松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。
松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。 22日メインは3歳牝馬重賞「第51回あやめ賞」(水沢1400m)。このレースの1着馬から3着馬には4月19日、"GRANDAME-JAPAN 2026"3歳シーズン・留守杯日高賞の優先出走権が与えられる。
注目はもちろんセイクリスティーナ。デビュー戦は2着に敗れたが、その後は3連勝。まずは芝・若鮎賞、芝交流・ジュニアグランプリを制し、ダートでも牡馬相手に若駒賞、寒菊賞を圧勝。重賞4勝をマークし、12月31日、東京2歳優駿牝馬でアンジュルナの5着に健闘。以上の活躍から岩手競馬・2歳最優秀馬、最優秀牝馬に選出された。
冬休みは福島県のテンコー・トレーニングセンターへ移動。坂路で鍛え直して水沢へ帰郷。予定どおり今回のあやめ賞から留守杯日高賞の予定を組んでいるが、周囲の状況次第では4年前のミニアチュールと同様、牡馬クラシック路線を選ぶ可能性十分。昨年の2歳ナンバー1がどのような路線を歩むのか。まずはあやめ賞を順当に制し、好発進を決めたいところだろう。
グランドライブは高知・2歳新馬戦を勝ち上がり、5戦1勝3着3回。一度8着に沈んだが、出遅れが致命傷。道中もインで包まれる競馬を強いられた。その後、園田へ移籍してあっさり2連勝。特に前走は2着に1秒1差をつけて圧勝した。今回は移籍初戦だが、水沢は高知、園田、姫路と同じ右回り平坦コース。セイクリスティーナにどんな戦いで挑むのか注目が集まる。
本命対抗は迷いなしだが、3着以下が難解。展開次第で着順が替わるメンバー構成だが、イタズラベガを3番手筆頭にした。通算1勝のみだが、重賞・若駒賞、寒菊賞、金杯で2着を確保。小回り水沢で持ち味の先行粘りを発揮した。スプリングカップ6着の評価が分かれるが、勝ったディオニスが早めに交わしたため失速。自分の競馬ができれば巻き返しに転じる。
セロームは2勝馬。ほかにビギナーズカップ、寒菊賞、金杯で3着に突っ込んだ。魅力は自在脚質。金杯は2番手をキープしたが、差しもきくのが強味。今季初出走がネックだが、仕上がりの早さで定評がある小柄な牝馬。
マイダスタッチは昨年2勝2着2回。初重賞・金杯は8着だったが、スプリングカップでメンバー最先着の5着入線。これで今後のメドが立った。
クイーンオメガは2歳時、3勝3着1回でシーズンを終了。今季初戦は4ヵ月ぶりの実戦を問題にせず快勝し、今後に弾みがついた。
◎⑧セイクリスティーナ
〇⑩グランドライブ
▲④イタズラベガ
△⑦セローム
△⑥マイダスタッチ
△②クイーンオメガ
<お奨めの1頭>
3R フクチャンサクラ
東京芝1800m・新馬戦で5着確保。休み休みの実戦だが、前走・新潟ダート1200mで1分14秒4をマーク。格付けに恵まれた

3月15日に行われた重賞『駒形賞』は6番人気のボウトロイが優勝。準重賞勝ちはありましたが重賞勝ちはなかった同馬でしたが、10度目の重賞挑戦でついにタイトルを獲得しました。
8頭立ての少頭数となった駒形賞。その8番枠だったボウトロイは揉まれることなく2番手を確保、逃げたクロールキックをぴったりマークする形で進みます。余裕の手応えのボウトロイは3角手前で前に出るとそのままリードを拡大。後続も懸命に食い下がろうとしましたがボウトロイはそれらを全く寄せ付けずにゴール。自身初の重賞制覇を4馬身差の完勝で飾りました。この春8歳の同馬はこれが通算91戦目・19勝目。ベテラン健在をアピールする走りでシーズン初戦、見事に好発進を決めました。
