争いは難解。純粋なスタート力や実績を考えると岩見が先行しそう。これに久門が乗って出るか、大外から篠原がカマシ気味に出て行くか。桝崎は安定感の面で言えばムラがある。
レース展開は岩見がまず逃げに入りそう。これを追うのが久門や篠原。以下は鐘ヶ江、森本、木山が続き。桝崎は後方からのレースになるか。岩見のペースだが、今節は日に日にエンジン良くなっているとはいえ、記念の優勝戦で8周戦になると最後まで押し切れるかは微妙。もう少し上積みは欲しい所。今節、ここまでオール連対できている久門が、レース序盤から中盤にかけて岩見を交わしにかかるとみた。先頭に立ってからはコースをしっかりと守って、後続に抜かれない走りをしそう。そこで、当ブログでの本命には久門を挙げる。
対抗は篠原。0Mオープンの大外は厳しい位置だが、スタートの安定感は最上位。2~3番手発進が望めそうだし、もしかしたらトップスタートまである。そうなるといきなりの逃げに入れるので優勝のチャンスがぐっと広がる。トップスタートでなくても、早めの仕掛けで序盤に先頭に立つ可能性もある。次に森本。スタート争いでどこまで行けるかがポイントになるが、準決の上がりタイムで唯一40を切る数字を叩き出した機力は軽視できない。逃げに入る選手のペース次第では、道中で交わして行けるかもしれない。そして、木山。枠順は外寄りで、やはりスタート後にどの位置に付けられるかにもよるが、近況はスピード面で著しい成長を見せている。最年少者としてフレッシュな走りに期待したい。最後に岩見。2枠からトップスタートが見込めそうだし、機力アップに成功すれば最後まで粘り込める。
◎久門徹
○篠原睦
△森本優佑
△木山優輝
▲岩見貴史
フレッシュな黒川京介に期待したい!
川口オートのナイターGII、川口記念も優勝戦のメンバーが出揃った。中村雅人や高橋貢は優出できなかったが、青山周平や永井大介、木村武之などの有力どころはファイナルに進出。どのような結末が待っているのか。
ハンデ構成は10Mオープンで最内から人見剛志、大木光、渡辺篤、若井友和、黒川京介、木村武之、永井大介、青山周平となった。
まずは肝心のスタート争いだが、単純なスタート力で言えば青山が最上位。次いで永井と黒川。他はそこまで差のない状況。枠順を考慮してスタート想定するなら、先行は黒川か。これに永井と青山が乗って行く。その3者を除いた他は枠ナリ。
いきなり逃げに入れそうな黒川はどこまでペースを上げられるか。準決の上がりタイムは第9Rだった事を考えると十分な数値。もう少しエンジンを上積みさせ、ミスなく走れば後続を引き離して走る事ができる。2番手発進は永井か青山。青山は準決のレース内容を見るとエンジンの仕上がりを欠いている。優勝争いをするとなると、エンジンの底上げは必至。それが叶えば、3番手発進からでも先頭争いに加われるだろう。永井は現状でもエンジンは十分。トップスタートならそのまま押し切りもあるし、2番手発進でも黒川にプレッシャーを与え、道中で仕掛けるタイミングを見つけられるかも。
しかし、当ブログでの本命には黒川を挙げる。今節は特にスタートが切れているし、大舞台でも気負いする事なく走れる強心臓を持っている。ハイレベルのエンジン状態をバックに、コースを外す事なくペースを上げて逃げ切るとみた。相手は永井と青山。序盤の展開次第では十分優勝が見えてくる。
そして、人見。10M最内はやはり魅力。スタートに集中して先行できれば大チャンス。準決では好タイムをマークしており、後続を簡単には寄せ付けない仕上がりにある。とにかくスタート次第だ。最後に若井。優勝するとなると、外枠勢を突っ張ってスタート決める事が絶対条件だが、準決では気合の突っ込みを見せていたし、それができるエンジン状態。地元ファンの期待に応えたい所。
◎黒川京介
○永井大介
△青山周平
△人見剛志
▲若井友和
木村武之が一気の攻めで当大会2度目の優勝へ!
浜松オートで行われているGI開場記念ゴールデンレースは優勝戦のメンバーが出揃った。シリーズ中の天候が不安定だった事もあり、強豪が次々と勝ち上がりから漏れていく波乱はあったが、優勝戦のメンバーはそうそうたる顔ぶれ。軽ハンから高木健太郎が優出し、ハンデ構成は0、10Mのハンデ戦となった。
まずはスタート争いだが0ハンの高木は残して出そう。いきなりの逃げ展開を作れる。10Mからは最内の長田恭徳が先行か、もしくは木村武之、鈴木圭一郎、青山周平あたりがダッシュを乗せて行きそう。田中茂は内寄りだが、いつも以上に集中して切らないと外枠勢に行かれてしまいそう。金子大輔も外枠勢よりは先行しておきたい所だが...。
レース序盤で先頭を走るのは高木。今節は4走して全て車券に絡む活躍を見せている。準決からハンデが重化しても、1着を取っていたように軽快な走りを見せていた。優勝戦でも良い逃げを見せそうだが、準決の上がりタイム3・429では足りるかどうか。スピードある選手がすぐ直後に付けてくると、最後まで先頭を守るのは厳しそう。
その高木を追う一番手になりそうなのは長田か木村武。ただ、10Mから長田が先行しても、早い段階で木村武が捌いていきそう。木村武が高木を追う展開になるとみた。そして、高木との差を詰め、仕掛けていける態勢を作ったら迷わずインから交わしていきそう。準決では上がり一番時計を出していた木村武はエンジン仕上がっている。1回、先頭に立てば後続を振り切れるスピードがある。そこで当ブログでの本命には木村武を推す。2005年以来のゴールデン優勝を目指す。
相手は鈴木圭。スタートで内枠勢を何車か置いて出る事ができそうだし、エンジンの仕上がりも良い。今節はここまで1着を3本取っており、リズムも良いと言える。10Mからトップスタートを決めるようなら、優勝のチャンスはグッと高まるし、そうでなくてもレース序盤の仕掛けが決まれば勝機が見えてくる。
次に青山。位置は外寄りだが、鈴木圭の内枠は断然有利。ここ一番でのロケットスタートは全選手にとって脅威。カマシが決まれば楽勝ムードになる。そこまででなくても内枠勢を何車か包んで出れば、展開はいくらか楽になる。そこからはナンバー1の意地で車を押し上げていける。そして、金子。今節も冷静沈着なレース運びで安定した走りを見せている。優勝するとなると枠ナリ発進が絶対条件になるが、それが叶ったときは優勝も十分ある。最後に高木。いきなりの独走展開はかなり有利。最後まで逃げ粘れるかは疑問あるが、後続が激しく競り合うようなら可能性はなくはない。
◎木村武之
○鈴木圭一郎
△青山周平
△金子大輔
▲高木健太郎