寒空を吹き飛ばす深夜のバトル!
新年最初の飯塚開催は3日間のミッドナイトレース。S級の参加予定は2人のみだが、A級の中に好調な選手が散見され、シリーズを盛り上げそう。気になる選手を挙げていく。
地元S級は浦田信輔。前走はお正月開催の浜松だった。ここでは準決3着で優勝戦には進めなかったが、初日から3連勝を決めていたし最終日も連には絡めていた。昨年の12月以降は1度だけ8着があったが、それ以外は全て車券に貢献できている。走りの方も以前のキレが戻ってきた印象。今回はメンバーが手薄なので、2019年11月以来の優勝を決めるかも。
もう一人のS級は川口から大木光。このところずっと地元で走っているが、前走では優勝戦まで進んでいた。前々走では地元の新走路でスタート空回りするアクシデントがあったが、今回の飯塚走路なら大丈夫だろう。エンジン面は中堅上位。そして、今回出場する中では腕上位。浦田との直接対決を優勝戦で迎えるべく、初日から鋭い差しを連発させるだろう。
A級で最も注目なのは長田稚也。前走の山陽では優勝を決めてきた。優勝戦では試走26の上がり34。ミッドナイトレースでタイムが出やすい状況ではあるが、この数字はさすがに驚異。走路は変わるが同じミッドナイトで、レースの時間帯には走り慣れている。連続優勝の可能性も十分ある。その優勝戦には別府敬剛と藤川竜も乗っていた。別府は準優勝。シリーズ中は全て車券に絡めていた。エンジンは堅調で攻めの方も冴えている。藤川は優勝戦で5着。まだ優勝を経験していないが、着実に走力を増しているので初優勝を迎える日は遠くない。
年末のSSトライアルで強豪に揉まれて成長したのは高宗良次。その後の川口お正月開催では優出6着。レース序盤では好位置に付け、チャンスもありそうだった。エンジン自体は良さそうだし、今年は更なる活躍が見込まれる。岩科鮮太は年末のSSシリーズ戦に出ていた。準決こそ3着で優出を逃したが、シリーズ中は良い走りを多く見せていた。走りの特徴はなんと言っても強烈な差し。ハンデ戦で追い込むレースなら更に持ち味が出る。
牧瀬嘉葵もエンジンは上々。前走は山陽だったが、準決の3着以外は全て1着。だいぶスピードが出ている。ミッドナイト向きと言える。意外性あるのは町田龍駿。成績は安定しない方だが、一発力があるので人気薄になるようなら狙ってみたい。B級では小田雄一朗が面白い。変わらずスタートに甘さを残しているが、今はエンジンが良いのでレース道中で巻き返してこれる。
※1月5日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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浦田 信輔〔飯塚 S-42(23期)〕
大木 光〔川口 S-37(28期)〕
高宗 良次〔飯塚 A-19(32期)〕
別府 敬剛〔飯塚 A-21(23期)〕
長田 稚也〔飯塚 A-43(34期)〕
牧瀬 嘉葵〔飯塚 A-63(29期)〕
藤川 竜〔飯塚 A-167(34期)〕
岩科 鮮太〔浜松 A-37(29期)〕
連続開催の川口オート、今度は夜を熱くする!
