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今週の見どころ(12/22~12/24)

2018年12月20日(木)

 年末のばんえい十勝は、前半戦22日(土)~24日(振・月)、後半戦27日(木)~29日(土)の変則6日間開催となっています。前半戦の12月23日(日)には、3歳チャンピオン決定戦・ばんえいダービー、後半戦の29日(土)には、2歳シーズン三冠の第二弾・ヤングチャンピオンシップと2つの重賞が組まれています。年末もばんえい競馬で楽しみましょう。

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【第19回開催1日目】
 12月22日(土)のメイン第10レースは、ホワイトクリスマス賞(オープン-1組・19:05発走予定)。次開催に行われるBG1・帯広記念の前哨戦ですが、5頭立ての少頭数で行われます。
 ◎センゴクエースは、2走前のドリームエイジカップでは、障害で膝を折ってしまい見せ場なしの最下位でしたが、前走の師走特別(オープン-1組)では、障害先頭通過から逃げ切る横綱相撲で勝利しており、相手関係を見ても連勝が有望でしょう。
 ○シンザンボーイは、2走前のドリームエイジカップでは見せ場十分の2着に健闘。前走の師走特別(オープン-1組)では、障害を3番手通過から直線伸びずに5着と案外な結果でしたが、このメンバー構成なら巻き返しが濃厚です。
 ▲コウシュハウンカイは、2走前の北見記念では、出走取消明けをものともせず逃げ切って勝利で飾ると、前走の知床賞(オープン混合)でもトップハンデ780キロで逃げ切っています。今回もトップハンデの795キロで最軽量のセイコークインとは60キロ差ありますが、持ち前のスピードで上位争いに加わってきそうです。

【第19回開催2日目】
 12月23日(日)のメイン第10レースは、3歳三冠最終戦、BG1・第47回ばんえいダービー(19:05発走予定)。定量730キロ(牝馬20キロ、セン馬10キロ減)で3歳ナンバーワンの座を争います。3歳二冠目のばんえい菊花賞ではミスタカシマが逃げ切る完勝で、障害で崩れ離された位置から物凄い脚で追い込んできたアアモンドグンシンが2着、障害を2番手で通過したコウシュハレガシーが3着に入っています。
 ◎ミスタカシマは、2走前のばんえい菊花賞で同世代の牡馬、セン馬を退けて勝利すると、前走のばんえいオークスでは、牝馬限定戦とはいえ2着馬に14秒7差をつける圧巻の内容で勝利。重賞では5戦4勝、2着1回と大舞台に強いのも魅力で、変則3歳三冠に大きな期待がかかります。
 相手筆頭はやはり○アアモンドグンシンでしょう。2走前の知床賞(オープン混合)では、障害で膝を折り最下位の10着に沈んでいますが、前走のカトレア特別(オープン-2組混合)では、障害先頭通過後は脚色衰えることなく、後続の追撃を振り切って勝利。障害次第では勝ち負け十分でしょう。
 ▲ジェイコマンダーは、ばんえい菊花賞では障害で手間取り6着に終わりましたが、近2走では早めに障害を通過してから抜け出して連勝を飾っています。障害のかかりも良く、安定しているだけに侮れない存在です。
 △カネサダイマオーは、今年3月のイレネー記念勝利後は大敗が続いていましたが、前走のB1級-5組混合で3着と久々の入着を果たしています。素質は十分あるだけに復活劇に期待です。

【第19回開催3日目】
 12月24日(振・月)のメイン第11レースは、ノエル特別(A1級-1組混合・19:05発走予定)。前走ターコイズ特別(A1級-1組混合)組が多数のメンバー構成。そのターコイズ特別はウンカイタイショウが障害を先頭で通過しましたが、2、3番手で通過したコウリキ、サカノテツワンがこれを交わすと2頭の競り合いになり、コンマ6秒差でサカノテツワンが制しています。
 ◎ウンカイタイショウは、前走では障害先頭通過後に失速して5着。前半で脚を溜められなかったのが原因かもしれません。4走前の能取湖特別(A1級)2着から障害が安定し、掲示板を確保し続けているだけに自分のペースを守って仕掛けることができれば、巻き返しが期待できます。
 ○コウリキは、前走では障害半ばで止まってしまいましたが、コンマ6秒差の接戦を演じており、勝ち馬不在のメンバー構成なら好勝負必至です。
 同4着▲キンメダルは、決め手に欠ける面は否めませんが、近走はどのような展開でも堅実に駆けているだけに連争いは十分可能です。
 同7着△カネゾウは、A1級昇級後は苦戦を強いられてますが、軽馬場巧者で昨年の12月には2着2回と好走。レース当日の馬場状態次第では一発の可能性を秘めています。

