アオノブラックが重賞3勝目
29日(日)は重賞・ドリームエイジカップ(4歳以上馬齢選抜)が行われ、単勝5番人気のアオノブラックが優勝。障害2番手から抜け出して快勝となりました。
【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
1.アアモンドグンシン(760) 15.0
2.コウシュハウンカイ(790) 10.9
3.ミノルシャープ(790) 60.5
4.メムロボブサップ(770) 3.1
5.オレノココロ(770) 1.5
6.キタノユウジロウ(760) 43.1
7.アオノブラック(760) 21.0
8.フナノクン(740) 186.2
9.ブチオ(750) 68.4
10.メジロゴーリキ(770) 30.7
オレノココロは、今季重賞では未勝利ながら2着3回、3着1回と安定。770キロで重量にも恵まれ単勝1.5倍で1番人気に支持されました。そのオレノココロと前走で好勝負を演じたメムロボブサップが3.1倍で2番人気。以下は単勝10倍以上と2頭に人気が集中しました。
メムロボブサップが果敢に先行し、6月の北斗賞以来となるアアモンドグンシンが差なく追走。ミノルシャープ、アオノブラック、オレノココロなどが続きます。中間点を過ぎたあたりでキタノユウジロウも位置取りを上げますが、メムロボブサップは歩みを緩めずわずかに先頭で第2障害下に到達。ここまで55秒というペースでした。
全馬が第2障害に到達する前にアアモンドグンシン、メムロボブサップ、キタノユウジロウと一斉に仕掛けますが、その中からメムロボブサップがすんなりとひと腰先頭でクリア。4番手で仕掛けたアオノブラックが続き、差なくキタノユウジロウも通過。オレノココロは4番手から追いかける展開となりました。
粘るメムロボブサップに、徐々に差を詰めたのがアオノブラックで、4歳馬2頭の一騎打ちになります。脚勢で勝るアオノブラックは残り20メートルで先頭に立つと、一歩一歩、差を広げて先頭でゴール。メムロボブサップが2着に粘り込み、オレノココロはゴール前で追い上げるも、コンマ1秒差で3着でした。なお、アアモンドグンシンはゴール上で転倒し、競走中止となりました。
勝ったアオノブラックは、3月のポプラ賞以来となる重賞3勝目で、昨年のアアモンドグンシンに続き、4歳でのドリームエイジカップ制覇。2着メムロボブサップとともに4歳世代の強さを証明する結果となりました。また、藤野俊一騎手は15日のクインカップに続き、重賞連勝となりました。
一方、3着に敗れたオレノココロは若馬のスピードについて行けなかったという印象。それでも大きくは崩れなかっただけに、自身の持つばんえい重賞最多勝記録の更新も期待できそうです。
藤野俊一騎手「前回北見記念で乗せてもらった時に障害で転倒してしまったので、今回は障害を重点として注意して乗りました。それが勝ちに繋がったと思います。メムロボブサップが少し速いなと思うペースで行きましたが、それを見ながら行きました。障害を降りた時点で勝てるかなと思いました。この馬は馬格も大きいので、これから一流馬になってくれるような馬です」