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今週の見どころ(1/8・1/9)

2018年1月 6日(土)

 今週のばんえい十勝も変則開催で、8日(祝・月)、9日(火)の2日間。年度末までは原則、薄暮開催(最終レース18:40発走予定)で競馬が行われます(詳しくはこちら)。
 9日のメインには4歳牝馬によるばんえいプリンセス賞が組まれています。ここから重賞・ヒロインズカップ(1月22日・4歳以上牝馬)へ向かう馬もいるはず。ぜひご注目ください。

【第21回開催1日目】
 1月8日(祝・月)のメイン第10レースは、ガーネット特別(B1級-1組・18:10発走予定)
 明け5歳は、年が改まった前開催から平場戦ではそれまであった減量がなくなっていますが、特別戦では引き続き10キロ減が継続されます。
 ◎ブチオは明け5歳ですが、前述のように条件不利な年明け2走の平場戦でも1、2着と好走し地力強化をアピール。昨年11月にはB1級の特別戦で2走ともに障害ひと腰クリアから3、6着と健闘していました。ここは当然上位争いできそうです。
 ○サクラダイチも明け5歳。年明けの近2走では馬券に絡めていませんが、障害力を生かせる特別戦なら巻き返してくるでしょう。
 同じく明け5歳の▲テンノイノリも年明け2走がひと息ですが、すでに勝利実績があるB1級の特別戦なら前進必至。スムーズに流れに乗れれば勝ち負けが期待できます。
 特別戦のペースは歓迎の△マツノテンリュウ、昇級初戦を勝利した△オウショウトップが続きます。

【第21回開催2日目】
 1月9日(火)のメイン第10レースは、ばんえいプリンセス賞(4歳牝馬オープン・18:10発走予定)
 12月3日に行われた3歳女王決定戦・ばんえいオークス(定量670キロ)のほぼ再戦。基礎重量オープン700キロ、重量格による別定戦で、ばんえいオークス1着ナカゼンガキタ、4着コウシュハサマーが690キロ、2着シンエイボブ、3着キタノサカエヒメが670キロ。この4頭以外は660キロでの出走です。
 ◎キタノサカエヒメは、ばんえいオークスでは優勝争いには加われなかったものの3着。その後、B2級-1組の特別戦で675キロをひと腰で上げて、接戦をモノにしています。ばんえいオークス上位4頭のうちこの馬以外の3頭はばんえいダービーも使われて崩れ、前走ではばんえいオークス時より馬体も減らしています。状態面とハンデを考えて筆頭格とみます。
 ○シンエイボブは、ばんえいオークスではナカゼンガキタに競り負けてコンマ8秒差での惜敗。ばんえいダービーと今年初戦では障害で苦戦しましたが、前走では障害が立て直されています。
 ▲ナカゼンガキタ△コウシュハサマーは、ばんえいダービー(牝馬定量710キロ)のあと、A1級混合の特別戦では735キロも経験しています。実績上位だけに、トップハンデでも最大30キロ差なら侮れません。

天馬賞 予想結果

2018年1月 4日(木)

(編集部より)1月4日22時30分ごろまで、集計が誤っておりました。申し訳ありません。現在は修正されています。

矢野:馬単500円、馬複800円的中! 収支-1,300円
目黒:3連単700円的中! 収支+5,480円

【集計】投資額 6,000円×19R=114,000円

山崎  +1,050円
目黒  -3,830円
矢野  -8,590円
斎藤  -31,810円
須田  -34,020円
荘司  -77,740円

---------------------------------------
白組  -74,320円
紅組  -80,520円

1/3天馬賞回顧

マルミゴウカイが王座を堅守!

 3日(火)は重賞・天馬賞(5歳オープン)が行われ、単勝1番人気のマルミゴウカイが優勝。重賞5勝目を挙げ、世代王者の地位を不動のものとしました。また、藤本匠騎手は前日の帯広記念に続き、2日続けての重賞制覇となりました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.ホクトノホシ 53.8
  2.フウジンライデン 8.3
  3.プレザントウェー 26.2
  4.タカラシップ 5.8
  5.ホクショウディープ 8.9
  6.ツルイテンリュウ 49.9
  7.タフガイ 39.2
  8.ヒカルナナヒメ 21.0
  9.マルミゴウカイ 1.4
 10.ブルーオーシャン 出走取消

 ブルーオーシャンが出走を取り消して9頭立て。ばんえいダービーのほか、柏林賞、銀河賞と、世代限定重賞を数多く制してきたマルミゴウカイが圧倒的な1番人気に推されました。目下、連勝中のタカラシップがこれに続き、3番人気はA1戦で好勝負を演じているフウジンライデン。ばんえいダービー、柏林賞、銀河賞でマルミゴウカイの2着となっているホクショウディープまでが、単勝ひと桁台の人気となりました。