今週の見どころ(12/15~12/17)

2018年12月13日(木)

12月16日(日)のメインには、準重賞・レディースカップが組まれています。4歳、5歳、6歳、7歳、8歳以上の各世代から通算収得賞金順で上位の2頭ずつを選抜して争う、牝馬限定のドリームエイジカップともいうべきレース。注目が集まります。

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【第18回開催4日目】
 12月15日(土)のメイン第10レースは、ターコイズ特別(A1級-1組混合・19:05発走予定)
 ◎キンメダルは、前走射手座特別(A1級-1組)では先頭で障害を越えたウンカイタイショウと差のない3番手で通過したものの、直線では徐々に後退し5着に敗れました。しかし、前走の先着馬で出走するのは3着ウンカイタイショウのみ。相手が緩和するだけに6月以来となる勝利に期待がかかります。
 その○ウンカイタイショウは3走前の能取湖特別(A1級)で2着と好走すると、続くトドワラ特別(A1級-1組混合)5着、前走射手座特別(A1級-1組)3着と続けて掲示板内を確保。また近走は障害が安定しており、復調がうかがえるだけにここでも好勝負になるでしょう。
 ▲サカノテツワンは、前走ピヤシリ特別(A2級-1組)を差のない障害2番手通過から押し切って勝利。障害をひと腰で越え、直線でも脚色衰えずに歩き切ったのは好調の証。昇級初戦になりますが、勝って勢いに乗るだけにチャンスは十分にあります。
 △コウリキは、ペルセウス特別(A1級-2組)、能取湖特別(A1級)と4、3走前を連勝。前走ドリームエイジカップでは強敵揃いのなかオレノココロから5秒7差の5着に健闘。障害次第では上位争いに加わりそうです。

【第18回開催5日目】
 12月16日(日)のメイン第10レースは、準重賞・レディースカップ(4歳以上牝馬選抜・19:05発走予定)。過去5回では4歳馬が2勝、3着2回、6歳馬が1勝、2着4回と好成績を残しています。
 4歳馬◎ナカゼンガキタは、2走前の紅バラ賞では5着に敗れましたが、前走A2級-2組混合では障害2番手通過から抜け出して勝利と即反撃に成功。特別戦替わりも問題なく、牝馬限定戦なら連勝に期待です。
 4歳馬○メヂカラは、近4走では、3勝、6着1回と好調。テンに行けないだけに展開には左右されますが、紅バラ賞、クインカップと連勝して勢いに乗っているだけに3連勝のシーンまで。
 6歳馬▲ヤマノホシは、先行力、障害力を兼ね備えており、近6走では掲示板を確保し続けています。8月以来の特別戦となった前走十勝岳特別(B1級-1・2組決勝)では障害先頭通過から4着に粘り込んでいます。展開が向けば、粘り込みには十分警戒が必要です。
 5歳馬△タイキンは、2走前のトドワラ特別(A1級-1組混合)では、障害に手間取り8着と敗れましたが、前走ピヤシリ特別(A2級-1組)では2着と巻き返しています。牝馬限定戦なら侮れない一頭です。

【第18回開催6日目】
 12月17日(月)のメイン第11レースは、カトレア特別(オープン-2組混合・19:05発走予定)
 ここは◎ジェイワンの巻き返しに期待。前走射手座特別(A1級-1組)では苦手の障害をふた腰でまとめたものの、末脚が近走ほど切れずに4着止まり。3走前の霜月特別(オープン混合)では、障害5番手通過から豪快に伸びて1秒5差の2着に食い込んでおり、その再現ができれば十分勝ち負け。
 決め手勝負なら○ゴールデンフウジンも負けていません。前走射手座特別(A1級-1組)では、並の馬にとっては絶望的にも思える離れた障害6番手通過から末脚が炸裂し、1秒4差の2着に追い込んでいます。障害次第ですが、ふた腰までにまとめられればチャンスは大きいでしょう。
 ▲メジロゴーリキは、8月以降の9戦では、障害で転倒した2走前を除けば、3着以内を確保。前走知床賞(オープン混合)でも2着に入っています。障害が安定しており、引き続きの735キロも魅力なだけに連争いに加わります。
 △カネサスペシャルは、前走射手座特別(A1級-1組)では、障害を先頭で通過すると脚色が衰えることなく逃げ切って勝利。着差は1秒4差とわずかでしたがそれ以上に強い内容でした。決め手勝負に持ち込まれると分が悪いですが、大崩れはなさそうです。

