シリーズの大目玉は青山周平!
今回の浜松オートは4日間開催。S級選手の参戦は多くないが、伊勢崎から全国ランクナンバー1の青山周平がやって来る。地元勢で有力なのは木村武之と金子大輔。他にも前走で初優勝を飾った選手などが参戦する。
その青山の前走は川口だった。初日から3連勝で迎えた準決では3着。3番手まではすんなりと浮上したが、前を走る石川哲也を最後まで攻略できなかった。しかし、最終日はしっかりと白星を挙げたし、エンジン自体は良い部類。今回も初日からピンラッシュを見せてくれそう。
木村武の前走は浜松GIIだった。ここでは3日目の7着が響き準決には乗れなかったが、他の4走は全て車券に絡めていたように、それまでのスランプからは完全に脱出している。今回はGIIの時よりもメンバーは軽くなっているので、堅実に着をまとめて優勝戦まで進出してくるか。金子の前走も浜松GII。エンジン好調が続いている金子だったが、準決では追い込み届かず3着で優出はならなかった。それでも近21走は全て車券に絡めているし、この勢いはしばらく続きそう。
他に地元S級は鈴木宏和と青島正樹。鈴木宏の前走は飯塚だったが、ここでは準決4着だったしシリーズ中は連対がなかった。武器のスタートは切れているが、道中の伸びは不足気味。上位争いに加わるとなると、もう少し上積みが欲しい状態だ。青島は前走が浜松GII。準決は4着だったが、シリーズ中には白星があったし大きな着は取らなかった。エンジン的にはまずまずといったところか。
外来S級は青山の他に浦田信輔、三浦康平、岩田行雄。浦田は前走の地元で優出し3着。予選準決はオール連対だった。エンジン的には十分戦える状態にあるし、浜松では今年優勝も経験している。今回も鋭い差しを連発させて優勝戦まで駒を進めそう。三浦は前走が川口だったが、全く良くなかった。エンジンの立て直しが急務。岩田も前走は川口だった。初日と最終日に連対を果たしていたように、まだまだ走りは血気盛ん。特に混戦になるようなら持ち味を発揮できるだろう。
A級では金田悠伽、落合巧、中村友和が好調。金田は前走の飯塚で、嬉しい自身初優勝を決めてきた。タイムもしっかりと出ており、走力はだいぶアップしている。その時は最重ハンの20M前だったが、今回ハンデ重化は必至。当面はハンデとの戦いになる。同じ優勝戦に落合と中村も乗っていた。落合は課題のスタートに改良が見られ、同ハンに数車並んでいても枠ナリに出ることが多くなった。スピード面でも磨きがかかってきた。中村は今期からA級に陥落。スタートにはまだ甘さを残しているが、レース中盤から後半にかけての伸びは変わらず良い。
B級では36期新人に注目。現時点で最もセンスを感じるのは栗原佳祐。勝ち上がり権利が発生した前走の川口では、準決3着で惜しくも優出はならなかったが、それ以外は1着3本に2着1本。非凡な走りを披露していた。今回は地元に帰り、初優出を狙ってくる。吉林直都も前走の川口では準決に進み4着。それ以外は1着2本に2着1本。こちらもスピードある走りをしていた。そして、今節から早津圭介がデビューする。最近では弟の早津康介の活躍が目立っているが、兄の圭介もまずは順調なデビューを飾りたい。
※4月12日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
木村 武之〔浜松 S-9(26期)〕
金子 大輔〔浜松 S-12(29期)〕
鈴木 宏和〔浜松 S-20(32期)〕
青島 正樹〔浜松 S-33(22期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-29(23期)〕
岩田 行雄〔伊勢崎 S-46(15期)〕
金田 悠伽〔浜松 A-215(33期)〕
今度はナイターの時間帯でレースを楽しめる!
