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今週の見どころ(10/19~10/21)

2024年10月17日(木)

 4歳シーズンの三冠は、6月の柏林賞、9月の銀河賞ともタカラキングダムが勝利しており、1月の天馬賞で史上6頭目の全制覇を目指します。それとは別に、11月10日には牝馬限定のクインカップが組まれています。世代限定の牝馬重賞ではラストとなる一戦の前哨戦となるのが、21日(月)のメインに実施される紅バラ賞です。ばんえいオークス馬ルイズはすでに引退しており、2歳シーズンの黒ユリ賞優勝馬スーパーチヨコが唯一の重賞ウイナーとなります。紅バラ賞、クインカップともクラス別定重量戦だけに、ここでの結果は本番でも参考になるはずです。

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【第14回開催4日目】
 10月19日(土)のメイン第11レースには、桔梗特別(A2級-1組・20:00発走予定)が行われます。

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 前開催の寒露特別(A2・B1級混合)の勝ち馬マサタカラも参戦してのほぼ再戦です。
 しかし、注目は別路線組から3歳馬◎ミチシオ。4走前の重賞・はまなす賞5着でA2へ昇級したのは不運でしたが、初戦のポテト特別(A1・A2級混合)で2着争いに加わっての5着とこのクラスでもやれる力を示しました。負担重量の695キロは初ですが、次開催のばんえい菊花賞でA2級馬は710キロを課されるだけに、メドの立つ走りを期待します。
 寒露特別は6着までが4秒9差という接戦。1番人気で4着○ジェイライフが相手筆頭です。ポテト特別の勝ち馬で、前走は残り20メートルまで先頭と、賞金ハンデ10キロ増を考えれば負けて強し。展開次第で勝ち切れるはず。
 前開催では実施されなかった馬場のハローがけが、今週18日に行われています。時計がかかる馬場になれば、6着▲リュウセイペガサスの巻き返しも期待できそう。
 もちろん前走直線まとめて差し切った△マサタカラも有力です。

【第14回開催5日目】
 10月20日(日)のメイン第11レースには、秋雲特別(A1級-2組・20:00発走予定)が行われます。

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 今季の収得賞金が多いA1級馬は、今開催では14日の神無月特別を使われ、センリョウボスがオープン馬に割って入り2着に健闘しました。
 注目は◎カイセドクターです。前開催のガールズケイリンDAY24(A1級)では、センリョウボスから4秒6差の4着。2開催前のA1級・秋陽特別を逃げ切って勢いに乗る勝ち馬には及びませんでした。しかし障害を1~3番目に降りた上位3頭が不在なら、ペースが楽になり巻き返しが期待できます。
 ○マルホンリョウダイは、秋陽特別がメンバー最先着の3着。積極策に出た3走前が障害で苦戦(10着)したからか、障害でためて末脚を生かしました。この走りができればここでも上位争い可能。
 ▲ギンジも決め手があり、秋陽特別ではマルホンリョウダイより後方から伸びて5着でした。ガールズケイリンDAY24で崩れた障害の立て直しがカギですが、船山蔵人騎手への手替わりは歓迎でしょう。
 △アアモンドキーマンは、近2走がB1級相手とはいえともに2着。相手強化でも好調さは侮れません。

