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5/7カーネーションカップ予想 赤見千尋

2度目の制覇なるかナカゼンガキタ

 今シーズン最初の重賞だったばんえい十勝オッズパーク杯は、まさかまさかの決着となりましたね。メムロボブサップでテッパンかと思いましたが、そんなに簡単ではなかったです。

 さてシーズン初的中目指してカーネーションカップ。
 そもそも牝馬戦線が難しい上に、サクラヒメが今シーズン初戦ということでさらに難解な一戦です。

 本命にしたのはヒロインズカップを制したナカゼンガキタ。
 第2障害を3番手で越えると、直線の脚は素晴らしかったですね。カーネーションカップは2020年に670キロで制しています。そこから10キロ重いですが、さらに力を付けている今ならば問題ないでしょう。

 サクラヒメの取り扱いに迷うところですが、スムーズならばあっさりもある馬なので対抗にします。

 アバシリサクラはサクラヒメと同世代でちょっと陰に隠れてしまった印象もあるものの、670キロであれば上位争いに食い込んでもおかしくありません。

 昨シーズンは不振が続いたシンエイボブの巻き返し、690キロでもミソギホマレ、4歳馬のダイヤカツヒメまで。

◎6 ナカゼンガキタ
○1 サクラヒメ
▲7 アバシリサクラ
△10 シンエイボブ
△3 ミソギホマレ
△5 ダイヤカツヒメ
△9 ピュアリーナナセ
 
3連複1頭軸ながし
6-1,7,10,3,5 各600円 計6000円

5/7カーネーションカップ予想 荘司典子

690キロでもサクラヒメに期待

 ばんえい十勝オッズパーク杯は障害を先頭で越えたインビクタの勝利。7歳世代のインビクタが人気の2強に勝ったのは良かったのですが、メムロボブサップが障害に苦戦して8着。こういうことがあるのがばんえい競馬の難しさであり面白さでもあるのだけど、想定できなかったのは無念。初戦から手堅く当てる気満々だったので、お恥ずかしい限りです。

 さあ、気持ちを切り替えてカーネーションカップ。2020年の勝ち馬ナカゼンガキタに注目してみました。去年、一昨年はこの時期を休養していましたが、今季は開幕週から始動して2着と順調さが伺えます。明け9歳になってから1月のヒロインズカップも制し、ベテランの女傑まだまだ健在。

 サクラヒメとミソギホマレは690キロのハンデがどうか。660キロのダイヤカツヒメは斤量的に魅力十分ですが、4歳でこのレースを勝ち切るにはミスタカシマ級の活躍をしていないと難しいのでは...と、人気馬に不安点があります。ということでここはベテランの出番とみて、ナカゼンガキタを軸に馬券を買いたいと思います。

※ナカゼンガキタ競走除外の知らせを受けて、急きょ変更させていただきます。
 690キロは厳しい条件ではありますが、ここまでの実績を踏まえてサクラヒメから勝負。

◎1 サクラヒメ
◯5 ダイヤカツヒメ
▲3 ミソギホマレ
△7 アバシリサクラ
△10 シンエイボブ

馬複
1-3,5  各2000円
1-7,10 各1000円 計6000円

5/7カーネーションカップ予想 斎藤修

2023年5月 5日(金)

このハンデ差ならサクラヒメ

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎1サクラヒメ
 ○6ナカゼンガキタ(除外)
 ▲5ダイヤカツヒメ
 △7アバシリサクラ
 △10シンエイボブ
 △8ホクセイサクランボ

※6ナカゼンガキタ除外後、買い目のみ直しました。

 3連単
 1→5⇔7,8,10 700円 計4200円
 5→1→7,8,10 600円 計1800円

今週の見どころ(5/6~5/8)

2023年5月 4日(木)

 ゴールデンウイーク後半のばんえい十勝では、5月7日(日)のメインに3歳以上牝馬による重賞・カーネーションカップが組まれています。シーズン最初の格付編成の際、牝馬は牝馬限定戦で稼いだ賞金が番組賞金に半額加算となるため、戦歴によっては恩恵を受ける場合も。今季1走しての変わり身がある馬もいるかもしれません。
 なお今週から2歳新馬戦がスタート。3日間で4レースが組まれています。

※今週のイベントはこちら
※開催日程/時刻についてはこちら

【第2回開催4日目】
 5月6日(土)のメイン第11レースには、菖蒲特別(A2級混合・20:05発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 昨季から降級しているのは、サカノダイヤ、センリョウボス、タカラウンカイ、ネオキングダム、ノエルブランですが、なかでも◎ノエルブランに注目します。オープンからA1へ降級した初戦の特別戦では詰めを欠いて6着でしたが、先行して見せ場を作りました。年齢的にも1度叩いたほうが動きにキレが出そうで、格下相手なのも恵まれています。
 ○サカノダイヤは、2月のA1昇級後2戦では掲示板に載れませんでしたが、A2級時代は早めに障害を越えたときは好勝負していました。A2級に戻った今季初戦では格下相手とはいえ、特別戦でジェイアースとの追い比べを制しています。相手は強くなりますが、いい気配で臨めるでしょう。
 ▲センリョウボスもA1から降級した今季初戦が惜敗。昨年8月にはオープンとの混合戦で3着など特別戦に良績があります。
 △ジェイアースは前走でサカノダイヤと好勝負しており、差はありません。