川口オートは1月4日が昼間開催の最終日だったが、5日からはナイトレースが始まる。リレー開催となり、前回とはレースの時間帯が異なるとはいえ、その時の動きは参考になる。
出場する中で地元ランクトップは若井友和。前走は年末のSSシリーズだったが、ここではしっかりと優勝戦まで進んでいた。優勝戦は10Mオープンの大外で展開が厳しくなり6着。それでも試走タイムは28が出ていたし、予選道中も好タイムをマークしていた。エンジン面はかなり良好なので、新年1走目から気合の走りを見せてくれるだろう。
他に地元S級は小林瑞季と平田雅崇。小林瑞は前々走のSSでは王座決定戦に乗る活躍。前走は初日2着で準決に進んだが、ここではスタートで空回りして落車。SSトライアルでも被害で落車していたが、立て直しに成功しているので不安はないか。平田は前走で準決5着。エンジン的にはもう少しといったところか。
外来S級は木村武之。前々走のSSトライアルではポイントが足りず順位決定戦回り。そこでは5着の結果だった。前走も川口で走っていたが準決で3着。惜しくも優出はならなかった。本人からすればもう少しエンジンは欲しい状況だが、今回は前回よりもメンバーは軽化。今の状態でも十分通用するだろう。もちろん上積みを狙って整備にも取り組んでくるはず。
A級では佐藤摩弥が有力。前走はSSシリーズ戦だったが、ここでは準優勝だった。優勝戦はトップスタートから逃げ粘っていたが、マーク追走していた黒川京介に交わされてしまった。それでも準優勝なので悪くはないし、予選準決でも佐藤摩の持ち味は出せていた。今回もスタートからファンを沸かせる走りを見せてくれる。上和田拓海は前走で優出。成長のカベに当たっている時期もあったが、この優出を機に今年のスタートダッシュを決めたい。
他に注目なのは中野憲人、掛川和人、阿部剛士。中野憲はここ数節、だいぶ動きが戻ってきており、一時期の軽いスランプからは脱出できている。最重ハンの10M前に置かれているのも魅力だ。掛川はSSシリーズ戦で多く見せ場を作っていた。前走の準決は6着だったが、エンジン自体は変わらず良さそう。阿部剛は前々走のSSシリーズで優出。前走でも準決まで進んだが、ここは不成立になり優勝戦には進めなかった。しかし、エンジン面は全く問題ないので今回も楽しみ。
穴っぽい所では山田徹と金田悠伽が面白い。山田徹はスタートに不安あるが、後続に叩かれなければスピードある走りを展開できるエンジン状態。金田は人を抜くレースではイマイチだが、いきなり独走に入れるような展開ならチャンス十分。
※1月3日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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若井 友和〔川口 S-5(25期)〕
小林 瑞季〔川口 S-19(32期)〕
平田 雅崇〔川口 S-20(29期)〕
木村 武之〔浜松 S-10(26期)〕
佐藤 摩弥〔川口 A-2(31期)〕
中野 憲人〔川口 A-9(24期)〕
掛川 和人〔川口 A-51(22期)〕
阿部 剛士〔川口 A-91(27期)〕
開場記念シルクカップが開幕!
新年初めての記念レースは伊勢崎のGIシルクカップ。主力となる選手のほとんどが、年末の川口スーパースターフェスタで走っていた。その時の動きを参考に、優勝争いに加わってきそうな選手を挙げていく。
伊勢崎不動のエースは青山周平。SS王座決定戦では最内からの競争になったが、スタートで外枠に行かれて苦しい展開になった。そこから奮闘していたが結果は4着止まり。4連覇達成はならなかったが、エンジン面は全く問題なかった。今回のシルクカップは現在連覇中。3連覇へ向けて初日から軽快に始動する。
今回出場する中で、SS王座決定戦で最も上位着だったのは有吉辰也。決定戦では序盤で2番手に付けると、後続の攻めを封じ切り準優勝となった。スタート力とレース運びは全盛期の状態に近い。今回のシルクカップは初めて記念タイトルを獲得した思い入れのある大会。久しぶりの優勝へ向け、最高の状態で乗り込めた。他にSS王座決定戦に乗っていたのは早川清太郎と荒尾聡。早川は2枠からの競争で、序盤は好位置に付けていたが徐々に後退。結果は5着だった。それでもトライアル戦では強力な走りができていたし、エンジンも乗り手もかなり良い部類。荒尾は7枠からの競争でスタート行けず、後方のまま終わってしまったが、王座決定戦乗りを決めていたのでやはり底力は高い。
SSで順位決定戦を制したのは高橋貢。トライアル戦では調子が上がらずにいたが、4日目にエンジン上昇し青山を捌いての1着を挙げていた。つまり後半2走は連勝。エンジンの立て直しに成功している。他に順位決定戦に乗っていたのは丹村飛竜、永井大介、篠原睦、三浦康平。その中で着上位は丹村で2着だった。丹村はトライアル2日目に反則し、早々と失権となったが、最後の最後で意地を見せることができた。永井はトライアル中からエンジンもう一つだったが、今回は相手が軽化するので通用するか。篠原と三浦は5走とも大きな着が多かった。エンジン不足で苦しい競争が多かったが、今回はその時の分まで頑張りたい。