【第14回開催6日目】
 10月21日(月)のメイン第11レースには、紅バラ賞(4歳牝馬オープン・20:00発走予定)が行われます。

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 A2級のスーパーチヨコがトップハンデ670キロですが、B3級の最軽量4頭とは20キロ差しかつきません。
 中心はもちろん◎スーパーチヨコ。前走の重賞・銀河賞では1、2着馬からは離されたものの、素晴らしい切れ味を発揮し、4着以下を寄せつけない3着でした。牝馬同士では、黒ユリ賞1着、ばんえいオークス2着があり、4歳牝馬の格付ではこの馬に次ぐのが前走がB2昇級初戦だったアバシリモミジと断然の実績を誇ります。重賞・クインカップへ弾みをつけたいところ。
 格付重視で○アバシリモミジが相手筆頭。過去10走【4-2-1-3】と充実しており、B2初戦の前走2組は逃げ切り圧勝でした。ただ今井千尋騎手のお手馬で常時10キロ減があっての結果。減量が適応されないここでどうかという不安はあります。
 ▲クリスタルジェンヌは、今年1月の準重賞・ばんえいプリンセス賞(4歳牝馬オープン)でスーパーチヨコとの追い比べを制しました。当時は雪が降る特殊な条件だったとはいえ、強敵を破っているのは評価できます。
 △ミュウは、ばんえいオークスの4着馬。今回より10キロ重い670キロで障害をひと腰で越えているのは魅力です。

10/13ナナカマド賞回顧

2024年10月15日(火)

キョウエイエースが2歳一冠目制す

 10月13日(日)には重賞・ナナカマド賞(2歳オープン)が行われ、障害を先頭で越えた単勝1番人気のキョウエイエースが、一旦は2番手通過のスーパーシンに交わされたものの、ゴール前でとらえ2歳シーズン一冠目を制しました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.アバシリタカラコマ(570) 25.9
 2.サッコ(550) 34.9
 3.ウンカイマジック(550) 31.2
 4.アルイテイコウ(570) 22.5
 5.スタージャガー(570) 8.0
 6.スーパーシン(570) 2.9
 7.アグリホープ(570) 23.9
 8.キョウエイエース(580) 1.7
 9.ヤマノドラゴン(570) 50.9
 10.シンザンパワー(570) 58.2

 前哨戦ともいえる2歳牡馬オープンの青雲賞を快勝したキョウエイエースが、他の牡馬より10キロ重いトップハンデ580キロながら単勝1.7倍で1番人気。青雲賞2着のスーパーシンはキョウエイエースとともに出走メンバー最多の4勝という実績で2.9倍の2番人気で、2頭に人気が集中。デビューから3連勝を挙げ、青雲賞では4着だったスタージャガーが8.0倍での3番人気で続きました。

 第1障害はキョウエイエース、スーパーシン、スタージャガーと上位人気3頭がほとんど同時に越え、アグリホープも差なく続きます。位置取りを上げたアルイテイコウが一旦抜け出す場面もありましたが、前はほとんど横一線で進み、ヤマノドラゴンも加わった6頭がほとんど同時に第2障害下に到達。前半は52秒というペースで流れました。
 第2障害にはスーパーシンが最初に仕掛けましたが、連れて仕掛けたキョウエイエースが先頭でクリア。スーパーシンは差のない2番手で、アグリホープとスタージャガーがほとんど同時に3、4番手で通過して後続はやや離れます。
 障害を降りた勢いでスーパーシンがキョウエイエースを交わして一旦は1馬身ほど前に出ます。しかし残り10メートルからスーパーシンの脚色が鈍ると、最後まで懸命に歩を進めたキョウエイエースがゴール前できっちりと差し切って勝利。スーパーシンはコンマ4秒差の2着で、人気2頭の決着。後続は離れ、障害6番手からじわじわと脚を伸ばした9番人気のヤマノドラゴンが3着に入りました。

 キョウエイエースはトップハンデを克服しての勝利で、19年キョウエイリュウと兄弟でのナナカマド賞制覇となりました。二冠目・ヤングチャンピオンシップの出走権を得るには産地特別で2着以内に入る必要があり、同じ十勝産駒のスーパーシンと再度の対戦となりそうです。

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菊池一樹騎手「正直に嬉しいです。兄がキョウエイリュウということもあって本当に素晴らしい馬だと思います。反応の鋭さとスピードがあり、真面目で行きたがってすごいです。今日は馬場が本当に重たかったので、第2障害で失敗しないように気をつけました。重量も関係なく今日も素晴らしい手ごたえでした。(第2障害越えてからは)ハンデ差があったので正直負けるかと思いましたが、最後に相手が詰まってくれたのはラッキーでした。これからもハンデを背負っていく立場だと思いますが、この世代のトップに立ちたいと思うので一生懸命頑張ります」

ナナカマド賞 予想結果

2024年10月14日(月)

今週は目黒さんが的中も......

