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2010年3月 アーカイブ

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3/14イレネー記念予想 山崎エリカ

2010年3月14日(日)

定量戦ならテンマデトドケ

 ばんえい競馬の重賞は残すところあと2戦となりました。重賞レースを含めてここのところ調子がいいので、ラストのばんえい記念まで連続的中させたいです。

 さて、日曜日は2歳(明け3歳)の頂上決戦となるイレネー記念。◎に推したいのはナナカマド賞の勝ち馬であり、目下3連勝中の◎テンマデトドケです。トップハンデを背負わされた昨年暮れのヤングチャンピオンシップは軽馬場だったこともあり、先に障害を下ったホクショウバトル、アウルメンバーに先着を許したものの、定量戦となる今回はやはり有力でしょう。

 ○にはヤングチャンピオンシップの勝ち馬ホクショウバトル。近走はミスタートカチに負けっぱなしですが、ミスタートカチのように積極的な競馬をするタイプは、初めての高重量が堪えスムーズに坂を越えられなかったり、直線で失速する可能性もあるので、高重量戦の今回はホクショウバトルの方を上位に取りました。

 ▲にはヤングチャンピオンシップの4着馬で、3走前と前走の若駒特別では○に先着のトレジャーハンター。障害がスムーズになって基調が上昇しているので、今のトレジャーハンターなら今回のメンバーでも通用する力はあるでしょう。近走の障害力を考えると、高重量戦はプラスに転じると見ました。

 以下△にヤングチャンピオンシップの2着馬で、格下のクラスとはいえ目下2連勝中のアウルメンバー。今回は前走比110㎏の重量を曳きますが、それゆえに◎を負かしに行くような競馬をせず、後方からじっくりと競馬をすると思われるので、障害さえスムーズにまとめれば上位争いには加われるでしょう。

 他ではナナカマド賞の2着馬で、4~5走前では◎を下し、2~3走前には◎の2着に好走しているミスタートカチ。ただ同馬は前述したように積極的な競馬をすると今回の高重量が堪える可能性があり、かといって前走の若駒特別のようにじっくり乗っても直線で切れる脚が使えないので、今回は苦戦する可能性も否定できません。一応買い目には加えましたが、どれか1頭切るなら同馬だと思います。

 ◎テンマデトドケ
 ○ホクショウバトル
 ▲トレジャーハンター
 △アウルメンバー
 △ミスタートカチ

3/14イレネー記念予想 矢野吉彦

2010年3月13日(土)

格上3頭の堅い馬券で

 前回、チャンピオンカップの予想は大変失礼しました。かなりピントのズレた予想になっちゃいましたね。重量差を意識しすぎたのが失敗の原因。深く反省しております。

 さて、2009年度の重賞も残すところあと2つ。今週は今年度にデビューした若駒のチャンピオン決定戦、イレネー記念です。
 出走馬9頭中、8頭が牡馬。どの馬にとっても初の高重量となる670㎏(牝馬は650kg)のソリを曳きます。ということは、格(クラス)と馬格(馬体重)で予想すればいいんじゃないですか?
 で、中心は当然ながらテンマデトドケ。これはしょうがないですよ。メンバー中最多の10勝を挙げ、牡馬同士は同重量だった重賞・ナナカマド賞を制覇。獲得賞金もナンバーワン。馬体重も前走で1100㎏近くまで増えてきました。よほど強引なレースをしない限り、アッサリ勝っちゃうと思います。この馬を負かしにいったら、負かしにいったほうがどこにもいなくなっちゃう、なんて他馬の騎手が考えてくれれば、もう楽勝でしょう。
 まぁここは2着探しと割り切ります。テンマデトドケを頭にした馬単では高配当は望めないので、相手を絞らなきゃいけません。筆頭格は、1月17日にテンマデトドケを破り、その後の3戦で同馬の2、2、4着に敗れているミスタートカチ。でも、この馬を選んだら、もう1頭くらいしか買えないですね。その1頭は......、ホクショウバトルにしておきます。つまり、格上3頭で決まり、ってことです。私らしからぬ堅い馬券ですが、どうかご勘弁を!
 荒れそうなレースはほかにいくらでもあるわけですから、ここで無理やり穴狙いをしなくてもいいでしょう? でも、1頭ものすごく堅そうに見える馬がいて、それがコケたときに、大万馬券が飛び出すものなんですけどね。では、今回はこのへんで。