【第2回開催5日目】
 5月7日(日)のメイン第11レースには、第16回カーネーションカップ(3歳以上牝馬・20:05発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 重賞に再昇格した近3回でオープン馬の勝利はなし。◎ダイヤカツヒメは、A2級=20キロ減、4歳=10キロ減で、オープン馬より30キロも軽いのが有利。昨季のばんえいオークスを逃げ切っている実績馬で、年長相手のオープン初挑戦でもチャンスは十分です。
 ○ナカゼンガキタは、1月の重賞・ヒロインズカップを制した女王。ここ2シーズンではこの時期は休養していましたが、20年にはカーネーションカップを勝利しており春が不得意なわけでありません。A1格付でハンデも恵まれています。
 ▲サクラヒメは、3月の重賞・ポプラ賞での大敗から若馬減量がなくなる5歳シーズンの初戦です。ただ、昨季クインカップ、天馬賞と重賞2勝した4歳チャンピオン。牝馬重賞に強い今井茂雅厩舎の所属で無視できません。
 ホクセイサクラコが回避し、全妹で同厩舎・同馬主の△ホクセイサクランボが出走してきました。姉より馬格があり、ばんえいオークスでは一気の脚でダイヤカツヒメの3着と侮れない力があります。

【第2回開催6日目】
 5月8日(月)のメイン第11レースには、スーパージョッキー賞(B級選抜・20:15発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 昨季のリーディング上位騎手がB級馬に騎乗し争います。
 ◎オールラウンダーは、A1格付から2クラス下がって今季B1級スタート。初戦の1組平場戦では1番人気に推され5着でしたが、3着争いを演じており悪くありません。昨季203勝を挙げ13回目のリーディングに輝いた鈴木恵介騎手は不思議とこのレースの勝利と無縁。今年はチャンス十分です。
 ○ダイリンファイターも今季A1からB1へ降級。オールラウンダーとはシーズンをまたいで3戦続けて対戦し2勝1敗と互角以上に戦えています。赤塚健仁騎手は昨季、自己最多の92勝を挙げ2度目のリーディングトップ10入り(10位)を果たしています。
 ▲リュウセイペガサスは、オールラウンダー、ダイリンファイターと同じ今季初戦が僅差の4着。昨季11人の騎手が手綱を取っていますが、特に相性が良かったのが今回も騎乗する渡来心路騎手(リーディング6位)でした。
 △ジェイホースワンは、同世代同士ではひと息ですが、自己条件では堅実に走れています。4歳馬は若馬10キロ減があり、今回は主戦の阿部武臣騎手(リーディング4位)に戻っています。

4/30ばんえい十勝オッズパーク杯回顧

2023年5月 1日(月)

インビクタが逃げ切って快勝

 4月30日(日)には重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯(4歳以上オープン)が行われ、単勝3番人気のインビクタが優勝。障害先頭から押し切り、重賞2勝目を挙げました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.カイセドクター(720) 147.1
 2.コマサンブラック(720) 16.6
 3.インビクタ(720) 13.9
 4.アオノブラック(720) 3.9
 5.ブラックサファイア(710) 50.3
 6.ヤマノコーネル(690) 63.0
 7.ミノルシャープ(720) 147.9
 8.ゴールデンフウジン(710) 189.8
 9.メジロゴーリキ(720) 20.7
 10.メムロボブサップ(720) 1.3

 今季最初の重賞にはフルゲート10頭が参戦。3月のばんえい記念、今季開幕日のオープン-1組・スプリングカップと連勝中のメムロボブサップが単勝1.3倍と断然の人気。近2走ともメムロボブサップの2着で、このレース3連覇がかかるアオノブラックが2番人気。この2頭に人気が集中し、以下はインビクタ、コマサンブラック、メジロゴーリキと人気で続きました。

 第1障害を越えて先行したのはインビクタで、アオノブラック、ブラックサファイア、メジロゴーリキらが追走。人気のメムロボブサップもこの位置からレースを進めます。中間点を過ぎたあたりからメジロゴーリキが先頭に替わると、後続もほとんど差なく進み、そのまま第2障害に到達。ここまで55秒というペースで進みました。
 第2障害ではインビクタとメジロゴーリキがほとんど同時に仕掛け、インビクタがすんなりとひと腰先頭で通過。メジロゴーリキが差なく2番手で、コマサンブラック、アオノブラックと続き、以下は離れます。
 障害を降りて後続を離したインビクタに、残り30メートルからメジロゴーリキがじわじわと差を詰めにかかりましたが、インビクタは最後まで脚色衰えることなく押し切って勝利。メジロゴーリキは2着。アオノブラックが3着で、このレース3連覇とはならず。メムロボブサップは障害で苦戦し8着という結果でした。

 インビクタは昨年9月に最低人気で制した岩見沢記念以来となる重賞2勝目。同じ7歳のメムロボブサップ、アオノブラックの2強ムードを覆す会心の逃げ切りでした。次回6月の古馬重賞、北斗賞では2強の巻き返しなるかにも注目です。

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島津新騎手「流れは思っているくらいのペースで進んでいたので、自分で行き過ぎないように道中は乗っていました。雨もインビクタにとても味方してくれたと思います。今季の1走目から馬の調子が良く、ばんえい記念の影響はまったくないと思って臨みました。最後まで勝利の確信はしていませんでしたが、本当にこの馬は成長してくれています」

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