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12/4ばんえいオークス予想 目黒貴子

2016年12月 3日(土)

10連勝中ラッセルクイン中心

 あっという間の首位陥落。しかも集計が間違っていた旨の記載があり、私の成績は幻だったのかも...(笑)。ということで、今度はいつも通りに地味に当てにいきたいと思う。

 ◎はラッセルクイン。なんと現在10連勝中! なかなかこれはできないことである。初めての重賞挑戦となるとはいえ、この勢いなら充分あっさりがあってもおかしくないだろう。ずっと連対を続ける強敵のヒカルナナヒメにも前走は5kg重い斤量ながら勝っているし、同斤量の今回ももちろん中心となる存在だ。
 その前走、負けたとはいえ、差は2.0秒とほとんどない2着が◯ヒカルナナヒメ。この中間は相当気合の入った調整を行なってきたようだ。ラッセルクインが急激に力をつけてきたのに対し、こちらは早くからオープンを勝つなど、実績もある馬。この戦いはなかなか興味深い。
 この2頭に割って入る可能性が高いのは▲タナボタチャンか。春からこのレースを目標に調整してきたというだけあって、成績も徐々に良くなって、ここ2戦は2、3着と馬券圏内確保。そして注目は馬体重の増加。9月26日のレースでは1000kgを切る999kgだったのが前走は1066kg!。この短期間でこれだけ増やしながらも成績を残せているのは頼もしい。
 そして同じように体重を増やしつつ成績を上げているのが△スギヤマ。まだ900kg台前半だが、クラスが上がっても勝ち負けしている。ここも楽しみだ。あと一頭悩んだが、障害力のあるフジノウンカイ△としたい。初めは上位3頭の3連単ボックスとも思ったが、スギヤマも怖いし、フジノウンカイだって前走だけが不本意で、それまでは安定しているのではずせない。地味に3連複で勝負。

 ◎ラッセルクイン
 ○ヒカルナナヒメ
 ▲タナボタチャン
 △スギヤマ
 △フジノウンカイ

 3連複
 7-2,4,5,6 1000円 計6000

12/4ばんえいオークス予想 須田鷹雄

馬格あるヒカルナナヒメが軸

 夏以降、なにが起きたのかという勢いで連勝を重ねるラッセルクイン。既に格付けでは他の出走馬を超えており、ここでも人気になるだろう。
 ただ、ひとつだけ気になるのが重量の絶対値。定量戦のここは人気になる側にとって有利な条件だが、ラッセルクインは出世が遅れたぶん、重賞経験が無い。重量の経験も前走の635キロが最高で、今回は一気に未知の670キロ。未知の領域に入ることはグレースゴールド(イレネー記念で670キロを経験)以外の全馬にあてはまるのだが、人気になる立場の馬、しかもここ2走馬体が増えるまではそこまで大型とはいえなかった馬だけに、厳しくこの要素を考えなくてはならないだろう。

 軸は、馬格を評価して◎ヒカルナナヒメのほうにする。この馬はこの馬でB3安定勢力だし、スピードとパワー兼備のタイプ。他馬がもたつけば先に下りて押し切りもあると見る。

 馬券は◎軸1頭のマルチ。○が勝つと豪快にガミる可能性があるが、△が絡んだり順番が意外なことになったりという可能性に期待する。

 ◎4ヒカルナナヒメ
 ○7ラッセルクイン
 ▲5タナボタチャン
 ☆6スギヤマ
 △1コウシュハローヤル
 △9グレースゴールド

 3連単軸1頭マルチ
 4→1,5,6,7,9 100円 計6000円

12/4ばんえいオークス予想 矢野吉彦

忘れたころにタナボタチャン

 バンザーイ、バンザーイ、バンザーイ!!! いやぁ、先週のアタリは気持ちよかったですねぇ。こんな快感、久しぶりですよ。今季はこれでもう十分です!
 なんて言ってはいられないのが当情報局の予想。あと4カ月、まだまだ頑張らなきゃいけません。今週はばんえいオークスです。さっそく予想しましょう。

 ここは10連勝中のラッセルクインが人気を集めそうです。でも、8月から始まった好調期間も3カ月を過ぎました。そろそろ一休みしてもおかしくない頃と、勝手に決めつけてしまいます。
 そこで本命にはタナボタチャンを抜てきしました。黒ユリ賞の2着馬ですし、馬格もあります。忘れた頃にやってきて、そういえば重賞連対馬だったか、なんて思うことが過去にけっこうあったじゃないですか? 今回もそうなりゃしないかな、と。
 馬券は、前回の予想で成功を収めた1頭軸3連複流し。相手は印をつけた5頭で、買い目はまたまた10点。1点600円ずつで2匹目のドジョウを狙います。
 2週連続的中なんて大それたことが起きるとは思えないんですけどね。では、今回はこのへんで。

 ◎タナボタチャン
 〇ラッセルクイン
 ▲ヒカルナナヒメ
 △スギヤマ
 △グレースゴールド
 △フジノウンカイ

 3連複1頭軸流し
 5-7,4,6,9,2 600円 計6000円

12/4ばんえいオークス予想 斎藤修

連勝伸ばすかラッセルクイン

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎7ラッセルクイン
 ◯5タナボタチャン
 ▲4ヒカルナナヒメ
 △6スギヤマ
 △2フジノウンカイ
 △1コウシュハローヤル

