松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。
松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。 再開初日の第2R、齋藤友香騎手(齋藤雄一きゅう舎・盛岡)が自きゅう舎のハッピーグローリーでデビュー。初騎乗、初勝利の快挙を果たした。「2番手をイメージしていましたが、思った以上にスタートが良かった。いい馬に乗せてもらえました。スタンドの応援は聞こえましたが、直線は追うので一杯でした。とてもうれしいです」とコメントした。
岩手所属の初騎乗初勝利は2016年、鈴木祐騎手以来10年ぶり。女性騎手では2002年、千田和江元騎手以来、24年ぶり。見事な騎手デビューだった。
9日メインはB1級一組による水沢1400m戦「夢・希望 未来へ前進」。格上馬、上がり馬、転入馬が入り交じったが、今回は格を重視するのが妥当だろう。
ファイナルキングは南関東6勝、A2級から昨年11月に転入。盛岡2戦は着外に終わったが、水沢1400mに替わって実力を発揮。ハヤテ特別を0秒7差で完勝した。前走は相手が骨っぽくなって8番人気に甘んじたが、好位キープから3着確保。これで通用のメドが十分立った。今回はA級からB1級へ降格した上、同じ水沢1400mが舞台。好走条件がそろい、順当に勝機を手にする。
グランジュールは中山ダート1200m3着1回から南関東へ移籍。1勝2着4回3着2回の成績を残してB3級から転入した。何よりも強みは1月29日まで実戦を使われてきたこと。勝ち味の遅さは否定できないが、ほかのメンバーはすべて2ヵ月以上の休養明け。大井1200mで好走実績があれば小回り水沢1400mも守備範囲と見ていいだろう。
パイアイヤーは東京ダート1300m1勝、川崎1勝から転入。左回りの盛岡で3勝をマークした。水沢に替わって3、5、4着と持ち味のまくり脚をフルに発揮はできていないが、入着を評価。ペース次第で連対確保のシーンまで。
コンチトーホクは門別1勝、中央、南関東3勝・C1級から転入。出走取り消しをはさんで3連勝をマークした。以降は順調さを欠き、昨年10月以来の実戦がネックだが、1400mがベスト条件。久々でも好勝負に持ち込む。
ビップアクアは転入初戦4着後、B1級から降級。5勝2着2回と連対を継続している。メンバーは強化されたが、中央ダート2勝、南関東B2級へ在籍した実力馬。ここでも格負けはない。
ゴレイジョウは中央1勝クラスから転入して5勝3着2回。当初は短距離専門だったが、1400m戦でも勝ち負けを演じている。大外に入ったが、逃げにこだわるタイプではないのも強調材料となる。
◎⑥ファイナルキング
〇①グランジュール
▲④パイアイヤー
△⑪コンチトーホク
△③ビップアクア
△⑫ゴレイジョウ
<お奨めの1頭>
5R ブレウディエス
中央1戦から11ヶ月の休養を経て転入戦を完勝。ハイタイムをマークした。降格馬が多いが、素質上位。好発進を決める

今週8日から岩手競馬が再開する。3月競馬の4週間(2開催)をステップに4月5日から2026年度がスタートする。メインは新シーズンの開幕を飾るネクストスター北日本(門別・岩手3歳交流)のトライアル「第51回スプリングカップ」(水沢1400m)。1着馬から3着馬に優先出走権が与えられる。
本命はもちろんディオニス。デビュー戦を10馬身差で圧勝し、3ヵ月休養後、復帰戦も完勝した。ネクストスター盛岡はラウダーティオ、交流・南部駒賞は4着に敗れたが、シーズン最終戦の金杯を圧勝。心身ともに成長したことをアピールした。
冬期間は福島県のテンコートレセンへ移動。坂路でしっかり鍛え直して帰郷。再会が非常に楽しみだ。父は昨年、皐月賞、有馬記念を制したミュージアムマイルを筆頭に活躍馬を多数輩出するリオンディーズ。今年の種付け料が1000万円へ一気にアップして話題を集めたが、ディオニスが岩手期待のリオンディーズ産駒。まずはスプリングカップを順当に制し、今後に弾みをつけたいところだろう。
イタズラベガはタイム差なし2着だったが、2戦目を快勝。以降は白星から遠ざかったが、軽快な先行力と粘りを武器に芝交流・ジュニアグランプリ3着。特に小回り水沢コースで持ち味をフルに発揮。若駒賞、寒菊賞、金杯で2着を確保した。金杯でディオニスとの1秒1差は決定的な差とも言えるが、仕上げに手間取らない小柄な牝馬。休み明け初戦に逆転の可能性がある。
ラブコラージェンは昨5月4日、いの一番の2歳新馬戦(盛岡ダート1000m)を2秒4の大差で圧勝。一躍注目の的となったが、以降は精彩を欠いて着外の連続。前途に暗雲が立ち込めたが、9月以降は1勝2着2回。軌道修正に成功した。気になるのは金杯12着だが、1400m短縮は好材料。冬休みでリフレッシュできれば反撃に転じて不思議はない。
ササキントサブロウは水沢850m・新馬戦を快勝。その後は入着一杯だったが、金杯で直線でいい脚を使って4着。兄はJpnIII・サマーチャンピオン(佐賀)を優勝したサヴィ。コース相性がいい水沢で大駆けがあるかも。
フォーエバートライは2歳新馬戦で最優秀牝馬、2歳最優秀馬とダブル受賞したセイクリスティーナを相手に完勝。その後は輸送難、折り合いに課題を抱えて苦戦を強いられたが、ビギナーズカップ4着、ネクストスター盛岡5着。ひと冬越してひと皮むけるか。
ロジータサンライズは門別7戦1勝から転入。当初は集中力を欠いていたが、ブリンカー着用が徐々に出てきた印象。前崩れになれば台頭十分。
◎①ディオニス
〇②イタズラベガ
▲⑤ラブコラージェン
△⑨ササキントサブロウ
△⑧フォーエバートライ
△④ロジータサンライズ
<お奨めの1頭>
3R ツワモノ
中央未勝利、岩手2勝、南関東3勝・C2級から再転入。格付けに恵まれた上、2月まで実戦を使われているのが強み。好発進を決める

2025年の岩手競馬レギュラーシーズンもいよいよ12月31日がラスト。近年は年明けの開催がなくなったので年の瀬の締めくくりと共に岩手競馬のシーズンも終了となっております。皆様のこの1年はいかがだったでしょうか?