今年は年が明けてから豪雪になり、2月になってもしばしば積もるほどの雪が降ったりしましたが、ここしばらくは雪も雨も降らず。先週もレース中に雪が舞うシーンがあったものの積もったりはせず・・・で、今週は馬場の回復が進んでかなりパワーを要する傾向になってきている印象です。
この後予想するOP級くらいの馬たちであればそれほど大きな影響は無いのかも・・・ですが、下級条件では時計がかかる・上がりがかかる傾向が強まるのでは。決め手を活かすタイプよりは先行馬優勢。そういう予想のスタンスが必要かもしれませんね。
今日のメインレースは11Rです。OP級850mの『スプリント特別』。最初のスプリント戦とあってか重賞級も顔を見せるなかなかの好メンバーになりました。
本命は(2)エイシントルペードを採ります。
昨年の転入直後に早池峰スーパースプリント、岩鷲賞とポンポンと重賞勝ち。その後は勝ち星なく終わったものの、左回りや1000m、1200mといった距離にも対応しつつ白星まであと一歩の戦いを続けていたのは評価しておきたい部分です。
今回は転入初戦で勝ったのと同じ850m戦。最初に触れたようになかなかの好メンバー、歯ごたえある面々ですが、この条件なら持ち味のスピードを十二分に活かせると見ました。
対抗は(3)メイショウイジゲン。勝ち星が一番多いのは1400m戦で距離は若干短いかとは思いますが、昨年の転入直後はOP級スプリント戦で好走、昨年後半はB1に降級して2勝でしたが、元A級馬もゴロゴロいる中で戦ってのこの結果なら評価が下がるものではありません。ここは距離対応がカギでしょう。
(4)スターシューターが三番手。前々走、この距離での49秒8はいくら重馬場とはいえそう簡単に出せるものではありません。ひと叩きされた後がよりベターといえるタイプでしょうがベストの距離なら。
(5)ビリーヴインミーをヒモとするのはちょっともったいない気はしますが、右回りの小回りでの1000m以下の経験がない点を一応懸念材料とみての△一番手、もう一頭は(9)グアドループ。戦績通りにベストは盛岡1000mでしょうがこの距離でもスピードは侮れず、力量も通用とみて。(横川典視)
●11Rの買い目
馬単(2)=(3)、(2)=(4)、(2)=(5)、(2)→(9)
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先週8日、再開初日に行われた「第51回スプリングカップ」(水沢1400m)は圧倒的1番人気に支持されたディオニスが7馬身差で圧勝。ひと冬を越して、さらにパワーアップしたことを証明した。
山本聡哉騎手「スタートが速かったら逃げの手も考えていたが、出方次第。外の馬(イタズラベガ)が先手を主張したので、掛かることを考慮して2列目を選んだ。今回は水沢コース2度目で動き方を学習したのか、すばらしい走りでした」とコメントした。
16日メインはA級二組「浅春特別」(水沢1600m)。上がり馬、格上馬が入り混じった上、各馬が一長一短のメンバー構成。人気は集中すると思うが、波乱の要素も含んでいる。
本命はサンマルクレイジー。中央ダート1200m1勝、障害3戦を経て転入。初戦は6着に終わったが、2戦目からあっさり3連勝を飾った。B2級特別・ノベンバーカップは2着に敗れたが、58キロの酷量が敗因。好位をキープしたが、最後の伸びが甘くなった。
続く一戦はB1昇級だったが、定量に戻って首位を奪回。最終戦の水沢1600mも0秒8差で圧勝した。今回からA級馬が相手となるが、勢いを重視。逃げがベストだが、控える競馬も問題なく昇級も突破できる。
逆転筆頭はレールガン。昨年はA級からB2級へ降格。相手が甘くなって8戦連続で馬券対象。2勝2着1回3着5回と抜群の安定感を発揮した。A級復帰後は勝ちきれなかったが、それでも2着3回3着1回と好走。桐花賞へも選出された。
