岩見貴史、有吉辰也がツートップを形成!
前回の飯塚ミッドナイトは岩見貴史の優勝で幕を閉じた。今回もその岩見は参戦し、連続優勝の可能性もあるが、他にも気配上々の選手が多く参戦。優勝争いは簡単なものではなくなる。
その岩見は絶好調。前走で不安定走路の優勝戦を制していたし、その前の開催でも優出していた。試走タイムもまずまず出ており、武器のスタートも決まっている。走路状況に左右されない走りは大きな強み。このままの勢いで今回も活躍しそうだ。
S級の参加は3人の予定。その中でランクトップは森本優佑。今年に入り11走消化しているが、いまだに白星はない。試走タイムはそこそこ出ているものの、レースでは追い込みきれないケースが多い。エンジン的にもう少しアップさせて、今節で今年初白星を挙げたいところ。実力的には有吉辰也の方が上。前走の伊勢崎GIIでは予選道中から走りが良く優出。優勝戦は5着だったが、エンジンは高い位置にある。スタートや捌きも今回出場する中では最上位。地元で走るのは今年初になるが、存在感を存分に示しそうだ。鐘ヶ江将平は今年2節を消化。エンジン的には悪くないという部類。持ち味の力強い走りを披露できる。
岩見が優勝したレースには木山優輝と稲原瑞穂も乗っていた。木山は1度、先頭に踊り出たものの岩見に競り負け、結果的には3着入線だった。ただ、今年はすでに16走消化しており、車券に絡めなかったのは3回だけ。エンジンを高い位置で保てている。前回は最重ハンの10M前だったが今回はどうか。ハンデ据え置きなら今回もチャンス。稲原瑞は前回が自身初優出となった。ゆっくりとではあるが、着実に走力を付けておりこの後も楽しみな選手だ。
川口裕司も再び成長を見せている。前々走ではフライングをしてしまったが、元々スタートは巧い選手なので、同ハンから先行するシーンが多く見られる。スピード面でも強化が図れている。同期の藤川竜も近況は上位着でまとめられている。白星こそ少ないが、2着や3着に絡むケースが多い。堅実さでは越智尚寿。前走の伊勢崎GIIでは準決3着で惜しくも優出はならなかったが、シリーズ中は5走して4回は車券に貢献できている。
外来A級では浅香潤が有力。前走の地元GIIでは初日にフライングをして勝ち上がり権利を喪失したが、シリーズ中は1着2本、2着2本と好走が目立っていた。スピードはある方なので、最重ハンの選手を振り切ることも十分可能。中野光公や鈴木将光も前走の地元GIIでは随所に見せ場を作れていた。
※2月1日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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森本 優佑〔飯塚 S-26(31期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-27(25期)〕
鐘ヶ江 将平〔飯塚 S-44(31期)〕
木山 優輝〔飯塚 A-7(33期)〕
岩見 貴史〔飯塚 A-18(29期)〕
越智 尚寿〔飯塚 A-33(25期)〕
川口 裕司〔飯塚 A-65(34期)〕
浅香 潤〔伊勢崎 A-50(23期)〕
鈴木圭一郎を中心に展開されそうなシリーズ!
