SG並みの豪華メンバーが集結!
飯塚オートで第66回GI開設記念レースが始まる。地元勢は総出で外来勢を迎え撃つが、浜松勢が今は強力。他の地区も強豪が集結しており、地元勢も油断はできない。
地元エースは荒尾聡。前走は初日から連勝で優出。その優勝戦では速攻を決めて先頭に立ったが、猛追してきた中村雅人に交わされてしまった。しかし、その前のSGでもしっかりと優出し3着。エンジンは高いレベルにあるし、持ち味の速攻も決まっている。地元勢を鼓舞する存在になる。
篠原睦、田中茂、久門徹の飯塚26期三羽烏はエンジン一息。決して悪い部類ではないが、GIで戦うとなると上積みは必須。勢いがあるのは森本優佑。前走の地元で準優勝だった。展開的な面もあったが、荒尾を逆転しての2着入線。これは価値があるだろう。その優勝戦には滝下隼平も乗っていた。結果は4着だったが、試走タイムは一番時計タイ。エンジンは仕上がっている。鐘ヶ江将平もだいぶパワーが戻ってきた。力強い走りができており、近況は上位着でまとめられている。浦田信輔は前走の初日に停止で勝ち上がり権利を失ったが、その後の2走は共に1着。エンジン自体は悪くない。
浜松地区不動のトップは鈴木圭一郎。前走の地元では準決だけ3着だったが、それ以外の3走は全て1着。その前の当地SGでは準優勝。その優勝戦では被害があっての悔しい結果だったので、今回はそのリベンジを果たしたいところ。前回の浜松で優勝したのは鈴木宏和。武器のスタートは切れているし、道中の攻めも精度を増している。先頭に立ってからはブロック力も高まっている。記念タイトルとは未だ無縁だが、初タイトル獲得の舞台は整っている。そのレースで準優勝だったのは木村武之。最後は鈴木宏を攻略できずに終わったが、初日から3連勝を決めての準優勝。エンジンも乗り手のリズムも上々だ。金子大輔、伊藤信夫、青島正樹といったあたりもエンジンの仕上がりは良い。
伊勢崎からは青山周平と早川清太郎が強力な存在。青山は前走の地元で準優勝。予選と準決はしっかり白星を挙げていたし、その前の当地SGでは優勝を決めている。変わらず好調の流れは続いている。早川は前走の地元では優出5着。その前の当地SGでも優出し4着だった。当地でのセッティングも掴めている。
川口勢では若井友和、中村雅人、永井大介が主力。若井は前走の伊勢崎では珍しく成績が振るわなかったが、基本的にはエンジンを中堅上位で保てておける整備力がある。ある程度の混戦なら十分突破できる仕上がりに持っていける。中村雅は前走もここ飯塚だった。そこでは初日からオール1着の完全優勝を決めてみせた。優勝戦は展開が楽ではなかったが、中村雅らしい追い込みが決まっていた。当地連続優勝へ向け、ボルテージは高まっている。永井はエンジンが安定しない。いい日もあるので、それが続けばいい。
山陽勢は松尾啓史と丸山智史に注目。松尾啓の前走は浜松だったが、そこでは優出3着。その優勝戦では木村武之の外枠に置かれる厳しい展開だった。それでも必死に追って車券に貢献してみせた。予選や準決の動きを見る限り、エンジン面は良さそうなので、今回も松尾啓らしい追い込みに期待したい。丸山は前走の伊勢崎ではピリッとしなっかった。しかし、前々走の当地SGでは最終日に白星。その時の動きを出せれば面白い。
※11月18日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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鈴木 圭一郎〔浜松 S-1(32期)〕
青山 周平〔伊勢崎 S-2(31期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-4(27期)〕
若井 友和〔川口 S-5(25期)〕
中村 雅人〔川口 S-6(28期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-7(29期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-14(26期)〕
鈴木 宏和〔浜松 S-17(32期)〕
少ないS級に対しA級、B級が下克上も!
