一般開催ながら豪華なメンバーが集結!
川口オートは12日にGI開催が終わったばかりだが、今回は5日間の一般開催が始まる。S級を含め、前回出場していた選手が多く連続参戦となるので、その時の動きが大いに参考になる。
前回のGIを制したのは永井大介。エンジンも乗り手もリズムは最高潮。その優勝は約1年ぶりだったが、ここからこれまでの分も巻き返していくか。同じ優勝戦に乗っていたのは中村雅人と青山周平。
中村雅はレース途中まで中団で苦しんでいたが、後半からゴールにかけては怒涛の追い込みを見せて準優勝。結果的にシリーズ中はオール連対。エンジンは高い状態で安定している。乗り手の捌きも冴えているので、前回のリベンジを図りたい。青山はレース序盤で2番手に付けていたが、そこから車を進めることができなかった。さらにタイヤが滑り出し、番手を下げて4着入線。ほろ苦い結果になったが、準決までの動きは問題なかった。青山もまた、GIの分を今回にぶつけたい。
他に有力なのは丹村飛竜、金子大輔、伊藤信夫、松尾啓史。丹村は川口GIで初日から連勝。準決からは成績が良くなかったが、エンジンそのものは悪くなさそう。今年に入ってからは好調が続いており、優勝争いに加わってくる可能性は十分だ。金子大輔は川口GIの準決で4着。優勝戦には進めなかったが、最終日は白星で締めていたし、エンジン的には戦える状態にある。スタートに頼らないレーススタイルは、今回のようなハンデ戦で特に威力を増す。伊藤信は準決のレース序盤で展開を作れず6着だったが、シリーズを通してみればエンジン状態は良かった。松尾啓は前走が浜松。優勝戦まで進み3着だった。準決までの3走は全て1着だったし、優勝戦でも試走タイムが出ていたようにエンジンは仕上がっていた。
荒尾聡は不安残り。前走の準決で落車。最終日も8着だったし試走タイムも出ていなかったので、落車による影響があるのか。まずは試走タイムの上昇を図りたい。篠原睦、久門徹といったあたりもエンジン的にはもうチョイの状態。整備での上積みが望まれる。黒川京介は前走の準決でスタートがうまくいかなかった。結果は8着だったが、それ以外の3走は全て車券絡み。まずまずで悪くはない。平田雅崇は前走の初日に反則妨害。早々と失権してしまったが、その後は良い走りを見せていた。
A級では田中正樹が前走の地元ミッドナイトで優勝。シリーズ中はずっと軽快な走りができていた。長田稚也は前走が川口一般開催。そこでは優勝戦まで進んでいた。川口は連続参戦になるし、成長が著しいので今回も楽しみ。
B級では安東久隆が前走の地元GIIミッドナイトで好走を連発。水崎正二は前走の地元ミッドナイトで全5走中1着が4回。準決は濃霧で不成立になったが、本人としては走りたかったことだろう。
※2月13日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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永井 大介〔川口 S-11(25期)〕
青山 周平〔伊勢崎 S-2(31期)〕
中村 雅人〔川口 S-6(28期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-4(27期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-8(29期)〕
金子 大輔〔浜松 S-9(29期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-14(26期)〕
伊藤 信夫〔浜松 S-18(24期)〕