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2/14黒ユリ賞予想 目黒貴子

充実ぶり感じるイオン

 くーっ!当たったのにトリガミとは...。3連単ボックスにした時に限って人気上位3頭の決着という、馬券下手ここに極まれり(苦笑)。が、しかし。当たったことはきちんと評価しましょう。今度はプラス収支になりますように。

 さて黒ユリ賞です。今回は実績馬か、勢いか、悩ましい選択になりそうです。

 ◎はイオン。先行できて最後まで勝ち負けの争いができるタイプで、まだキャリアの浅い馬たち同士の中では大きなアドバンテージになりそうです。昨年夏頃までは少々ムラのある印象だったのが、だんだんと安定して力を発揮できるようになってきました。今年に入ってからの3戦は1着、2着、2着。勝った時は快勝、負けた時も惜敗で充実ぶりを感じます。ほんの少し端枠は気になりますが...。

 前走を勝ってこのレースに臨むミソギホマレは○とします。勢いがありますね。

 ▲にはアバシリサクラ。ナナカマド賞の勝ち馬で重賞の実績は侮れません。今回は定量戦ということもこの馬にはプラスです。

 ここにきて復調かというシンデレラナイト、能力を発揮できればここでも大きな差はないと思わせるジェイマリアに△とします。

 どの馬にとっても大幅な斤量増加となることがどう影響するのか、今後のことも考えながら注目したいと思います。

◎10 イオン
○9 ミソギホマレ
▲5 アバシリサクラ
△6 シンデレラナイト
△4 ジェイマリア

3連複1軸流し
10-4,5,6,9 各1000円 計6000円

2/14黒ユリ賞予想 矢野吉彦

先行力魅力のイオンが軸

 ヒロインズカップは、3連単1頭軸マルチの弱点がモロに出てしまいましたね。それでも大きな"トリガミ"にはならなかったので、前を向きましょう。

 さて、今回の黒ユリ賞も牝馬限定重賞です。ただし、経験の浅い3歳馬同士。640㎏の重量をこなせるかが問題でしょう。

 ここ5年の1~3着馬15頭のうち14頭が馬体重900㎏以上。2017年のキタノミサキが800㎏台で勝っていますが、前走から28㎏の体重増があってのものでした。

 当日の馬体重がわからないのが悩みのタネですが、前走で800㎏台だった馬は消しちゃいましょう。軸はとにかく先行力のあるイオンにしておいて、相手には前走の馬体重が900㎏台だった馬の中から5頭を選びました。

 消した馬の中に、このレースで900㎏台に乗せてくる馬がいるかもしれませんが、今の段階ではこういう予想にするしかありません。では、今回はこのへんで。

◎10 イオン
○9 ミソギホマレ
▲5 アバシリサクラ
△2 ミススマイル
△4 ジェイマリア
△8 ニュクス

3連単軸1頭マルチ
10→9,5,2,4,8 各100円 計6000円

2/14黒ユリ賞予想 斎藤修

2021年2月12日(金)

定量ならアバシリサクラ

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎5アバシリサクラ
 ○9ミソギホマレ
 ▲10イオン
 △6シンデレラナイト
 △8ニュクス
 △3ホクセイサクラコ
 
 3連単1頭軸マルチ
 5→3,6,8,9,10 100円 6000円

今週の見どころ(2/13~2/15)

2021年2月11日(木)

 2月14日(日)のメインには明け3歳牝馬による重賞・黒ユリ賞が行われます。今季この世代の牝馬は、最初の新馬戦を第1回能力検査で牝馬一番時計のニュクスが制すと、初の特別戦(牝馬限定)である8月の白菊賞も勝利。9月のいちい賞(牝馬限定)はミソギホマレが勝利し、世代最初の重賞・ナナカマド賞を勝ったアバシリサクラは第2回能検の牝馬一番時計でした。その後の5つの産駒特別戦では、釧路産駒のコウシローレディ(今回は不出走)がもっとも好成績の2着で、12月のヤングチャンピオンシップは5着でした。いちい賞以来となる牝馬限定戦は640キロの定量。馬場は重くなることが予想されるため、障害力と直線での持久力が問われることになりそうです。