 馬場水分は2.7%でスタート。道中はタカラシップが積極的に運び、多少ばらけた展開。それぞれの思惑を胸に、中間点を通り過ぎます。その後も、けれん味のない逃げでタカラシップが馬群をリード。早々と第2障害下にたどり着き、仕掛けのタイミングを計りはじめました。
 5、6頭が追いついたところで、タカラシップが満を持して登坂。ひと腰で障害を登り切り、ゆうゆうと最後の平坦路に向かいます。これを見て他馬も続々と障害に挑みはじめ、マルミゴウカイ、フウジンライデン、ホクショウディープ、プレザントウェーがほぼ横一線でクリア。後続は障害に手間取り、その後はほぼ5頭による争いとなりました。
 先頭で突破したタカラシップでしたが、前半のハイペースが響いたか、残り30メートル付近で脚いろが鈍りはじめます。代わってマルミゴウカイが先頭に立ち、ホクショウディープも2番手に浮上。ただ、タカラシップも極端に失速することはなく、隣枠のホクショウディープに食い下がって3番手をキープし、残り10メートルを迎えます。しかし、先頭のマルミゴウカイの脚いろは衰えるどころか、より勢いを増した印象。そのままゴール線を先頭で突き抜け、世代トップの座を守り抜きました。ホクショウディープが2着で、懸命に食い下がったタカラシップが3着で入線。結果的に人気サイドでの決着となりました。

 タカラシップの積極策こそあったものの、マルミゴウカイが危なげないレース運びで世代王者の地位を堅守しました。やはり定量戦なら力は一枚上で、落ち着き払ったレースぶりには風格すら感じられました。今後の重賞は年長馬が相手となりますが、通用の下地は十分。引き続き注目の存在です。
 ホクショウディープは、今回もマルミゴウカイに屈して2着。レースぶりは悪くなかったですが、それだけに勝ち馬との力の差を見せつけられた印象です。ただ、まだ5歳だけに、いくらでも成長の余地は残っているはず。今後の逆転に期待したいと思います。
 今回のレースで、もっとも見せ場を作ったのはタカラシップ。積極的に運びながら3着に粘った内容に、着実な成長がうかがえました。今後のさらなる成長、そして馬場や展開次第で、重賞制覇のチャンスもありそうです。

成績はこちら
映像はこちら

藤本匠騎手「柏林賞と銀河賞をトップハンデで勝ったので、今回のノーハンデ戦は負けられないと、自分にプレッシャーをかけて騎乗しました。道中は少し反応が鈍くて流れに追いつくのがやっとでしたが、障害を上手に越えて最後までしっかり歩いてくれました。これからは古馬重賞戦でも活躍できるように育ってほしいです」

1/3天馬賞予想 山崎エリカ

2018年1月 3日(水)

ホクトノホシの完全復活に期待

 2008年に創設された天馬賞は、世代対決の最終戦。定量戦で行われることもあり、主にBG1・ばんえいダービー上位の世代トップクラスの馬が活躍することがほとんど。また、この頃になると力関係がはっきりとしてくることもあり、1番人気馬が【7・1・2・0】と大活躍。

 過去の傾向を今年に当てはめると、ばんえい菊花賞こそ2着と取りこぼしたものの、ばんえいダービーを始め、世代重賞を総舐めにしてきた、マルミゴウカイが最有力ということになるのでしょう。しかし、これまでの1番人気馬とマルミゴウカイが異なるのは、レースを順調に使われていないこと。

 マルミゴウカイは、9月の銀河賞を優勝した後、3ヵ月休養しており、復帰戦となった前走・ホワイトクリスマス賞では7着。確かに復帰初戦、古馬のトップクラスが相手だったことを考えると、この着順自体は仕方のない結果でしょう。

 しかし、叩き2戦目の今回で変われるという確信はあるのでしょうか? 例えば、昨日の帯広記念に出走していた昨年のばんえいグランプリの覇者ニュータカラコマは、ばんえいグランプリを優勝した後に休養しましたが、叩き2戦目で変われることなく未だに調子を崩したまま。今回のメンバーならば、フウジンライデンもイレネー記念を優勝した後の休養後は、復活するまでに時間を要しました。

 つまり、マルミゴウカイは、このまままスランプ期に突入する可能性も十分にあるということ。競馬は強くなければ勝てない反面、強い馬でも調子が悪ければ負けるもの。それをいやというほど理解している私にとって、マルミゴウカイを本命にする度胸がありません(笑)。

