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松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。

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映画ロケ


 今年も水沢競馬場向正面の桜並木、見事に咲きましたね。みなさん花見にはいかれましたか?
 ところで、花見ついでに馬券を買ってみようか、と思う人ってどのぐらいいるのでしょうか。知られざる名所だったこの場所もしだいに知られるようになり、日曜日はけっこうな人出があるのですが、その割に入場ゲートとの間の道路を歩いている人は多くありません。向正面までの道のりは少々遠いこともあり、花見客は無料開放の駐車場に車を停めて花見だけ。一方、競馬ファンもレースを1つ2つお休みして桜の下まで行くよりは、スタンドからの遠望で十分と思うかもしれません。
 毎年考えるのですが、桜並木の一角に仮設の場外馬券場があればいいですよね。もちろん法的に実現は無理なのでしょうが、移動図書館やケータリングカーのようなかんじで、衛星回線か何かを使って発売とリアルタイムのオッズ表示、中継の出来る移動窓口があったら面白いなぁ・・・・夢ですね。
 じゃぁ仕方ないので私が一肌脱いで、並木の花見客から注文をお伺いして代わりに窓口にお遣いに行きましょうか・・・・あ、これも法に触れるなぁ。。。。


 話は変わりますがその桜並木、角川映画の「禅ZEN」でロケーションしているのですね。失礼ながら私はこの映画のことを全く知らなかったのですが、Youtubeで予告編を見たらば、タイトルバックの一番いいところに使われていました。確かにあの並木は樹の揃い具合といい密度といい非常に高レベルで、かつ背景に余計なものが全く映らない、ロケ地としては最高の条件で今まで使われなかったのがもったいなかったぐらいです。
 私は以前、あるフィルムコミッション、つまり映画などのロケーションを誘致しようという組織の設立に関する仕事を頂いたことがあります。岩手県内各地の市役所や役場などに「いい場所ないですか?」と聞いて集めた候補地のリストをもらって写真を撮って廻ったのですが、映画のワンシーンにふさわしい場所というのはなかなか難しかったです。例えば「美しい清水が湧いている」というところに行ってみると、近所の家からプラスチックの取水管が伸びていたりして。その点、水沢競馬場桜並木はゴミ拾いさえ必要ないくらいですからね。

(文/写真・佐藤到)

2009/04/22
その他
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第1回水沢終了

 平成21年度も第1回開催を終えました。みなさま、新年度の収支状況はいかがですか?調子いいっすか??・・・・そうですか。それはそれは・・・
 私はといえば、、、、ま、ここでは語りますまい。まぁ馬券の話はともかくとして、やはり毎週、馬の走る姿を見られるのは嬉しいものです。いや、嬉しいというよりは、安心するというか、どこかしっくりくる感じですかね。特に今年は3月の年度末開催に、私は私用や他の仕事、それにトウケイニセイのお披露目式典などがあって半日しか競馬場に行けなかったので、駆ける馬体に飢えていたのかもしれません。

 そういう意味では、カメラのほうも馬の撮影は2ヶ月ほどのブランクだったわけです。
 競馬ではよく300mmF2.8という重い望遠レンズを使うのですが、これの出番となるスポーツ系の撮影も冬の間はほとんどなく、例年撮らせてもらっているフィギュアスケートぐらい。今年はハクチョウなどの冬鳥を撮りにも行かなかったので、久しぶりに構えたこのレンズの重かったこと。。。。 冬の間もたま〜には筋トレをやっていたのですが、足りなかったようです。
 しかしそれでも、ファインダーに馬を捕らえるとそれなりに体は動くんですね。競馬の撮影を始めたばかりのころは久しぶりに馬を撮ろうとすると動きについていけず、開幕直後はブレたりフレーミングがイマイチな写真が多かったのですが、私も少しは体に競馬が染みついてきたのでしょうか。


 さて今度の週末、水沢競馬場は桜がちょうど見頃になりそうです。穴場的お花見スポットだった向正面の桜並木もだんだん世に知られてきて、いまさら紹介するまででもないでしょうが、ここの桜は本当に見事。このまま暖かい日が続けば早く散ってしまうことも考えられますので、みなさまぜひお見逃し無く、競馬場まで足をお運び下さい。

light       (文/写真・佐藤到)

2009/04/15
その他
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ドーピング薬物?

