荒尾聡と有吉辰也が好調、浜松から強力車が襲来!
前回の昼間開催に続いて今回も昼間の競争となる飯塚オート。前回で活躍していた選手も多く参戦するし、浜松のGIで良い走りを見せていた選手も参加する。優勝争いに名乗りを挙げそうな選手をピックアップ。
前回の飯塚開催で優勝したのは中尾貴志。初日からオール1着の完全優勝だった。優勝戦では0ハン大外からスタートを決めると、そのまま先頭を譲らず快勝だった。今年に入ってからなかなか波に乗れないでいたが、前走で大幅に良くなった。その時はハンデが最重ハンの10M前だったが、今回は変動があるのかどうか。仮にハンデが重化しても、今の勢いとスタート力があれば克服できるだろう。
そのレースで準優勝だったのは荒尾聡。軽ハン勢のいい引っ張りに苦しんでいたが、2着まで車を押し上げていけたのは流石。その前の節ではSGで優出していたのでエンジンは問題ない。久門徹も前回の優勝戦に乗っており4着。道中は荒尾と競り合うシーンもあったので、エンジン的には悪くない。他に優勝戦に乗っていたのは吉松優輝と牧瀬嘉葵。吉松優は3月下旬から優出回数が増えてきた。エンジンが高いレベルにあり、車券絡みも多い。牧瀬も近況は上位着が多い。レース中盤から後半にかけて走りが鋭くなる傾向がある。
浜松GIで優出していたのは有吉辰也、木村武之、平塚雅樹、浅野浩幸。有吉は優勝戦で必死に追い込み、最後は先頭まで立てそうだったがタイヤが滑り3着入線だった。シリーズ中は3勝を含むオール車券絡みだったように、安定感ある走りを見せていた。その有吉を最後まで苦しめたのは浅野。0ハン単騎から大逃げを見せると、優勝までありそうな展開だった。準決からハンデが重化しながらも奮闘していたので、この経験は今回に生きるかも。木村武は優勝戦で7着だった。ただ、準決まではオール連対だったし、前々走まではエンジン変調気味だったので、ようやく良化の兆しが出てきたか。平塚は重走路の準決で好走し優出。優勝戦では車の進みが甘く5着。それでも記念レースで優出したので自信にはつながるはず。
他に有力なのは篠原睦、伊藤信夫、金子大輔。3者とも前走は浜松GIだった。篠原は準決3着で優出を逃したが、最終日で勝利しており悪くないシリーズの締め方。伊藤信は重走路の準決で力を出し切れなかったが、良走路でも動きはパッとしなかった。金子は3日目の7日が響き、準決にも乗れなかった。エンジン的にも並の少し上程度。本人からすればもっと良くさせたいところだろう。
B級では新人の村瀬月乃丞に注目。前々走で優出すると、前走の最終日も好走を見せ白星。だいぶスピードに乗って走れている。頑張っているのは稲原瑞穂。近況は車券絡みが多い。穴っぽいところでは西村昭紀。ハンデ位置が魅力で、今は早めに抜け出せるエンジン状態にある。
※5月16日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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荒尾 聡〔飯塚 S-5(27期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-16(25期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-17(26期)〕
木村 武之〔浜松 S-9(26期)〕
伊藤 信夫〔浜松 S-10(24期)〕
金子 大輔〔浜松 S-12(29期)〕
中尾 貴志〔飯塚 A-31(31期)〕
平塚 雅樹〔浜松 A-34(31期)〕