
勢いがあるのは三浦康平、成長盛りは新井日和!
伊勢崎オートはリレー開催。前回はナイターで、今回はアフター5ナイター。最終レースが行われる時間はほぼ同じで、第1Rは夕方すぎから。昼間の時間帯のレースがないぶん、高速バトルの連続になる。
S級で参戦予定は2人。松本やすしと田村治郎だ。松本は前走で準決まで行ったが、そこでは7着。試走タイム自体はまずまずだが、もっと良い成績を残すにはエンジンの上積みが必要。。田村は初日が4着で準決に進めなかった。しかし、2日目の一般戦ではしっかりと白星を挙げた。エンジン的にはもっとあった方がいいが、今回は前回よりもメンバーは手薄。現状でも十分戦えると思われるので、今回こそは優勝戦まで行きたい。
好調が続いているのは三浦康平。前々走ではSGで優出していたし、前走でも準決で見事な速攻を決めて優勝戦まで進んでいた。今の三浦は仕掛けの早さが際立っている。エンジンに確かな感触を得ているのだろう。この勢いを長く持続させたいところ。エンジンも乗り手もリズムが良いのは新井日和。前々走では惜しくも初優勝とはならなかったが準優勝。前走でもしっかりと優出しており今、35期の中では最も伸び盛りの選手。早く1級車に乗り換わっての走りが見てみたいぐらいだ。
田中賢も前走では優勝戦まで進出。準決では30線の最内に置かれしっかりと先行。その後は道中で青山周平に交わされたが、車速を落とすことなく優出圏内にまで入ってみせた。だいぶスピードが戻ってきた印象だ。同じレースでは岩田行雄が4着。優出はならなかったが、初日には白星を挙げておりまだまだ元気一杯。
鈴木聡太は準決7着だったが、その前のSGでも2度車券に絡めていたし、エンジン自体はまずまずといったところ。佐久間健光もエンジンは長らく好調。前走の初日は凡走だったが、2日目は悪くなかった。前々走でも優出していたように車の動き自体は軽快そのもの。
前回は準決まで進めなかったが新人・佐藤励にも注目。一人で走ってこそ特性が生かせる2級車で、初日は20Mからの競争で3着。2日目は単騎の0ハンだったが、スタート後にすぐ交わされて苦しい展開になった。しかし、そこから粘り腰を発揮し3着で入線してみせた。走力は同期の中でトップクラス。今回も楽しみな1車になる。
B級の中では原田富夫が面白い存在。ここ最近は車券絡みが多い。特に0ハン単騎に置かれるようなら、序盤でリードを広げて粘り込めるケースが多い。深沢悟、猪熊龍太といったあたりも序盤のリード次第では活躍できる。宍戸幸雄は変わらずスタートに甘さあるが、道中回り出すと的確な捌きが追い上げることが多い。
※11月12日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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松本 やすし〔伊勢崎 S-33(32期)〕
田村 治郎〔伊勢崎 S-41(30期)〕
鈴木 聡太〔伊勢崎 A-6(29期)〕
三浦 康平〔伊勢崎 A-32(28期)〕
岩田 行雄〔伊勢崎 A-66(15期)〕
新井 日和〔伊勢崎 A-145(35期)〕
佐久間 健光〔伊勢崎 A-157(26期)〕
佐藤 励〔川口 A-109(35期)〕
荒尾聡がシリーズリーダー!
