
鈴木圭一郎が完全優勝へ王手!
飯塚で行われているGIIオーバルチャンピオンカップは優勝戦のメンバーが出揃った。優勝戦のハンデ構成は10Mオープンで最内から中村杏亮、久門徹、篠原睦、丹村飛竜、佐藤貴也、松尾啓史、永井大介、鈴木圭一郎。
スタート争いは、ほぼ枠ナリ発進か。紛れがあれば篠原や佐藤貴の飛び出し、もしくは鈴木圭の大カマシ。
いきなり逃げに入りそうなのは中村杏。準決では上がりタイム2番時計が出ていたように、エンジン面は問題ない。記念レースは1回制しており、8周戦でのスタミナも不安はない。トップスタートからの押し切りも十分あるが、気迫の追い込みを見せてくる選手がいる。鈴木圭だ。
10Mオープンの大外ではいかにも厳しいが、8番手発進はなさそうだ。内枠勢を何車か包んで出ていく。エンジンは完全に仕上がっており、準決では上がり一番時計をマーク。試走も一番時計だった。5~6番手発進を決めて、そこから徐々に番手を上げていく。8周回をフルに生かして先頭まで躍り出るとみた。今大会は2020年に制しているが、2度目の優勝が見えてきた。更にいえば、前節のSG全日本選抜に続いて、記念レースで連続完全優勝も十分だ。そこで、当ブログでの本命に推す。
相手は中村杏。トップスタートを決めそうだし、エンジンもある程度仕上がっている。鈴木圭が追い込みに苦しむようだと、序盤のリードを保って逃げ切りも十分。記念レースで2度目の優勝を目指す。次に篠原。今節はここまでオール連対。良い時の安定感が戻っている。スタートの切れも良く、トップスタートや2番手発進を決めるようだと優勝争いに参加できる。そして松尾啓。スタート争いは微妙な面あるが、道中の動きはかなり良い。8周戦になるのも松尾啓にとっては好材料。スタートで踏ん張れれば、自分の展開に持ち込める。最後に永井。鈴木圭を張って出て、内枠勢を何車か包んで出れば、レース序盤で先頭に立つ可能性もある。そうなればハイペースの逃げに入れる。
◎鈴木圭一郎
○中村杏亮
△篠原睦
△松尾啓史
▲永井大介
鈴木圭一郎が完全優勝へ向け爆走!
浜松オートで行われているSG全日本選抜オートレースは優勝戦のメンバーが出揃った。準決では青山周平が敗れる波乱はあったが、優勝戦の顔ぶれはそうそうたるもの。その中では中村杏亮がSG初優出となった。0Mオープンの枠順は最内から鈴木圭一郎、中村雅人、金子大輔、永井大介、佐藤摩弥、荒尾聡、伊藤信夫、中村杏亮。
ここまで負けなしできているのは鈴木圭。準決では審議にかかるシーンもあったが、判定はセーフで全国ランクナンバー1としての面目を果たした。エンジンの仕上がりは鈴木圭が一番か。準決の上がりタイムが一番良かった中村雅も機力は急上昇。永井もきっちりと上積みさせてきた。
0Mオープンのスタート争いは最内の鈴木圭が先行とみた。これに永井が乗って行く。佐藤摩もスタート力はあるので続きそう。もしくは永井を抑えて2番手発進もあるか。荒尾が4番手発進。他の中村雅、金子大、伊藤信、中村杏は内から順番に出そう。
いきなり先頭を走る鈴木圭。そのペースだが、今節は初日に上がり33を出しているように、かなりの逃げを見せそう。というより、試走タイムがしっかり出れば、誰も追ってこれない。好スタートから10周回をしっかりと走り切り、同大会5度目の優勝を決めそう。そこで、当ブログでの本命には鈴木圭を挙げる。
相手は永井。準決では逃げる佐藤摩との差を冷静に詰め、仕掛け所では綺麗に交わしてみせた。エンジン的にはタイム以上に余裕がありそうで、優勝戦に向けて総合戦力が上がっている。鈴木圭に少しでも隙が生まれれば突っ込んでいきそうだし、トップスタートを決めるようならそのまま押し切りもある。今回、全日本選抜を勝つとSGトリプルグランドスラム達成となる。偉業へ向けスタートから気合が入る。
次に中村雅人。スタート争いは微妙な面あるが、2枠ならなんとか内で踏ん張れるか。1周を回って3番手に付けられれば十分勝負になる。スタミナがあるので10周戦は好材料だし、エンジン的にもレース後半の方が感じが良さそう。7年ぶりのSG優勝も十分ある。そして金子大。中村雅と同様に序盤の位置取りに注文がつくが、準決のようなスタートが決まれば勝負圏内。道中のレース運びは落ち着いているので、チャンス所があれば番手を上げていくだろう。最後に佐藤摩。全選手が恐れているスタートを決めてくるようなら、インを抑えつつペースを上げる走りでSG初優勝もあるか。
◎鈴木圭一郎
○永井大介
△中村雅人
△金子大輔
▲佐藤摩弥
丹村飛竜が完全優勝を目指す!
