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2/18チャンピオンカップ予想 須田鷹雄

重量に恵まれたアオノブラック

 昨年はアオノブラックが860キロで大敗、メムロボブサップが850キロで3着。820キロだったメジロゴーリキとインビクタが1、2着した。

 別定条件の妙というか、今年は状況が一転してメムロボブサップが860キロのトップハンデ。アオノブラックが830キロと恵まれ、メジロゴーリキの840キロより軽いということになった。

 これでは◎アオノブラックの1着固定でいくしかない。逆転があるとしたら同馬より重量の軽い馬だが、アローリキヒメはさすがに厳しいと思うし、インビクタは障害にリスクがある。ヘッチャラは5歳で◎と20キロ差、重量の絶対値に対する経験も無いとなると、さすがに逆転を期待するのは酷だ。

 ここはひねるよりも絞るレース。2着は○メムロボブサップと▲メジロゴーリキを想定しておけばよいと思うが、どちらか片方が崩れることはありうると思うので、△インビクタと△ヘッチャラも3着には付ける。

◎5 アオノブラック
○6 メムロボブサップ
▲3 メジロゴーリキ
△2 インビクタ
△4 ヘッチャラ

3連単
5→3,6→2,3,4,6 各1000円 計6000円

2/18チャンピオンカップ予想 矢野吉彦

古馬重賞実績あるインビクタに注目

 なんとまぁ堅い決着だったことか!黒ユリ賞は大幅なトリガミでした。いよいよ後がなくなってきましたね。

 で、チャンピオンカップです。上下100㎏の重量差があるレースなんて、めったにありませんよ。これは見ものだと思います。

 それはさておき、ここは破れかぶれの穴狙いでインビクタを軸にしました。いっそのことアローリキヒメにしようかとも思ったのですが、このメンバーの中で狙う勇気は出ませんでした。インビクタなら古馬重賞の実績もありますから、何とかしてくれるのではないかと......。

 相手が5頭しかいないので、アオノブラックとメムロボブサップに1500円ずつ、他の3頭に1000円ずつ流します。

 これが終わると、残るは3月の3戦だけ。ハッキリ言って、逆転でトップに立つことも黒字転換させることも無理だろうな、と思っている今日この頃です。では、今回はこのへんで。

◎2 インビクタ
○5 アオノブラック
▲6 メムロボブサップ
△3 メジロゴーリキ

ワイド
2-5,6  各1500円
2-1,3,4 各1000円 計6000円

2/18チャンピオンカップ予想 斎藤修

2024年2月16日(金)

この重量ならアオノブラック断然

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎5アオノブラック
 ◯2インビクタ
 ▲3メジロゴーリキ
 △6メムロボブサップ

 馬複
 5-2,3 3000円 計6000円

今週の見どころ(2/17~2/19)

 18日(日)のメインには、重賞・チャンピオンカップが組まれています。今季重賞勝ちがある4歳以上による選抜戦。オープン馬には今季の収得賞金220万円につき10キロのハンデが課されます。例年、重量差が大きくつき、昨年はアオノブラックの860キロから条件級の4歳牝馬ダイヤカツヒメまで100キロ差。今年も登録時点でメムロボブサップの860キロから最大100キロ差となっています。しかし若い条件馬は重量経験がないケース多数。若馬にとっては負担重量の、実績馬にとっては重量差の克服がカギとなる重賞といえます。

オッズパークLOTO キャリーオーバー情報】(※前週終了時点)
7重勝単勝式…34万1,250円
5重勝単勝式…29万5,540円

※今週のイベントはこちら
※開催日程/時刻についてはこちら
※オッズパークのキャンペーン情報についてはこちら

【第23回開催4日目】
 2月17日(土)のメイン第11レースには、スナックバス江が流行る記念(A2級-1組・18:40発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 前開催のA2級-1組は平場戦で、1、2着馬は今回不在となっています。同レースから参戦してきた明け5歳馬に注目します。
 ◎ジャパントップは、前開催の1組で7着。明け5歳は平場戦での減量がなくなっており、見せ場を作れませんでした。しかしA2級-1組の特別戦(混合戦含む)では、前々走まで4戦続けて2着と好勝負できていました。賞金ハンデ10キロは多少堪えそうですが、巻き返しがあるでしょう。
 ○スーパーシンデレラは、2開催前のガーネット特別で2着ジャパントップから3秒8差の4着でした。今回はハンデ差が20キロから25キロに広がっており、チャンスは広がります。
 6歳以上の大将格は▲マツノタイガー。ガーネット特別は5着でしたが、前回馬券絡みした5走前に手綱を取っていた鈴木恵介騎手が騎乗するのがなにより。
 △ジェイヒーローは、ガーネット特別で逃げて3着。特別戦でのハンデが厳しくなる明け4歳の初戦で上々の結果。当時より馬場が重くなりそうですが軽視できません。