前回の山陽ミッドナイトはB級の井上智詞が0ハン単騎から押し切りV。珍しくB級選手による優勝となった。今回、S級の参加は4人だけ。A級やB級にも優勝のチャンスが回ってくる。
そのS級4人は丹村飛竜、佐々木啓、長田恭徳、岡部聡。丹村の前走は浜松だった。初日、2日目と連対を決めたが準決では5着。優勝戦まで進めずシリーズを終えた。直前のエンジン状態は、良いとは言えないが、調整が合う日もある。気温が下がりつつある気候に、エンジンをうまくマッチさせられれば力強い走りを見せられるはず。
長田も前走は浜松。近況はエンジンがなかなか良くならない日が続く。中堅の域を脱出できていないが、整備に向き合う姿勢は真摯そのもの。いづれは良化の気配が出てくることだろう。岡部も前走は浜松。ここでは準決3着で優出はできなかったが、シリーズ中は4走して全て車券に絡めていた。エンジン的には中堅上位。的確なレース運びをバックに、上位争いにまで加わってくる。佐々木は前走がSG日本選手権。ここでは3日目に7着を取り準決には乗れなかったが、それ以外の4走は全て車券絡み。エンジン自体は悪くないだろう。
前回の山陽ミッドナイトで優出していたのは石橋大、林弘明、安東久隆。石橋は初日2着の後は連勝を決め、優勝戦では4着だった。石橋の持ち味は果敢な突っ込み。エンジンが良い今はこの突っ込みがよく決まる。林は初日から連勝の後、準決2着で通過し優出6着。優勝戦では外枠の選手に先行されてしまったように、スタートに関してはやや不安はあるが、エンジンが良い時のレース道中は捌きが冴えている。安東はB級ながら初日からオール連対で優出。優勝戦でも3着に入る健闘を見せていた。試走タイムが出ない方なので、人気になりづらい。穴党向けの選手と言える。
前回の浜松で優出していたのは辰巳裕樹。優勝戦の中では試走タイムが劣勢だったが、なんとか踏ん張り4着に残していた。近況はSGなどの記念レースでも見せ場を作れている。鈴木一馬は前走の準決だけ5着だったが、それ以外の3走は全て連対。パワーある走りを披露している。差しが鋭いのは岩科鮮太。前団が混み合っていても力強く突っ込んでいく。同期の山浦博幸は逆の走法。アウトを回った方が好結果を残しやすい。今期から再びA級に陥落した笠木美孝は、前走のSGでは着をまとめていた。3日目の4着が響いて準決には乗れなかったが、それ以外の4走は2勝を含むオール車券絡み。S級復帰へ向け、闘志は落ちていない。
B級では永島潤太郎が前走の地元で準優勝。初日から連勝を決めていた。初優勝を迎える日も遠くはなさそう。他では角翔太郎が前走の地元で3勝を挙げていた。こちらもだいぶ調子を上げてきた。
※11月12日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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丹村 飛竜〔山陽 S-8(29期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-28(23期)〕
長田 恭徳〔山陽 S-32(32期)〕
岡部 聡〔山陽 S-39(19期)〕
林 弘明〔山陽 A-113(24期)〕
石橋 大〔山陽 A-117(28期)〕
笠木 美孝〔浜松 A-56(22期)〕
安東 久隆〔山陽 B-19(25期)〕
勢いがあるのは三浦康平、成長盛りは新井日和!