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※開催日程/時刻についてはこちら

【第23回開4催日目】
 2月13日(土)のメイン第10レースには、然別賞(オープン-1組・18:30発走予定)が行われます。
 メンバー7頭中6頭が前走として使われていた柏林馬事公苑特別(オープン-1組)を勝ったのはセンゴクエースで、ホクショウマサルが迫って2着。両馬の対決ではセンゴクエースが6戦連続で先着しています。
 その6戦で◎ホクショウマサルとセンゴクエースは同重量でしたが、今回はセンゴクエースが賞金ハンデのぶん5キロ増となり重量差がつきます。前走の差はわずかコンマ6秒。逆転のチャンスといえます。
 ○センゴクエースは、6戦ではすべてホクショウマサルより先に障害を越えています。5キロのハンデを負って直線どこまで辛抱できるかでしょう。
 ▲コマサンブラックは、前走の5歳オープン特別戦が4着でした。オープンに昇級したためハンデを背負う立場でしたが、終いに脚を使って悪くないレース。今回が古馬オープン初挑戦とはいえ、金田利貴騎手で10キロ減があり、最大50キロ差ある最軽量760キロを生かせば、一発が狙えます。
 △マツカゼウンカイは、柏林馬事公苑特別が5番人気で8着。しかし、今回は1着センゴクエース、4着コウシュハウンカイとのハンデ差が各5キロ縮まります。久しぶりの藤野俊一騎手で変化を求めたいところ。

【第23回開催5日目】
 2月14日(日)のメイン第10レースは、BG2・第46回黒ユリ賞(3歳牝馬・18:25発走予定)。定量640キロで行われる明け3歳馬による女王決定戦です。
 直近の3歳A級-1組は1月25日。同じ開催に牡馬限定の翔雲賞が組まれていたため、9頭中8頭が牝馬(アバシリサクラは出走取消)でした。勝ったのは離れた障害2番手から伸びたミソギホマレ。逃げた1番人気のイオンが一旦は独走に持ち込みましたが、残り20メートルを切ったあたりで脚が止まり、再び歩いたものの2着。ただ、唯一賞金ハンデ10キロを課され、ほかの牝馬より5キロ重かった影響はあったかもしれません。連れて追い込んだシンデレラナイトは3着で、以下、ジェイマリア、ニュクスの順で入線しました。同レースからは上位5頭を含む7頭が出走しています。
 ◎イオンは、9月のいちい賞(2歳牝馬オープン)では8番人気ながら2着に好走すると、3走前には3歳A級-1組を逃げ切って勝利。ミソギホマレにはじめて先着を果たしています。前走は2着に敗れましたが、今回は定量戦だけに逆転のチャンス。前走体重がメンバー中でもっとも重い998キロというのも高重量戦では武器になりそうです。
 ○アバシリサクラは通算5勝をマークしています。いちい賞は唯一5キロの賞金ハンデを負い3着でしたが、ノーハンデのナナカマド賞では牡馬を相手に目の覚めるような末脚を発揮。世代最初の重賞ウイナーになりました。
 ▲ミソギホマレは、いちい賞の勝ち馬で、牡馬相手の釧路産駒特別でも3着があります。その後はA級-1組で2勝。通算5勝のすべてで手綱の阿部武臣騎手が今回も騎乗します。
 △ニュクスは、前走では3着争いに加わるのが精一杯でしたが、第1回能力検査の牝馬一番時計で、8月の白菊賞(2歳牝馬オープン)と、10月の2歳A級-1組を勝利。牝馬同士なら世代上位の力があります。