 高校野球、盛り上がっていますね。
 この原稿を書いている4月1日、岩手県勢として25年ぶりの準決勝戦に臨んだ花巻東高校は、宮城県代表の利府高校を逆転で下し、春夏を通じて初となる決勝戦に駒を進めました。因みに東北勢同士の準決勝も大会史上初だとか。
 この大躍進の原動力は、もちろんピッチャーの菊池雄星君。高校時代の松坂大輔選手よりも速いという球速を武器に三振の山を築きながら、攻撃でも適時打を放つ大活躍。まさに今大会の主役と言っても良いほどの存在となりました。プロ野球各球団が注目するばかりでなく、マリナーズのスカウトマンも来ているというウワサです。
 何より嬉しいのは、花巻東のナインが全員岩手県内出身だということ。高校野球というと有名校による有力選手の奪い合いが問題となっており、陰では「人買い」とまで言われていますよね。しかし花巻東は私立校ながら強引な選手集めは行っていないらしく、「岩手の選手だけで日本一になる」を合い言葉にここまで勝ち抜いてきました。以前、盛岡商業が高校サッカーで日本一になった際に、私はこのブログで岩手はスポーツが弱いというネタを書いたのですが、最近はずいぶん変わってきたみたいですね。
 これがアップされる明日には決勝戦の結果が出ます。果たして岩手の子らによる全国制覇は成されるのか?楽しみでなりません。


 高校球児達が元気に活躍している頃、私は少し体調を崩していました。ある日突然悪寒に襲われ、38度台の熱発、せき、喉の痛み。幸い熱は3日ほどで下がりましたが、その後も咳と喉の痛みは一週間以上続き、気管炎の疑いもあったので、今日、今更ながら病院へ行くことにしました。
 結果は・・・「大したことないから、お薬出しておきますね」ということでホッ。。。。
 さてその薬の中に、初めて見る「呼吸を楽にする薬」というのがありました。そのパッケージに書かれている薬品名は、『気管支拡張剤』。お?それって以前の凱旋門賞で話題になったあの薬品ですか?
 薬局で「スポーツの時に使うと能力が上がったりしますか?」と聞いてみましたが、薬剤師さんは「さぁ〜?ちょっとわかりません」との返事。試しにこれでジョギングでもしてみようかな?

medi090401.jpg    (文/写真・佐藤到)

2009/04/01
その他
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トウケイニセイに逢いに行こう!

 3月20日。私は岩手競馬の今年度最終開催が始まる水沢へは行かず、滝沢村にある「馬っこパーク・いわて」(http://umakkopark-iwate.org/top.htm)へ向かいました。地元TV局の報道陣も集まる中行われたのは、岩手の怪物と呼ばれた名馬・トウケイニセイの一般公開開始に先立って行われたセレモニー。式では馬主の小野寺喜久男さん、馬っこパーク・いわてを運営するNPO法人乗馬とアニマルセラピーを考える会の渡辺史朗理事長や現役当時のトウケイニセイを担当した獣医師の山手さんらの手によってテープカットが行われました。
 今さら解説するまでもありませんが、同馬はデビュー以来18連勝、41連続連対の大記録を持つ最強馬で、種牡馬生活を送った後は日高のエクセルマネジメントで余生を過ごしていました。今回は伝説の名馬に岩手競馬のファンがもっと気軽に逢いに行けるようにという関係者の願いが実現し、ここを終の棲家をすることとなりました。
 関係者のエピソード披露のあとはいよいよトウケイニセイの登場。馬っこパークスタッフの手によってトウケイニセイが曳かれてきました。1月12日の水沢競馬場以来となるトウケイニセイは長かった冬毛も大分さっぱりとし、体つきもふっくらしてきて人間でいえば80歳という年齢をあまり感じさせないほど。それどころかたくさんのカメラを前にやや興奮気味で、引き綱を放せばいまにも全力疾走しそうでした。