伊勢崎オートはリレー開催。前回はナイターで、今回はアフター5ナイター。最終レースが行われる時間はほぼ同じで、第1Rは夕方すぎから。昼間の時間帯のレースがないぶん、高速バトルの連続になる。
S級で参戦予定は2人。松本やすしと田村治郎だ。松本は前走で準決まで行ったが、そこでは7着。試走タイム自体はまずまずだが、もっと良い成績を残すにはエンジンの上積みが必要。。田村は初日が4着で準決に進めなかった。しかし、2日目の一般戦ではしっかりと白星を挙げた。エンジン的にはもっとあった方がいいが、今回は前回よりもメンバーは手薄。現状でも十分戦えると思われるので、今回こそは優勝戦まで行きたい。
好調が続いているのは三浦康平。前々走ではSGで優出していたし、前走でも準決で見事な速攻を決めて優勝戦まで進んでいた。今の三浦は仕掛けの早さが際立っている。エンジンに確かな感触を得ているのだろう。この勢いを長く持続させたいところ。エンジンも乗り手もリズムが良いのは新井日和。前々走では惜しくも初優勝とはならなかったが準優勝。前走でもしっかりと優出しており今、35期の中では最も伸び盛りの選手。早く1級車に乗り換わっての走りが見てみたいぐらいだ。
田中賢も前走では優勝戦まで進出。準決では30線の最内に置かれしっかりと先行。その後は道中で青山周平に交わされたが、車速を落とすことなく優出圏内にまで入ってみせた。だいぶスピードが戻ってきた印象だ。同じレースでは岩田行雄が4着。優出はならなかったが、初日には白星を挙げておりまだまだ元気一杯。
鈴木聡太は準決7着だったが、その前のSGでも2度車券に絡めていたし、エンジン自体はまずまずといったところ。佐久間健光もエンジンは長らく好調。前走の初日は凡走だったが、2日目は悪くなかった。前々走でも優出していたように車の動き自体は軽快そのもの。
前回は準決まで進めなかったが新人・佐藤励にも注目。一人で走ってこそ特性が生かせる2級車で、初日は20Mからの競争で3着。2日目は単騎の0ハンだったが、スタート後にすぐ交わされて苦しい展開になった。しかし、そこから粘り腰を発揮し3着で入線してみせた。走力は同期の中でトップクラス。今回も楽しみな1車になる。
B級の中では原田富夫が面白い存在。ここ最近は車券絡みが多い。特に0ハン単騎に置かれるようなら、序盤でリードを広げて粘り込めるケースが多い。深沢悟、猪熊龍太といったあたりも序盤のリード次第では活躍できる。宍戸幸雄は変わらずスタートに甘さあるが、道中回り出すと的確な捌きが追い上げることが多い。
※11月12日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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松本 やすし〔伊勢崎 S-33(32期)〕
田村 治郎〔伊勢崎 S-41(30期)〕
鈴木 聡太〔伊勢崎 A-6(29期)〕
三浦 康平〔伊勢崎 A-32(28期)〕
岩田 行雄〔伊勢崎 A-66(15期)〕
新井 日和〔伊勢崎 A-145(35期)〕
佐久間 健光〔伊勢崎 A-157(26期)〕
佐藤 励〔川口 A-109(35期)〕
荒尾聡がシリーズリーダー!
飯塚オートは前回のSG日本選手権以来の開催。今回は昼間の3日間開催だが、SG以来の競争となる選手が多く、その時の動きが参考になる。また、B級の中にも調子を上げている選手がいて、伏兵的な存在になるかも。
今回の地元・飯塚のエースは荒尾聡。前走の日本選手権ではしっかりと優出していた。そのレースでは前を走る青山周平と鈴木圭一郎の競り合いを、3番手に付けて様子を見ていた。離されずに追走はできていたが、前の2車がピタリと重なっていたので仕掛けるまではいかなかった。それにしても日本選手権で優出3着なのだから、エンジン的には十分な仕上がり。乗り手の方も落ち着いてレース運びができている。
篠原睦は準決7着で優勝戦には進めなかったが、シリーズ中に3勝を挙げる活躍。スタートの切れもエンジン力も十分戦えるだけの状態にある。今回こそは優勝戦まで進めるか。その同期の久門徹も準決では7着だった。しかし、それ以外の4走は全て車券に絡めていた。エンジンは中堅上位で保てており、スタートの切れも悪くなさそうだった。今期は全国ランク42位とだいぶ数字を落としている浦田信輔は、以前ほどの迫力が攻めに感じられない。それでもSGの初日には白星を挙げていたし、シリーズ道中も善戦できていた。中村杏亮はSGの準決で3着。惜しくも優勝戦には進めなかったが、エンジンが仕上がった時のスピードは脅威。タイムが出やすくなるこの時期は、更に活躍の可能性が広がる。
鐘ヶ江将平は浜松で連続参戦していたが、直前の開催では優勝戦まで進んでいた。そこでは3着の結果だったが、単独最後方から追う展開でしっかりとタイムは出ていた。鐘ヶ江もどちらかと言うと冬場の方が活躍できるかも。
川口から中村雅人と大木光がS級として参戦。中村は準決で5着。この時は8枠だったが、前回の日本選手権では枠によって成績が左右されていた印象。エンジン自体は悪くなさそうだったので、今回は追い込みがメインになるレース展開で力を発揮してくるだろう。大木は初日に白星。しかし、3日目の8着が響き準決に乗れなかった。それでもシリーズ中は2勝、2着が1回とまずまずの成績を残していた。
先述の伏兵的な存在として挙げるのはB級の井上智詞と斎藤隆充。井上は前々走の山陽で優出5着。その後も山陽で走っており、ここでは見事に優勝を果たした。シリーズ中は4走して1着3回、3着1回。全て車券に貢献できていた。単独0ハンに置かれて、いきなり独走に入れるようなら後続を離して逃げることができる。斎藤はその優勝戦で2着の準優勝。シリーズ中は4走してオール連対。その前から上位着が続いており、好調の波に乗れている。
※11月11日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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荒尾 聡〔飯塚 S-4(27期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-15(26期)〕
久門 徹〔飯塚 S-22(26期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-42(23期)〕
鐘ヶ江 将平〔飯塚 S-44(31期)〕
中村 杏亮〔飯塚 S-46(33期)〕
中村 雅人〔川口 S-6(28期)〕
大木 光〔川口 S-37(28期)〕
地元スリートップがそろい踏み!
