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1/2帯広記念回顧

コウシュハウンカイが持ち味発揮!

 2日(月)は新年恒例の大一番、重賞・帯広記念(4歳以上オープン)が行われ、単勝3番人気のコウシュハウンカイが優勝。ニュータカラコマと並んでの最重量920キロをものともせず、重賞7勝目を挙げました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.カンシャノココロ 45.5
  2.トレジャーハンター 18.2
  3.ソウクンボーイ 85.5
  4.ニュータカラコマ 11.6
  5.オレノココロ 2.1
  6.フクドリ 29.4
  7.フジダイビクトリー 2.7
  8.シンザンボーイ 73.2
  9.コウシュハウンカイ 6.1
 10.サクラリュウ 20.9

 混戦が続くオープン戦線だけに、説得力のある"よりどころ"があるかどうかがオッズに表れた印象。このレースを連覇中で、高重量戦で力を発揮しているオレノココロが1番人気。2016年のばんえい記念馬で、復調を示すフジダイビクトリーが続き、北見記念勝ちのコウシュハウンカイは堅実に走れるのが魅力で3番人気。軽い馬場なら障害巧者のニュータカラコマと、馬場水分2.7%のなかで、それぞれの強みがどう発揮されるか注目されました。

 軽めの馬場とはいえ、900キロ前後の重量が積まれているだけに、各馬は慎重な脚どり。それぞれのペースで歩を進め、多少ばらけた展開で第2障害を迎えました。
 真っ先に第2障害に挑んだのはトレジャーハンター。差なくサクラリュウが続き、フジダイビクトリー、コウシュハウンカイも早めの登坂。なかではサクラリュウが鋭いかかりを見せ、先頭で突破。コウシュハウンカイも圏内で続き、3番手クリアは仕掛けを遅らせていたニュータカラコマ。さらにフジダイビクトリーも3頭を追いかける形で最後の平坦路に向かいました。
 残り30メートル付近で先頭に立ったのはコウシュハウンカイ。サクラリュウも懸命に食い下がりますが、その差はジワジワと広がりはじめます。こうなれば堅実に歩けるコウシュハウンカイの勝ちパターン。そのまま最後まで確かな脚どりを見せ、先頭で荷物を運び切りました。サクラリュウが4秒1差の2着で、さらに3秒2差の3着にフジダイビクトリー。1番人気のオレノココロは障害6番手から追い上げたものの、4着までとなりました。

 コウシュハウンカイは昨年の北見記念勝ちに続く重賞7勝目。旭川記念を15、16年に連覇しており、四市冠競走は残すところ岩見沢記念のみとなりました。多少勝ちみに遅い面もありますが、どんな競馬、馬場にも対応できる点が強みで、高重量戦もこなせるオールラウンダー。今後も混戦に拍車がかかるようなときには要注目でしょう。
 惜しかったのはサクラリュウ。これまで重賞勝ちこそありませんが、下級条件から着実に力をつけ、昨年の岩見沢記念で2着。そして、BG1でも好勝負を演じられるほど力をつけてきました。高重量にも慣れてきた印象で、初タイトルも時間の問題。さらなる活躍が期待できそうです。
 フジダイビクトリーは"完全復活"とはなりませんでしたが、レースぶりそのものは悪くなかった印象。もう少し力の要る馬場だったら違ったはずで、今後の重賞戦線でも好勝負が期待できそうです。

成績はこちら
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藤本匠騎手「松井調教師が自ら調教をつけていて、仕上がりは十分でした。トップハンデが心配でしたが焦らずに行こうと考えていました。道中の流れはスムーズで障害も思ったより簡単に上がってくれましたから、あとはゴールまで脚がもってくれ、と思いました。最後まで勢いがあって、常に前に行こうとする馬なので僕自身、頭が下がります。大一番のばんえい記念に向けて、皆の期待に応えられるように頑張ります」

1/3天馬賞予想 矢野吉彦

2018年1月 2日(火)

世代4冠のマルミゴウカイを信頼

 正月ならではの重賞連発、第2弾は天馬賞です。
 ここは素直に、2冠馬マルミゴウカイを軸にします。いや、2冠馬というより、3歳時にばんえい大賞典とばんえいダービーを制していますから、この世代の4冠馬と言ったほうがいいかもしれません。もう1つのばんえい菊花賞も2着ですからね。ここでも信頼していいでしょう。
 問題はその相手。今季ここまでの重賞では、エッと思うような馬が絡んで大荒れとなったレースがいくつかありました。なので馬券は、金額に強弱をつけた上で、馬複と馬単の"合わせ技総流し"にしてみました。
 まずはマルミゴウカイを頭にした馬単から。フウジンライデン、ホクショウディープに各500円、プレザントウェー、タカラシップ、ツルイテンリュウへ各400円、その他の4頭へ各100円ずつ流します。あとはマルミゴウカイからの馬複で、フウジンライデンとホクショウディープに各800円、プレザントウェー、タカラシップ、ツルイテンリュウに各600円流して押さえとする作戦です。
 大穴の馬に100円ずつチマチマ流す意味があるのかどうかよくわかりませんが、なんとなくそうしてみたほうがいいような気持ちになっちゃったのでご勘弁ください。と、ここまで書いてホッとしていたら(?)、ブルーオーシャンが取り消したので100円余っちゃいました。その分は、フウジンライデンへの馬複に持って行きます。その1点を900円にするわけです。これでいいでしょう。では、今回はこのへんで。