SSシリーズ戦で優勝したのは黒川京介。優勝戦では先行する佐藤摩弥を道中で攻略して1着ゴールを決めた。元々良かったスタートとスピードに加え、レース道中の読みも巧くなってきた印象。今年は更に活躍の場を広げそうだ。その優勝戦で3着だったのは金子大輔。予選中から良い動きを見せていた。優勝戦は展開的に楽ではなかったが、追い上げを見せていたようにレース巧者っぷりは健在。佐藤貴也はそのレースで4着。こちらも予選中から力強い走りができていた。中村杏亮、長田恭徳も優勝戦に乗っており、今後の成長を感じさせる奮闘を見せていた。
台風の目となりそうなのは石本圭耶と新井日和。石本は前走の地元ミッドナイトで自身初優勝を決めてきた。石本は体重が軽く、スタートダッシュが冴えている。今後はハンデが重くなるが、このスタート力で序盤に好位置を奪ってくるだろう。新井は今節から1級車に乗り換わる。2級車の時からセンスの高い走りをしていたので、エンジンパワーが増す1級車でどのような変化を遂げるのか。大注目の一人となる。
※1月2日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-2(31期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-3(22期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-7(29期)〕
黒川 京介〔川口 S-12(33期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-4(27期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-27(25期)〕
金子 大輔〔浜松 S-9(29期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-13(29期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-8(29期)〕
SS優勝の鈴木圭一郎が今回の超目玉!
大みそ日にSS王座決定戦が行われた川口オートで、新年は2日から一般開催が始まる。前回から連続での参戦となる選手が多く、その時の動きが大いに参考になる。
まずはSS王座決定戦に出場していた選手を紹介。見事に優勝したのは鈴木圭一郎。優勝戦ではトップスタートから独走逃げ切り。後続を寄せ付けず先頭ゴールした。タイムもしっかりと出ていたのでエンジンは最高潮。乗り手のリズムも絶好で、今回も当然の優勝候補となる。小林瑞季はトライアル2日目に落車したが、そこから整備でエンジンは良くなっていた。王座決定戦でも序盤で見せ場を作れていた。中盤から終盤にかけては後退したが、あのメンバーで互角に渡り合えたのは大きな収穫。スピード的にはSG級のモノを持っている。加賀谷建明は8枠からの競争で苦しんでいたが、トライアル戦などを見る限りエンジンは良さそうだった。まだまだ確変は続いている。
次にSS順位決定戦に乗っていたのは中村雅人と木村武之、高宗良次。中村はSSトライアルでのポイントが次点で順位決定戦回りになった。そこでは3着の結果。トライアル戦の序盤はイマイチだったが4走目から動きは良化。今回へ向けて上り調子で入ることができそう。木村武はSSでは最後まで調子が上がらなかった。しかし、そこで戦っていたのは強豪揃い。通常の一般開催なら十分通用するだけの機力はある。前回の分まで今回にぶつけたい。高宗は大きな着を並べてしまったが、SSトライアルでの経験は今後の糧になるだろう。シリーズ中は試走26を出す日もあったので、エンジン自体は良さそうだ。
他にS級は平田雅崇、大木光、鈴木宏和。平田は初日に白星を挙げたが、そこからは失速。連に絡むことはできなかった。エンジンはやや不足か。大木はエンジン良好だったが準決では6着。最終日は2着だったので、まあ悪くはない。鈴木宏は武器のスタートが決まっていたが、道中の進み方はもう一つといったところか。
SSシリーズの優勝戦に乗っていたのは阿部剛士。そこでは7着の結果。しかし、準決までは3日目の不成立以外はオール連対。エンジン面は全く心配なさそうだ。
他では掛川和人が目立っていた。SSシリーズ戦の準決こそ8着だったが、それ以外の4走は全て1着。スタートが切れていたし道中の差しも冴えていた。高橋義弘もスピードが出ていた。ハンデが重化した準決は惨敗したが、最終日は2着。エンジン自体は最後まで高い位置で安定していた。35期・佐藤励も厳しいハンデ位置ながら健闘していた。2級車ながら競り合いにも強くなっている。
外来勢のA級では木山優輝、柴田健治、田中進に注目。木山は3日目に落車したが、最終日までには立て直せていた。柴田健は3日目から動きが上昇。後半3走は全て車券に絡めていた。田中進は変わらぬアウト走法でシリーズ中に2勝を挙げていた。
※12月31日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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鈴木 圭一郎〔浜松 S-1(32期)〕
中村 雅人〔川口 S-6(28期)〕
加賀谷 建明〔川口 S-16(27期)〕
小林 瑞季〔川口 S-19(32期)〕
平田 雅崇〔川口 S-20(29期)〕
大木 光〔川口 S-37(28期)〕
木村 武之〔浜松 S-10(26期)〕
鈴木 宏和〔浜松 S-17(32期)〕
ミッドナイト新年第一弾は山陽から!
