理想は軽馬場も、インビクタの粘りに期待
ヤングチャンピオンシップは、「ばんえい甲子園」と呼ばれ、このレースに出走するためには、十勝、北見、釧路、北央、南北海道の5地区の予選(産駒特別)で連対する必要があります。本当に野球の甲子園そのもの。ハイレベルな地区でしたら、ひとたまりもありません。
また、過去10年では、ばんばの産地の中心である十勝地区が6勝。しかし、近年は北見地区のセンゴクエース(2014年)、釧路地区のホクショウディープ(2015年)、北央地区のオレワチャンピオン(2017年)と他地区の活躍が目立っています。一方、南北海道地区の優勝はなく、2着馬も2014年のホクショウキズナ1頭のみ。
個人的には南北海道地区に優勝を決めて欲しいのですが、南北海道産駒特別の勝ち馬ダイリンファイターが近2走の2歳A1クラスで大敗していることを考えるとさすがに苦しいか?また、今回は12月9日の2歳A1クラスの上位3頭ギンノダイマオー、メムロボブサップ、アオノブラックが中心視されていますが、今回は一発逆転候補を狙い撃ちしたいです。
よって、◎には、8月5日の2歳A1クラスでギンノダイマオーを撃破したインビクタを推します。この馬は12月9日の2歳A1クラスでは5着に敗れましたが、前半36秒と大逃げを打った分の直線失速でしょう。しかし、前哨戦として考えれば、今回に繋がる内容だったのではないでしょうか。高重量を背負う今回でもう少し刻んで行ければ、上位争いが可能という戦術が見えてきます。
また、インビクタは障害も上手なので、大逃げを打たなければ崩れないと見ていますが、決め手がないのが弱点。おそらく何かに差されて2着か3着あたりでしょうが、競馬はだいたいにおいて1着は強い馬、2着、3着は騎手が展開に嵌め込んだ馬が来るので、そこを拾いに行かないと穴狙いは成立しません。1着馬はだいたい弱点のない人気馬なのですから。
○は、強い馬が集う十勝産駒特別の勝ち馬で、前走の2歳A1クラスも制したギンノダイマオー。この馬は休養明けのナナカマド賞ででもメムロボブサップと1.7秒差の2着に好走しており、2歳ナンバー1の存在。障害も上手で決め手もあり、これと言った弱点が見つかりません。強いてあげるならば、インビクタの厳しいペースについて行きながらも勝利した前走が強過ぎたということ。今回における余力の面でやや不安です。
▲は、十勝産駒特別、前走の2歳A1クラスもギンノダイマオーと少差の2着のメムロボブサップ。この馬はナナカマド賞を制している分、トップハンデを背負いますが、それがどうか?しかし、しぶとい馬ではあるので、ギンノダイマオーよりも先に障害を越える形なら、逆転の可能性はあるでしょう。
あとは△に出走馬中唯一の牝馬で最軽量のヤマサンブラック。この馬は、格下ですがここへ来て障害が良化。一発の可能性はあるでしょう。
他では前々走でインビクタを撃破し、前走でも勝ち馬ギンノダイマオーと少差の3着のアオノブラック。この馬は典型的な差し馬で、有力馬の出方を窺いながら動いて行くタイプ。ただし、今回は前も容易にバテない可能性が高いですから、ここは狙い下げました。
最後に一度目の能検でも障害を越えられずに失格になるなど、デビュー当初から障害がかなり苦手な面を見せてきましたが、ここへ来て障害がまともになったサカノハマナカ。今回は高重量戦だけに普通は厳しいですが、馬券圏内に突入すれば高配当確定ですから、一考してみたいです。正直、資金6000円ならこの馬への配分は50円くらいでもいいですが、仕方がないので奮発します(笑)。
◎6 インビクタ
○1 ギンノダイマオー
▲9 メムロボブサップ
△7 ヤマサンブラック
△4 アオノブラック
△5 サカノハマナカ
馬複
1-6 1400円
6-9 800円
6-7 300円
4-6 400円
5-6 100円
ワイド
1-6 1400円
6-9 800円
6-7 300円
4-6 400円
5-6 100円 計6000円