身上とするのは豪快なまくり。追い込みタイプで展開に左右される面があり、年齢も今年9歳。その点に一抹の不安があるが、昨年はB2級だったとはいえ再開から2連勝。今年も健在を誇示するか。
グラシアスは中央2勝クラスから一昨年10月に岩手入り。1勝2着3回と好走した。昨年は1勝2着2回にとどまり、7月から4か月半の休養。順調さを欠いたのが痛かった。今季は順調なシーズン入りを果たし、昨春初戦も2着。強引にでもハナに立てれば持ち味の粘りをフルに発揮する。
サンエイコンドルは昨年9月以降は2着1回が最高。伸びを欠いたが、メンバーが強かったのも事実。こちらは昨年初戦を快勝して好発進を決めたように仕上がりに手間取らないタイプ。レース運びのうまさを前面に好勝負必至。
クリコマは気性面に課題を抱えて好、凡走の落差が激しいが、気分良くレースを運ぶことができればあっさりの実力を秘めている。揉まれない外枠を味方に一発を狙う。
アメイジングスターは成績が示すとおり相手なりに駆ける堅実さが武器。勝ちきれないのがネックだが、押さえ候補には欠かせない。
◎⑫サンマルクレイジー
〇⑤レールガン
▲⑦グラシアス
△②サンエイコンドル
△⑩クリコマ
△①アメイジングスター
<お奨めの1頭>
7R セイウォリアー
福島ダート1700m・2歳新馬戦で5着入線。この実績があれば3歳C2級はフリーパス。好発進を決める。

15日メインは復活した重賞「第28回駒形賞」(水沢1600m)。駒形賞の創設は昭和44年(1969年)。不来方賞、岩鷲賞も同年に創設され、長い歴史と伝統を誇る。当初はA級特別でスタートして当時の名称は『駒形賞典』。1973年に重賞へ格上げされたが、サラブレッド系B級重賞をメインに行われていた。
しかし1996年から特別に移行。クラスは何度かの変更があったが、2020年度から2024年度までC1級特別で実施され、今年度(2025年度)からオープン重賞へ格上げ。トライアルではないが、新シーズンの赤松杯、シアンモア記念につながる一戦となった。昨年の主役を演じたヒロシクン、リケアカプチーノはおそらく赤松杯から始動するが、この駒形賞をステップに赤松杯へ向かう馬も多いはず。今回は全馬が昨年12月以来の実戦。実力プラス仕上がりがカギを握る。
本命にショウナンナスカを指名する。中央8戦未勝利に終わり、獲得賞金が0円だったので最下級C2級へ編入。格付けにも恵まれたが、ワンサイド決着を決めて目下7連勝中。一戦ごとに相手が強化されたが、勝つたびに凄みを増す一方。リアルスティール産駒が素質を開花させた。
昨最終戦のB1級も5馬身差で完勝し、ノンストップでオープン入り。いきなり重賞へ名乗りをあげたが、上記にも書いたが、岩手トップグループが不在。自身の位置を試す意味でも手ごろなメンバー構成なら追いかける手。好発進を決め、新シーズンへ弾みをつける。
逆転筆頭はトーセンマッシモ。昨年4勝2着3回。2度の出走取り消しがありながら7月から6戦連続で連対を確保。平場戦だったとは言え、抜群の安定感を誇った。昨シーズン初戦は10着だったが、4ヵ月ぶりの実戦に加えて重賞・栗駒賞では仕方なし。それに対し、今回は2ヵ月半ぶり。ショウナンナスカは初オープン戦に一抹の不安を抱え、最も計算できるのがトーセンマッシモ。こちらを主軸視する手も十分ある。
レライタムは大井デビュー戦2着。以降は気難しい面を出して凡走の連続だったため3歳6月の一戦後に去勢。その効果が徐々に現れて大井で3勝目をマーク後、岩手入り。3勝2着2回3着1回とすべて馬券対象を果たして重賞へ名乗り。一気にメンバーが骨っぽくなって北上川大賞典5着が最高だっが、桐花賞では6着だったが、優勝馬とは1秒差。着実に地力をつけているのは間違いない。