 2月15日(月)のメイン第11レースにはスピードスター賞(4歳以上選抜・18:30発走予定)が行われます。
 疾風賞、地吹雪賞の上位馬による一戦。レース名のごとく定量500キロでのチャンピオンを決める準重賞です。
 ◎メムロボブサップは、定量500キロに初挑戦だった10月の疾風賞を逃げ切り勝ち。雨で馬場水分2.3%だったとはいえ48秒0と破格のタイムを叩き出しています。メンバー中に40秒台の持ち時計があるのはこの馬だけ。世代限定重賞8勝の強者がここも勝ち、新たな才能開花となるでしょうか。
 疾風賞2着馬が回避したことで、3着○アオノブラックが相手。メムロボブサップと同じ明け5歳でライバル的な関係。疾風賞では第2障害の手前でやや離されたのが響いたか3着でした。当時からベテランの藤野俊一騎手に乗り替わっての条件2度目なら、差を縮めることはできるはず。
 ▲ジェイコマンダーも、12月の地吹雪賞が同条件初挑戦ながら差し切り勝ちを収めています。疾風賞が軽めの馬場で、ロードヒーティング稼働前だけに、単純な時計比較はできません。明け5歳で10キロ軽い両馬が相手でも勝ち負けを期待します。
 △メジロゴーリキは、地吹雪賞は1番人気で5着も、昨季のスピードスター賞2着の実績上位です。

2/7ヒロインズカップ回顧

2021年2月 8日(月)

フェアリースズが7歳で初タイトル

 2月7日(日)は重賞・ヒロインズカップ4歳以上牝馬オープン)が行われ、単勝3番人気のフェアリースズが優勝。3着だった昨年の雪辱を果たし、古馬女王の座に就きました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.シンエイボブ(800) 15.0
 2.サクラユウシュン(760) 9.1
 3.ジェイカトレア(770) 54.8
 4.ミスタカシマ(800) 2.2
 5.サンシルクラポピー(780) 14.7
 6.イズミクィーン(780) 14.1
 7.フェアリースズ(780) 6.7
 8.ジャスミンガール(760) 41.2
 9.マオノクイーン(750) 19.1
 10.アフロディーテ(780) 4.0

 ミスタカシマは昨年初めて経験する800キロで7着でしたが、その後810キロを課された9月の岩見沢記念で2着と好走。昨年に続いてのトップハンデ800キロですが、重量慣れも見込まれて単勝2.2倍で1番人気に支持されました。連覇を狙うアフロディーテが2番人気、昨年3着時と同じ780キロで臨むフェアリースズが3番人気で続きました。

 第1障害を勢いよく先頭で越えたのはサクラユウシュンで、サンシルクラポピー、ジェイカトレアが追走。フェアリースズとミスタカシマが押し上げると、大外のアフロディーテも位置取りを上げ、上位人気3頭が徐々に後続を離します。わずかに先頭で第2障害に到達したのはアフロディーテで、前半は72秒というペースでした。
 ひと息入れて仕掛けたアフロディーテがすんなりとひと腰でクリア。フェアリースズもひと腰で続き、ミスタカシマはやや差のある3番手から追う展開。以下、マオノクイーン、イズミクィーンと続きます。
 残り30メートル手前でフェアリースズが先頭に立って差を広げにかかりますが、アフロディーテが必死に抵抗。その差は広がることなく追い比べとなりますが、フェアリースズがしのいで勝利。アフロディーテは2秒3差の2着で連覇はならず。ミスタカシマは前2頭をとらえきれず3着。引退レースとなったイズミクィーンは4着でした。

 勝ったフェアリースズは、このレースは一昨年が9着、昨年が3着でしたが、3度目の挑戦で見事重賞初制覇。また、島津新騎手は今季重賞7勝目となりました。

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島津新騎手「昨年3着に負けてからは来年こそは、という思いで1年間ずっとこの日のために自分で調教をつけてやってきたので本当に優勝できてよかったです。昨年、今日と同じ780キロを引っ張って、馬が落ち着いてレースをできるようになりました。あまり(展開が)速くならなければいいなと考えていました。思っていた以上に前の位置につけられたのでこれなら、という感じで障害に向かいました。障害で膝が甘い部分があるのでそこだけしっかり焦らずに掛けました。自分が止まらなかったら、勝てるなという思いで(アフロディーテの)横に一緒にいました。(今季重賞7勝目について)本当に馬に恵まれて...それが一番だと思います」

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