◎9 マルミゴウカイ
○2 フウジンライデン
▲5 ホクショウディープ
△3 プレザントウェー
△4 タカラシップ
△6 ツルイテンリュウ

馬単
9→2,5 各500円 計1000円
9→3,4,6 各400円 計1200円
9→1,7,8 各100円 計300円

馬複
9-2 900円
9-5 800円
9-3,4,6 各600円 計1800円

1/3天馬賞予想 目黒貴子

人気でもマルミゴウカイが主役

 早々の年明け重賞第2弾!今度は5歳限定のレースで、世代3冠のラスト。是非注目したい一戦です。これまでの2冠はマルミゴウカイが快勝しており、3冠達成なるかがポイントです。
 人気でもここはマルミゴウカイを◎とします。これまでの2冠は最も重い斤量を背負ってのもので、そのハンデがありながら勝っています。柏林賞では2着のホクショウディープより10K重い720Kで着差は14秒、銀河賞では20Kの差があり、3.6秒差。ここでは一枚も二枚も上とみていいでしょう。そして今回は定量戦で牡馬は全頭760K、この馬を中心で仕方ないようです。
 ◯はフウジンライデン。2冠目の銀河賞では4着も着差はわずか。その後にA2クラスで3連勝、勢いに乗ってA1クラスでも好走、そして前走は端の10番枠ながらしっかりと勝ちきりました。充実度は相当高いと考えます。マルミゴウカイの藤本騎手が「負けられない」と言えば、フウジンライデンの島津騎手は「勝ちにいきます」と頼もしいコメント。もしかしたらの逆転も期待する馬券の買い方にしようと思っています。
 ▲にはホクショウディープ。前述したように、これまでの2冠は連続2着。勝ってくれるかというまでのインパクトはなくても、馬券としては必ずおさえないといけません。少々調子落ちの感もありましたが、ここ2戦で連続3着と復調気配。特に前走は勝ち馬との差はわずかで内容もよくなってきました。
 △は2連勝と勢いのあるタカラシップ、他にタフガイ、牝馬のヒカルナナヒメにも期待したいと思います。
 2日に続いて、3日も川崎競馬場ロジータホールで私たちは場立ち予想をやります。みなさんと直接お話できるのを楽しみにしてます。帯広記念は残念ながらハズレてしまったので、天馬賞は当てたい気持ち倍増!ぜひいらしてください。

◎9 マルミゴウカイ
○2 フウジンライデン
▲5 ホクショウディープ
△4 タカラシップ
△7 タフガイ
△8 ヒカルナナヒメ

3連単
9→2,5→2,4,5,7,8 各700円 計5600円
2→9→5 400円

1/3天馬賞予想 須田鷹雄

定量戦なら素直にマルミゴウカイ

 この世代で定量戦となったら◎マルミゴウカイ以外に選択肢が無い。菊花賞こそ取りこぼしたが他の同世代戦は勝ちきってきたし、菊花賞馬△ツルイテンリュウが大不振中となると、素直に1着固定するしかない。
 なるべく点数を減らしたいので、◎が1着で○が2着か3着という形にする。○ホクショウディープはスピードレースを使ってきた影響がどうかだが、格としてはやはりこの馬を尊重せざるをえない。
 ▲フウジンライデン、△プレザントウェーは積極的に買いたいわけでもないのだが、各馬を相対的に比較するとこの辺りにいくしかない。ブルーオーシャンが3走前からおかしくなっているうえに端枠なので、▲△△はこのあたりしか選べなかった。

◎9 マルミゴウカイ
○5 ホクショウディープ
▲2 フウジンライデン
△3 プレザントウェー
△6 ツルイテンリュウ

3連単
9→5→2,3,6 各1000円 計3000円
9→2,3,6→5 各1000円 計3000円

1/3天馬賞予想 斎藤修

4歳シーズン三冠狙うマルミゴウカイ

 詳しくはオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎9マルミゴウカイ
 ○5ホクショウディープ
 ▲2フウジンライデン
 △6ツルイテンリュウ
 △3プレザントウェー

 3連単
 9→2,5→2,3,5,6 1000円 計6000円

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