新年の第一日目、1月1日から山陽オートでミッドナイトレースが始まる。お正月に家でくつろぎつつ、夜はオートレースで興奮するのもあり。新年の運勢を占いがてら、オートレースを楽しみたい。
出場する中で地元ランクトップは岡松忠。近況は成績が振るわず連に絡むシーンが多くない。しかし、今回はメンバーが手薄なので、昨年の分まで取り戻すべく、まずは今節で勢いをつけたい。エンジンさえ並になれば、十分通用する技量を持っているので常に注目の存在になる。前回の山陽開催で優出していたのは五所淳。エンジンは完調とは言えないが、だいぶ動きは良くなってきた印象で、持ち味の速攻を決められる状態。インからインの走りで前団を切り裂きそう。飛躍の年にしたいのは山本将之。昨年中にも成長を見せていたが、本人のポテンシャルを考えればまだまだ成長の余地は大いにある。レースを重ねるごとにパワーアップする様に注目したい。
外来A級では君和田裕二が前走で優出しての参戦。優勝戦は重走路で3着だった。予選道中も悪くない走りをしていたので、今回も車券に貢献してくるかも。早めに独走に入れる展開ならその可能性も高まる。中堅の域に入りつつある谷島俊行も堅調。前走の最終日は白星を挙げていたし、軽ハンからの速攻に期待できる。伊勢崎の横田翔紀はスピードが増している。前々走の飯塚では優勝していたし、その後の浜松でも3走して全て車券絡み。捌きの方もだいぶ上達している。
飯塚勢は長田稚也が楽しみな存在。前走の初日は落車したが、後半の2走は共に1着。最終日は試走29の上がり376。スピード面ではS級となんらそん色ない数字をマークしている。あとは安定して良い走りを継続させられればいい。同期の藤川竜も力を付けている。特に重走路で好結果を残すことが多かったが、近況では良走路でも好走が多くなっている。牧瀬嘉葵もスピード派。前走は川口4日間開催だったが、2回の白星があった。高速バトルを得意とするので、ミッドナイトの方がより持ち味を発揮できるだろう。実力的には別府敬剛も今回は上位の部類。今はエンジン状態がイマイチだが、少しでも上向けば優勝戦まで駒を進めてくるだろう。
B級では満村陽司が好調。ちょっと前には優勝があったし、前走の川口でも準決の7着以外は2勝を含むオール連対。いずれはA級に復帰するだろうから、B級でいる今は車券的に絶好の狙い時。今のエンジンに乗り換わってから好調が続いているのは畦坪孝雄。0ハン単騎で走るハンデ構成や、捌く車が少ない状況なら粘り込んでの力走がある。佐伯拓実は一時期、成長のカベに当たっていたが、近況はひと皮向けた印象で同期に追い付け追い越せの勢いがある。
※12月29日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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岡松 忠〔山陽 A-44(17期)〕
五所 淳〔山陽 A-52(23期)〕
山本 将之〔山陽 A-130(33期)〕
長田 稚也〔飯塚 A-43(34期)〕
牧瀬 嘉葵〔飯塚 A-63(29期)〕
君和田 裕二〔川口 A-134(30期)〕
谷島 俊行〔川口 A-201(25期)〕
横田 翔紀〔伊勢崎 A-228(34期)〕