今年度の予想対決第11Rはナナカマド賞。障害を先頭で越えた単勝1番人気キョウエイエースが、一旦は2番手で越えた2番人気スーパーシンに交わされたものの、ゴール前で差し替えして勝利。スーパーシンは2着で人気2頭の決着。予想対決は3着に9番人気の伏兵ヤマノドラゴンが入ったことで馬複を選んだ目黒さんのみの的中となりました。

目黒:馬複3000円的中! 収支-900円

【集計】投資額 6,000円×11R=66,000円

 赤見  +32,000円
 荘司  +18,100円
 斎藤  +10,030円
 矢野  -20,460円
 目黒  -50,850円
 須田  -56,900円
---------------------------------------
 紅組  -750円
 白組  -67,330円

10/13ナナカマド賞予想 荘司典子

2024年10月12日(土)

キョウエイエースの兄弟制覇に期待

 昨年のナナカマド賞は1番人気ホクセイポルシェが制しましたが、2着7番人気アヤノダイマオー、3着8番人気ショータイムで3連単は17万5230円と波乱の決着。このばんえい競馬情報局の馬券対決でも的中者無しという結果でした。

 不確定要素が多い2歳重賞。とはいえ2021年は1、2、3番人気と人気通りの決着。一昨年2022年は2、1、3番人気の順で決着と、キャリアが浅くとも上位人気で決まる年もあって...果たして今年はどうなのか?という点が予想のポイントになります。

 本命は青雲賞を制したキョウエイエース。メムロボブサップをはじめ後々の活躍馬を輩出しているこのレース。先輩たちが克服してきた580キロをクリアして、この先のさらなる飛躍にも期待しています。半兄キョウエイリュウは2019年の勝ち馬で、兄弟制覇も楽しみですね。

 相手筆頭は青雲賞3着のアバシリタカラコマ。2020年の勝ち馬アバシリサクラの半弟で、こちらも勝てば姉弟制覇です。▲は青雲賞2着のスーパーシン。今年は上位人気での決着になるとみましたが、中でも妙味のありそうなアバシリタカラコマとの組み合わせは馬複で勝負してみます。

◎8 キョウエイエース
◯1 アバシリタカラコマ
▲6 スーパーシン
△5 スタージャガー

馬複
1-8 2000円
3連複
1,8-5,6 各2000円 計6000円

10/13ナナカマド賞予想 須田鷹雄

青雲賞1、2着馬の争い

 ◎キョウエイエースと○スーパーシンの2頭が抜けているという印象。戦績としては前走を含めるとキョウエイエース>スーパーシンなのだが、10キロ差がつくと2頭のどちらが先着しても不思議はない。

 キョウエイエースには兄弟制覇の期待がかかるが、キョウエイリュウはデビューからずっと大きな着差をつけ続けていて、ナナカマドの前走がはじめての接戦だったが、そのときは既に相手に5~10キロのハンデを与えている状態だった。

 青雲賞が6秒差で今回ハンデ差がつくこと、スーパーシンが2回先着していることを考えると、この2頭のアトサキを無理に決めるより、この2頭でワンツーと決めて3着候補を選ぶほうが話も早い。

 3着候補筆頭は▲スタージャガーで、この馬は場合によっては2着に割って入ってくる可能性もある。あとは◎○に挟まれる形で併せ馬になれば頑張れそうな☆アグリホープと、青雲賞3着の△アバシリタカラコマ。

◎8 キョウエイエース
○6 スーパーシン
▲5 スタージャガー
☆7 アグリホープ
△1 アバシリタカラコマ

3連単
6,8→6,8→1,5,7 各1000円 計6000円

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