 3連単1頭軸マルチ
 7→1,2,4,5,6 100円 計6000円

今週の見どころ(12/3~12/5)

2016年12月 2日(金)

 12月4日(日)のメインには、ばんえいオークスが組まれています。定量670キロで行われる3歳女王決定戦。今年は格付の差が小さく、重賞で馬券に絡んだことがあるのはタナボタチャン(黒ユリ賞2着)のみという混戦必至のメンバー構成です。波乱の決着という可能性も十分、ぜひご注目ください。

帯広競馬場でのイベントはこちら

【第17回開催4日目】
 12月3日(土)のメイン第10レースは、十勝岳特別(B1級-1・2組決勝・19:05発走予定)。B1級-1組(11月28日)、B1級-2組(26日)の両予選上位馬による一戦です。
 B1級-2組予選で1番人気・3着の◎ワールドピサに注目します。前開催の五稜郭特別(11月21日・B1級-2・3組決勝)では、逃げ切り寸前でテンカムソウに捕まって、コンマ8秒差での2着惜敗。続く2組予選も、先頭で第2障害を越えたものの、結局、踏ん張れずという結果でしたが、障害の巧みさは特別戦で大きな武器。ここも上位争い必至でしょう。
 五稜郭特別で接戦をモノにした○テンカムソウは、B1級-1組予選では1番人気で4着。連続連対が5で途切れましたが、相変わらず障害はキレています。障害巧者で詰めが甘いというのはワールドピサと同じで、こちらも特別戦で巻き返してくるはず。ただ、今回から特別戦では賞金別定5キロ増となることは多少気になります。
 B1級-1組予選2着▲ホクショウマックスは、10月8日の寒露特別(B1級-1・2組決勝)で競り合いを制しています。こちらは、ゴールまでしっかりと歩けるタイプです。
 △センショウレディーは、五稜郭特別4着、B1級-1組予選3着と勝ち切れない近況。とはいえ、流れに乗れれば差は感じません。

【第17回開催5日目】
 12月4日(日)のメイン第10レースは、重賞・第41回ばんえいオークス(3歳牝馬・19:05発走予定)。B3級2頭、B4級8頭が定量670キロで争います。
 どの馬にもチャンスがありそうですが、注目したいのは◎スギヤマ。700キロ台で出走したこともある小柄な馬体も、ようやく900キロ台に乗った近走では、4戦連続連対中。現在では珍しくなった純血ペルシュロンを父に持つ話題先行の馬が、やっと頭角を現してきた印象。抜群の障害力が武器ですがテンに遅いというこの馬にとって、ペースが落ち着く重賞の舞台は恐らく歓迎。過去5回のこのレースの3着以内馬15頭中8頭が900キロ台の体重だったので、体格的なハンデはあまり気にしなくてもよさそうです。
 常識的に考えれば、定量戦では格付上位馬が有利なはずで、B3級の2頭は外せないところ。○ヒカルナナヒメは、10月2日のオッズパーク杯秋桜賞(3歳オープン)では、のちのばんえい菊花賞馬ツルイテンリュウには完敗だったものの、2歳重賞・ヤングチャンピオンシップの勝ち馬ホクショウディープを差し返して2着と、見せ場十分でした。
 もう1頭のB3級馬▲ラッセルクインは10連勝中の勢いが魅力。前走のB3級-2組戦では、5キロ軽いヒカルナナヒメに残り30メートルで半馬身差まで迫られながら、ゴールまでその差を保ってゴールと充実ぶりをうかがわせます。
 ひと押しがきけば△フジノウンカイ、2歳シーズン女王決定戦・黒ユリ賞で2着と実績上位の△タナボタチャンも押さえておきたいところです。

【第17回開催6日目】
 12月5日(月)のメイン第10レースは、射手座特別(A2級-1・2組決勝混合・19:05発走予定)。A2級-1組混合(11月26日)、A2級-2組(28日)の両予選上位馬による一戦です。
 ◎ホンベツイチバンは、B1級の特別戦(混合戦含む)で、今季5戦して2勝、2、3着各1回の好成績。A2級-1組混合予選は4着でも障害で崩れたわけではありません。今回も引き続きA2級との混合ですが、対戦経験がある馬も多く、特別戦に替わって前進がありそうです。
 ○アオノレクサスは、前々走のオータムカップ(11月20日・A1・A2級決勝混合)では6着でしたが、大外10コースに入り流れに乗れなかったのが敗因。続くA2級-2組予選では、障害2番手クリアから、カツオーカン、イッキフジ(今回はともに回避)とのゴール前での接戦を制し、6月以来の勝ち星をマークしています。マイペースで運べれば、後続の追い上げを振り切るシーンがあるかもしれません。
 ▲コウリキは、A2級-2組予選では障害をふた腰でまとめると4着まで押し上げてきました。今回は同予選の2、3着馬が回避し、相手がやや楽になりました。決め手を生かして上位争いできそうです。
 A2級-1組混合予選を逃げ切った△アサヒリュウセイ、同3着△ファイトガールらはペース次第でここも前残りに警戒が必要でしょう。

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