ボウトロイは昨年3勝2着3回3着2回で健在を誇示。相手なりに駆ける堅実さを身上とする。終盤3戦は着外だったが、疲れも出た印象。その意味で冬期休養は好材料。リフレッシュできたとすれば好勝負に持ち込める。
クロールキックは門別から転入後、2歳・寒菊賞、3歳・スプリングカップと重賞2勝。その後は順調さを欠いて休み休みの実戦で昨年は大井2戦、中央1戦のみ。しかしテッポーがきくタイプでノーマークにできない。
◎②ショウナンナスカ
〇③トーセンマッシモ
▲⑤レライタム
△⑧ボウトロイ
△⑥クロールキック
<お奨めの1頭>
2R エコセーズ
昨年5月以来の実戦だが、中央ダート1200mで9、11着。格付けに恵まれた上、能力検査を叩いて態勢も整った

いよいよ春を迎えた岩手競馬。その春競馬スタート!の3月8日に行われた3歳馬の重賞『スプリングカップ』はディオニスが7馬身差の完勝。奇しくも前走「金杯」と同じ着差の勝利で春初戦を飾りました。
「自身の出脚が速ければ逃げる事も考えていたが、外の馬が行きたがっていたので切り替えて2,3番手で」と序盤を振り返った山本聡哉騎手。イタズラベガやラブコラージェンら数頭が先行争いをする、それを直後のラチ沿いを追走しながら様子をうかがっていたディオニスでしたが手応えは最後までライバル達を上回っていました。
3角過ぎに仕掛けたディオニスは軽く行き脚を付けた程度ながら鋭く反応、先行勢を外から交わして前に出ると直線はもう後ろの様子を見ながらの走りで差を拡げていきます。終わってみれば7馬身差、これは金杯で2着以下に付けたのと同じ差。開幕日の重賞でも強さを見せつける結果となりました。
2着は5番人気ロジータサンライズ、3着は10番人気ブライオンが食い込んで3連単は小波乱。ここまでの3頭がネクストスター北日本の優先出走権を獲得しています。
8日、9日と進んできた春競馬ですが、荒れてますね~。水沢のダートコースは例年の今時期ほど力を要する感じではないと思うのですが先行有利の傾向は強め。馬の仕上がり具合もあって意外な人気薄が逃げ切る・前で残るパターンが多いように感じます。馬券を購入する際はできれば馬体重やパドックの気配を含めて検討したいところ。
予想に行きましょう。今日のメインレースは11R、B1級1600mの『雪柳賞』。本命は(5)スノーパトロールを採りました。
昨年後半のA級戦では1勝のみに止まりましたがある程度前目で流れに乗って4角で先頭に迫るくらい・・・というパターンにうまく持ち込めれば上位争いができていた。着順の数字は展開による部分が大きいと考えたいところです。どちらかといえば冬~春の涼しい時期が良いタイプ、一つ降級したのも好材料でしょうし、馬場傾向も味方に付けて好走パターンに持ち込めれば勝機もあると判断しての本命。
対抗は(4)ケープライトを。こちらも昨年は未勝利に終わっていますがA級特別で大崩れしていません。例年春先の成績がもうひとつですがそれはA級スタートだったこともあるでしょう。B1では力量上位と言えるはず。
三番手は(1)サンエントジアスタでどうでしょうか。昨冬あたりももうちょっと展開が向いてくれていればもっと上の着順が・・・という印象がありました。本来は中団で戦える馬ですし、内枠が味方になれば上位に食い込めて良いと見ます。
以下は大外枠はちょっと不利ですが先行できればの(11)サンエイブレーヴ、B1上位組だとまだ少し安定感を欠きますが力は付けている(7)リュウノハイルを。なお繰り返しになりますが全馬とも春初戦の休み明け、馬体重には注意を。(横川典視)
●11Rの買い目
馬単(5)=(4)、(5)=(1)、(4)=(1)、(5)→(11)、(5)→(7)
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