自分は、年の瀬を慌ただしく過ごしつつ、来年も2月上旬には調教開始、3月8日からは3月開催がスタートとこの冬の間も慌ただしくなりそうです。ひとまず今年1年ありがとうございました。そして皆様良いお年を。
さあ桐花賞です。今年の古馬・3歳の各重賞戦線を盛り上げ賑わせてくれた馬たちが大晦日・最終レースで覇を競うこの戦い、本命は(3)ヒロシクンを採りました。
前走に予定していたトウケイニセイ記念が取り止めとなってローテーションに狂いが生じたのは確かですが、陣営は、元々やや詰まったレース間隔になる予定の所だったこともありむしろ余力を残して桐花賞に挑めるのでは・・・と前向きさを崩していません。4着だった昨年の雪辱、そして僅差で2着に敗れたみちのく大賞典の雪辱。それをここで果たしてくれるとみての本命視。ただ、12月31日の水沢の馬場は思ったほど軽くならずむしろパワーを要求する印象があって、それがどうか?という懸念は少し。
対抗は(4)リケアカプチーノを。3歳にしてみちのく大賞典制覇は地力の高さの証。北上川大賞典ではついに地元馬に先着された形でしたがそこは勝ち馬との距離適性の差であって2000mなら話は変わるはずです。極端な高速馬場・極端な前残りになると怖いと思っていましたが今の馬場傾向ならむしろこの馬に有利では。
3番手には(6)ライアン。今季ここまで重賞勝ちはなく来ていますが調子は安定、冬になってさらに上昇感も。できれば水が浮くくらいの馬場が良かったですが、しかし冬に走る馬ということなら侮れないとみての▲の評価です。
(2)サクラトップキッドを△にするのはもったいないですが、2000mが舞台だと他の馬が適性で上位かという点、高速馬場になるとそれも厳しいかと考えてのこの印でした。しかしパワー馬場なら戦いやすくなるかも。もう一頭は(11)スズカゴウケツ。"平場の鬼"ですが重賞でも少し展開が味方していればもっと勝てている力はある馬。外枠から揉まれず流れに乗れれば。(横川典視)
●12Rの買い目
馬単(3)=(4)、(3)=(6)、(3)=(2)、(3)→(11)
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先週12月23日(火)、最終12Rでショウナンナスカが完勝。この勝利で鞍上・山本聡哉騎手は年間217勝目をマーク。2023年1月3日、小林俊彦元騎手が保持していた岩手競馬の年間最多勝215勝を18年ぶりに更新したが、今度は自身の記録を塗り替えた。
今年、山本聡哉騎手は3月21日まで南関東で騎乗。翌々日23日から岩手競馬で騎乗を開始したが、ほかのジョッキーとは1開催(3月9日~18日)遅れてのスタートだったが、驚異的なスピードで勝利を積み重ねて12月23日終了時で217勝2着132回。勝率2割7分6厘、連対率4割4分4厘の数字を叩きだしている。今週3日間でどこまで自身の記録を更新するか注目してほしい。
30日メインは「スプリント特別」(オープン 水沢1400m)。距離に自信ありのメンバーがずらり。前日のハヤテ特別はオープン二組に対し、こちらは一組。重賞クラスの戦いとなった。
主軸にレディブラウンを推す。今季2勝2着1回3着2回だが、中身は非常に濃い。牝馬重賞・ヴィーナススプリントを完勝し、春の重賞・白嶺賞でスターシューターの2着を確保し、3走前には絆カップ2連覇を果たしたウラヤ相手に快勝した。
前走はスプラウティングが完勝したが、2着リュウノナポレオンとはアタマ差。絆C8着から軌道修正に成功した。水沢1400mは過去7勝2着1回3着2回。馬券対象から外れたのは一度のみと抜群の適性を誇っている。スターシューターの破壊力比較では見劣るが、安定度上位。軸に打ってつけ。
スターシューターは今季2戦目の重賞・白嶺賞を優勝。南関東10勝の地力をみせつけた。以降は伸びを欠いて7月、岩鷲賞から4ヵ月休養。馬体がすっきりして本来の動きを取り戻した。復帰後は3戦ともメンバー最速の上がりをマーク。脚質的に安定しないが、はまればあっさり逆転のシーンまで。
