好調な選手が多く、必然的にシリーズは盛り上がる!
飯塚オートは前回がミッドナイト、その前は昼間開催、そして今回はナイター開催となる。第1Rはまだ昼の時間帯で走路温度は高め。そこから急激に走路温度が下がり、レースの傾向が変わってくる可能性がある。前半レースは軽ハン有利、後半になればなるほど追い込み勢が届いてくる展開となるのか。
出場予定のS級は地元のみ。その中でランクトップは田中茂だ。前走の地元GIでは準決5着だったが、試走タイムは29を出していた。エンジン的にはそこまで悪くなさそうで、今回はランク上位者として力強い走りが見られそう。同期の久門徹は前走が地元ミッドナイト。初日から2着を3本重ねて優出すると、そこでは5着の結果だった。おおむねエンジンは悪くなく、久門らしい速攻に期待できる状態。その優勝戦には滝下隼平も乗っていた。結果は3着だったが、準決まではオール連対を果たしていたし、試走タイムも十分な数字をマークしていた。
森本優佑は前走の地元GIではまずまず。準決は3着で優出はならなかったが、シリーズ中は大崩れすることなく上位着でまとめていた。冬場になってスピードが出てくる状況は、森本にとって追い風になるはず。鐘ヶ江将平は前走の地元GIでは散発傾向だった。それでも1着を取る日もあったので、エンジンのベースは悪くないか。辻大樹はスランプ気味。どこかで上昇のきっかけを掴みたいところ。
前回の飯塚ミッドナイトで優勝したのが満村陽司。序盤で抜け出して後続を引き離してみせた。その時は最重ハンの20M前だったが、今回はハンデの変動があるかどうか。なければ連続優勝のチャンスがあるし、仮にハンデが重化しても今の満村なら十分通用する仕上がり。満村に抜かれはしたが準優勝だったのが水口寿治。こちらは最重ハンの30M前だったが、序盤のレース展開を生かして渋太い走りを見せていた。越智尚寿と占部健太も優勝戦に乗っていた。共に予選準決の3走はオール連対と、今はエンジン状態が安定している。
伊勢崎勢は好調な選手が多い。田中哲は前走の地元で初日から3連勝すると優勝戦では5着だった。準決までは前々走から通算すると5連勝。エンジンも乗り手も好調の波に乗れている。同じ優勝戦に乗っていたのは横田翔紀。こちらはオール連対での準優勝だった。捲りがメインだったスタイルから徐々に差しも使うようになっている。攻撃の幅が広がっている。
軽快な走りで上位着を量産しているのは佐久間健光。最近では重走路でも車券に絡むケースが増えている。生方将人は前走の地元で準決3着。その前の2走は白星を挙げており、エンジン状態は上々。林稔哲は前走の地元で優出。課題としているスタートさえこなせば、スピードある走りが展開できる。新人の菅野仁翔は近況の成長が著しい。前走の地元5日間開催では初日から3連勝を決めていた。
※11月30日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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田中 茂〔飯塚 S-21(26期)〕
久門 徹〔飯塚 S-22(26期)〕
森本 優佑〔飯塚 S-26(31期)〕
滝下 隼平〔飯塚 S-31(28期)〕
越智 尚寿〔飯塚 A-33(25期)〕
占部 健太〔飯塚 A-164(30期)〕
満村 陽司〔山陽 B-44(26期)〕
水口 寿治〔飯塚 B-8(22期)〕