
注目のグループは前回ミッドナイトの優出組!
今回の山陽オートは昼間の3日間開催。直前まで飯塚オートでSGが行われていた関係でS級選手は不在。レースの時間帯は変わるが、前回の山陽ミッドナイトで活躍した選手が今回も見せ場を作りそう。注目の選手を挙げていく。
前回の山陽ミッドナイトで優勝したのは西村義正。0ハンに4車並んだ最内からトップスタートを決めると、後続を最後まで封じ込んで勝ち切った。これが約7年ぶりの優勝。シリーズ中は5走して1着が3本あったし、全てのレースで車券に貢献できていた。ここにきてエンジンは急上昇。今回もメンバー層が厚くないので、連続優勝へ向け初日からひた走る。
準優勝だったのは矢野正剛。優勝戦では2番手発進を決め、西村義にプレッシャーを与え続けていたが攻略までは至らなかった。決め手に欠けていたが、エンジン的には負けていなかったので今回、再戦の舞台があればリベンジを果たしたいところ。優勝戦で3着だったのは吉松優輝。粘っていた満村陽司をゴール前チョイ差しで交わしていた。試走タイムは一番時計タイが出ていたのでエンジン面は良好だし、近況は優出する機会が増えている。そろそろ今年の初優勝を決めたい。
優勝戦で5着だったのは藤岡一樹。単独最後方からのレースだったが、前団の速いペースに苦戦していた。ただし、今回出場する中ではスピード上位。エンジン自体も悪くはないので、連続での優出も十分あるだろう。優勝戦6着だったのは番田隆弘。エンジン自体はもう一つといったところだが、武器のスタートが決まればレース展開を楽にすることができる。
他に地元では古城龍之介の活躍が目立っていた。大きな着を取らなかったし、試走タイムもよく出ていた。レース序盤の展開作りさえうまくいけば、しっかりと勝ち上がっていけるだろう。稲原良太郎はようやく復調ムードが出てきた。昨年の8月に落車し、しばらく休養していたが今年の3月から戦線に復帰。そこから4節目となる前走で2回の2着があった。ここから更にリズムを高めていきたい。2級車の永島潤太郎も頑張っている。勝ち切るまではなくても車券に絡むケースは多い。
外来は飯塚のみ。その中でスピードがあるのは牧瀬嘉葵。近況は夜のレースで走ることが多かったが、基本的に車速はある方なので後方からでも追っていける。片岡賢児は山陽連続参戦。前走では準決3着だったが、5走して全て車券絡み。スタートが冴えており、同ハンの大外に置かれても先行するシーンが多く見られる。序盤の仕掛けも積極的だ。藤川竜は成長を見せている。スピードだけではなく、捌くレースでも上位に進出できている。
※4月27日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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藤岡 一樹〔山陽 A-12(29期)〕
矢野 正剛〔山陽 A-172(31期)〕
番田 隆弘〔山陽 A-184(24期)〕
西村 義正〔山陽 A-199(17期)〕
牧瀬 嘉葵〔飯塚 A-49(29期)〕
藤川 竜〔飯塚 A-133(34期)〕
片岡 賢児〔飯塚 A-170(21期)〕
吉松 優輝〔飯塚 A-171(33期)〕
浜松オートはアーリー連続開催!