今回出場するS級選手は前走がSG日本選手権。そこで活躍した面々と、前回の伊勢崎開催で目立った選手が織り交じり、今回のシリーズを形成する。注目の選手を挙げていく。
まずはSG日本選手権で優勝した青山周平。初日に2着を取ってからは負けなしの4連勝で見事に優勝を決めた。優勝戦は好スタートを決め、早い段階で先頭に踊り出た。試走タイムは27、上がりは371。十分な数字だ。このままの勢いで今回も優勝へと突き進む。
日本選手権で他に優出していたのは高橋貢、早川清太郎、三浦康平。高橋貢は安定した着取りで準決に進出。そこでは1着で優出を決めてみせた。優勝戦は5着だったが、SGでの優出後なので、エンジンも本人のリズムも良好。巧腕を発揮して今回も優出を目指す。早川はシリーズ序盤こそ波に乗れなかったが、3日目から立て直してきた。準決を2着で通過すると優勝戦では4着。近況の軽いスランプからは完全に脱出できている。地元走路では特に攻めが強烈になるので、青山を脅かす一番手になるか。三浦はA級ながら優勝戦まで駒を進めてみせた。シリーズ中にも2勝を挙げる活躍。ここ数節はスタートが切れているし、独走に入ってもスピードに乗って走れている。
前回の伊勢崎一般開催で優勝したのは野本佳章。優勝戦は後方から追い込むレースで、しっかりと車群を交わしていけていた。しかも初日から3連勝の完全優勝。その前の節では準優勝。今、乗りに乗れている一人がこの野本だ。野本が優勝したレースで準優勝だったのは新井日和。最終周回まで先頭を走っていたが、惜しくも交わされてしまった。しかし初日から連勝で優勝戦は2着。申し分のない成績だ。新井日は2級車ながらスタートが早い。よほどスタート巧者が10M後ろにいない限りは、必ずハンデ差を保って1周目に入ることができる。優勝戦3着は亀井政和。こちらも初日から連勝を決めていた。車の進み方は良い。佐久間健光、小田雄一朗も優勝戦に乗っており、エンジン状態は良さそうだった。
地元S級では西原智昭、新井恵匠も気配は上々。西原はSGの予選道中で着をまとめ準決まで進出。新井恵は3日目の4着が響き、準決には乗れなかったがシリーズ中に3勝を挙げていた。外来S級は若井友和と永井大介が強力。若井はSGで準決7着。優勝戦には進めなかったが、最終日は2着とまずまずの締めくくり。永井は準決3着で惜しくも優出はならなかったが、シリーズ中は3回の車券絡み。エンジンは完調ではないものの、そこまで悪い状態でもなさそうだった。丸山智史はSGではイマイチだったが、最終日は白星。今回へ向け、一応の弾みはついた。
※11月10日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-2(31期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-3(22期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-7(29期)〕
若井 友和〔川口 S-5(25期)〕
永井 大介〔川口 S-11(25期)〕
西原 智昭〔伊勢崎 S-25(28期)〕
新井 恵匠〔伊勢崎 S-36(30期)〕
丸山 智史〔山陽 S-30(31期)〕