前回優出組が今回も活躍するか!
前回の川口オートはナイター開催で上和田拓海の優勝で幕を閉じた。今回は昼間の開催に移行するが、前回優勝の上和田は連続参戦。更に言えば、前回優勝戦に乗っていた全員が今回も登場となる。レースの時間帯は変わるが、勢いそのままに今回も活躍しそうだ。
その上和田は初日からオール1着の完全優勝だった。優勝戦では試走28をマークし、最重ハンの最内からスタートをしっかりと決めていた。道中の仕掛けも落ち着いており、前を走る3車を冷静に交わしていた。今回もスタートから鋭いダッシュを決め、車群を縫っていくだろう。その優勝戦で準優勝だったのは古木賢。惜しくも自身初優勝とはならなかったが、試走27を叩き出し0ハンから軽快な逃げを見せていた。エンジンは仕上がっているので、今回こそ初優勝を遂げるか。
地元S級で前回優出していたのは中村雅人、若井友和、鈴木清。中村は優勝戦で速い流れに苦戦していたが、それでも4着までは追い上げていた。予選と準決は白星で通過しており、エンジン状態は全く問題ない。的確な捌きでしっかりと追っていくだろう。若井は中村雅の外枠に置かれる苦しいハンデ構成だったが、車の動きとしては悪くなかった。前々走はイマイチだったが、前走でしっかりとエンジンの修正はできていた。鈴木清は優勝戦では試走タイムから劣勢だった。予選や準決までならまだいいが、優勝争いをするとなると上積みが必要。
A級の山田真弘とB級の森且行も優勝戦に乗っていた。山田真は鈴木清と同様に優勝戦では試走タイムが足りなかった。優勝戦まで進めたからエンジンは悪くないが、もう少し良化できればもっと走れそう。それでもハンデ的にはいい所に置かれているので、素早い仕掛けで先頭まで立てるシーンはあるかも。森は前回が復帰4節目。3節目でも優出しており、ハンデが最重ハンの10M前とはいえだいぶ復調している。今の位置にいる限り優勝戦までは進めるエンジン状態だ。
他にS級は大木光、泉田修佑、三浦康平、佐久間健光。大木はエンジンまずまずで、インから攻め上げていける状態。泉田はスタートの切れこそ良いが、道中の進み方はもう一つでエンジンの底上げが欲しい感じ。三浦は今、絶不調。全く追い込める状態ではなく、大きな着が続いている。佐久間は前走を連勝で締めており、エンジン的には戦える状態にある。不安視されているスタートもだいぶ改善されている印象。
外来A級で注目なのは長田稚也と川口裕司、角南一如あたり。長田稚は上和田と同期の34期で、近況は大幅な成長を見せている。特に目立っているのは攻めの果敢さ。格上相手でも交わせそうな態勢ができれば、積極的に仕掛けていく姿勢が見られる。また、それに見合うだけの技量も身に付いている。川口は前走の地元で優出。スタートが早い方なので、レース序盤で有利な位置に付けられる。角南は前々走のSGで優出。タイムが出やすい川口の新走路で持ち味のスピードが更に生きてくる。
※5月10日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
______________________________
主な出場予定選手
______________________________
中村 雅人〔川口 S-6(28期)〕
若井 友和〔川口 S-15(25期)〕
大木 光〔川口 S-39(28期)〕
鈴木 清〔川口 S-48(23期)〕
佐久間 健光〔伊勢崎 S-38(26期)〕
上和田 拓海〔川口 A-4(34期)〕
古木 賢〔川口 A-207(31期)〕
森 且行〔川口 B-2(25期)〕