今回の浜松オートは4日間の一般開催。S級の参加は多くないが、全国ランク1位の鈴木圭一郎が登場。シリーズの中心を担うが、他にも優勝争いに名乗りを挙げる選手はいる。
鈴木圭一郎は今年に入り2節走っている。川口では初日から連勝で優出4着。前走の浜松では初日から連勝で優出2着。まだ優勝はないが、予選準決は全て1着を取っており、エンジン状態は良い。準優勝だった優勝戦では試走23をマークしていた。今節も異次元の走りを見せるだろう。
地元S級は他に3人参戦予定。佐藤貴也は前走の伊勢崎GIで準優勝。今年はまだこの1節しか走っていないが、そこでは5走して全て車券絡み。レース間隔は空いているが、良い状態で今回に入れるので初日から快進撃を見せそう。鈴木圭に対抗する一番手はこの佐藤貴だ。渡辺篤は前走の準決で被害があり落車。最終日は7着だったが、試走は29出ており、落車による大打撃はなさそう。エンジン以外の部分もしっかり修正して、自分の走りを見せたい。青島正樹は前走の地元では白星がなかったが、試走タイムはそこそこ出ており、エンジン的には戦える状態にある。
外来S級は内山高秀と松尾啓史の予定。内山は今年に入り、好成績が続いている。前走の地元GIIでは予選準決で3勝を挙げて優出。優勝戦は3着だった。スタートの切れは良いし、レース道中もスピードに乗れている。乗り手の方も自信を持って走れている様子で頼もしい。松尾啓は前走の川口で優出。優勝戦ではスタート後に被害があり落車した。準決までの動きは良かったので、落車による悪影響がなければいい。
A級では花田一輝が前走の飯塚ミッドナイトで優出していた。優勝戦は不安定な走路で4着だったが、予選準決の良走路はオール連対ができていたようにエンジンは良さそうだった。スタート面でもう少し改良が図れれば、オートレーサーとして大化けする可能性を秘める一人。今後の走りに注目だ。同じ優勝戦には木村享平と内山雄介も乗っていた。木村享は車体不良で欠車になってしまったので、初日の試走には注意が必要。内山は5着。ただし、スタートは切れていたし予選準決の動きは良かった。岩崎亮一も気配はまずまず。前走の伊勢崎GIIでは試走タイムが出ていたし、最終日は白星。今はA級にランクされているので、ハンデ位置的に恩恵がある。車券的には狙い目だ。
B級では西翔子が楽しみ。1級車に乗り換わった前々走の地元では優勝していたし、前走も最終日はまくり一本で4人抜きして白星。更なる飛躍が見込める。浜松では今節から新人36期がデビューする。その中では栗原佳祐が養成所で最優秀賞を獲得しており、デビュー戦は注目が集まる。
※2月1日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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鈴木 圭一郎〔浜松 S-1(32期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-13(29期)〕
渡辺 篤〔浜松 S-34(31期)〕
青島 正樹〔浜松 S-35(22期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-14(26期)〕
内山 高秀〔伊勢崎 S-48(26期)〕
花田 一輝〔浜松 A-4(33期)〕
岩崎 亮一〔山陽 A-12(25期)〕
GIIミッドナイトチャンピオンカップが開幕!
近年ではミッドナイトレースが多く行われているが、今回はGII競争。ミッドナイトチャンピオンカップが開催される。今回で4回目を数えるが、これまでと同様に熱いバトルが繰り広げられるだろう。
今回の地元、山陽勢はS級が多く参戦。その中でランクトップは丹村飛竜だ。前走の伊勢崎では重走路の準決で8着になり、優出はならなかったが、その前後の日は両方とも1着。良走路ならエンジン状態は良さそうだった。この大会は第2回目の覇者。相性としては良い大会なので、2度目の優勝も十分ありそう。丹村飛の師匠にあたる岡部聡は状態まずまず。前走の伊勢崎では初日から連勝で優出。エンジン的には十分戦えるレベルにある。
丸山智史も状態は悪くない。今年は最初の節で優出。前走の地元では初日に5着だったものの、その後の3走はオール連対。今回に向けて良い状態で入れる。長田恭徳はエンジン状態もう一つ。それでも試走タイムが出る日もあるので、その時は車券的にも狙いとなる。前田淳はエンジンが並以下。現状では厳しい状況だが、この大会は初代覇者。験がいい大会なので、なんとかエンジンを立て直したい。
平田雅崇は前走の地元で優出。そこでは見事に優勝を決めてきた。上がりタイムは3・346。レース内容も良かったし、今回へ向けて最高の形で乗り込めた。滝下隼平は前走の初日は白星だったが、そこからは失速。エンジン的には微妙だが、ミッドナイトは得意とするレース。エンジンが直れば強烈な追い込みを披露できる。吉原恭佑は近況ピリッとしない。それでも何かをキッカケにしていきなり急上昇するケースもある。試走で30を切るタイムを出すようなら要注意だ。中村友和はエンジン状態がイマイチ。試走タイムは常に出るが、レースで反映されないケースも多い。車券としては狙いにくいと言える。