川口オートは10日に昼間の開催が終わったばかりだが、今度は5日間のナイトレースが行われる。連続で参戦する選手も多いが、他の開催からの転戦になる選手もいる。好調の選手を挙げていく。
S級は3人参戦予定。加賀谷建明はおおむねエンジン良好。ここ2節は地元で走っているが、その両方で優出。優勝とまではいっていないが、スピードは十分で予選準決などは軽快な走りを見せている。今回はナイターの時間帯になるが、エンジン自体は安定しているので問題ないだろう。同じく前回川口の優勝戦に乗っていたのは大木光。結果は6着だったが、準決などでは鋭い突っ込みを見せていた。今年は初頭に連続優出していたが、そこから優勝戦とは遠ざかっていた。前回の優出で再び勢いに乗りたいところ。永井大介は前走が浜松GIIだった。2日目に珍しく反則妨害をしてしまい失権。しかし、初日は白星を挙げたし、3日目以降も1着を2本取っていたのでエンジン面は悪くない。
A級では高塚義明が好調。前走は川口ナイトレースだったが、ここでは見事に優勝を決めた。優勝戦は重走路で先行逃げ切り。準決は良走路できっちり1着を取っていた。その時は最重ハンの20M前だったが、今回はハンデの変動があるのかどうか。10M重くなると、レース展開はだいぶ変わってくる。相馬康夫は前走が昼間の川口。ここでは優勝戦まで進み3着だった。準決では青山周平を振り切ったように、持ち味のスピードを遺憾なく発揮していた。レース序盤の展開作りさえしっかりいけば、快速を披露できるエンジン状態だ。
前々走で準優勝した早船歩は、前走でも準決以外の4走はオール連対。エンジンを高い位置で保てているし、スタートも切れている。阿部剛士もエンジンは好位置で安定。最重ハンからのレースを強いられ、勝ち切るまではいかないことが多いが、好エンジンを駆って車券の対象になれる。2級車ではあるが佐藤励は大物感を漂わせている。ハンデ的に厳しい位置からの競争が多いが、スピードに乗った捲りを決めて上位進出ができている。
その佐藤励の同期で伊勢崎の菅野仁翔は、走りがだいぶ良くなってきた。前走も川口だったが、5走して3回の車券絡み。今はまだ最重ハンの40M前に置かれているので、レース序盤から独走になることが多い。ペースを上げやすいので、強豪相手でも連に絡めるケースが多い。他に伊勢崎勢では鈴木聡太、田中哲などかエンジン好調。
※4月10日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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加賀谷 建明〔川口 S-3(27期)〕
永井 大介〔川口 S-13(25期)〕
大木 光〔川口 S-39(28期)〕
阿部 剛士〔川口 A-11(27期)〕
佐藤 励〔川口 A-45(35期)〕
早船 歩〔川口 A-61(27期)〕
高塚 義明〔川口 A-128(29期)〕
相馬 康夫〔川口 A-198(25期)〕
勢いある選手が多く参戦し、シリーズは自然と盛り上がる!
山陽オート4月の恒例GI・令和グランドチャンピオンカップが今年も始まる。各地から強豪が集結し、その技量を競い合う。どのようなシリーズになるのか。地区別に有力選手を挙げていく。
まずは地元山陽勢から。ランクトップは松尾啓史。前走の浜松GIIでは2日目までは良かったが、3日目からは成績が下降気味。ただし、エンジン自体はまずまずの感じだったので、今回を迎えるにあたってそこまで不安要素は多くないか。調子が良いのは丹村飛竜。前走の山陽で優勝を決めていた。シリーズ中は全4走してオール連対。その前の川口でも優出していたし、エンジンは高いレベルにある。長田恭徳は前走の準決こそ5着だったが、それ以外の3走はオール連対。その前の飯塚では優出していたように、エンジン的には戦える状態にある。巧腕・岡部聡もエンジン状態はそこそこ。今期からS級に復帰した岩崎亮一にも注目だ。
好調者が多いのは川口勢。黒川京介は前走の浜松GIIで、初日からオール1着の完全優勝を決めていた。スタートが良く切れていたし、独走時のスピードも豊かだった。この勢いがあれば記念連続優勝も十分あり得る。同じ優勝戦には若井友和も乗っていた。若井は5着だったが、その前の地元でも優出。更にその前の山陽プレミアムカップでも優出しており、優出が続いている。山陽走路との相性も問題ない。ランク的には中村雅人が上位。前走のプレミアムカップでは成績が散発傾向だったが、そこまでエンジンは崩れていないか。当大会の前年度覇者は平田雅崇。前走の浜松GIIでは初日から連勝。準決は3着だったが、エンジン的には悪くなさそうなので、昨年に続いて連覇を狙ってくる。
飯塚勢も好調者が多い。荒尾聡は前走の山陽プレミアムカップで優勝。優勝戦は重走路だったが、見事な速攻を決めてみせた。準決の良走路も好スタートから青山周平を封じ切っての白星。一気に状態を上向かせてきた。中村杏亮は前走の地元で完全優勝。優勝戦は試走27の上がり363。スピード面にかなり磨きがかかっているし、スタートの切れも良くなっている。GIIは2回の優勝があるが、そろそろGIを獲ってもおかしくない。岩見貴史は連続優出中。直近の優勝戦は中村杏に負けたが、予選準決は1着で通過していた。武器の速攻は変わらずで、切れは抜群だ。森本優佑、鐘ヶ江将平といったあたりもエンジンはまずまず。