山陽オートで行われているGIIミッドナイトチャンピオンカップは優勝戦のメンバーが出揃った。角翔太郎の健闘があったため、優勝戦のハンデ構成は0、10のハンデ戦。0ハン単騎に角翔太郎。10線は内から藤岡一樹、桝崎陽介、前田淳、長田恭徳、滝下隼平、丹村飛竜となった。
スタートを含めたレース序盤の想定だが、0ハンの角はしっかり残して出そう。10線は最内の藤岡が先行。その外もほぼ枠ナリ発進と見ているが、もしかしたら前田や丹村がダッシュ良く飛び出すかも。
いきなり逃げに入れる角だが、最後まで先頭をキープできるかは疑問。今節の自身の上がり最高タイムは準決の371。数字として素晴らしいが、10M後ろの選手たちはもっと良いタイムを出している。更に8周戦の経験も乏しい。レース中のどこかで後続に交わされてしまいそう。その一番手は藤岡。10線最内と位置は絶好。スタートも先行しそうで、角を序盤からマークして走れる。エンジン的にも悪くなく、角に仕掛けるタイミングを図りながら先頭を奪取しそうだ。
その後は藤岡が逃げる展開で有利になりそうだが、当ブログでの本命には丹村を挙げる。丹村は今節負けなしの4連勝中。10線大外から枠ナリのスタートになっても力強く追って行けるし、桝崎や滝下を置いて出る可能性もありそう。その場合はもっとレース展開が楽になり、優勝チャンスがぐっと高まる。この大会2度目の優勝を完全Vで決めそうだ。
相手は桝崎。スタートはやや微妙な面あるが、6車並んだ内から2番目なら位置は良い。しっかりと枠ナリに出れば、レース展開がかなり有利になる。準決の上がりタイムは丹村に次ぐ2番時計。前節の優勝から好調を維持できている。逆転があれば桝崎だ。次に前田。準決では見事な速攻を決めてみせたように、優勝戦もトップスタート、もしくは2番手スタートを決めるようなら優勝争いに参加できる。今大会は過去に制したことのあるタイトル。相性としては良い大会だ。そして藤岡。角を追って走りやすい位置。元々、独走は得意なタイプなので、早めに角を交わして一人で走れる展開になれば楽しみがある。最後に角。先述したように8周戦で不安要素はあるが、10線勢が競り合うような展開になれば、その間に大きなリードを作って粘り込むかも。
◎丹村飛竜
○桝崎陽介
△前田淳
△藤岡一樹
▲角翔太郎
好枠の伊藤信夫に勝機あり!