前回の山陽ミッドナイトで優勝したのは番田隆弘。4日間の開催だったが、初日からオール1着の完全優勝だった。その時は最重ハンの20M前だったが、今回はさすがにハンデ重化があるかも。多少展開は苦しくなるが完全優勝後の勢いでカバーしたいところ。
桝崎陽介は前走の地元で優勝していた。ここ3節は連続で優出できているように、エンジンは高い位置で安定している。スタートも同ハンから枠ナリ発進ができており、レース序盤の不安要素も少ない。この勢いのまま2度目のGII優勝を狙う。同じ優勝戦には阿部仁志、田中賢、角南一如なども乗っていた。3者ともエンジン状態は良いので、今回も活躍できる。
※1月28日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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丹村 飛竜〔山陽 S-8(29期)〕
岡部 聡〔山陽 S-39(19期)〕
平田 雅崇〔川口 S-20(29期)〕
吉原 恭佑〔伊勢崎 S-29(32期)〕
滝下 隼平〔飯塚 S-31(28期)〕
中村 友和〔浜松 S-45(32期)〕
桝崎 陽介〔飯塚 A-41(28期)〕
番田 隆弘〔山陽 A-175(24期)〕
充実している地元S級陣!
今回の川口オートは5日間のロングシリーズ。次節にはGI開設記念グランプリレースが控えており、そこへ出場する選手にとっては最終調整の意味合いもある。まずは今節、注目の選手を挙げていく。
出場する中で地元ランクトップは永井大介。前走のナイトレースでは優勝戦まで進み4着。試走タイムはしっかり出ていたし、今年に入ってからは1着も多い。このまま勢いに乗りたいところだ。その優勝戦で準優勝だったのは山田達也。得意の追い込みが決まっていたし、今年はここまで15走して4着以下は2回だけ。ほぼ全てで車券に絡めており、エンジンを良い状態で保てている。
加賀谷建明は前走の準決は6着だったが、それ以外は3走してオール連対。その前までは連続で優出できており、昨年から続く好調の波に乗れている。小林瑞季は前走でエンジン乗り換わり準決4着。優出はならなかったが、今年はすでに2回の優出。その内、優勝1回。今回は前々走までの「ギョウジュウ」に乗り戻るかどうかは分からないが、乗り手のリズムは悪くない。
外来S級は早川清太郎が強力。今年はまだ1節しか走っていないが、前走のGIでは優出5着。川口では昨年末にSS王座決定戦に乗り5着。エンジン面は問題ないだろう。西原智昭は前走の飯塚で優出3着。シリーズ中は全て車券に貢献できていたし、今年は地元GIで優出もある。良い状態が継続している。松本やすしも今年は地元のGIで優出し3着。その後は結果こそ出ていないが、エンジン自体は中堅上位ありそう。田村治郎は前々走で優出しているが、エンジン的にはもう少し欲しい現状。整備で上向かせてくるか。
浜松からのS級は鈴木宏和のみ。前走の地元は初日に欠車でそのまま早退。その前は山陽で優出し3着だった。予選準決は全て1着を取れていたのでエンジンは良さそう。全国屈指のスタート力を誇り、素早い攻めに期待できる。同じ浜松勢では平塚雅樹と柴田健治が有力。平塚は前々走の地元で優出。その後は山陽で4走して全て車券絡みだった。柴田は前走の地元では全て車券絡み。その前の飯塚では優出3着と好調だった。
A級ながら長田稚也が注目の存在。今年は最初の節で優勝。その後の地元でもエンジンは良さそうだった。スピードだけではなく捌きの方にも上達が感じられ、追い込むレースでも信頼感が増している。仲田恵一朗も好調の部類。今年は2節走っているが、その両方で優出。前走では準優勝だったので、好リズムで今回を迎えられる。
地元A級は佐藤摩弥が有力。今年はすでに地元で5節走っている。その中には準優勝もあるし、成績は上位でまとめられている。直前のナイトレースで優出していたのは武藤博臣、間中大輔、柴山信行、早船歩。いずれもエンジンは良さそうで、今回も活躍が見込まれる。
※1月28日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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永井 大介〔川口 S-11(25期)〕
加賀谷 建明〔川口 S-16(27期)〕
小林 瑞季〔川口 S-19(32期)〕
山田 達也〔川口 S-24(28期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-7(29期)〕
西原 智昭〔伊勢崎 S-25(28期)〕
鈴木 宏和〔浜松 S-17(32期)〕
長田 稚也〔飯塚 A-43(34期)〕
気温低下で更なるスピードバトルに期待できる!