 よって、◎には、一昨年のばんえいオークスを制したホクトノホシを推します。ばんえいオークスは、9番人気での勝利だったことからフロック視されていますが、障害で苦戦することなく最後まで走り続けた確かなもの。また、「オークス馬で力が足りるのか?」という声も聞こえてきそうですが、この世代はマルミゴウカイだけがダントツで、他が横一線という状況下。足りても不思議ないでしょう。

 確かにこの馬は、今シーズンの柏林賞、銀河賞、クインCと惨敗続きでした。しかし、それは6ヵ月にも及ぶ長期休養が生み出したスランプによる部分も大きいと見ています。近走ではA2クラスで善戦しているように復調の兆し。前走も昨日の帯広記念に出走していたフクドリが圧勝しただけで、2着馬と大差のない内容だっただけに、ここはセックスアローワンスがより生きる軽馬場でこの馬の一発を狙います。

 ○は、初重賞挑戦のばんえい大賞典で結果を出して、4冠馬となったマルミゴウカイ。銀河賞ではトップハンデ750kgを背負って次元の違う走りを見せつけてくれましたが、同時にダメージが出やすい走りでもありました。その後、休ませたことで復調していれば、休養明け2戦目の今回で変われるでしょう。

 ▲は、繰り上がりで出走したポプラ賞では、先行してなかなか見せ場のある内容だったタカラシップ。目下2連勝で勢いもあり、軽馬場ならば、前々で立ち回れる強みもあるでしょう。

 △にばんえい菊花賞馬で、ばんえいダービーでも3着のツルイテンリュウ。今年の銀河賞でもマルミゴウカイに3.8秒差まで迫りました。自己条件では追走に苦労しているところもあり一息の結果ですが、楽に追走できる高重量戦でこそのタイプ。当然、警戒が必要でしょう。

 あとは、ばんえいダービー、柏林賞、銀河賞と常にマルミゴウカイの2着を死守してきたホクショウディープ。古馬相手の前々走・ターコイズ特別でも3着と善戦しているように、ここも通用して当然の馬。しかし、前走でわざわざスピード競馬の地吹雪賞を使ったあたりに不安を感じるので狙い下げました。この馬はもともとスピードがあるので、前走狙いだったような?

 他では一時期のスランプから抜け出して、今シーズンは銀河賞4着など安定した成績を残せているフウジンライデン。A1クラスの前走では、強豪相手に逃げ切る強い内容ではありました。しかし、ここへ向かうローテーションとしては好ましくないので狙い下げました。前走を叩き台として使えていないという意味です。

 最後にコウシュハローヤルの回避により柏林賞以来の重賞挑戦となるタフガイ。柏林賞は5着と言っても、フウジンライデンの除外やアアモンドヒューマの競走中止により、実質7頭の対決。また、勝ち馬からかなり離されての5着だったこともあり、高重量を背負う不安はあります。しかし、近走の充実度から印を回しました。


 ◎ (1)ホクトノホシ
 ○ (9)マルミゴウカイ
 ▲ (4)タカラシップ
 △ (6)ツルイテンリュウ
 △ (5)ホクショウディープ
 △ (2)フウジンライデン
 △ (7)タフガイ

馬複
1-9 1000円
1-4,6,5,2,7 各400円 計2000円

ワイド
1-9 1000円
1-4,6,5,2,7 各400円 計2000円

1/3天馬賞予想 荘司典子

天馬賞はBOXで勝負

 今年の帯広記念が終わりました。1着コウシュハウンカイ、2着サクラリュウ、3着フジダイビクトリーで3番人気6番人気2番人気の決着。今年も1番人気馬には受難の内容で3連覇がかかっていたオレノココロは4着。と言っても3連単の配当は1万9800円で例年に比べると小波乱。高目を狙いすぎた私はあっさりと散ってしまいました(涙)。
 気持ちも改めて天馬賞です。本命はマルミゴウカイ。三冠制覇達成を目指すこの世代の2冠馬。天馬賞は帯広記念と違って1番人気馬がきっちり人気に応えるケースの多い一戦。陣営にとっても負けられない戦いでしょう。
相手はこの世代の重賞を制した馬たちを選びます。まずばんえい菊花賞馬のツルイテンリュウ。近走はいま一つですがヤングチャンピオンシップ2着もあるように能力上位の底力に期待。
イレネー記念馬のフウジンライデン。復活の重賞制覇を見てみたい気もしますし、ヤングチャンピオンシップを勝っているホクショウディープも捨てがたい。
そこで今回は挙げた4頭の3連単BOXで勝負します。ツルイテンリュウが上位に来ると高配当も望めそう(祈)。連勝中のタカラシップが来たら諦めます。

◎9 マルミゴウカイ
○6 ツルイテンリュウ
▲2 フウジンライデン
△5 ホクショウディープ

3連単ボックス
2,5,6,9 各200円 計4800円
馬複
6-9  1200円

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