飯塚オートは前回のSG日本選手権以来の開催。今回は昼間の3日間開催だが、SG以来の競争となる選手が多く、その時の動きが参考になる。また、B級の中にも調子を上げている選手がいて、伏兵的な存在になるかも。
今回の地元・飯塚のエースは荒尾聡。前走の日本選手権ではしっかりと優出していた。そのレースでは前を走る青山周平と鈴木圭一郎の競り合いを、3番手に付けて様子を見ていた。離されずに追走はできていたが、前の2車がピタリと重なっていたので仕掛けるまではいかなかった。それにしても日本選手権で優出3着なのだから、エンジン的には十分な仕上がり。乗り手の方も落ち着いてレース運びができている。
篠原睦は準決7着で優勝戦には進めなかったが、シリーズ中に3勝を挙げる活躍。スタートの切れもエンジン力も十分戦えるだけの状態にある。今回こそは優勝戦まで進めるか。その同期の久門徹も準決では7着だった。しかし、それ以外の4走は全て車券に絡めていた。エンジンは中堅上位で保てており、スタートの切れも悪くなさそうだった。今期は全国ランク42位とだいぶ数字を落としている浦田信輔は、以前ほどの迫力が攻めに感じられない。それでもSGの初日には白星を挙げていたし、シリーズ道中も善戦できていた。中村杏亮はSGの準決で3着。惜しくも優勝戦には進めなかったが、エンジンが仕上がった時のスピードは脅威。タイムが出やすくなるこの時期は、更に活躍の可能性が広がる。
鐘ヶ江将平は浜松で連続参戦していたが、直前の開催では優勝戦まで進んでいた。そこでは3着の結果だったが、単独最後方から追う展開でしっかりとタイムは出ていた。鐘ヶ江もどちらかと言うと冬場の方が活躍できるかも。
川口から中村雅人と大木光がS級として参戦。中村は準決で5着。この時は8枠だったが、前回の日本選手権では枠によって成績が左右されていた印象。エンジン自体は悪くなさそうだったので、今回は追い込みがメインになるレース展開で力を発揮してくるだろう。大木は初日に白星。しかし、3日目の8着が響き準決に乗れなかった。それでもシリーズ中は2勝、2着が1回とまずまずの成績を残していた。
先述の伏兵的な存在として挙げるのはB級の井上智詞と斎藤隆充。井上は前々走の山陽で優出5着。その後も山陽で走っており、ここでは見事に優勝を果たした。シリーズ中は4走して1着3回、3着1回。全て車券に貢献できていた。単独0ハンに置かれて、いきなり独走に入れるようなら後続を離して逃げることができる。斎藤はその優勝戦で2着の準優勝。シリーズ中は4走してオール連対。その前から上位着が続いており、好調の波に乗れている。
※11月11日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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荒尾 聡〔飯塚 S-4(27期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-15(26期)〕
久門 徹〔飯塚 S-22(26期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-42(23期)〕
鐘ヶ江 将平〔飯塚 S-44(31期)〕
中村 杏亮〔飯塚 S-46(33期)〕
中村 雅人〔川口 S-6(28期)〕
大木 光〔川口 S-37(28期)〕
地元スリートップがそろい踏み!
今回出場するS級選手は前走がSG日本選手権。そこで活躍した面々と、前回の伊勢崎開催で目立った選手が織り交じり、今回のシリーズを形成する。注目の選手を挙げていく。
まずはSG日本選手権で優勝した青山周平。初日に2着を取ってからは負けなしの4連勝で見事に優勝を決めた。優勝戦は好スタートを決め、早い段階で先頭に踊り出た。試走タイムは27、上がりは371。十分な数字だ。このままの勢いで今回も優勝へと突き進む。
日本選手権で他に優出していたのは高橋貢、早川清太郎、三浦康平。高橋貢は安定した着取りで準決に進出。そこでは1着で優出を決めてみせた。優勝戦は5着だったが、SGでの優出後なので、エンジンも本人のリズムも良好。巧腕を発揮して今回も優出を目指す。早川はシリーズ序盤こそ波に乗れなかったが、3日目から立て直してきた。準決を2着で通過すると優勝戦では4着。近況の軽いスランプからは完全に脱出できている。地元走路では特に攻めが強烈になるので、青山を脅かす一番手になるか。三浦はA級ながら優勝戦まで駒を進めてみせた。シリーズ中にも2勝を挙げる活躍。ここ数節はスタートが切れているし、独走に入ってもスピードに乗って走れている。