 余談ですが、山手獣医師は私の飼い猫がお世話になっている動物病院の院長先生。盛岡競馬場の厩舎でお仕事されているのは知っていましたが、トウケイニセイを診ておられたとは存じませんでした。またもう一人のボランティア獣医さんも大学時代のサークルの大先輩だったり、その先輩の奥様とも意外なつながりがあったりと、いやはや、馬の世界も狭いものですね。

 岩手の至宝・トウケイニセイとは、馬っこパークの休園日月曜以外はいつでも会うことができ、11〜13時までは放牧も行われる予定。またクラブハウスでは現役時代に勝ち取ったトロフィーや肩掛けなどの展示も行われます。ただし現在、同厩馬がやや体調を崩しているため厩舎への立ち入りを制限することがあるそうですので、確認してから出掛けるのが無難でしょう。

right    right   

(文/写真・佐藤到)

2009/03/25
その他
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スキーに行ってきました

 先週12日をもって岩手競馬は今年度の開催を終了、…じゃなかった。3月の1開催をまだ残しているから『冬休み』ということになります。これにより騎手などのリーディングも年度末まで確定せず、なんだかややこしいというか、すっきりしないところもありますね。
 まぁそれはともかく、気持ちの上での区切りとなる休催前まで今年は一度も雪による開催中止などが無く、順調に競馬が出来て何よりでした。組合と厩舎関係者のみなさま、そして応援してくれたファンの皆様、お疲れ様でした!…あ、休みと言っても南関東や九州で競馬を続けている方も多いのでしたね。私は彼らを応援に行く資金もなく、春まで生の競馬はおあずけとなってしまいます。。。。
 このブログは何かネタがあったら気まぐれに更新しますので、たま〜に覗いてみてください。



 さて早速ですが、先日、久しぶりに安比にスキーに行って参りました。説明するまでもないでしょうが、安比高原は岩手が誇る全国有数のスキーリゾート。最近スキーが下火になったとはいえ、まだまだ遠方からのツアー客も多いと聞きます。地元民にとっては豪華なホテルやペンションも関係なかったり、それどころか一流シェフのいる本格レストランを横目に、車の中でおにぎりを食べたりなんかするわけですが、それでも充実したコースと機動力のあるリフト類は滑りごたえ満点。岩手のスキー場は大きい所も小さいところもそれぞれに魅力がありますが、やはり安比の存在感は大きいです。
 ところでわたくし、このところスキーはあまり滑っていませんでした。昨シーズンこそ雫石スキー場の格安チケットが手に入ったので2回ほど滑りましたが、その前は数年のブランクが。決してブームが終わったら飽きたという訳ではないのですが、ヒマと金が…。こんな人が多いから、雫石ゴンドラが廃止になったり、八幡平スキー場が営業を休止したりするのでしょうね。寂しい限りです。
 私の滑りのほうはというと、意外とちゃんと滑れました。昨年もでしたが、身体が覚えているっていうヤツですかね。ただしマテリアル、つまりスキー用具のほうはひと昔もふた昔も前の物で、板は最近主流のカービングではなく細くて長いもの。しかも気が付いたら表面にヒビが入っていました。さらにストックに至っては、岩手に引っ越してスキーを始めた20年前のブツ!ちょっとハズカシイかな。。。。でも滑れりゃいいんです!
 肝心の雪質ですが、数日前に降った新雪がサラサラ。コース脇の雪を手に取り握っても雪玉にならないくらいで、これぞアスピリンスノーって感じで最高でした!日本海側の山とは雪質が違うとは良く言わ、あちらは水分が多くて雪が重いのだそうです。こちらの雪で滑ったらスキーの“切れ味“が良すぎて、自分がずいぶん上手くなったと勘違いしてしまうかもしれませんね。遠く首都圏や関西から来る人の気持ちも分かります。

 岩手競馬の無いシーズンはつまらないかもしれませんが、他にも岩手にはいろいろな魅力があります。時には冬の岩手にもいらっしゃいませんか?

2009/01/21
その他
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