今週の見どころ(12/8~12/10)

2018年12月 6日(木)

 今年も残すところ後4週となりましたが、ばんえい競馬はここから更に熱くなります。次開催の前半には、23日(祝・日)にBG1・ばんえいダービー、木、金、土曜日の変則開催となる後半戦には、29日(土)にBG2・ヤングチャンピオンシップが組まれています。また、年明けには2日(水)にBG1・帯広記念、3日(木)にBG1・天馬賞が控えています。今週は重賞こそないですが、9日(日)のメインレースにはオープン戦が組まれており、帯広記念に向けて注目の一戦となりそうです。

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【第18回開催1日目】
 12月8日(土)のメイン第10レースは、冬月特別(B1級-1組・19:05発走予定)
 ◎ヤマトジャパンは、前走B1級-1組では障害をひと腰で越えたものの、直線での脚色が悪くなり8着大敗。しかし、障害が得意なこの馬にとって基礎重量が増える特別戦は歓迎する舞台だけに巻き返し十分でしょう。
 ○イッキフジは、特別戦替わりの前走十勝岳特別(B1級-1・2組決勝)でも3着に好走しており、近走は障害も安定して大崩れなく駆けています。また、前走の決勝戦から相手緩和となるだけに5月以来となる勝利のシーンまでありそうです。
 ▲センリョウボスは、寒い季節に成績を上げてくるタイプで近走は人気以上の結果を残しています。引き続きの特別戦もプラスで前走十勝岳特別(B1級-1・2組決勝)5着からの前進が期待できます。
 △ブラックダンサーは、特別戦替わりは割引が必要ですが、近4走では4戦2勝、2着2回と充実ぶりがうかがえるだけに侮れない存在です。

【第18回開催2日目】
 12月9日(日)のメイン第10レースは、師走特別(オープン-1組・19:05発走予定)。出走馬7頭中6頭は前走ドリームエイジカップ組。ドリームエイジカップではシンザンボーイが障害先頭クリアし、差なく越えたミノルシャープが交わしたがゴール前で失速。オレノココロが2頭を差し切って勝利しています。
 注目は◎シンザンボーイ。近走の充実ぶりは著しく、前走ドリームエイジカップでも2着に健闘。特別戦は出走機会2連勝中と勢い十分だけに首位争い必至です。
 同3着○ミノルシャープは、持ち前の先行力を武器に前走は見せ場十分の内容。障害もそつなくこなすタイプだけに、粘り込みが十分ありそうです。
 ▲マルミゴウカイは、堅実駆けが魅力で前走ドリームエイジカップでも4着を確保。9月の岩見沢記念を最後に勝利から遠ざかっていますが、障害次第では善戦以上が見込めます。
 △センゴクエースは、2走前に続きドリームエイジカップでも障害で膝を折り、8着だったのは不安材料。ただ、負担重量がマイナス20キロと緩和されているだけに注意は必要です。

【第18回開催3日目】
 12月10日(月)のメイン第11レースは、おおいぬ座特別(A2級・19:05発走予定)
 ◎チヨノタカラは、前走A2級-1・2組決勝混合では2番人気で8着と人気に反する結果となりましたが、今季4戦2勝、3着1回と好成績を残している特別戦替わりは大歓迎。加えて近走は障害が安定しているだけに巻き返しが濃厚です。
 ○サクラダイチは、先行力、障害力を武器にA2級に昇級してからここまで9戦して着外はわずか1度のみ。加えて近5走はすべて3着以内と抜群の安定感があるだけに、ここでも大崩れはないでしょう。
 ▲イノリノチカラは、2走前に7月以来となる今季2勝目を挙げています。前走A2級-1・2組決勝混合では5着に敗れていますが、決め手は十分だけに前崩れの展開なら好勝負になるでしょう。
 以下、前走A2級-1・2組決勝混合で勝利し勢いに乗る△ブチオ、決め手勝負に持ち込めば台頭可能の△フクトクまで押さえておきます。
 