浜松オートは連続開催。今回もアーリーレースで早い時間帯からオートレースを楽しめる。前回から連続参戦の選手もいるし、川口から転戦の選手もいる。好調な選手を挙げていく。
前回のアーリーレースに続いて地元のランクトップは浅田真吾。前走では準決3着で優出を逃したが、エンジン自体は悪くない部類で、上位争いには十分参加できる状態だ。武器のスタート力を生かし速攻を決めてくる。斎藤正悟と柴田紘志は前走で優出していた。斎藤正は、良走路の動きはもう一つといったところだが、重走路の準決で勝ち切ったように走路が濡れていると好走できる近況。雨が降る日はそう多くないので、良走路でも通用するエンジンを作っておきたい。柴田紘は元々、雨巧者だが重走路の準決でしっかりと結果を出して優出。近況は良走路でも車券絡みが多く、エンジン的には高レベルで保てている。
実質的な実力上位は渡辺篤か。夜に開催されているSGに出場していてもおかしくない走力を持っている。前走の川口では準決3着だったが、シリーズ中は4走して1着2本を含むオール車券絡み。エンジンは悪くないので、今回こそ優勝戦まで進んでくるか。平塚雅樹、柴田健治といったあたりも今回のメンバーの中では実力上位。エンジン的にも戦える状態にある。
4月24日の川口優勝戦に乗っていたのは高橋義弘、森谷隼人、川原剛の3者。その中で最も成績が良かったのは高橋義で準優勝だった。4日間のシリーズでオール連対を果たしていたように、エンジンは上向いてきている。スピード面では今回の中でもトップクラス。上がりタイムもよく出ていた。森谷は優出4着。持ち味であるスタートがよく切れている。レース序盤から素早い仕掛けができる選手だ。川原は優出5着。スタートで同ハンの選手に行かれてしまい苦しい展開になった。予選準決はオール連対で通過していたので、課題のスタートさせこなせば好成績を残せる。
エンジンが良くなってきた感あるの秋田貴弘と深谷輝。どちらもスタートはやや甘めだが、レース中盤から後半にかけて豪快な捲りを決めることができる。山際真介もスピードが出てきている。こちらも大きなコース取りで車速を乗せるのが巧い。石井大輔と高塚義明はハンデ位置を生かして有利な展開を作るケースが多い。
B級では下平佳輝と吉林直都が直前のアーリーレースで優出していた。下平は準決の重走路をこなしていたし、近況は良走路でも健闘が目立っている。吉林直都は嬉しい初優出。浜松36期では栗原佳祐の活躍が目立っているが、吉林もそこまでそん色ない上がりタイムをマークしている。栗原佳に追いつけ追い越せの気持ちで総合戦力をアップさせてくるだろう。
※4月26日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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浅田 真吾〔浜松 A-22(27期)〕
渡辺 篤〔浜松 A-37(31期)〕
柴田 紘志〔浜松 A-195(28期)〕
森谷 隼人〔川口 A-38(29期)〕
高橋 義弘〔川口 A-50(29期)〕
川原 剛〔川口 A-222(26期)〕
下平 佳輝〔浜松 B-22(23期)〕
吉林 直都〔浜松 B-105(36期)〕
ファンの期待を乗せてレーサーが爆走する!
飯塚オートでSGオールスターオートレースが始まる。S級の全員と、人気投票の上位者によって出場選手が決まり、激しい優勝争いが展開される。ちなみに、今回は6日間のロングシリーズ。活躍しそうな選手を地区別に挙げていく。
まずは開催地区である飯塚から。ランクトップは長らく荒尾聡が守っている。その荒尾の前走は山陽GIで、その時は準決3着で惜しくも優勝戦までは進めなかった。しかし、その前のプレミアムカップでは優勝を決めていたように、近況の流れは良い方だ。今回のオールスターは過去に3度制した相性のいい大会。初日から存在感を示すか。大注目なのは中村杏亮。前走の山陽GIで見事に優勝を果たし、GIタイトルホルダーの仲間入りをした。その前の地元一般開催でも優勝しており、今はリズムが最高潮。SG初優勝への舞台は整っている。その山陽GIでは鐘ヶ江将平も優出していた。近況は緩やかに上り調子。有吉辰也、篠原睦といった有力どころも、前走の地元では優出しておりエンジンは好気配だ。
全国ランク1位の青山周平を擁する伊勢崎勢。その青山の前走は浜松だった。初日から3連勝を決めると、優勝戦では2着の準優勝だった。優勝したのは大型新人の栗原佳祐。ハンデ40M前の選手に上がり406を出されては、流石の青山も捕まえ切れなくて仕方ない。エンジン自体は長らく好調だし、今回も優勝候補に挙げられる。早川清太郎は少し前まで軽いスランプに入っていたが、前走の川口で完全に脱出してみせた。結果は準優勝で、シリーズ中も5走してオール連対だった。悲願のSG初優勝へ向けて軌道修正に成功している。逆にエンジンに不安があるのは高橋貢。前走の山陽GIでは準決に乗れなかったし、シリーズ中に白星がなかった。SGで戦うとなるとエンジンの立て直しが必要。一発がありそうなのは松本やすし。前走の山陽GIでは優出していたし、シリーズ中も2本の白星があった。オッズ的に人気にならないようなら狙って妙味の一人。
青山のライバル・鈴木圭一郎がいる浜松勢。前走の浜松GIIでは優勝戦まで進んだが3着止まり。ただし、10Mオープンの大外と、展開がかなり厳しかったことを考えると悪くない結果とも言える。試走タイムも一番時計タイが出ていたし、エンジン面は心配ない。そこで準優勝だったのは佐藤貴也。佐藤貴は序盤で好展開を作れていたが、黒川京介を最後まで交わせず2着だった。その後も山陽GIで走っていて、再び準優勝。優勝し切れていないとはいえ、記念レースで連続準優勝なら十分な結果。唯一、優勝経験のあるSGが今回のオールスター。2018年以来のSG優勝を目指す。木村武之、金子大輔、鈴木宏和らも前走の地元で優出しての参戦。良い流れで今回に臨める。