浜松勢は佐藤貴也がランクトップ。前走の浜松GIIでは初日から4連勝で優出。完全優勝がかかっていたが、先行した黒川を最後まで攻略できず2着入線の準優勝だった。勝ち切れなかった点は本人も悔しいところだろうが、成績としては十分。今回、黒川と対戦する場面があればリベンジを果たしたい。伊藤信夫はGIIの準決だけ7着と良くなかったが、それ以外のレースでは悪い動きではなかった。笠木美孝は今期からS級に復帰。前走のGIIでも大きな着は取らず、S級として十分な走りを見せていた。
伊勢崎勢は高橋貢が最も有力。前走の浜松GIIでは準決3着で優出を逃したが、その前の山陽プレミアムカップではしっかりと優出していた。エンジンはおおむね良好で、今回も山陽の地で優勝戦まで進んでくるか。他にはS級として新井恵匠、内山高秀、吉原恭佑なども来場するが、エンジン的には上積みが欲しい現況。
※4月8日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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松尾 啓史〔山陽 S-7(26期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-32(29期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-5(27期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-4(22期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-8(29期)〕
中村 雅人〔川口 S-6(28期)〕
若井 友和〔川口 S-15(25期)〕
黒川 京介〔川口 S-30(33期)〕
安定感が出てきた有吉辰也!
今回の飯塚オートはナイターの4日間開催。S級選手は多くないが調子の良い選手は多いし、A級やB級の中にも活躍が目立っている選手は多い。
今回出場する中で地元ランクトップは有吉辰也。前走は浜松GIIで、しっかりと優出していた。優勝戦では3番手を走っていたが、鈴木圭一郎に交わされて4着入線。それでも試走タイムは一番時計タイがでていたし、シリーズ中は3回の1着があった。その前の節でも優出しており、エンジンは高レベルで保てている。浜松GIIで同じく優出していたのは佐藤摩弥。優勝戦では序盤の位置取りが良くなく6着の結果だった。シリーズ中に白星はなかったようにエンジン的にはもう一つの状態だったが、それでも記念レースで優勝戦まで進んだのだから、武器のスタート力と気合は満点。今回で今年の初優勝も十分狙える。
地元S級は他に篠原睦、浦田信輔、滝下隼平。篠原は前走の地元で優出5着。優勝戦では動きが良くなかったが、準決までは連勝していた。近況のエンジンもおおむね良好で、得意の速攻に期待できる状態だ。浦田は前走の準決が3着で優出はできなかった。エンジン的には上積みが欲しい状況だが、現状でもある程度の走りはできる。滝下は前走の初日に白星。そこからは着を落としていたが、試走タイムがしっかり出る時は積極的に狙える。
外来S級は佐藤摩の他に鈴木宏和が来場。前走は浜松GIIで初日白星。2日目は落車してしまったが、残り3走は車券に絡めていたので、落車による悪影響はないとみていい。全国屈指のスタート力を駆使して、鋭い速攻を決めてくるか。
地元のA級で注目株は長田稚也。前走は3走してオール3着。その前は3走してオール1着の完全優勝だった。スピードはあるし、34期の中では捌きもある方。伸び代もまだまだ十分で、今後が楽しみな一人。33期の木山優輝も将来性を感じさせる。連続優出中の今はエンジン状態が良いし、乗り手の方も乗れている。スピードは十分なので、後は捌きが身に付いてくると総合戦力が大幅に増す。
外来A級では花田一輝、落合巧の浜松33期両者が前走のGIIで随所に活躍を見せていた。同じく浜松33期の金田悠伽もGIIの最終日は白星。スタートは早い方だし、独走時でのスピードも出るようになっている。横田翔紀も前走の浜松GIIでは尻上がりに成績が上向いていた。
B級では佐伯拓実が前走の地元で初優勝を飾った。それも初日から4連勝の完全優勝だった。同期に遅れを取っていた分もここから巻き返したいところ。西翔子は前走のGIIでシリーズ中に2勝を挙げた。2日目にフライングをしてしまったが、その後もスタートの切れは悪くなかった。
※4月5日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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有吉 辰也〔飯塚 S-16(25期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-17(26期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-29(23期)〕
佐藤 摩弥〔川口 S-14(31期)〕
鈴木 宏和〔浜松 S-20(32期)〕
滝下 隼平〔飯塚 S-43(28期)〕
長田 稚也〔飯塚 A-2(34期)〕
佐伯 拓実〔山陽 B-51(33期)〕
加賀谷建明が青山周平に抵抗を示すか!
