ゴールデンウイーク後半のばんえい十勝では、5月7日(日)のメインに3歳以上牝馬による重賞・カーネーションカップが組まれています。シーズン最初の格付編成の際、牝馬は牝馬限定戦で稼いだ賞金が番組賞金に半額加算となるため、戦歴によっては恩恵を受ける場合も。今季1走しての変わり身がある馬もいるかもしれません。
なお今週から2歳新馬戦がスタート。3日間で4レースが組まれています。
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【第2回開催4日目】
5月6日(土)のメイン第11レースには、菖蒲特別(A2級混合・20:05発走予定)が行われます。
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昨季から降級しているのは、サカノダイヤ、センリョウボス、タカラウンカイ、ネオキングダム、ノエルブランですが、なかでも◎ノエルブランに注目します。オープンからA1へ降級した初戦の特別戦では詰めを欠いて6着でしたが、先行して見せ場を作りました。年齢的にも1度叩いたほうが動きにキレが出そうで、格下相手なのも恵まれています。
○サカノダイヤは、2月のA1昇級後2戦では掲示板に載れませんでしたが、A2級時代は早めに障害を越えたときは好勝負していました。A2級に戻った今季初戦では格下相手とはいえ、特別戦でジェイアースとの追い比べを制しています。相手は強くなりますが、いい気配で臨めるでしょう。
▲センリョウボスもA1から降級した今季初戦が惜敗。昨年8月にはオープンとの混合戦で3着など特別戦に良績があります。
△ジェイアースは前走でサカノダイヤと好勝負しており、差はありません。
【第2回開催5日目】
5月7日(日)のメイン第11レースには、第16回カーネーションカップ(3歳以上牝馬・20:05発走予定)が行われます。
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重賞に再昇格した近3回でオープン馬の勝利はなし。◎ダイヤカツヒメは、A2級=20キロ減、4歳=10キロ減で、オープン馬より30キロも軽いのが有利。昨季のばんえいオークスを逃げ切っている実績馬で、年長相手のオープン初挑戦でもチャンスは十分です。
○ナカゼンガキタは、1月の重賞・ヒロインズカップを制した女王。ここ2シーズンではこの時期は休養していましたが、20年にはカーネーションカップを勝利しており春が不得意なわけでありません。A1格付でハンデも恵まれています。
▲サクラヒメは、3月の重賞・ポプラ賞での大敗から若馬減量がなくなる5歳シーズンの初戦です。ただ、昨季クインカップ、天馬賞と重賞2勝した4歳チャンピオン。牝馬重賞に強い今井茂雅厩舎の所属で無視できません。
ホクセイサクラコが回避し、全妹で同厩舎・同馬主の△ホクセイサクランボが出走してきました。姉より馬格があり、ばんえいオークスでは一気の脚でダイヤカツヒメの3着と侮れない力があります。
【第2回開催6日目】
5月8日(月)のメイン第11レースには、スーパージョッキー賞(B級選抜・20:15発走予定)が行われます。
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昨季のリーディング上位騎手がB級馬に騎乗し争います。
◎オールラウンダーは、A1格付から2クラス下がって今季B1級スタート。初戦の1組平場戦では1番人気に推され5着でしたが、3着争いを演じており悪くありません。昨季203勝を挙げ13回目のリーディングに輝いた鈴木恵介騎手は不思議とこのレースの勝利と無縁。今年はチャンス十分です。
○ダイリンファイターも今季A1からB1へ降級。オールラウンダーとはシーズンをまたいで3戦続けて対戦し2勝1敗と互角以上に戦えています。赤塚健仁騎手は昨季、自己最多の92勝を挙げ2度目のリーディングトップ10入り(10位)を果たしています。
▲リュウセイペガサスは、オールラウンダー、ダイリンファイターと同じ今季初戦が僅差の4着。昨季11人の騎手が手綱を取っていますが、特に相性が良かったのが今回も騎乗する渡来心路騎手(リーディング6位)でした。
△ジェイホースワンは、同世代同士ではひと息ですが、自己条件では堅実に走れています。4歳馬は若馬10キロ減があり、今回は主戦の阿部武臣騎手(リーディング4位)に戻っています。