今回もシリーズの中心は松尾啓史と長田恭徳!
前回の山陽ミッドナイトは長田恭徳の優勝で幕を閉じた。準優勝だったのは松尾啓史。今回もその両者は参戦し、他にS級の参加はいない予定。松尾啓にとっては前回のリベンジを、長田恭にとっては連続優勝がかかったシリーズになる。もちろん他にも優勝争いに加わってくる選手もいるだろう。気になる選手を挙げていく。
先述の長田恭は初日からオール1着の完全優勝だった。その前の節から通算すると近8走中、1着は7回。今、まさに乗りに乗っている。優勝戦は重走路だったが、天候に関わらず活躍を見せている。レース間隔が空いておらず、同じ走路の同じ時間帯でのレースなので、前回と変わらぬ走りに期待できる。対する松尾啓は優勝戦以外はオール1着。その前の節でも優出していたので、エンジンは良い状態を保てている。もちろん捌きの腕も問題ない。今回、長田恭と対戦することがあったら、前回の借りは返したいところ。
前回の山陽ミッドナイトの優勝戦には藤岡一樹も乗っていた。藤岡は近況エンジンが安定していないが、前走では好結果を出すことができた。この動きを持続させたい。佐々木啓は今期からA級に陥落。前期は佐々木らしい走りが見られていなかったが、4月の中旬にエンジンを乗り換わってからは復調の兆しが出ている。ここから少しずつ以前の安定感が戻ってくればいい。永島潤太郎は前走の準決だけ5着だったが、それ以外の3走はオール1着。まだ自身初優勝を遂げていないが、エンジン自体は良いので、その機運は高まっている。
林弘明は変わらずエンジン良好。レース道中の捌きが冴えている。穴見和正は1着から遠ざかっていたが、前走で2日目と3日目に白星。ここにきて良化ムードが出てきた。捌きが的確なのは浜野淳と人見剛志。スタートに甘さはあるものの、中盤から後半にかけて巻き返していけるのは岩永清文。岩永の一発には常に警戒が必要。
外来A級は飯塚から。川口裕司と道智亮介が前走の川口開催で優出していた。川口はその前の地元でも優出しており、スタート力を武器に上位進出が目立ってきた。道智はだいぶ良い感じが戻ってきた。これからの季節は急な降雨があるかもしれないが、重走路を得意とする道智は柔軟に対応してくるだろう。辻大樹は今期A級で、今は最重ハンの10M前で走っている。ハンデ的に魅力が大きいし、武器の速攻にも期待できる。
B級では清水雄平に注目。4月に今のエンジンに乗り換わってからは車券に絡む機会が増えている。特に走路温度が高くなるようだとハンデ位置を生かして粘り込むシーンがあるだろう。吉田祐也はB級にランクされているが、スピードだけならA級に匹敵するモノを持っている。松尾学は変わらずスタートの切れが良い。レース序盤で有利な展開を作れることが多い。
※5月20日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
______________________________
主な出場予定選手
______________________________
松尾 啓史〔山陽 S-7(26期)〕
長田 恭徳〔山陽 S-37(32期)〕
藤岡 一樹〔山陽 A-12(29期)〕
佐々木 啓〔山陽 A-14(23期)〕
永島 潤太郎〔山陽 A-210(35期)〕
川口 裕司〔飯塚 A-131(34期)〕
道智 亮介〔飯塚 A-212(34期)〕
清水 雄平〔川口 B-72(30期)〕