ばんえいオークス 予想結果

2018年12月 3日(月)

ミスタカシマが3歳女王の座に

断然人気のミスタカシマがスンナリと障害を先頭で通過すると大きなリードを保っての逃げ切り勝ち。力の違いを見せつけて重賞4勝目になりました。
予想対決はミスタカシマ本命の方が多くも、3着には最低人気のクイーンドリーマーが入り的中者は荘司さんのみという結果になりました。

荘司:馬単3000円的中! 収支+2,400円

【集計】投資額 6,000円×15R=90,000円

 山崎  -23,740円
 荘司  -45,860円
 矢野  -46,870円
 目黒  -47,100円
 斎藤  -81,400円
 須田  -90,000円
---------------------------------------
 紅組  -116,700円
 白組  -218,270円

12/2ばんえいオークス回顧

2018年12月 2日(日)

ミスタカシマが力の違いを見せつける!

 2日(日)は重賞・ばんえいオークス(3歳牝馬オープン)が行われ、単勝1番人気のミスタカシマが優勝。重賞3勝の実力を見せつけ、3歳女王の称号を手にしました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.サンシルクラポピー 29.4
  2.ミスタカシマ 1.2
  3.プランセス 40.9
  4.センリョウバコ 21.1
  5.アフロディーテ 9.3
  6.センショウブルー 42.5
  7.サトクィーン 10.0
  8.カネササクラ 23.8
  9.クイーンドリーマー 53.9
 10.ウィナーキララ 38.3

 牡馬相手のばんえい菊花賞を制したミスタカシマが、圧倒的な1番人気。続く2番人気のアフロディーテが9.3倍、以下はふた桁台のオッズで、ミスタカシマの勝ちっぷりが焦点となりました。

 馬場水分は1.0%でゲートオープン。各馬、第1障害を越えると、相手の出方をうかがいながらレースを進めます。軽快に飛ばしたのはサトクィーン。それを見ながらミスタカシマが追走し、その後ろは横一線で続くかたちで第2障害を迎えました。
 先行したサトクィーンが真っ先に障害に挑みますが、天板付近でヒザを折るなど苦戦。その一方、やや遅れて仕掛けたミスタカシマは抜群の登坂力を発揮。後続各馬が仕掛ける前に障害を下りていきました。
 その後もミスタカシマは他馬を問題にしないレースを展開。ゴール前で若干脚いろが鈍ったものの、止まることなくゴール線を突破し、3歳牝馬の頂点に君臨しました。
 別のレースとなってしまった感のある2着争いは、じっくりためて2番手で下りたアフロディーテがリード。3番手でクリアしたカネササクラが懸命に食い下がりますが、最低人気のクイーンドリーマーが鋭い末脚を繰り出してこれを交わし、さらにゴール前ではアフロディーテに迫る勢い。しかし、結局はアフロディーテが粘り切って2着を確保。1秒2差の3着にはクイーンドリーマーが入りました。

 ここでは力が違った印象のミスタカシマ。若干力の要る馬場を強気に先行し、出走馬の大半がまだ障害下で脚を止めている間に最後の平坦路を迎えるという、圧倒的なレースを演じました。最終的にアフロディーテにつけた着差は14秒7。同世代牝馬での力の差は歴然で、牡馬相手のばんえいダービーでどんなレースを見せるのか、期待は高まるばかりです。
 2着のアフロディーテは、障害でも抜群のかかりを見せ、しまいの粘りも上々でした。ただ、同じくミスタカシマの2着だった黒ユリ賞と同様、相手が強すぎた印象です。現状で逆転を望むのは酷と言えますが、まだ3歳だけに今後の成長を待ちたいところ。
 最低人気のクイーンドリーマーが3着。近況はC級でも苦戦を強いられていましたが、馬場や重量を考えると、パワー勝負になって持ち味が生きそうな印象を受けました。今後も条件がそろえば、好走が期待できそうです。

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鈴木恵介騎手「1番人気だと分かっていたし、この馬の能力も分かっていたので、自信を持って騎乗しました。特にプレッシャーはなかったですが、自分を追い詰めて騎乗しました。一番いい時と比べると今ひとつの状態だと感じましたが、よく頑張ってくれたと思います。牡馬勝りの強い馬ですから、ばんえいダービーも期待できると思います」

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