川口勢は加賀谷建明がランクトップ。その加賀谷は前走の地元で優勝していた。単独最後方から猛烈な追い込みを見せての勝利。その時の動きを出せれば、SG初優勝も十分見えてくる。直前の山陽GIで優出していたのは小林瑞季。結果は4着だったが、GIはすでに2回の優勝があるし、SGでも通用するだけの走力は身に付いている。中村雅人、若井友和、佐藤摩弥といったあたりもエンジン堅調。必ずやシリーズを盛り上げるはず。永井大介はエンジンがイマイチ。前走の地元戦でも精彩を欠いていた。底力は確実にあるので、エンジンさえ上向けば上位争いに参加できる。
山陽勢はS級が5人と、全場の中でも最も少ない。その中でランクトップは松尾啓史。ここ2節は動きがやや良くないが、3節前の地元ではオール連対での準優勝。その前はGIとGIIで優出していたので、その動きを戻したいところ。丹村飛竜は前走のGIでは準決に進めなかったが、シリーズ中は4回の車券絡み。その前の一般開催では優勝していた。大きな流れで言えば悪くはない。今期からS級に復帰した岩崎亮一はまずまずといった近況。長田恭徳は前走のGIで優出。重走路での競争が多かったが、優出していたので今回に向けて弾みが付く。岡部聡はエンジンもうひと息。それでも混戦になれば見せ場を作れるだろう。
※4月22日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
鈴木 圭一郎〔浜松 S-2(32期)〕
加賀谷 建明〔川口 S-3(27期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-4(22期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-5(27期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-7(26期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-8(29期)〕
中村 杏亮〔飯塚 S-40(33期)〕
早い時間帯からオートレースを楽しめる!
飯塚オートでナイターSGが行われている昼間に、浜松オートでアーリーレースが開催される。SGの方に強力な選手がごっそり参戦しているが、逆にこちらは混戦模様で車券的にはどこからでも狙える状態か。その中でも有力な選手をピックアップ。
出場する中で地元のランク上位は浅田真吾。前々走のGII準決で落車したが、最終日は2着だったし、前走の初日には白星を挙げているので落車による悪影響はなさそう。ただし、前走の2日目からは精彩を欠いていたのでエンジンの底上げは必要。今回のメンバーの中では底力上位なので、エンジンが良くなれば優勝争いに参加できるだろう。
辰巳裕樹は前走の初日に試走落車で欠車。しかし、その後は連勝を決めていたのでエンジンは良さそう。思い切った走りが身上なので、厳しい展開になっても打開できる力はある。スピード派は鈴木健吾。前走では3回の白星を挙げていた。エンジンが良い時はスタートの切れも良く、レース序盤から早めに仕掛けていける。今回も楽しみ十分。佐藤大地は約半年、療養していたが前々走から戦線に復帰。復帰節はイマイチだったが、前走では1着2本に2着1本。だいぶスピードが出ていた。今回の中でも車速は上位。大きなコースを回って番手を上げていくだろう。野田光宏もエンジン堅調。ここ10走中7回の車券絡みがある。軽ハンを生かしての粘りがウリなので、1着というより3着以内での狙いが当たりやすいだろう。
同じくハンデ位置を生かして車券絡みの回数を増やしているのは西川頼臣。やや不安視されているスタートさえこなせば、序盤でペースを掴むことができる。速攻派は筒井健太。前走の準決は6着だったが、それ以外の3走は全て車券絡み。同ハンに数車並んでいてもトップスタートを決めるケースが多い。派手さはないが浅野浩幸も動き上々。今はハンデ的にも走りやすい位置なので積極的に狙ってみたい。
外来A級では押田和也が前走の飯塚で準優勝だった。しかも初日から連勝を決めていた。ナイターから昼間の時間帯のレースになるが、乗り手のリズムは良い状態で初日を迎えられる。相馬康夫は成績が散発傾向ながら1着率が高い。ハンデが後ろの選手に交わされても抜き返していける気力がある。
B級で大注目なのは栗原佳祐。前走の地元では嬉しい自身初優勝を決めていた。それも初日から4連勝の完全優勝だった。栗原はデビューしてから17走しているが、その内1着が13回。規格外の走りを見せ続けている。前回優勝した時は最重ハンの40M前だったが、今回ハンデ重化は必至。序盤でどこまで早く独走展開を作れるかが大きなカギになる。同期の吉林直都も36期の中では上位グループ。初優出を迎える日も遠くないだろう。
※4月23日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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浅田 真吾〔浜松 A-22(27期)〕
辰巳 裕樹〔浜松 A-53(31期)〕
鈴木 健吾〔浜松 A-108(28期)〕
佐藤 大地〔浜松 A-121(34期)〕
野田 光宏〔浜松 A-178(24期)〕
押田 和也〔伊勢崎 A-157(27期)〕
相馬 康夫〔川口 A-198(25期)〕
栗原 佳祐〔浜松 B-105(36期)〕
前回川口の優出者が多く参戦!
