アアモンドヤマト重賞初制覇!
25日(日)は重賞・はまなす賞(3、4歳オープン)が行われ、単勝4番人気のアアモンドヤマトが優勝。7度目の挑戦で重賞ウイナーの仲間入りを果たしました。
前日は雨の影響で馬場水分が4.0%まで上がりましたが、このレースを迎える時には2.9%まで回復。道中はコマクインが先行して、ホクショウバトル、アアモンドヤマトらが2度3度脚を止めながら、これを追走。キタノタイショウもこの一角で第2障害を迎えました。
ひと呼吸入れて仕掛けたのはコマクイン。ひと腰で軽快にクリアしたのを見て、アアモンドヤマトが動き、さらにひと呼吸おいてホクショウバトルも登坂を開始。ゆうゆうと障害を下りていくコマクインを目標に、アアモンドヤマトが3馬身程度の差で追撃態勢。さらに遅れてフェイ、キタノタイショウ、ジャングルソングが並んで3番手でクリアしました。
コマクインの逃げは快調でしたが、それを上回る脚いろでアアモンドヤマトも迫ります。残り30メートルを切ってさらにアアモンドヤマトが加速すると、20メートル標識では併走状態に持ち込みました。これなら末脚確かなアアモンドヤマトに軍配。一気にコマクインを2馬身突き放してゴールを迎えました。3頭並んだ3着争いは、ジャングルソング、フェイ、キタノタイショウの順で入線しました。
アアモンドヤマトはこれまでばんえい大賞典2着、柏林賞3着と、世代でもトップクラスの実力を示してきました。その実力をタイトルというかたちに昇華させた鋭い決め手は、この馬の代名詞となることでしょう。今後もそのレースぶりに注目です。
藤本匠騎手「本当にまじめな馬。ただ障害で優しく乗ると止まってしまうので、今日は厳しく乗りました。止まったらチャンスがなくなってしまうので。そういった意味では5月に1度乗せてもらっていたのが大きかったです。もし乗っていなかったら、障害が上がらなかったと思います。道中もいい位置で運べたし、前々で障害をクリアできればいい脚を発揮してくれると信じていました。4歳を迎えて、夏場もここまでうまく乗り切ってきていますから、秋が楽しみですね」