3/14イレネー記念予想 斎藤修

テンマデトドケが断然

 ◎テンマデトドケ
 ○ホクショウバトル
 ▲ミスタートカチ
 △アウルメンバー
 △ミタコトナイ

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

3/14イレネー記念プレビュー

2010年3月12日(金)

 3月14日(日)のメインは第41回イレネー記念。明け3歳世代三冠の最終戦で、定量670キロ(牝馬20キロ減)で争われます。
 断然の中心はテンマデトドケ。一冠目・ナナカマド賞で勝利。その後は、他馬より重い負担重量との戦いでしたが、二冠目・ヤングチャンピオンシップ3着をはじめ馬券圏内を一度も外していません。特に近3戦はすべて勝利で飾っています。それほど切れるタイプではありませんが、それを抜群の勝負根性で補うこの馬らしい戦いぶりが光ります。定量戦の今回は負けられないところでしょう。
 ミスタートカチはナナカマド賞でコンマ8秒差2着をはじめ、テンマデトドケとはそれほど差のない戦いを演じています。持ち味は障害力で、先に第2障害を越えることが勝利への必要最低条件です。
 前走若駒特別(3歳オープン)でテンマデトドケの2着だったのがミタコトナイ。先に第2障害を越えた他馬が続々脱落するなか、最後までしっかり600キロを運び切った走りからはパワーを感じさせました。
 ホクショウバトルは、ヤングチャンピオンシップ(馬場水分6.1%)ではテンマデトドケと10キロ差で勝利しています。定量戦は不利ですが、もし馬場が軽くなるようなら注目できそうです。
 アウルメンバーはヤングチャンピオンシップで2着と健闘。近2走は3歳A-2、A-2・3ながら連勝中と勢いのある1頭です。

出走表はこちら

【参考レース】

9/27 ナナカマド賞(勝ち馬:テンマデトドケ)
12/30 ヤングチャンピオンシップ(勝ち馬:ホクショウバトル)
2/28 若駒特別(勝ち馬:テンマデトドケ)

※映像はこちら。またこれらを含めた2カ月前までの映像はすべてオッズパークにてご覧いただけます。

今週の見どころ(3/13~3/15)

 3月14日(日)のメインには明け3歳世代のナンバー1決定戦・イレネー記念が行われます。昨年度はこのレースの上位3頭が、のちに、同じ定量戦のばんえい菊花賞、ばんえいダービーでも1~3着を独占。3歳三冠戦線を展望する意味でも見逃せないレースといえそうです。

 3月13日(土)のメイン第11レースはたちばな賞(4歳以上牝馬オープン・16:50発走予定)。10頭中9頭が1月31日に行われた重賞・ヒロインズカップの出走馬です。
 注目したいのは最軽量710キロで出走できるワタシハスゴイ。ヒロインズカップでは、障害巧者ぶりを発揮し初の760キロを克服。勝ったエンジュオウカンには離されたものの、しぶとく2着に粘り込みました。
 同5着トカチプリティーは、780キロが重かったかもしれません。今回730キロと軽くなることで上がり目が見込めそうな1頭です。
 エンジュオウカン(740キロ)は、ヒロインズカップで、ワタシハスゴイと10キロ差だったのが、今回30キロ差に広がるのは不利。底力に期待です。
 同4着フクイズミはトップハンデ750キロは問題ないものの、牝馬限定戦で結果が出ていないのが気になります。

 3月14日(日)のメイン第11レースは第41回イレネー記念(16:55発走予定)です。このレースは別掲のイレネー記念プレビューをご覧ください。

 3月15日(月)のメイン第11レースはとかち白鳥特別(270万円未満・16:55発走予定)です。
 スマイルダンスは前走ひな祭り特別が270万円未満特別への初挑戦でしたが、2着に健闘しました。慣れない負担重量を課せられた反動が気になりますが、前走の勝ち馬が不在の今回は勝利で飾りたいところです。
 ホリセンショウは同じ前走でスマイルダンスに続く3着。持ち味である持続力ある末脚を駆使し、コンマ9秒差まで詰め寄りました。すでにこのクラスの特別勝ちもあり、展開次第で逆転も十分でしょう。
 目下6戦連続連対と地力強化中のキタノドリーマーや、久々の特別挑戦でも安定感魅力のコトブキライアンも有力でしょう。

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