今回の飯塚オートは3日間のミッドナイト開催。出場するS級は2名の予定で、A級やB級にも優勝のチャンス十分。突出して好調な選手は不在なので、より難解なシリーズになりそう。
地元S級は中村杏亮。前走の地元では優出して7着だった。最近では昨年末のSSシリーズ戦でも優出していたし、今年に入ってからも上位着を多く取れている。スピードが武器で、今の時期のミッドナイトレースなら自身の走りがマッチしそう。更に、成長盛りの33期なので、1走1走に注目したい。
外来S級は新井恵匠。新井恵は前走の飯塚で約2ヶ月振りに戦線復帰した。その時は4走して連対がなかったが、徐々にレースの感覚が戻ってくれば、強気な走りが戻ってくるだろう。
A級で注目なのは上和田拓海。上和田は今年に入ってから好調が続いている。ここまで4節走っているが、その全てで優出できている。その中で優勝はないが、全て2着か3着に入っている。予選準決も含めて今年は13走しているが、11走で車券に貢献できている。残りの2走も4着。今年は5着以下が1回もない。高いレベルでエンジンを保てており、今回も上位争いに顔を出してくるはず。
岩見貴史も前走の地元では優勝戦まで進んでいた。岩見は今年に入ってからはまずまず好調。大きな着は少なく、ほとんどのレースで車券に貢献できている。スタートの切れ味も変わらず良い。井村淳一も好調の一人。前走もまずまずだったが、前々走では準優勝だったし、その前までも好成績を残せている。スタートを含めてレース序盤さえこなせれば、パワーある走りを見せられる。吉田恵輔も前々走は準優勝だった。良走路よりは重走路で好走を見せるケースが多い。
若手で成長が目立っているのは藤川竜。近況は白星こそないものの、2着や3着に残ることが多い。スピード面の強化が図れているし、今はハンデ位置的にも魅力が大きい。今後は徐々にハンデが重くなっていくだろうから、ハンデが軽い今は絶好の狙い時。木山優輝も着実に成長している。前走の準決は重走路で5着だったが、その前後の日は良走路で共に2着だった。スピード戦になるようなら特に存在感を示せる。
B級では稲原瑞穂が健闘している。まだ人を抜くレースではイマイチだが、0ハン単騎に置かれるようなら渋太く乗ることができる。1着の狙いではなくても2、3着には残ることが増えた。エンジンが上々なのは猪熊龍太。稲原と同じく、逃げるレースで残ることが多い。後続車の進み方が甘いようなら、アタマの狙いもある。戸塚茂や野上史豪らも時折り車券絡みがある。穴党には楽しみある選手だ。
※1月26日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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中村 杏亮〔飯塚 S-46(33期)〕
新井 恵匠〔伊勢崎 S-36(30期)〕
木山 優輝〔飯塚 A-7(33期)〕
上和田 拓海〔川口 A-10(34期)〕
岩見 貴史〔飯塚 A-18(29期)〕
井村 淳一〔飯塚 A-58(28期)〕
吉田 恵輔〔伊勢崎 A-133(29期)〕
藤川 竜〔飯塚 A-167(34期)〕