永井大介に優勝チャンス到来!
飯塚オートで行われているGIIオーバルチャンピオンカップは優勝戦のメンバーが出揃った。準決では鈴木圭一郎や地元エースの荒尾聡が3着一杯で優出を逃す波乱があったが、優勝戦まで進んだ顔ぶれは記念レースに相応しい面々。
0オープンの優勝戦は1枠から浦田信輔、有吉辰也、永井大介、辻大樹、加賀谷建明、篠原睦、若井友和、高橋貢となった。
まずはスタート争いだが、ここは巧者で2枠の有吉が先行とみた。これにすぐ外の永井が乗って行く。浦田はやや包まれる恐れがある。辻や加賀谷もしっかりとスタート切る。外の3車もスタート巧者だが、枠順を考慮すると序盤で好位置には付けられないか。
先行する有吉でレースが始まりそう。機力的に悪くない有吉は、ブロック力も高く簡単には抜かれない技術を持つ。そのままの押し切りも十分考えられるが、8周回を集中して走り切れるかどうか。後続を引き離せればリラックスして走れるかもしれないが、ピタリとジカ付けされるとプレッシャーがかかる。それができる候補は2番手発進がありそうな永井。
準決で圧倒的なタイムをマークしたのは永井。1周で先頭に立てたレース展開もあるが、エンジンの仕上がりは最高潮。優勝戦では有吉をマークしながら走り、道中でインに車を向けていきそう。今の状態の永井なら、先頭を走れば誰も追いつけない。そのまま後続を寄せ付けずゴールするとみた。
相手候補は加賀谷。準決では永井に次ぐ上がりタイムをマークした。エンジン状態は良好。フライングが多発し、一時期は封印していたスタートも今は解禁。5枠からトップスタートを決めるようなら2017年以来、同タイトル2度目の優勝も見えてくる。とにかく早めに独走に入れるかがカギ。次に有吉。順当ならトップスタートが望めそう。すぐ後ろにプレッシャーをかけてくる選手がいなければ、自分のコースを回ってペースを上げてくる。先頭の座を狙う選手が現れても、インコースを締め上げて抜かせないかも。そして浦田。最内は魅力だが、スタートで包まれる恐れもある。その重圧をはねのけられれば逆にチャンスが舞い込んでくる。スタートを踏ん張りたい。最後に篠原。スタートが早い篠原は6枠なら十分勝負圏内。トップスタートを決め、後続が競り合うようなら残り目が出てくる。
◎永井大介
○加賀谷建明
△有吉辰也
△浦田信輔
▲篠原睦