伊勢崎オートで行われているGIIレジェンドカップは優勝戦のメンバーが出揃った。準決からハンデが重化した田辺誠の健闘があり、優勝戦は10Mオープンでの戦いになった。メンバーは内枠から田辺誠、内山高秀、伊藤信夫、篠原睦、若井友和、荒尾聡、有吉辰也、高橋貢となった。
ここまでオール連対で来ているのは伊藤。上がりタイムも十分な数字を出しており、エンジン力の高さを証明している。内山もオール3着以内。準決では荒尾を封じ切り、立ち上がりから直線の真ん中までの勢いは良さそうだった。絶対王者・高橋貢は3日目が5着だったし、準決でも車の進み方が鈍かった。
10Mオープンで肝心のスタート争いだが、最内の田辺は外枠勢を突っ張ることができるかどうか。スタートは不得手な方ではないが、このメンバーを相手に先行はやや厳しそう。ここは2枠の内山が先行するとみた。その外もほぼ枠ナリ発進か。乱れがあるとすれば荒尾か有吉の猛ダッシュ。高橋は大外からでは苦しい展開になりそう。
まずは逃げに入る内山。今節はここまで3勝しており、準決でも気合の走りを見せた。ただ、記念の優勝戦で8周回を逃げ切るまではどうか。準決以上のペースで逃げて、更に後続が競り合うような展開になればチャンスはあるが...。当ブログでの本命には伊藤を挙げる。
スタートで2番手発進が望めそうだし、内山が態勢を作る前に交わせば独走に入れる。今節のエンジンの仕上がりから、外枠勢を振り切るには十分な状態にある。相手は内山。トップスタートを決めそうだし、準決で一番時計を出したようにエンジンは仕上がっている。後続が来る前に大きなリードを作れれば、自身2度目の記念優勝もありそうだ。
次に高橋貢。準決の走りを見る限り、優勝争いに加わるのは厳しそうだが、ここ一番でエンジンを仕上げるシーンはこれまでに何度も見ている。整備がやりやすい地元開催で、しっかりと立て直してくるかも。そして荒尾。準決では勝ち切れなかったが、エンジンは上向いている様子。優勝戦は3番手発進まで望めそうだが、それ以上のスタートを切るようなら勝負圏内に入ってこれる。最後に有吉。全国ランクを考えると厳しい枠だが、やはりスタート力は魅力。内枠勢を押さえ込んで出れば、簡単には抜かせない走りで粘るかも。
◎伊藤信夫
○内山高秀
△高橋貢
△荒尾聡
▲有吉辰也
青山周平が3連覇へ向け一走入魂!
伊勢崎オートで行われているGIシルクカップは優勝戦のメンバーが出揃った。準決からハンデが重化した選手が数名勝ち上がり、優勝戦は10Mオープンとなった。枠は内から桜井晴光、大月渉、佐藤裕二、松本やすし、西原智昭、佐藤貴也、早川清太郎、青山周平。
まずはスタート争いだが、最内から桜井が飛び出しそう。これに大月と佐藤裕が乗っていく。そこから外もほぼ枠ナリとみているが、波乱があれば西原、佐藤貴の猛ダッシュ。青山は大外に置かれたが8番手発進はさすがにないか。何車か内枠勢を置いて出そうだ。
序盤で逃げに入るのは桜井。独走力には定評あるが、このメンバーを相手に逃げ切るまではどうか。追っていくのは大月か佐藤裕。ただし、どちらも追走はできても桜井を交わすまでの車速やパワーはなさそう。必死に食らい付いていくか、後続車に割り込まれるかのどちらかになりそう。今節は好スタートが決まっている西原が、レース中盤までに桜井をマークから差し込む可能性はある。ただし、当ブログでの本命には青山を挙げる。
内枠にスタート巧者が多く、カマシ切るまでは厳しいと思われるが、2~3車を包んで出るまではありそう。前団では桜井が逃げる展開を西原が追っていそうだが、ここまで負けなしの青山の機力なら捕えることも十分可能。一つ懸念があるとすれば佐藤貴と早川の存在。この両者に先行されると攻略するのに時間がかかる。更にその両者が重なって走ると防御力は倍増。それでも道中で隙を見てインに突っ込んでいくかもしれないし、スタートで先行するかもしれない。8周戦になるのは追い込む側の青山にとって好材料。シルクカップ3連覇へ全力投球だ。
相手は桜井。先行できそうなのは大きな魅力だし、過去にGIは2度制している。その時もレース序盤で独走に入る展開だった。インを締めてコースを守ることはしない桜井だが、逆にグリップ開け開けのスピード走法は得意。人気薄になるようなら狙って妙味の一人だ。次に、西原。3日目はイマイチだったが、それ以外は軽やかな走りを見せている。優勝戦でも2番手発進にまで持ち込めれば勝負圏内と言えるだろう。そして早川。7枠からでは展開が厳しいが、攻めの鋭さは変わらず良い。前を走る車のインに少しでも隙間があれば車をねじ込んでくる。早川も8周戦は有利に働く。最後に佐藤貴。本来のスタートを決め、レース序盤で好位置を取れれば渋太い走りで優勝争いを演じられるだろう。
◎青山周平
○桜井晴光
△西原智昭
△早川清太郎
▲佐藤貴也