今回の川口オートは、直後に飯塚でSGが控えている関係でS級選手は不在。A級とB級による戦いになるが、前回の川口で優出していた選手が多く参戦するし、山陽GIで活躍していた選手も織り交じり激戦は必至。注目の選手を挙げていく。
出場する中で地元ランク最上位は阿部剛士。近況はエンジンが高位で保てている。前走の最終日も試走29、上がり377で快勝していた。確かなエンジン調整力で、今回も追い上げていける状態を保つはず。
前回の川口ナイトレースで優出していたのは菅野仁翔、深谷輝、山際真介、福田裕二、五十嵐一夫、北渡瀬充で、優勝した加賀谷建明以外は連続参戦。菅野は0ハン単騎から必死に逃げていたが、最後は加賀谷に捕まってしまい準優勝だった。ここ数節で走力はだいぶ増しており、いつ初優勝を迎えてもおかしくないぐらいのスピードが身に付いた。前走では最重ハンの40M前だったが、今回はハンデの変動があるのかどうか。据え置きならチャンスは倍増だ。
優勝戦3着だったのは深谷輝。シリーズ中に白星はなかったものの、エンジンの底上げができており、持ち味のスピードが出るようになってきた。しっかりと枠ナリのスタートが切れれば、レース序盤からペースを上げることができる。4着は山際真介。準決までの4走はオール連対で通過しており、エンジンが安定している。重走路も苦にしない点は大きな強み。5着は福田。優勝戦では試走タイムがやや劣勢だったが、シリーズ中は5走して3回の白星。特に重走路では好結果を残し続けている。6着は五十嵐。長らく最重ハンで走っていた五十嵐だが、今はその10M前からの競走になっている。展開は有利だし、変わらぬイン走法は健在。7着は北渡瀬。成績は散発傾向だが、最重ハンの30M前に置かれている今は一発が怖い。
前々回の川口で優勝したのは早津康介。優勝戦は0ハンに3車並んだ大外からダッシュを決めると、そのまま先頭を譲らずゴールを決めた。一人で走れる展開ならペースは上がる。今回からは最重ハンの10M前になりそうなので、今後は捌くレースでどこまで追って行けるかが課題。
広瀬勝光は前走の山陽GIで優出。結果は8着だったが、記念レースで優勝戦まで進めたので自信にはつながる。同じ山陽GIでは越智尚寿が安定していた。田方秀和はGIのシリーズ中に2回の白星。2着も1回あったので流れは悪くない。
B級では吉田幸司の健闘が光っている。前走の準決は5着だったが、それ以外の4走はオール連対。試走タイムはそこまで出なくても、レースではコースを守って粘り込むケースが多い。石井大志もエンジン上々。ハンデ位置も魅力で、一度リズムを掴むと大駆けを見せることも多い。
※4月19日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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阿部 剛士〔川口 A-11(27期)〕
五十嵐 一夫〔川口 A-54(21期)〕
山際 真介〔川口 A-58(26期)〕
広瀬 勝光〔川口 A-99(30期)〕
深谷 輝〔川口 A-100(26期)〕
早津 康介〔川口 A-142(34期)〕
吉田 幸司〔川口 B-35(21期)〕
菅野 仁翔〔伊勢崎 B-61(35期)〕