前回の伊勢崎一般開催で優勝したのは野本佳章。優勝戦は後方から追い込むレースで、しっかりと車群を交わしていけていた。しかも初日から3連勝の完全優勝。その前の節では準優勝。今、乗りに乗れている一人がこの野本だ。野本が優勝したレースで準優勝だったのは新井日和。最終周回まで先頭を走っていたが、惜しくも交わされてしまった。しかし初日から連勝で優勝戦は2着。申し分のない成績だ。新井日は2級車ながらスタートが早い。よほどスタート巧者が10M後ろにいない限りは、必ずハンデ差を保って1周目に入ることができる。優勝戦3着は亀井政和。こちらも初日から連勝を決めていた。車の進み方は良い。佐久間健光、小田雄一朗も優勝戦に乗っており、エンジン状態は良さそうだった。
地元S級では西原智昭、新井恵匠も気配は上々。西原はSGの予選道中で着をまとめ準決まで進出。新井恵は3日目の4着が響き、準決には乗れなかったがシリーズ中に3勝を挙げていた。外来S級は若井友和と永井大介が強力。若井はSGで準決7着。優勝戦には進めなかったが、最終日は2着とまずまずの締めくくり。永井は準決3着で惜しくも優出はならなかったが、シリーズ中は3回の車券絡み。エンジンは完調ではないものの、そこまで悪い状態でもなさそうだった。丸山智史はSGではイマイチだったが、最終日は白星。今回へ向け、一応の弾みはついた。
※11月10日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-2(31期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-3(22期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-7(29期)〕
若井 友和〔川口 S-5(25期)〕
永井 大介〔川口 S-11(25期)〕
西原 智昭〔伊勢崎 S-25(28期)〕
新井 恵匠〔伊勢崎 S-36(30期)〕
丸山 智史〔山陽 S-30(31期)〕
リレー開催なので、前回活躍していた選手に注目!
今回の山陽ミッドナイトは、直前まで行われていた昼間からの連続開催。レースの時間帯は大きく変わるが、そこで活躍していた選手は今回も良い走りを見せてくれそう。ちなみにS級は不在。A級とB級による戦いになる。
まず直前の昼間開催で優出していた選手の紹介。地元からは福永貴史、松井大和、竹中一成。飯塚から水本竜二と井上智詞だ。
福永は今回出場する中では決め手上位。スタートは変わらず早い方ではないが、レース道中は鋭い突っ込みを決めたり、豪快な捲りを放てる。前々走では全て車券に絡めていたように、今はエンジン状態も良い。松井は初日から連対発進で優出。走りを見ると以前の積極的な姿勢が戻ってきている。前を走る車を抜けそうな態勢が整うと、しっかりとインから交わしていけるエンジン状態。軽ハンにインコースを抑えて走ることが巧い選手がいても、すぐ後ろにジカ付けできれば突っ込んでいける。混戦が多くなりそうな今節は、より活躍の場が広がるだろう。竹中は前走の準決で池浦一博を差し返して優出。かつて花の19期と言われた一角を担った竹中。再びスポットライトを浴びるか。
水本はエンジン好調。前々走も山陽だったが、ここでは3走してオール2着。前走でも初日から連対をキープして優出。スタートに関しては不安定な面あるが、道中のレース運びは巧く、序盤で展開が不利になった分も巻き返していける技量がある。今回はS級不在で、強力な追い込み車はいないので、自分のリズムで走りやすいレースが多くなるだろう。井上は前走で初日から連勝。その2走とも0ハン単騎での競争だった。つまり、しっかりとスタートを残せて、いきなり独走に入れるようならスピードを乗せて走れる。
他で注目なのは池浦一博、安東久隆、小原望など。池浦は一時期、調子を落としていたが、近況は多少盛り返してこれている。タイムはそこまで望めなくても、インからインに回る走法は健在。後ろからの攻撃を封じつつ、前を走る車のインを狙うことができる。安東は試走タイムはそれほど出ない傾向あるが、レースでは渋太く走れるタイプ。後続から競りかけられても簡単には抜かれない粘り強さがある。小原は前々走の山陽で完全優勝。前走も初日は白星、準決は4着だったが、連続で山陽参戦しておりセッティングは掴めている。
今回出場する中でランク上位は掛川和人や五所淳。掛川はここ数節、山陽で走っている。前々走では優勝戦まで進めていたし、前走でも白星を挙げている。スタートの切れは良く、同ハンの大外に置かれてもカマシを決めるシーンが多く見られる。五所は前々走の2日目からエンジン急上昇。持ち味である好スタートからの速攻が決められる状態だ。
※11月6日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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福永 貴史〔山陽 A-116(25期)〕
松井 大和〔山陽 A-128(30期)〕
池浦 一博〔山陽 A-211(18期)〕
小原 望〔川口 A-139(31期)〕
水本 竜二〔飯塚 A-207(27期)〕
安東 久隆〔山陽 B-19(25期)〕
竹中 一成〔山陽 B-26(19期)〕
井上 智詞〔飯塚 B-59(29期)〕
充実の地元S級陣がシリーズを盛り上げる!