今回の川口オートは昼間の5日間開催。S級の参戦はそこまで多くないが、4月を境に新ランクが適応されており、A級やB級の中にも優勝を狙える選手はいる。有力選手を挙げていく。
まずは青山周平。今期から全国ランク1位に返り咲いた。前走のプレミアムカップでは初日から3連勝。準決も2着で通過し優勝戦まで進出していた。そこでは重走路で3着の結果だった。スタートは決めたものの、序盤でリズムを掴むことができなかった。それでもプレミアムカップで優出3着なら十分だし、その前の川口一般開催では優勝している。今回も同じ川口走路なので、当然の優勝候補筆頭に挙げられる。
地元のS級は2人参戦予定。加賀谷建明は今期からS級の3位にランクされている。昨年11月に戦線復帰してからは快進撃を見せていた。前々走のプレミアムカップではシリーズ序盤に勢いがつかなかったが、後半2走は1着。その後は地元で初日から4連勝。優勝戦は試走後に降雨があり、不安定な走路で3着。3日目の良走路では試走も上がりも好タイムをマークしていたので、エンジン面は全く問題ない。もう一人のS級は大木光。ここ数節はエンジンがピリッとしない。遠征が続いていたので、今回の地元開催でエンジンを立て直したいところ。
外来S級は他に早川清太郎、三浦康平、岩田行雄。早川はここ3節、優出を逃している。記念レースばかり走っている影響もあるが、4節前の川口GIでは優出し3着だったので、その時の感じが戻ってくればいい。三浦は2月に浜松で落車して以来のレース。エンジン的には全くの未知数で、初日の試走には特に注意を払いたい。岩田は今期からS級に復帰。現状のエンジンとしては並だが、気合の入った走りは健在。少しでも番手を上げるチャンスがあれば逃さない。
前回の川口開催で見事に優勝したのは君和田裕二。不安定な走路を逆に味方に付けての逃走劇だった。今回はハンデが重くなると思われるが、勢いのある今なら克服も可能。逃げに入った時は大物相手でも振り切るケースがある。その前の川口ナイトレースで準優勝だったのは早船歩。この時は4走してオール連対。にわかに調子が上がってきている。その優勝戦には押田和也も乗っていた。川口は連続参戦になるので、レースの時間帯が変わるとはいえ楽しみな存在。
他では相馬康夫が好調。不安視されているスタートさえこなせば、強烈なスピードで後続を振り切ることができる。佐藤励は2月の浜松SGの初日に周回誤認を犯し、長らく罰則休が続いていたが、今回から戦線に復帰。今まで走れなかった分まで思いをぶつけてくるか。早津康介、石川哲也といった34期勢も1走ごとに成長を示しており、車券的に十分狙える状態。
B級にはなるが、森且行が久々に川口走路に帰ってくる。約2年3ヶ月ぶりのレースになる。ハンデ位置にもよるが、いきなり復帰戦を飾る可能性もある。
※4月3日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
加賀谷 建明〔川口 S-3(27期)〕
大木 光〔川口 S-39(28期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-11(29期)〕
三浦 康平〔伊勢崎 S-25(28期)〕
岩田 行雄〔伊勢崎 S-46(15期)〕
早船 歩〔川口 A-61(27期)〕
君和田 裕二〔川口 A-78(30期)〕