リュウノナポレオンは南関東未勝利だったが、2着2回3着3回から転入。3歳重賞・ウイナーカップを完勝した。古馬A級編入後は3戦連続で4着止まりだったが、前走2着でメドが立ったのは明らか。首位争いの一角を形成する。
シャイニーロックは中央ダート2勝、芝3勝から名古屋A級を経て岩手入り。C2格付けにも恵まれて6戦5勝の好成績から芝重賞へエントリー。いしがきマイラーズ、交流・OROカップと重賞2連勝を飾った。富士ステークスから帰郷後はダート2、5着だが、馬場が軽くなればエンジン全開。
ファイナルキングは南関東6勝・A2から転入。2戦着外だったが、前回快勝。初の右回りで勝利を飾って弾みがついた。
サラサワンは佐賀から再転入。初戦は1900mが長すぎて8着に終わったが、今度は守備範囲の1400mで反撃。
◎⑨レディブラウン
〇⑤スターシューター
▲⑦リュウノナポレオン
△⑧シャイニーロック
△⑥ファイナルキング
△①サラサワン
<お奨めの1頭>
6R ソノバシノギ
初の850m戦は2着だったが、以降はアッサリ2連勝。ペースにも慣れて本領を発揮した。今回も好スタートを決め、3連勝へまい進する

12月22日、第10R・B1戦でメイショウメイスイに騎乗した関本玲花騎手が優勝。岩手競馬歴代女性騎手の最多勝利記録を更新する通算210勝をマークした。これまでの記録は故・高橋優子元騎手の209勝だった。
関本玲花騎手
「直線でちょっと自分の馬が出てゴール板が近づいて"勝ったな"というところからちょっと実感が湧いてきました。210勝にあと1勝となった時は"早く勝たないと"焦った競馬になってしまったが、先週、今週くらいから考え込んでも仕方ないと思って少し開き直れた。来年に持ち越しかなとも思っていたので無事勝てて良かったです。ずっと目標にしてきた記録を超えることができたので今は次の目標は
思い浮かばないですが、来年は齋藤友香騎手もデビューするので、先輩らしく乗れるように頑張りたいですね」
29日メインは「ハヤテ特別」(オープン 水沢1400m)。各馬が一長一短のメンバー構成で波乱の要素も考えられるが、勢いと順調度を重視した。
タイセイアゲインは中央ダート3勝、南関東A2級から今年3月に転入。5勝2着1回3着3回の好成績を収めている。特に水沢コースは馬券対象から外れたのは4着1回のみで、ほかはすべて馬券対象。前々走・盛岡戦4着から水沢に替わって前回快勝と水沢コースに絶対の自信を持っている。
当初、重賞・トウケイニセイ記念に出走予定だったが、走路悪化のために取り止め。残念な結果になったが、そのうっ憤を晴らす格好の舞台。今回はA級復帰戦となるが、過去実績でも全日本2歳優駿4着などから、むしろ格上の存在。。今回も首位は譲れない。
サンエイコンドルは今春から好走を続けて4勝マーク。9月以降は精彩を欠いて鳴りを潜めていたが、前々走2着で健在を誇示した。前走9着だったが、自己ポジションを取れなかったのが敗因と解釈。水沢1400m5戦2勝2着1回と距離も問題なし。巻き返しに転じる。
リュウノメディナは南関東2勝・B3級から転入。初戦を快勝し、一戦置いて2連勝を飾った。以降は入着一杯だったが、前走2着に反撃。鮮やかなまくり脚を披露した。これで復活のきっかけをつかんだのは確実。前走タイムでもリードなら今回も好勝負必至。
ウイスキータイムは中央2勝クラス、園田、大井、門別と転籍して転入。初戦は逃げ一杯9着に沈んだが、前走・850m戦では2着を確保した。この落差はワンターン向きとも考えられるが、条件2度目でコースにも慣れたはず。
クイーンカードは先行力と粘りを身上として今季3勝2着5回3着2回。A級戦でも1勝をマークした。前半ハイペース模様になると苦戦を強いられるが、すんなりの流れになれば流れ込み十分。
ミヤギシリウスは脚部不安に悩まされて今季3着が最高だが、3歳重賞2勝。前走も7着だったが、復調の兆しがうかがえ軽視できなくなった。
◎⑥タイセイアゲイン
〇⑦サンエイコンドル
▲⑤リュウノメディナ
△①ウイスキータイム
△②クイーンカード
△④ミヤギシリウス
<お奨めの1頭>
4R ブルーフラット
名古屋C級から転入戦で2着を確保して上々の滑り出し。ここでは走破タイムが抜けており、勝機到来