今回の浜松オートは4日間の一般開催。少し前まで開催されていたSG日本選手権オートレースで活躍した選手が今回も見せ場を作りそう。優勝争いに参加してきそうな選手を挙げていく。
まずは地元エースの鈴木圭一郎。SGではオール連対の準優勝だった。優勝戦ではトップスタートを決めたものの、道中で青山周平に差されてしまい2番手に後退。そこから逆転を狙っていたが、最後まで封じ込まれてしまった。2番手に下がるシーンでは際どい突っ込みを決められ、やや不運な面もあったが、それでも成績としては立派なもの。エンジン状態もトップ級なので、今回こそ優勝をきっちりと決めるか。
金子大輔はSGの準決で4着だった。優勝戦には進めなかったが、連日エンジンは良さそうでレース内容は極めて良かった。スタートもある程度切れていたし、金子らしい冷静な走りができていた。その同期の佐藤貴也も同様に好走を連発させていた。準決は5着だったが、それ以外の4走は1着2本を含むオール車券絡み。スタートの切れ味は良かったし、レース道中もインからインの走りで会場を沸かせていた。木村武之は3日目の4着が響き、準決に乗れなかったが、シリーズを通して見ればエンジン自体は悪くなかった。鈴木宏和は持ち味であるスタートをビシバシと決めていた。スタート力だけなら全国でも3本の指に入るのではないかと思われる。その後のレース運びや独走時のペースアップにも一定の成長が感じられた。伊藤信夫は思うような成績ではなかったが、試走タイムはしっかり出ていたようにエンジン自体は悪くなさそうだった。
外来勢で注目なのは松尾啓史。SGでは見事に優勝戦まで進んでいた。そこでは6着の結果だったが、エンジンの仕上がりは良さそうだった。予選や準決でもレース中盤から後半にかけての動きは冴えていた。今回は追い込むレースがメインになるので、特にその捌きが威力を増してくる。山陽勢は丹村飛竜も悪くなかった。初日こそ8着だったが、そこからは軌道修正して好成績でまとめていた。
川口勢はフレッシュな2人がS級として参戦。黒川京介はSGで初日から連勝。スタートの切れが特に良かったし、独走でもペースを上げて走ることができていた。後半は成績が落ちてしまったが、SGの大舞台で十分な経験はできた。小林瑞季も予選3走中に2勝し準決進出。そこでは惜しくも3着に敗れてしまったが、ここ数年で著しい成長を感じさせている。
A級では佐藤麻弥と越智尚寿が好調。佐藤摩はSGのそうそうたるメンバーの中でもスタートを決めていた。準決では3着になってしまったが、ここ数節で完全に調子を取り戻している。越智はSGでは補充参戦ながら4走して1着3回、3着1回。やはりスタートが切れていたし、エンジンの仕上がりも良さそうだった。
※11月4日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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鈴木 圭一郎〔浜松 S-1(32期)〕
金子 大輔〔浜松 S-9(29期)〕
木村 武之〔浜松 S-10(26期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-13(29期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-8(29期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-14(26期)〕
黒川 京介〔川口 S-12(33期)〕
小林 瑞季〔川口 S-19(32期)〕