【第23回開催5日目】
 2月18日(日)のメイン第11レースには、重賞・第45回チャンピオンカップ(4歳以上選抜・18:25発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 回避馬が出たため6頭立て。しかし今季古馬重賞(牝馬限定戦除く)の勝ち馬では、もともと登録がなかったサクラヒメ(ドリームエイジカップ)を除く4頭とも参戦し少数精鋭での争いです。
 ◎アオノブラックは、岩見沢記念、北見記念の重賞2勝。帯広記念は6着でしたが、メジロゴーリキ、コウテイといったパワーある馬が馬券絡みしていたことから条件的に向かなかったかもしれません。今回の830キロは岩見沢記念と同じで、ほかの有力馬と比べハンデに恵まれています。トップハンデ860キロで7着だった1年前の雪辱を期します。
 ○インビクタは、ばんえい十勝オッズパーク杯を勝利。高重量になるシーズン後半に成績を落とす傾向がありますが、820キロは昨年メジロゴーリキの2着と力を出せる重量です。
 明け5歳は三冠馬キングフェスタが回避し、はまなす賞馬で三冠すべて3着以内の▲ヘッチャラと、クインカップを勝った女王アローリキヒメが参戦。ともに重量は未知数ですが、それでも軽ハンデは魅力です。
 重賞3勝△メムロボブサップは、860キロという重量に不安はありませんが、アローリキヒメと100キロ差もあるのは気になります。

【第23回開催6日目】
 2月19日(月)のメイン第11レースには、ウインターカップ(オープン・18:40発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 前週に行われた準重賞・ウィナーズカップや前日の重賞・チャンピオンカップに出走資格がないか、出走基準に満たなかったオープン馬たちの争いです。
 前走が1組のミツウマオーセンティック杯だった馬から◎トワトラナノココロに注目。障害が切れなかったのが直接的な敗因で10着でしたが、生涯初のオープン-1組挑戦でメムロボブサップら一線級の壁に跳ね返されたかたち。2走前の昇級初戦はA1混合で2組の睦月特別とはいえ、逃げて3着と悪くなかっただけに、大幅に相手が下がるここは見直せます。
 ○クリスタルコルドは、前走の5歳オープン・ダイヤモンドダスト賞では6着でしたが、自己条件では6戦続けて4着以内(2勝、2着2回、3、4着各1回)と崩れていません。歓迎材料は、近走相性がいい島津新騎手に乗替わることです。
 ▲ヤマノコーネルは、睦月特別の5着馬で、ダイヤモンドダスト賞でも4着と続けて末脚を生かせています。ただここはクリスタルコルドより賞金ハンデが5キロ重いため3番手評価。
 △ミノルシャープは実績最上位といえますが、今季未勝利で連争い候補です。

2/11黒ユリ賞回顧

2024年2月13日(火)

スマイルカナが断然人気に応える

 2月11日(日)には重賞・黒ユリ賞(3歳牝馬オープン)が行われ、単勝1番人気のスマイルカナが優勝。障害先頭通過から後続を引き離す圧勝で、2歳シーズン女王に就きました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.マルホンマユヒメ(640) 34.0
 2.オオネガイキンヒメ(640) 8.6
 3.アアモンドミヤビ(640) 26.7
 4.クリスタルイプセ(640) 3.7
 5.スマイルカナ(640) 1.5
 6.ヤマノヒメ(640) 31.6
 7.ジェイミユウ(640) 95.9
 8.カフカ(640) 24.5
 9.イワキエンジェル(640) 86.2
 10.ホクショウレディー(640) 17.1

 出走10頭のうち重賞経験があるのは2頭というメンバー構成。なかでもスマイルカナはナナカマド賞5着の入着歴があり、世代牝馬最多の6勝を挙げていることから単勝1.5倍と圧倒的支持を集めました。いちい賞、北央産駒特別と特別戦を2勝しているクリスタルイプセが3.7倍で2番人気。近2戦がともに3着で出走馬で馬体重が唯一、1000キロを超えているオオネガイキンヒメが8.6倍で3番人気。前走3歳B級-2組を勝利したホクショウレディーが17.1倍で4番人気と、以下は離れたオッズとなりました。

 第1障害を越えてオオネガイキンヒメが先行し、スマイルカナ、アアモンドミヤビと追走しますが、各馬ふた息入れたところでほとんど横一線。その後はスマイルカナがわずかに先頭で進み、そのまま第2障害下に到達。前半は68秒というペースで進みました。
 障害下では、スマイルカナの手綱を取る西謙一騎手が一時座り込んで十分に息を入れると、西騎手の仕掛けに反応してスマイルカナが一気に障害を駆け上がり先頭で越えます。クリスタルイプセもこれに続いてのひと腰で、オオネガイキンヒメが3番手で通過。やや離れてジェイミユウ、カフカが続きました。
 スマイルカナは残り20メートルまで駈足で進み、後続を徐々に引き離すと最後まで脚色衰えることなく歩き切って圧勝。クリスタルイプセはゴール線上で一杯になりましたが、すぐに立て直して2着。3着にはオオネガイキンヒメが入り、障害通過順かつ人気順での決着となりました。

 勝ったスマイルカナは、前走で牡馬相手の3歳A級-1組を勝利しており、同世代牝馬同士の定量戦となった今回は、圧巻のレース内容で世代女王の座に就きました。
 2着のクリスタルイプセは近走馬体重が減少傾向にありましたが、今回はプラス20キロでデビュー以来最高の988キロと充実ぶりを見せました。スマイルカナとともにこの世代の牝馬戦線をけん引する存在となりそうです。

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西謙一騎手「いつも牡馬と走っても勝ち負けしていた馬なので(重賞を)獲れるかなと思っていましたが、ここで獲れてよかったです。すごく真面目な馬で、いつも一生懸命走ってくれる馬です。(レース前は)どんな展開になるかと思いましたが、すごく息の入る展開で楽に運べました。馬なりで行けたので障害の下だけ持ってかれないように気をつけました。障害を降りた後はすごく息が入っていたのでゴールまで保つかなという感じでした。来年度はばんえいオークスと、牡馬ともどれだけ戦えるか楽しみにしています」

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